池上彰のレビュー一覧
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知識はインフラである、その言葉の重みが心に刺さる。米トランプの暴走に代表される世界の極右化が進む中、日本はどうしたら平和を手に入れられるか。
否、どうしたら戦争をせずに済むのか。
池上さんは本の中で、おそらく意図的に自分の意見を排除して事実のみを整理している。それゆえに、悪化していく世界情勢がはっきりと見えてくる。
池上さんの意見を知りたい…と思ってしまうが、それでは民主主義に反するのだろう。一人ひとりが知識を得ることでやっとその土俵に立てるということなのだ。
歴史や政治の前知識なしに読めて、こんなに頭の中が整理される本はなかなかないと思う。 -
Posted by ブクログ
#ツナグ100分de名著
\\「どう生きるか」=自分で考えた生き方は、
オンリーワンである。//
『君たちはどう生きるか』という
現代でも色あせず輝く戦前に作られた物語。
池上彰氏による特別授業開幕です!
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【タイトル】別冊NHK100分de名著読書の学校君たちはどう生きるか池上彰特別授業
【 著者 】池上彰
【 出版社 】NHK出版
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作品刊行は1937年。
第二次世界大戦が始まる2年前。
作者は吉野源三郎。
東京帝国大学で哲学を修め、戦前・戦後を通じて編集者として活躍した人。
岩波新書を創刊した人でもある。
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『君たちはどう生きるのか』はざっくり話すと
中学2年生のコペル君=本田潤一と叔父さんの対話の物語。
叔父さんが潤一君を『コペル君』と名付けたのは、彼の中にコペルニクス的転回を感じとったことから。
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昔の中学校は義務教育ではなかったことから、エリートの集まりだった。
けれどエリートだから80年前という昔だからといって、貧困や格差の大きな問題やいじめがあるのは変わらなかった。
いじめや武力制裁。
その背景には、戦争による考え方の影響も大きくあった。
『勝てば官軍』とか『米国兵をやっつけろ』とか当たり前だったんだもん。強ければ正義、みたいなところは大きかったのだろうと想像してしまいます。
けれど、
その中でも人の道を考え生きていく、その大切さが描かれている。
時代や背景が変われどそれは現在に通じ人として変わらない部分なのだと読み取れます。
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池上彰さんの言葉でハッとしたもの。それは、
“議論をするときに、
『昔、いま、かつて、最近』を明確にした上で発言し、曖昧な言葉は確認する必要がある。
「いつ、どこ、だれ」も同様。
『みんな、世界中』というのは、
印象論に過ぎない。”
という言葉でした。
具体的に話すことは意識しているものの、『昔』は『今』はって気にせずに言うこともあるから、そこから意識しないといけないな、と感じました。
印象論、抽象論、が波紋を起こす。
なら、より明確に、具体的に、伝わるように話ができるスキルは身につけたいものだと思っています。
他にも『古典』と『仮説』、『読書』について、
目が覚めるようなお話がありました。
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「どう生きるか」=自分で考えた生き方は、
オンリーワンである。
似たような生き方を選んだ人がいても、
考えたプロセスが違えば、それは同じではない。
生まれながらにオンリーワンだが、決して、“いまのまま”でよいということではない。
よく生きるには、努力が必要。なのだといいます。
私たちは『どう生きるか』。
本書はそれをともに考えてくれる1冊になるのだな、とあらためて感じました。 -
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とても分かりやすい!
はじめに中東の地図が載せられています。私は情けないことに、国の位置を正確に把握しておりません。本書を読み進めていくにあたり、役立ちました。
日本から西に位置するのになぜ「中東」なのか?
