池上彰のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
知の巨人2人のロシア分析対談集。ウクライナ戦争の薄っぺらで、上っ面だけ舐めてるメディア報道に冷や水を浴びせる評論に、改めて蒙を啓かれた。佐藤氏のロシア関係評論はほぼ読んでるので新味がない箇所もあるが、2章の7本の論文・演説からプーチンの思考回路を読み解く150頁強は必読箇所だ。プーチンばかりでなくロシアとしての歴史的経緯からの思考回路とウクライナとの関係性が、驚くほどよくわかる。戦争が一日でも早く終結するためには、当事国の偏見のない分析が絶対的に必要で、その分析に基づく落としどころをいち早く提案できる被爆国・日本であってほしいものだ。そのためには、佐藤氏のような超一流のロシア通が育つことが急務。
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Posted by ブクログ
・すぐに役立つことは、世の中に出て、すぐに役に立たなくなる。すぐに役立つことが、実は長い目で見ると役に立つ。
・ユダヤ教、キリスト教、イスラム教という一神教は砂漠から生まれた宗教。厳しい自然環境だから神を信じた。日本は、八百万の神と言って自然のありとあらゆるところに神様がいる。山そのものを御神体にする神社もある。自然豊かだからこそ、多神教になった。インドは、環境は厳しい(暑くて多くの生き物がすぐ死ぬ)が自然が豊かなため輪廻転生という発想が生まれた。
・宗教紛争の本質は、土地や資源の争い権力闘争などがある。ユダヤ人が元々住んでいたパレスチナに王国を建てようとして、現在住んでいるアラブ人たちと紛争をしたり。
・地動説を唱えたガリレオ(コペルニクスはもっと前から唱えてた)がキリスト教宗教裁判にかけられ地動説を捨てるように命じられた。競技に反するため。
・地球最古の生命は海で誕生した。その痕跡として、人間の体内の60%は水分でその塩分濃度は、太古の海水の濃度と同じ。
・花粉症は元々、吸血ダニから守る免疫システムの名残り。
・夜になるとメラトニンが分泌されるため眠くなる。
メラトニンは、外界から受ける光に応じて分泌量が変わる。また、メラトニンは、がん細胞の増殖を抑制する働きもある。そのため、メラトニンが分泌しにくい環境(夜でも照明などで明るい)とがんにかかりやすい。
・抗生物質は、細菌の細胞壁を壊すが人間の細胞は細胞壁がないから壊れない。そのため、細胞壁を持たないウイルスは抗生物質では対処できない。インフルエンザで高熱が続くと体が弱り他の細菌に感染してしまうかもしれないから抗生物質を出す。抗生物質のふくようは、あくまで細菌の感染から身を守るものであり、インフルエンザそのものに対しては効果なし。
・中世では、ペストが大流行しヨーロッパの人口の三分の一が志望した。そのため生き残った農民は貴重な労働力となったため、農民は領主に強い要求を主張するようになり農奴解放につながった。
・ヨーロッパのコロンブスがにしに行けばインドに行き当たると考えていたため、北米の人々をインディアンと呼んだ。
・日本の植民地化であった朝鮮半島。日本が戦争に負けた後、ソ連とアメリカが北朝鮮に入った。それまでソ連軍と共にしていた金日成を北朝鮮に連れて行き北朝鮮とした。つまりソ連の思惑で国が作られたが、このコンプレックスを跳ね除けるために、日本に抵抗して国を作ったとしている。
上海に臨時政府があった。その初代大統領が李承晩である。終戦後アメリカに連れて来られる形で韓国にやってきた。
・中華人民共和国は、国共合作で日本軍の侵略に抵抗した。しかし、その戦いは主に国民党と日本軍の戦いで、そこで弱った国民党を共産党(毛沢東)がソ連からの援助を受け倒し中華人民共和国ができた。
国民の投票によって選ばれたという正当性はない。
正当性を持たせるために、共産党は日本軍からの侵略から国民を解放したとした。
日中関係は実は、中国国内の問題。共産党の支持が揺らぐと日本の侵略から守ったのは共産党だという反日キャンペーンをするため。
台湾は一時、民進党政権だったが、現在は国民党政権。台湾を中国に巻き込むために、国民党が日本軍と正面から戦ったという事実が認められつつある。
戦後、中国は賠償金はいらないといい、日本はODAとして莫大な援助を続けてきた。
韓国に対しては、1965年日韓基本条約後、賠償金でなく経済協力、独立祝金として莫大なお金を渡した。 -
Posted by ブクログ
ネタバレインドに行って色々なことが気になり読んだ。
何よりトイレが綺麗なことに驚いたから、それについて書かれててびっくりした。笑
経済が豊かになると少子高齢化が進む
ITが進んだ理由として、ITにはカーストが存在しないから、みんなが目指しやすい
インドのトイレが綺麗だったのは、モディ首相が改革を進めたから
インドは全ての宗教に尊厳を持っている
信じている宗教がない=神様を信じていないということは、神も恐れぬ行為に出るのではないかと思われるため
低カースト優先枠が大学や公務員に存在する。その反感も起きている。しかしそれは差別がひどく、同じ道も通ることさえ許されない歴史があったから -
Posted by ブクログ
ネタバレ「この人がこんな本出してる!」と気になった『池上彰と考える 「死」とは何だろう』(池上彰)。
【死】に関する本を読むなんて今回が初めてです。
読んでる本や雑誌の中に「出てきた!」っていう事はありますが。
宗教じみた書き方をした本が嫌で、
「このタイトルはアブナイだろうアンテナ」を常に張り巡らせ、
万が一、内容的にそれに当たってしまった時はパチーンと閉じて何事もなかったかのように戻します。
しかし、今までテレビで著者を見て、説明を聞いてきた感じでは
「この人はそういう人じゃなさそう」と思ったので、
「よし、読んでみよう!」と。
読んでみて、
主に以下4点でめくる手が止まらなくなり、メモまでしちゃいました…。
◆細胞の自発的な死=アポトーシス
→ 「種の絶滅を防ぐために生まれた」というスケールのデカさにびっくり。
◆各国のお葬式事情
→どれを読んでもあらゆる意味で「えええ」
◆スティーブ・ジョブズの死生観スピーチ
→ 「もし今日が最後の日だとしても、今からやろうとしていたことをするだろうか。「違う」という答えが何日も続くようなら、ちょっと生き方を見直せ。」という言葉がいろんな意味でグサッ。
◆東日本大地震での「あいまいな喪失」に関する取材。
→「遺族に対するケアとは何か」の例をいくつか知れましたが、それを考えるよりも読みながら泣いている時の方が長かった気がする。
…と、こんな感じです。
「知れて面白い」「悲しいけれど、無知から一歩離れられて良かった」が混在していて、複雑なキモチです。
しかし「この本を取ってよかった」とは思ってます。