池上彰のレビュー一覧

  • 知らないと恥をかく世界の大問題15 21世紀も「戦争の世紀」 となるのか?

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     今回は特にパレスチナとイスラエルに関する中東情勢の章が大変勉強になった。ハマスやヒズボラなどニュースを聞く限りでは何が何やらな名称についても、これまでの経緯も含めわかりやすく解説されており、頭の中がスッキリした。ジハードがある故の死生観は日本人には理解し難い。何と言ってもイギリスの罪深さときたら。そして「もしトラ」が実現してしまったが、次巻刊行までにどんなトンデモ事件が起こってしまうのか怖くなる。「もしトラ」のリスクの中では身近なところで環境問題が1番心配。

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    2024年11月11日
  • 池上彰の未来予測 After 2040

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    【池上彰の未来予測 After 2040】
    今から16年前の2008年に、今の生活スタイルを想像した人がどれだけいたでしょうか。
    そして今から16年後の2040年、どのような世界になっているでしょうか。

    2040年を池上彰さんが未来予測する著書です。

    仕事、教育、自然災害、暮らし、健康の分野を分かりやすく未来予測されています。

    例えば仕事編では、『今の仕事はAIに取って代わるものもある。』だからこそ、自分自身のアップデートが必要であると。

    また教育編においては、通信制高校に通う生徒数が増加していて、高校生の約11人に1人が通信制高校で学んでいる現状や、オンラインで学ぶ人が増えていて、落ちこぼれの対極である『浮きこぼれ』の問題が増えていくとのこと。これにより学校の存在意義が問われているそうです。

    自然災害では、『蚊には気をつける』。人の死因で多いのは蚊による病気からだそうです。これは怖いことです。

    そして、私が一番グッときたのは、健康編の最後にこのように記されていました。

    旧約聖書に『神が人間よ寿命を120歳にした』と書いてあるそうです。紀元前に記された経典にそうあるのであれば、私も目標にしている120歳まで健康に生きてみたいです。

    2040年になっても人間力を持った人として生きていることを楽しみにしたいと思いました。

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    2024年10月19日
  • わかりやすさの罠 池上流「知る力」の鍛え方

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     易しい解説にネットの要約やまとめ、酷い場合はネットニュースの見出しだけ読んでわかったつもりになっていませんか?と警鐘を鳴らす1冊。私自身、ずっと頭を使っていると疲れるので極力タスクを早々に片付けて基本余白を空けておきたい(ダラダラしていたい)タイプなので、もっと熟考すべきだったと反省することも多々。スマホの時間浪費は本当に気をつけたい。産経新聞の誤報にはびっくり。国民総にわかジャーナリスト化に近づいている昨今、情報の精度に気を配らなければならない。新聞はずっと興味があるのだが、やはり取るべきか。

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    2024年10月16日
  • 新版 知らないと損する 池上彰のお金の学校

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    世の中のお金の仕組みがざっとではあるが理解できた。

    本題とは逸れるが、池上さんが作る文章は非常に理解がしやすい。具体⇆抽象、さらには身近における例の使い方が非常にうまい。参考にしようと思う。

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    2024年10月12日
  • 社会に出るあなたに伝えたい なぜ、読解力が必要なのか?

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    ネタバレ

    この本と並行して三宅香帆さんの本やnoteを見て、読解力の基になるのは教養だよね、なんて思っていたらまさにそれが書かれていて自分の中で結びついた!!となった。「読解力のベースとなる、知識と教養を身につける」「教養は『知識の運用力』だった」まさに私が三宅さんの本を読んで感じたことはこれだと思った。知識を身につけて、それを自分の中でかき混ぜながら教養にしていく。教養が身につくと、同じように本を読んだり舞台を観たりしても、「この言葉の背景にはこういう社会情勢がある、こんな主人公の思いがある」と読み解くことができる。より深く読んだり観たりすることができる。
    今まで舞台を観る時はネタバレが嫌であらすじだけ読んで他は何も知らない状態で見ていた。そして舞台の壮大な感じや歌のうまさ、「こういう話だったんだ」という感想で終わっていたが、そろそろ「読み解く」舞台鑑賞ができるようになりたいと思った。

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    2024年10月06日
  • グローバルサウスの逆襲

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    ネタバレ

    グローバルサウスの現状を知りたく、この本を手に取った。
    グローバルサウスは、G7などのグローバルノースへの反抗心はありつつも、自国の利益を優先して、一枚岩になれない(本書にも書いてあるが、グローバルサウスというより、インターナショナルサウスといったところ)と感じた。第三勢力の動きや心理が手にとるように書いてあり、参考になった。
    イスラム教について詳しく知らなかったが、戦争のためなら女子供の犠牲は厭わないという教えを知り、怖い宗教だなと感じた。
    グローバルサウスのことを頭の片隅に入れず、ずっとアメリカに追従していたら、そのうち台頭するグローバルサウスに国力を突き放されて、国際社会で遅れをとってしまうと感じた。

