池上彰のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
地域ごとに纏まっていてとても読みやすい。
章ごとのまとめがついてるのも嬉しい。世界史の基本的知識を蓄えて再読したい。
●インド→今や14億の世界一の人口。ロシアから大量の安い資源を購入。ロシアへの態度ハッキリさせない。
カースト制度による身分と職業差別の産物がIT大国。
日本、アメリカの対中包囲網に参加させる。インド太平洋経済枠組みという緩い包囲網。多宗教国家だが、パキスタンとも中国とも宗教がらみの紛争を抱える。
●中国→100年国恥 アヘン戦争以来の屈辱の歴史から、国家目標は台湾の統一であることがよく理解できる。アヘン戦争、日清戦争、義和団事件、ロシアのコミンテルン支部としての共産党発 -
Posted by ブクログ
2024/02/05
池上彰さんの考えるタテの想像力、ヨコの想像力とは何か、そんな池上彰さんの考え方に触れられる本です。
SNSが発達して情報伝達の速度がとても上がった一方でその内容の真偽に関しては曖昧なまま人の誤解に繋がったり、争いの種になってしまったり色々な影響があります。
違う立場の人、違う国の人、過去の人、未来の人など、相手の立場に立って…ということが現代ではその大事な部分が省かれていることが多いのではないか、その影響が色々なところに事象として現れているのではないかということについて分かりやすく解説してくれています。
相手の立場に立って想像することの本当の意味と、求められること、必要な -
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Posted by ブクログ
ロシアと西側の代理戦争としてのウクライナ戦争に関する報道は、その量と内容についてジャーナリストが持つ信仰のようなものが影響しているという指摘は報道内容に対して自分の軸をちゃんと持たなければいけない、という気持ちを強くさせる。単なる戦争、軍事的な分析だけでこの争いを語るのではなく、多面的側面から読み解くからこそエマニュエル・トッドは先を見通すことができるのだろう。ジャーナリストとして中立的立場である池上彰も自身の軸を持って語っているので大変参考になる。
いずれにしても問題だらけだな、世界は。その問題を上手く利用してやろう、という国々の利己的な思惑は恐らくなくならないけど、勝ち負けだけじゃなく、も