池上彰のレビュー一覧

  • 学校では教えない「社会人のための現代史」 池上彰教授の東工大講義 国際篇

    Posted by ブクログ

    そうだったのか!現代史に近い内容。池上氏は学校の勉強で現代史が疎かになりがちな理由として、歴史的解釈が定まっていないことを挙げているが、この本にまとまっている内容は一つの学問として高校生くらいから教えてもいい内容だと思う。第二次世界大戦後の世界の動きと、今起こっていることとの繋がりが非常によくわかると思う。

    0
    2024年01月08日
  • 働く君に伝えたい「本物の教養」 池上彰の行動経済学入門

    Posted by ブクログ

    行動経済学の基礎的な情報をわかりやすく網羅的に教えてくれるので、経済学初心者でもとても面白く読めた。
    自分の生活で何気なく流れているコマーシャルやお店のメニュー、商品の陳列、公共施設など、様々なシーンで行動経済学が組み込まれていることを改めて認識でき、こうした理論の存在を知っておくことで、最良の行動を取る助けになるなと思いました!

    0
    2024年01月08日
  • プーチンの10年戦争

    Posted by ブクログ

    ロシアに関することは佐藤優さんに聞くのが一番信用できると思っている。
    ウクライナ戦争については、いろんな人が様々な意見を述べているが、佐藤優さんの意見はメディアでは聞かない。
    最近ではマスコミがイスラエル戦争の報道に一斉にシフトしてしまい、ウクライナ情勢は報じられなくなっている。

    なぜウクライナ戦争が起こっているのか一度理解を深めようと思っていた。
    ロシアとの関係については、日本では北方領土問題が永続的に未解決のままで進展はない。
    中国と香港の関係はご存じのとおりだし、中国と台湾の関係はロシアとクリミア半島の関係に似ていると感じていた。
    だが、本書を読んで、日本とロシアの北方領土問題、中国と

    0
    2024年01月06日
  • 世界を変えた10冊の本

    Posted by ブクログ

    私が学生の時には日本史選択をしたため、世界史の知識というのはほとんどない中で、この本はとても世界史の宗教問題を知るための良書となりました。
    特に本を紹介する順番が素晴らしいと思いました。一番最初には「アンネの日記」から始まり「聖書」「コーラン」という順番です。
    勿論宗教に寄りすぎではないかという意見もあると思いますが、世界を震撼させるものというのは宗教以外無いものなのかもしれませんね。そう感じました。

    0
    2024年01月06日
  • 池上彰の 君と考える戦争のない未来

    Posted by ブクログ

    『戦争犯罪』とはなにか?
    もともと戦争が犯罪じゃん??
    そんな疑問を持った方は多いのではないでしょうか??今起きていることと一緒に、疑問を解決できました!
    小学生にもおすすめ?

    0
    2024年01月06日
  • 社会に出るあなたに伝えたい なぜ、いま思考力が必要なのか?

    Posted by ブクログ

     シリーズ前作の読解力も読んだが、今作も良かった。無知の知を自覚して、不安な時に他者を叩いたり引きずり降ろすことによって安心を得るのではなく、自分の頭で論理的に考える力を持つのが大事。特にコロナ禍で思考力の重要性が浮き彫りになったと述べておられるが正にその通り。
     また、真実は神のみぞ知るもので人間は真実を知り得ない。自分なりに事実を集め、「真実の近似値」を描き出す、という記述が特に印象に残った。問題そのものや前提条件を疑い、試行錯誤しながら考える力を身につけられるよう努力し、子どもにもその重要性を教えていきたい。

    0
    2023年12月29日
  • そうだったのか! 現代史

    Posted by ブクログ

    以下のテーマについてどの程度知っていて、どの程度話せるでしょうか。


    湾岸戦争


    スターリン


    朝鮮戦争


    キューバ危機


    文化大革命


    毛沢東


    ベトナム戦争


    ベルリンの壁崩壊


    ポルポト


    言葉は聞いたことがあるけれどどうことかはいまいち・・・と言う方におすすめです。


    当時の社会、世界情勢と為政者の思想、行動が分かりやすく解説されています。


    「そうだったのか。」「知らなかった。」と感じることがたくさんありました。


    冷戦時、共産圏のことは「鉄のカーテン」「竹のカーテン」と呼ばれ、どのようなことが行われているか、西側諸国にはほとんど知られていませんでした。

    0
    2023年12月25日
  • 聖書がわかれば世界が見える

    Posted by ブクログ

    聖書を軸に、時系列でユダヤ教、キリスト教、イスラム教の成り立ちと聖書との関係が説明されてあり、また互いが互いをどのようにみているかも触れてあり、関係性の全体像がとてもわかりやすかったです。
    また、今の世界情勢との関連も触れていて、親しみやすい内容でした。

