池上彰のレビュー一覧
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宗教を学べば経営がわかる
著:池上 彰 ・ 入山 章栄
宗教をよく理解することは、現代のビジネスや経営を考える上でとてつもない学びとなる。宗教と経営は互いに学び合える。宗教を学べば、自分の経営・ビジネスがより深く考えられるようになり、逆に経営理論から宗教を読みとけば、宗教がよりわかりやすくなる。この両方向の視点を提示することで、読み手の知的刺激は大いに刺激される。
宗教は経営であり、経営は宗教である。両者は根底にあるものが「人」である、「組織」であり、「信じることに向けての行動」という意味で、本質的にほぼ同じである。
本書の構成は以下の6章から成る。
①トヨタはカトリック、ホンダはプロ -
Posted by ブクログ
自分の国が大事なのはわかるけど、他者意識をもって付き合っていかないと平和は訪れないんだよなあ。
日本はおもてなしをキーワードにしているくらいだから、打算があったとしても、まだ他国に歩み寄ろうという姿勢が見られる。
しかし、それでも数々の汚職事件はある。大事な書類を破棄してしまうのはお家芸だと池上氏も揶揄していたけど、その通りだと思う。本当にやっていないのなら、証拠を提出して「ほら、やってないでしょ?」と言えばいいわけだし。大事な書類を破棄するってことは、後ろめたいことをやっている自覚がある証拠。
なぜ正直に「ごめんなさい」が言えないんだろう。謝るのは屈辱かもしれないけど、それが物のルールだ -
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何かとXで炎上しまくっている池上先生。もはや何が正しくて何が正しくないのか、そこから調べなければならない労力は多大で、ならば手を出すべきでないのか?と言われてもそれは違う気がするし...。みたいな感情の中読んだ本(半年前に)
全く、もう知識ゼロで読んだこの本、流石TVで長く解説している先生なだけあってとても読みやすかった
ただ今覚えている固有名詞はほとんどない。恐らくテレビとか話とかで福音がどうたら、聖戦がなんたら、近親恋愛が禁忌だなんだと言われたら「そうだったなぁ」と思い出す程度であり、これは自分の興味と学びが不足している証左である
ともかくこの本を起点にキリスト教の根源たるものと、そこから -
Posted by ブクログ
世界に影響力がある宗教指導者6人
教皇フランシスコ
世界平和に尽力した人との印象がある
亡くなって新しい教皇を選ぶ
コンクラーベがあったが映画も上映され仕組みが分かると
その選出方も興味深い
それにしてもトランプ大統領は聖書に
手を置かなかったとは
初めて知った
ロシア正教会のキリル総主教が
なぜプーチンよりの発言をするのかも
その生い立ちと情報機関の工作員説
凄いことだ
政府と正教会の関係が変化し
今があること
そして「ルースキー・ミール」の考え方とウクライナとの戦争
歴史が分からないと理解困難
ダライ・ラマ十四世も90歳
次の十五世は誰なのか
中国に侵攻されポタラ宮を出て
インドへ亡命 -
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国際情勢を理解するためには、経済、宗教、思想、政治、人種、歴史、地政など、様々な因子を理解しなくてはならないと思った。
自分は理系で、まともに日本史や世界史を学んでこなかったから、どこか敬遠してしまっていたところがあったが、池上さんが時事ニュースを噛み砕いてとてもわかりやすく解説してくれていたので、理解しやすかった。もっと現代社会の情勢について、日本だけでなく、世界との関係を含めて知りたいと思った。
レバノンのヒズボラのポケベルの話はかなりショッキングだった。自分が知らないだけで、世界にはこんなふうに卑劣で残酷で怒り心頭になるような出来事が起こっているんだろうな… -
Posted by ブクログ
2025/09/10
少しこのシリーズの本から遠ざかり気味だったので北欧に続いてアフリカ編も読んでみました。
何十年も前から「アフリカに支援を」という謳い文句が言われているにも関わらず、アフリカに対して支援が必要だというイメージが拭えないのはどうしてなのだろうかとちょうど思っていたところでしたが、アフリカの現状についてこの本を読んである程度我々の認識と得ている情報をアップデートしていかないといけないのだなと痛感しました。
政治が変わっていっている国、経済が我々の想像以上に発展している国、あるいはそれ以上を行く国もアフリカには存在してきていてこれからアフリカの国々とどのように関わっていくべきなの -
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2025/09/06
毎度お馴染みですが池上彰さんのこのシリーズは読んでいてとても勉強になると思っています。
北欧の入門書的な意味合いで読んでみました。
日本から見るとそれほど表舞台には出て来ない国で遠い寒そうな国、福祉がなんか充実してそう、フィヨルドがあるとこみたいなほんの僅かな地理や歴史の知識でしか知らないような場所だったのですが、現在の国に至るまでには当然のその国の成り立ちや歴史があるということを考えられます。
今なぜ北欧の国がNATOに加盟しようとしているのかみたいな表面化してきた事実から北欧の国の行動原理や考え方をもう少し深く知ることができる本だと思います。
今まであまり知らなかった