池上彰のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
若者の失業率が50%の北西アフリカでは有力な就職先が武装組織。失うものが命以外何もないという悲しい現実。民主化しても原理主義ばかりが伸長するジレンマ。シェールガス革命でアメリカが中東から原油を輸入する必要がなくなればホルムズ海峡に第五艦隊を置く理由もなくなるという脅威。などなど。知らないことだらけ。大恥をかくところであった。日本のことさえ知らない。円安は石油、石炭の輸入が激増し貿易赤字が進み円をドルに換える動きが進行した結果。円安の立役者はアベノミクスでも金融緩和でもなく貿易赤字。いわば今の円安は悪い円安。競争力を失った産業も円安で一息つけるにしても活力が蘇るわけではない。大企業優先の経済政策で国民の生活が二極化している韓国だが、最近勢いを失い二重経済構造が大きな火種となって燻り始めている。日本も同じ道を進もうとしているのでは。一抹の不安を感じた。
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Posted by ブクログ
ネタバレ10年以上前に話題になった『世界がもし100人の村だったら』と池上彰さんが、日本バージョンにした著書。
いろんな立場にある人や状況を、100人の村の中で起きることとしてわかりやすく書かれていた。
日本は恵まれている、自分は恵まれている、恵まれていない人たち、今日、今を生きることさえままならない人もたくさんいるってことを改めて再認識させられた。
日本は殺人などの凶悪犯罪が激減しているにもかかわらず、体感する治安は悪くなっている。
それは昔はローカルニュースだった地方の殺人事件も全国に配信されるようになったから。また、連日それについて詳しく掘り下げていく報道をするので、体感として治安が悪いと感じるらしい。
考えさせられる内容はたくさんあったけど、なぜかそんなに響くものはなかった。
それは、数字のマジックを使えば、自分の考え方とか、伝えたいことに都合がいいように、比較の仕方を変えれば、統計でどうにでもなるって感じるからかな。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ統計元も載っているので関連することが知りたい場合、自分で調べられるINDEXのように使える。
◎気になった数字メモ
・個人負担の教育費の高さは3位
(1位韓国、2位USA)
・公的教育費はOECD加盟国中27位
・けれど常に学習到達度テストで上位
・日本の失業率の計算方法は欧米と違うので、6%前後だが、
同じ計算方法にすると10%超える
・GDPに占める国民一人当たりの医療費は先進国で最低
2008年の医療費34兆円 1.5倍になってやっとOECDの平均弱
→けれどWHOによると日本の医療制度は世界一
・乳幼児死亡率が先進国で最悪
→集中治療室の未整備などで
・凶悪犯罪は10万人あたり件数でいうと50年前の半分
→体感治安は悪くなっている
・戦前の少年犯罪を調べた書籍があり(2007)それによると
件数も多いし、現代がやたらと凶悪になったわけではない
・水産物自給率 1979年100% 現在60% -
Posted by ブクログ
池上彰さんの情報収集術についての本。
2004年出版なのでiPhoneの無い時代だが、池上さんにとってはそもそも関係の無いことだろう。
基本的にはアナログ中心で、記事を切り抜いてスクラップしたりといったことが書かれている。
スクラップは有用な方法だと思うが、時間対効果で推測すると、手を出しづらい。
人から情報を聞き出すときには、適切な頷きと教えを請う姿勢が大事だと書かれている。
これは営業の仕事にとっても通ずることだろう。
さっそく意識して実践してみたい。
池上彰さんのニュース解説本はとてもわかりやすいが、情報収集術に関しては、デジタル志向の私とは若干異なるアプローチであった。 -
Posted by ブクログ
p-7「倒産保険」
「クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)という企業倒産の損害を補償する保険があり、AIG等が倒産すると支払いが増える」
p-9「金融安定化法案」
「2008.9.29金融機関が保有する不良資産を公的資金で買い取る法案が否決⇒株価暴落
2008.10.3法案を修正して成立⇒手遅れ」
p-12「CP買い取り」
「日銀が企業から直接CP(安全でない資産)を買うのは極めて異例」
p-29「ペイオフ」
「1971年からペイオフあったが、1990年代のバブル時に注目され、1996年にペイオフ凍結。2002年からペイオフ解禁し始めたが未だ一部凍結中」
p-40「日銀の役割」
「銀行間の金のやりとり」
p-44「金利誘導」
「いまは公定歩合でなくオペレーション」
p-73「日銀引き受け禁止」
「戦後、戦時中のインフレの苦い体験から政府が発行した国債を直接買うことを禁止⇒市場に出回ったもののみ買える」
p-98「金利調節」
「公定歩合をいじり、一斉に変えるのは自由化に反する。市場原理に基づいて金利が動くように国債の売り買い(オペレーション)により金融機関の現金量を調整し、銀行間の無担保コール翌日物レートを誘導し、金利を調節」
p-103「基準貸付利率」
「公定歩合は基準貸付利率と名を変えた。日銀は国債などを担保に自動的に金融機関に資金を貸し出す。この基準貸付利率はコールレートより高いと借りるところはない。よってコールレートの上限という意味合いのものである」
p-107「当座預金に金利」
「日銀にある各金融機関の当座預金(準備預金を超えた部分)に金利を付けた。これによりこの金利以下に下がることはない←他者に貸すより日銀に預けた方が金利がいいから」
p-173「持ち合い株」
「2002.9銀行と企業の持ち合い株を日銀が買い取った。←禁じ手。このような不安定な資産を買うと、円の信用がくずれる」
p-185「日銀レポート」
「”日銀短観”は年4回、企業の感覚
”金融経済月報”毎月独自の調査を発表、率直な意見を出す
”展望リポート”4,10月の年2回様々な指数の予測を9人の政策委員が報告し、最大、最小を除き平均を集計
”さくらレポート”年4回9つの地域の現場の息遣いを報告」
p-204「連邦準備銀行」
「アメリカの中央銀行、連銀(地区連銀)は各地に12行ある」
p-209「FRB」
「金利水準を決める連銀のまとめ役、FRB(連邦準備制度理事会)」
p-223「バンコール」
「ケインズが主張した国際通貨」
p-226「為替介入」
「最近は効果がないと考えられ、日銀の介入はしてない」
p-230「通貨スワップ」
「ヘッジファンドのカラ売りに対応するため、各国の通貨とドルを変換する取り決めがある」