    聖書にまつわるよく聞く表現・言葉についても解説されていて、「あーそういうことだったんだ!」と思うところがたくさん。そして途中途中ではさまれる、著者の池上さんのツッコミも(ごもっとも!という感じで)周辺雑学も面白く、楽しく読めました。

    ユダヤ教、キリスト教、イスラム教と聖書についてのとても良い超入門書だと思いました。

    0
    2023年12月24日
  • 聖書がわかれば世界が見える

    Posted by ブクログ

    とてもわかりやすい本だった。聖書の解説だけではなく、聖書のこの部分が、世界にこういう影響をもたらしたなど、タメになることがわかりやすく書いてあった。聖書のストーリーもとても面白かった。聖書は世界で一番読まれている本だが、日本では読んだことがない人が多いと思うので、チャレンジしやすいこの本で、ぜひ読んで見て欲しいです。

    0
    2023年12月19日
  • おとなの教養 私たちはどこから来て、どこへ行くのか?

    Posted by ブクログ

    人間や歴史を内外からの視点で観察することで、たくさんの学びを得ることができました!リベラルアーツを明快に学ぶことができる本です。

    0
    2023年12月15日
  • 世界史を変えたスパイたち

    Posted by ブクログ

    世界の平和が、世界のパワーバランスに委ねられている。そこにスパイが暗躍する。世界の警察と教えられてきた米国も然り。ソ連、今のロシアはもとより中国も。世界の中で一流のスパイ組織を持つ国である英国も然り。イスラエルとアラブ諸国の関係は、大国の利害と疑心がより大きな犠牲を招いた。ウクライナもチェチェンも大国ロシアの保身。
    日本がアメリカにくっついているだけではいつか世界の大きな渦に巻き込まれる。スパイ天国と言われる日本だからこそ、平和の仲介役になれたらと期待したい。そうでないと、世界が破滅の道に進んでしまう。
    この本で書かれているよりももっといろいろな葛藤があり、平和を願う気持ちもあったはずと思いた

    0
    2023年12月07日
  • 池上彰の世界の見方 中国・香港・台湾

    Posted by ブクログ

    中国、中国人に対する偏見を改められる本だった。
    中国人はうるさいとか、マナーが悪いとか思っていたが、貧しい国が急に豊かになるとマナーがついてこず、そうなる。それはかつての日本人もそうだった。そんな時代があったことを初めて知った。
    また、共産党の独裁政権の怖さも改めて知った。民主主義や発言の自由って恵まれているんだなと思った。そうである国に生まれたから当たり前と思っていたけど、そうでない国もあるんだなぁ。
    反日の背景も詳しく説明されていて、本当は中国の人も反日じゃない人もたくさんいるんだろうなと思った。
    反中の説明はあまりなかったけど、そういう報道がされるから、そして中国のことをあまり知らないか

    0
    2023年12月04日
  • 池上彰が大切にしている タテの想像力とヨコの想像力

    Posted by ブクログ

    今の日本は想像力を失っていると警鐘を鳴らす内容である。

    【概要】
    ●想像力の必要性
    ●日本が想像力を伸ばしにくい理由
    ●ユーラシア・グループによる未来予測
    ●ヨコの想像力とタテの想像力
    ●AI時代の想像力の使い方
    ●想像力を養うための対話・体験・視点のポイント
    ●著者の未来予測

    【感想】
    ●自分で考える人が減ってきている世の中において、想像力を発揮するためにはどうすればよいか具体的にわかりやすく書かれている。
    ●組織の中でも個に閉じこもりがちな人を多く見かけるが、本書を読むことによって、ヨコの想像力を活かさなければ組織に必要なアイデアは生まれないことがわかる。また、タテの想像力を活かさなけ

    0
    2023年12月03日
  • 聖書がわかれば世界が見える

    Posted by ブクログ

    聖書の感想としては小説とビジネス書の内容を掛け合わせた世界的超ベストセラー。

    たしかに良いことも書いてあり、現在でも通ずる内容もあるが、やはりキリストや神といった非科学的でスピリチュアルな前提があるため、信仰するという気持ちはまるで理解ができない。

