池上彰のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2025年6月出版なので、現在の世界状勢を知ることができる本。
今まさに進行形という話題が満載です。
特に主役となる人物がトランプ。
トランプ関税をはじめ、ニュースで見聞きするトランプの言動が細かく取り上げられている。
アメリカ、EU、ロシア、中国、中東に多く触れられていて、背景にある歴史や思想やしがらみが少し分かった。
アメリカ国民がトランプを大統領に選び、アメリカファーストを強く打ち出して欧米関係が変わってきた。
欧州と米国の間に溝ができ、「欧米」という一体感を持った言葉は過去のものになろうとしている。
近年、西ヨーロッパの各国も、自国ファーストを主張する政党が勢力を増している。
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Posted by ブクログ
ネタバレ池上彰さんの本は初。
ビジネス上で、人に何かを説明したり伝えるのが下手だなという自覚があるので、何か自分にプラスになったらと思って購入。
全体的に読みやすい文章だった。テレビで「池上彰の学べるニュース」を見た時と同様、語り口調もやさしく、すっと内容が入ってきた。
印象的だったのは、
2.深く理解していないと、わかりやすく説明できない
5.謙虚にならなければ、物事の本質は見えない
30.謝ることは危機管理になる
42.プリントアウトをして読み返す
53.「難しいことも簡単に」書く、話す
53.相手の立場になって伝える
64.小説を読む
の項目である。
何かを説明する際は、まずその物事を深く -
Posted by ブクログ
子どもだけでなく、大人にも楽しく、ためになるイラスト満載の図鑑。
もし、ライオンに襲われたら、ヘビに噛まれたら、の、危険生物からいのちを守る第一章。
雷、地震、水害などの自然災害からいのちを守る第二章。
ばあちゃんの喉に飴が詰まったり、じいちゃんがお風呂でぐったりしてたり、父さんが熱中症になったり、ケガ、事故からいのちをまもる第三章。
性犯罪含む犯罪、そして自分自身が犯罪者にならないように、いのちをまもる第四章。
学校でうんこをもらす、失恋、ネットのフェイクニュース、いじめ、虐待などの身の回りの危険からいのちをまもる第五章。
フィジカルからメンタルまで、じぶんの心と体を守るための最 -
Posted by ブクログ
職場で指摘された点を改善するために購入したが、非常に今後の役に立つ内容だと思う。この本自体も必要な情報だけに絞られていて読みやすく、池上先生が努力を重ねて磨き上げてきた要素が詰め込まれている名著であると思った。リードをつけて、なるべく簡潔に、相手の理解度に合わせて、ノイズをカットして、思いますは省いて、腹式呼吸で話し、暗黙知のギャップを認識して他人が理解できるように話すことが大切。整理するのは簡単だが、自分のものにするのは地道な努力がいるだろう。ちなみに、ビジネスではこれでいいと思うが、基本的には人間の言葉や会話、文章にはノイズこそが大切だと思っているので、無駄はいらない、という点には根本的に
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アメリカ大統領選
能登地方での大地震
日本被団協がノーベル平和賞を受賞
ドジャースがワールドシリーズ制覇
アメリカの大学での、学生による抗議運動
香港での雨傘運動
北朝鮮とロシアの急接近
本当はもっとたくさんあるけど、これだけの出来事が起きて、2024年は激動の年だった。
・トランプとハリスが政策論争ではなく、お互いを罵り合うアメリカ大統領選をうんざりした。
・トランプがあちこちの国に関税をかけているが、結局自分たちの首を絞めていることから、関税の意味を分かっていない。
・ロシアの、どう見ても公平とは言えない形だけの選挙を不思議と表現。
分かりやすい解説を売りに、中立の立場である池上さん