池上彰のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
夢中で読んで読んで、
泣いて泣いて、
午前中で読み終わってしまった。
なん読みやすい本なのだろう。
事実と、生の人間の声や気持ちが
たくさんそのままするりと入ってくるからかな。
だから押し付けがましくなくて、あたたかいのかな。
まだうちの子(中1男子)はなりたい職業なんて聞いたこともないけれど、
無くていいんだよってあって、それも親としてはたしかにそうだなぁって思えたな。
私自身は中学受験から色々親に良かれと思って何かと入れ知恵されてきた身なので、
頑張って走ってないと自己否定する価値観が備わってしまいがちだけれど、
もうそういうのもいいよ、いいよね。
って思えた。ここからの人生は好きなこ -
Posted by ブクログ
名著。
下手な自己啓発本を読むよりもよほど有益だと思う。
なぜ働くのかは,なぜ生きるのかであり,もっと言えば,「どのように生きていけばよいのか?」を考えることに通じているのが良く分かる。
主に中・高生向けに書かれた内容だが,その分情報に過不足がなく,とてもシンプルにまとめられていて分かりやすく,なおかつ普遍的・中立的な観点に立つように徹底して意識されており,筆者の人生経験談などの寄り道や脱線話による余計なノイズが混ざっていないところが特に良い。
中でもクランボルツのプランド・ハプンスタンス理論,「好奇心」「持続性」「柔軟性」「楽観性」「冒険心」の5つが大切という教えは胸に迫った。
現代社 -
Posted by ブクログ
2025/06/25
このシリーズも16作目にきて、年に一回の恒例の本になってます。
1年間のニュースをざっくりと振り返り、世界でどのようなことが起きていたのか、今後どのようになって行くと考えられるのかということのきっかけを作れる本だと思っています。
この本ではメインをトランプ大統領の再選に据えています。
トランプ大統領の再選により世界がどのように変わっていこうとしているのか、どのように変わって行くと考えられるのか、いいことも懸念事項も含めて解説してくれています。
中東の情勢やヨーロッパの国々の動き、ロシアや中国の動向など、断片的に流れてくるニュースの背景にある事柄に触れることができてとても勉 -
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Posted by ブクログ
毎度ながらこのシリーズは興味深い。
都立大泉高校附属中学の生徒たちへ向けての授業
中学時代にこんな話聞きたかった〜
中学生向けというが、大人が読んでも興味深い、そしてわかりやすい
イギリスに支配された時代があるインド、何度も反乱しながら1947年の独立までイギリスが支配
初代首相ジャワハルラール・ネルーの娘は、インディラ・ガンディー 5, 8代目首相
マハトマガンディーとは血縁関係はないが、インディラの夫が結婚の際にガンディーと、改名、心酔していたから?
中村屋とインドの関係、ラース・ビハーリー・ボースという青年が1915年に日本へ。インドで暗殺未遂に失敗して亡命、中国から亡命してい -
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15年ぶりにこの本を読み返した。
若い頃の僕は、この一冊に大きな影響を受けて政治思想が形づくられたと思う。
この本を読んで知ったのは、スターリン、毛沢東、ポル・ポトといった共産主義陣営の指導者が、自国民を大量に殺害していたという事実だ。
なぜそんな惨劇が起きたのか。それは「正しい理念のためなら指導者は何をしても許される」という体制が敷かれていたからだ。
その後、僕は「手続的正義」という概念を知った。
もし当時、手続的正義がしっかり機能していれば、スターリンも毛沢東もポル・ポトも、大量虐殺に至らずに済んだのではないか。そう考えると深い納得を感じる。
今でも僕は、「正しい目的のためだから」と -
Posted by ブクログ
ネタバレ一言要約:幻想の共有は不完全だからこそ発展をする
宗教とは言わずもがな人間が生み出した精神世界の話で、フィジカルなものではなくいわば幻想であるが、逆説的に人類の生み出した全ての「価値」は始まりは全て脳内世界の幻想であるとも考える
この幻想が縦(複雑化)、横(対象事物)、時間(時代の流れ)に対して広がり、個体間を超えて他者と共有し、個体同士が共感をすることで単体では弱い人類が強力に支え合いある地域や社会、延いては(生物として)地球全土をある種征服したといえる
かつ、広がりを増すごとに個体ごとに異なる幻想が生まれだし、それがテーゼに対してアンチテーゼとなり、ぶつかり合うことで新たな幻想(ジンテーゼ -
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