    妄信的という言葉通り、聖書を100%信じているような価値観には恐怖すら感じ、紛争がなくならい理由も納得。

    日本には様々な宗教観が入り乱れているため、聖書に関してしっかりとした知識は自ら学ぼうと思わないと一生知る由がないため、この本は有用だと思う。

    少なくとも世界を牛耳る欧米諸国は、この聖書の価値観が根底にあるため世界経済、情勢を知り自身の見

    0
    2023年12月02日
  • 聖書がわかれば世界が見える

    Posted by ブクログ

    教養として聖書について知りたかったので読んだ。前半の旧約聖書、新約聖書の解説は、簡単ながら現代との繋がりもわかりやすく説明されておりタメになった。知らなかったことも多かった。後半はキリスト教の歴史で個人的にはあまり興味がなかったが、ロシアの歴史やローマの歴史も学べた。高校の時の世界史の授業を思い出した。あの時もっと理解できていればな…全体的にキリスト教がいかに現代のキリスト教の国々に関わっているか概要を知るために便利な本。

    0
    2023年11月26日
  • 池上彰の世界の見方 フランス ~うるわしの国の栄光と苦悩~

    Posted by ブクログ

    2023/11/21
    ヨーロッパを引っ張るリーダー的存在で非常に力を持っている国、というイメージをフランスに対して持っていたので、フランスの歴史に関する部分やフランスの教育、現在の国を形作る上での根幹となる人々の考え方について新しく知ることができました。
    ドイツやイギリスなどヨーロッパの大国と国境を接していたり近かったりすることで争いにも多く直面してきたフランス。
    また、人権に対しての意識がとても高いことや、人々の行動の根にあるのはフランス革命で王政を倒して政治を変えたという国民全体の成功体験が今につながっている部分もたくさんあるということを知れました。
    フランスについてよく分からなくても、一

    0
    2023年11月21日
  • 池上彰の世界の見方 中東~混迷の本当の理由~

    Posted by ブクログ

    いまの中東の戦争の背景を知りたいと思い購入。
    中東は複雑すぎて何回同じことを学んでもあんまり覚えられないのですが、安定のわかりやすさですぐに読めた。
    中東戦争の背景だけでなく、自分が生まれる前のロシアのアフガニスタン侵攻、湾岸戦争やイラク戦争、9.11、イスラム国誕生、シリア内乱なども知ることができて本当に読んでよかった。イスラム教や石油問題、難民問題についても取り上げている。
    無知はテロに屈すること。その通りだ。こういう社会問題や歴史に興味を持って学ぶ人が増えてほしい。そうすればもっと平和な世の中になるんじゃないか?

    0
    2023年11月21日
  • これが日本の正体!~池上彰への42の質問

    Posted by ブクログ


    日本に住んでいるなら、知っておくべき内容。知れば知るほど、日本を良くするためには政治を変える必要があると思った。

    政治家に利益が行くようになっており、嘘も許される。批判したキャスターは降格させられる。外交のため、人権問題は蔑ろ。核兵器に関しては宙ぶらりん。夫婦別姓に関しては、自民党保守派の非論理的な理由で通らない。

    このように、書けば書くほど悲しくなる。しかし、声を上げなければ変わらない。
    タイムリーな日本の制度や成り立ちの仕組みも学べるので、一度は見てほしい本。

    0
    2023年11月21日
  • 学び続ける力

    Posted by ブクログ

    715

    池上彰
    1950年、長野県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、1973年、NHK入局。2005年まで三二年間、報道記者として、さまざまな事件、災害、消費者問題、教育問題などを担当する。1994年から一一年間は「週刊こどもニュース」のお父さん役を務めた。現在は、フリージャーナリストとして多方面で活躍中。2012年より、東京工業大学リベラルアーツセンター教授

    本好きというのは、そういうもの。文芸評論家の斎藤美奈子さんの講演を聴いたときのこと。「本好きというのは、手元に読む本がないまま時間が空いてしまうのが恐怖。いつも何冊か手元に 本を持ち歩くもの」という話に、わが意を得たり、と思いまし

    0
    2023年11月15日
  • 僕らの未来が変わる お金と生き方の教室 君が君らしく生きるために伝えておきたいこと

    Posted by ブクログ

    【結論】
    お金の「全体」の勉強をしたい人はこの本を手に取るべき!中高生向けと書いてあるが大人用の本でもあると思う。
    今年読んでよかった本上位に入る。

    【感想】
    本書はお金の歴史から始まり、お金の意味や投資、保険などなど現代社会を生きていくために必要なお金のことが詳しく、そして分かりやすく説明されている。
    値段も他のビジネス本と比べると高く分厚いため読む前は少し躊躇うが読み始めると最初から最後まで自分の無知さを痛感させられる本だった。

    5時間ぐらいの「お金の講習」をイラストを使用して書籍化したレベルでたくさんの内容が書いてある。
    来年のお正月、自分の親戚のお子さんにプレゼントしたい。

    0
    2023年11月12日