池上彰のレビュー一覧
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ロシアに関することは佐藤優さんに聞くのが一番信用できると思っている。
ウクライナ戦争については、いろんな人が様々な意見を述べているが、佐藤優さんの意見はメディアでは聞かない。
最近ではマスコミがイスラエル戦争の報道に一斉にシフトしてしまい、ウクライナ情勢は報じられなくなっている。
なぜウクライナ戦争が起こっているのか一度理解を深めようと思っていた。
ロシアとの関係については、日本では北方領土問題が永続的に未解決のままで進展はない。
中国と香港の関係はご存じのとおりだし、中国と台湾の関係はロシアとクリミア半島の関係に似ていると感じていた。
だが、本書を読んで、日本とロシアの北方領土問題、中国と -
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以下のテーマについてどの程度知っていて、どの程度話せるでしょうか。
湾岸戦争
スターリン
朝鮮戦争
キューバ危機
文化大革命
毛沢東
ベトナム戦争
ベルリンの壁崩壊
ポルポト
言葉は聞いたことがあるけれどどうことかはいまいち・・・と言う方におすすめです。
当時の社会、世界情勢と為政者の思想、行動が分かりやすく解説されています。
「そうだったのか。」「知らなかった。」と感じることがたくさんありました。
冷戦時、共産圏のことは「鉄のカーテン」「竹のカーテン」と呼ばれ、どのようなことが行われているか、西側諸国にはほとんど知られていませんでした。
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Posted by ブクログ
聖書を軸に、時系列でユダヤ教、キリスト教、イスラム教の成り立ちと聖書との関係が説明されてあり、また互いが互いをどのようにみているかも触れてあり、関係性の全体像がとてもわかりやすかったです。
また、今の世界情勢との関連も触れていて、親しみやすい内容でした。
聖書にまつわるよく聞く表現・言葉についても解説されていて、「あーそういうことだったんだ!」と思うところがたくさん。そして途中途中ではさまれる、著者の池上さんのツッコミも(ごもっとも!という感じで)周辺雑学も面白く、楽しく読めました。
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教と聖書についてのとても良い超入門書だと思いました。 -
- カート
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試し読み
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世界の平和が、世界のパワーバランスに委ねられている。そこにスパイが暗躍する。世界の警察と教えられてきた米国も然り。ソ連、今のロシアはもとより中国も。世界の中で一流のスパイ組織を持つ国である英国も然り。イスラエルとアラブ諸国の関係は、大国の利害と疑心がより大きな犠牲を招いた。ウクライナもチェチェンも大国ロシアの保身。
日本がアメリカにくっついているだけではいつか世界の大きな渦に巻き込まれる。スパイ天国と言われる日本だからこそ、平和の仲介役になれたらと期待したい。そうでないと、世界が破滅の道に進んでしまう。
この本で書かれているよりももっといろいろな葛藤があり、平和を願う気持ちもあったはずと思いた -
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中国、中国人に対する偏見を改められる本だった。
中国人はうるさいとか、マナーが悪いとか思っていたが、貧しい国が急に豊かになるとマナーがついてこず、そうなる。それはかつての日本人もそうだった。そんな時代があったことを初めて知った。
また、共産党の独裁政権の怖さも改めて知った。民主主義や発言の自由って恵まれているんだなと思った。そうである国に生まれたから当たり前と思っていたけど、そうでない国もあるんだなぁ。
反日の背景も詳しく説明されていて、本当は中国の人も反日じゃない人もたくさんいるんだろうなと思った。
反中の説明はあまりなかったけど、そういう報道がされるから、そして中国のことをあまり知らないか -
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今の日本は想像力を失っていると警鐘を鳴らす内容である。
【概要】
●想像力の必要性
●日本が想像力を伸ばしにくい理由
●ユーラシア・グループによる未来予測
●ヨコの想像力とタテの想像力
●AI時代の想像力の使い方
●想像力を養うための対話・体験・視点のポイント
●著者の未来予測
【感想】
●自分で考える人が減ってきている世の中において、想像力を発揮するためにはどうすればよいか具体的にわかりやすく書かれている。
●組織の中でも個に閉じこもりがちな人を多く見かけるが、本書を読むことによって、ヨコの想像力を活かさなければ組織に必要なアイデアは生まれないことがわかる。また、タテの想像力を活かさなけ -
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聖書の感想としては小説とビジネス書の内容を掛け合わせた世界的超ベストセラー。
たしかに良いことも書いてあり、現在でも通ずる内容もあるが、やはりキリストや神といった非科学的でスピリチュアルな前提があるため、信仰するという気持ちはまるで理解ができない。
妄信的という言葉通り、聖書を100%信じているような価値観には恐怖すら感じ、紛争がなくならい理由も納得。
日本には様々な宗教観が入り乱れているため、聖書に関してしっかりとした知識は自ら学ぼうと思わないと一生知る由がないため、この本は有用だと思う。
少なくとも世界を牛耳る欧米諸国は、この聖書の価値観が根底にあるため世界経済、情勢を知り自身の見 -
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2023/11/21
ヨーロッパを引っ張るリーダー的存在で非常に力を持っている国、というイメージをフランスに対して持っていたので、フランスの歴史に関する部分やフランスの教育、現在の国を形作る上での根幹となる人々の考え方について新しく知ることができました。
ドイツやイギリスなどヨーロッパの大国と国境を接していたり近かったりすることで争いにも多く直面してきたフランス。
また、人権に対しての意識がとても高いことや、人々の行動の根にあるのはフランス革命で王政を倒して政治を変えたという国民全体の成功体験が今につながっている部分もたくさんあるということを知れました。
フランスについてよく分からなくても、一 -
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池上彰
1950年、長野県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、1973年、NHK入局。2005年まで三二年間、報道記者として、さまざまな事件、災害、消費者問題、教育問題などを担当する。1994年から一一年間は「週刊こどもニュース」のお父さん役を務めた。現在は、フリージャーナリストとして多方面で活躍中。2012年より、東京工業大学リベラルアーツセンター教授
本好きというのは、そういうもの。文芸評論家の斎藤美奈子さんの講演を聴いたときのこと。「本好きというのは、手元に読む本がないまま時間が空いてしまうのが恐怖。いつも何冊か手元に 本を持ち歩くもの」という話に、わが意を得たり、と思いまし -
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【結論】
お金の「全体」の勉強をしたい人はこの本を手に取るべき!中高生向けと書いてあるが大人用の本でもあると思う。
今年読んでよかった本上位に入る。
【感想】
本書はお金の歴史から始まり、お金の意味や投資、保険などなど現代社会を生きていくために必要なお金のことが詳しく、そして分かりやすく説明されている。
値段も他のビジネス本と比べると高く分厚いため読む前は少し躊躇うが読み始めると最初から最後まで自分の無知さを痛感させられる本だった。
5時間ぐらいの「お金の講習」をイラストを使用して書籍化したレベルでたくさんの内容が書いてある。
来年のお正月、自分の親戚のお子さんにプレゼントしたい。