この問いにハッとさせられました。これまで考えてもみませんでした。
「中東」は昔、このあたりを植民地にしていたイギリスからみた言葉。
なるほど、“そうだったのか!”納得でした。中東情勢の基礎の基礎を、歴史を遡って丁寧に説明されています。池上さんは現地取材されているので説得力あります。
一度読んだだけで、全て理解できたわけではないので、本書を繰り返し読みたいと思います。 -
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まさに、知の巨人と言われるお二人の対談。令和の年間は、確かに日本では戦争がない時代ではあったが、海外に目を向けてみると大きな変化があり、その一方日本の経済力は明らかに低下し、日本人が自信を喪失し続けた時代でもあった。それに輪をかけるように、災害や、また私たちの心の中に重い影を落とした宗教の問題、オウム真理教の事件などが立て続けに起こった時代でもあった。
読み進めていても、明らかにその時の記憶が甦り、その時代背景を筆者らが解説されることで、今までに知らなかった事実や解釈を理解することができた。最後に語られていた正しく歴史を理解することの重要さを改めて感じた。 -
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ネタバレ先ず、本が人類に与えてきた影響力の大きさと、後世に記録を残すという遺伝にも似た文字という生き物に魅了されている自分が、本当に本が好きでよかったと思わせてくれます。
そんな無限とある書籍の中で、10冊の世界を変えた本とは…、非常に興味深くて手に取りました。
結論を言うと、第1章のアンネの日記以外読んだことがありませんでした。
世界で最も長い期間売れていて、世界で最も多くの言語に翻訳されている聖書ですら、きちんと読んだことがなく、非常に恥ずかしくなりました。
当然著者の考えるベスト10なので、自分自身に必ず当てはまるとは思いませんが、読んでからでないと物申せないので,読みたいと思います。 -
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先日読んだ『池上彰の講義の時間 高校生からわかる「資本論」』は、編集がとっても雑で、その点がとても残念な本でしたが、この本は、内容だけでなく、編集もちゃんとしていて、とてもいい本でした。
一般人がもつ「イスラム教」に対するイメージ(主に誤解)を的確にとらえており、その誤解を解きながら、イスラム教を紹介する内容になっています。
また、イスラム教だけでなく、同じルーツをもつ、ユダヤ教、キリスト教についても、互いの関係が理解できるよう、説明があります。
全体的には、「イスラム教とキリスト教」、「旧ソ連とアメリカ」、「(イスラム教内の)シーア派とスンニ派」など、対比をうまく用いることで、わかりやすく説明している印象があります。
その対立においても、どちらが善でどちらが悪なのかを決めるのではなく、中立的な立場で、それぞれの言い分を説明しているので、説明の対象となっている事項を、客観的に理解できるようになっています。
イスラム教について知る本の入り口としては、非常にすぐれているのではないでしょうか。
イスラム教について知りたいけど、予備知識がない、という方にもおすすめできる本です。 -
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ロシアのウクライナ侵攻や、自民党と旧統一教会の関係、サッカーワールドカップの人権問題等、世の中の出来事は宗教が絡んでいる。
自分が信じるものがあって、それを大事に生きていくことは素晴らしいと思うけど、それを他者に押し付けたり、他の考え方を認めなかったりするのはやはり争いを生んでしまう。
本書には直接出てくるわけではないけど、金子みすゞの「私と小鳥と鈴と」の内容がとても刺さる。世界には80億人もいるんだから、みんな違っていいじゃん。意見が揃うなんてことはあり得ないんだから。「ふーん、そういう考え方もあるんだ。じゃあそれもありでいいよ。」ってなればどんなに楽か。 -
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中東を満遍なく網羅できて、ニュースの見方が変わった気がする。
ややこしい中東の歴史が、背景から知ることでより納得しながら学ぶことができた。
続編も読みたい。
印象に残ったこととしては、ハメネイ氏がイランではどのような立ち位置なのかが背景からざっくり理解でき、世界情勢を立体的に知ることができた。
アメリカよ、、トランプ大統領よ、、
ハメネイ氏を殺すことの意味、アラブの歴史や背景もしっかり学んだ上での判断なのだろうか?
「異なる文化と交わるにはまずその地域の伝統や風習を理解して、自分もそこに溶け込むことが大事」何気ない生活の中でも、この言葉は留めておきたいと感じた。
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Posted by ブクログ
世界に圧倒的な影響を及ぼす宗教。なかでも国際的に発言力・影響力のある教皇フランシスコ、キリル教主教、ハメネイ師、アクンザダ師グラハム、そしてダライ・ラマ十四世を取り上げ、宗教の成り立ちや宗教家の生い立ちを解説していく。
池上彰さんの解説は本当に分かりやすく、文章は小気味良い。伝えることを長年しているからこそなせる技としか言えない。
背景が分かるとなぜ今世界でこのような事が起きているかの理解が進む。
世界情勢に対しての解像度が上がる。
まだまだ知らないことが多く(当たり前だ)、知らないことを知るのは楽しい。本当は様々な国に訪れ、体感したいがおいそれと行けないので、知識をもとにして思いを馳せる。
宗教を知ることは世界を知ることに繋がる。
これからも学び続けたい。