池上彰のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
東南アジア各国の実態や現代史を、授業形式で記した一冊。東京学芸大附属高校で行われた講義がもとになっていて、ところどころに問いかけがあるため、自分の頭で考えながら読み進めることができる。池上彰氏の上手な語り口により、納得感のある説明で分かりやすい。
以下、特に印象に残った内容。
- 日本が東南アジアに対して行うODAは、太平洋戦争の戦時賠償の延長である。日本は敗戦後に世界銀行から融資を受けてインフラが発展したという過去があり、東南アジアに無償ではなく有償協力という形で援助を行っている。
- シンガポールは「Fine Country」と呼ばれるほど罰金の多い国。ガムや電子タバコをシンガポールに持 -
Posted by ブクログ
行動経済学の基礎がわかりやすく解説されている一冊。
哲学や心理学に興味があるものの、それなりの本を読もうとするとなかなか頭に入って来ず、時間がかかる上に途中脱落‥なんてことが何度もあったので、イラスト付きでこのくらい簡潔に書かれているとこんな私でも理解しやすく最初から最後まであっという間に読むことができた。
終始、なるほど!本当だ!が次々と出てくるくらい、私達が日頃無意識にとっている行動がうまく利用されていると分かり、とても身近で面白く興味深い学問だと思う。【避難行動を促すのに同調効果が有効】だとか、【損失回避性を上手く利用したCMの話】なんかは大きく頷けた。
読み切れるかわからないけれど、 -
Posted by ブクログ
地域ごとに纏まっていてとても読みやすい。
章ごとのまとめがついてるのも嬉しい。世界史の基本的知識を蓄えて再読したい。
●インド→今や14億の世界一の人口。ロシアから大量の安い資源を購入。ロシアへの態度ハッキリさせない。
カースト制度による身分と職業差別の産物がIT大国。
日本、アメリカの対中包囲網に参加させる。インド太平洋経済枠組みという緩い包囲網。多宗教国家だが、パキスタンとも中国とも宗教がらみの紛争を抱える。
●中国→100年国恥 アヘン戦争以来の屈辱の歴史から、国家目標は台湾の統一であることがよく理解できる。アヘン戦争、日清戦争、義和団事件、ロシアのコミンテルン支部としての共産党発 -
Posted by ブクログ
2024/02/05
池上彰さんの考えるタテの想像力、ヨコの想像力とは何か、そんな池上彰さんの考え方に触れられる本です。
SNSが発達して情報伝達の速度がとても上がった一方でその内容の真偽に関しては曖昧なまま人の誤解に繋がったり、争いの種になってしまったり色々な影響があります。
違う立場の人、違う国の人、過去の人、未来の人など、相手の立場に立って…ということが現代ではその大事な部分が省かれていることが多いのではないか、その影響が色々なところに事象として現れているのではないかということについて分かりやすく解説してくれています。
相手の立場に立って想像することの本当の意味と、求められること、必要な