    日本のニュースでは、G7をはじめとした北側諸国寄りの報道しか流れてこないと感じ、日本のメディアの偏向報道に嫌気が差した。自らBRICsなどの情報を知ることが重要だと感じた。

    自分ができることは多くはないが、今後できると思ったことは以下の2つ。
    •アルジャジーラなど、海外のメディアでニュースを知る
    •日本の外遊先を知る(外相がどの国と仲良くしているか)

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    2024年09月28日
  • 新版 知らないと損する 池上彰のお金の学校

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     勝間さんを読んだ流れでこちらも再読。お金とは何ぞや?というさらに基本的な所から、著者の持ち味である平易な文章で解説され、金融知識全般を勉強できる良書。高校生、大学生ぐらいでの金融教育入門にもぴったりかと。数年前はコインチェックのCMが放送されていたが、最近はとんと見ない。最新の仮想通貨事情はどうなっているんだろう。特別授業・身近なお金編がとても面白い。そういえば新婚旅行の時、空港ロビーに到着するまでバスに乗ったり長々と歩かされたりしたのを思い出した。コストカットが理由だったのか、と今更ながら気づく。

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    2024年09月28日
  • なぜ僕らは働くのか 君が幸せになるために考えてほしい大切なこと

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    この本を読んでいる中で小さい頃親に言われて引っかかっていたことや、子育てのやり方、学生時代に将来に対して感じていたことや、新社会人のころの気持ちを思い出した。
    親には普通で良いと言われたがじゃあ普通でない選択は悪いことなのか。
    お絵描きが好き、漫画が好き、だから将来は漫画家になりたいと私が言えば、そんな不安定な職業より公務員や資格のある仕事の方が良いと言われた。
    親だから不安定な仕事を心配する気持ちもわかるけれど、私の気持ちを否定しないでほしかったな。

    働く理由や社会の仕組み、そして働く自分の幸せついて改めて気付かされる考えさせられる本だった。
    もっと早くこの本を読んでいたら人生の選択も変わっていたのかなぁ。と思いつつ、でも過去はどうにもできないのでこれからを今より一生懸命に働いていこうと感じた。

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    2024年09月16日
  • 池上彰の世界の見方 中東~混迷の本当の理由~

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    自主的池上彰月間でBOOKOFFオンラインにて購入、読み終えた。

    どのくらい理解したかと言えば、半分も頭に入ってはいないが、「中東」と「アラブ諸国」と「イスラム世界」の指し示す範囲はそれぞれ違うということは理解した。
    「中東」と言えばイラン、イラク、アフガニスタンまでを含むサウジアラビア周辺で、「アラブ諸国」と言えば北アフリカやソマリアなどが含まれイランは含まれず、「イスラム世界」と言えば東南アジアのインドネシアなども含まれる。
    「だいたいあの辺り」と言う認識しかなかった私にして見れば、少しは進歩したかも…。
    そもそも地図を見てもサウジアラビアとエジプトくらいしかわからないと言う…。イランとイラクがどっちがどっちかもわからないくらい。

    イスラム教のシーア派とかスンニ派とかの区別は説明されていてもなかなか頭には入ってこないが、中東の入門書として易しく書いてあるので手元に置いておきたい本だ。

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    2024年09月13日
  • 世界から戦争がなくならない本当の理由

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    言われてみれば確かに国際社会ではずっとどこかで戦争が起きてるのだよね。日本に生まれ日本で育ったから“戦後”の認識しかないけど、今も戦中の国はあるし、ついこないだ戦後になりましたって国もあるし。たとえ勝っても負けても戦争の事実を正確に報道し、2度と繰り返すことのないように皆んな真剣に考えていかなければならない。他人事にしてはいけない。

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    2024年09月07日
  • 新・戦争論 僕らのインテリジェンスの磨き方

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    (2015/4/8)
    博識の二人による海外最新最深情報対談、という感じ。
    北朝鮮が中国の影響で少しだけ持ち直しているとか。
    日本は歴史上、中国朝鮮連合軍と戦っているが単独はないとか。

    しかし、、結局現状に対する不満、富の偏りが戦争につながる、という思いは強くなった。
    今や国対国の戦争ではなく、宗教、民族間の紛争ばかり。
    その一方、ロシアは旧ソ連領土だったクリミアを欲しがったり、過去の領土を取り戻す動きがあちこち。
    ”イスラム国”もその流れだという。
    誰も現状に満足しない。そこに戦いが起こる。
    「戦争はいけない」は「現状に満足せよ」につながるわけだ。
    その際持てるものは富を分配しなくてはいけない。持たざる者の不満を解消しなければならない。
    それができるかどうか。
    今は、それをやりすぎて活力がなくなってパイが減ったからパイを増やすためにはその再分配システムをお休みしよう、
    というのがトレンド。そしてそれが行き過ぎになりつつある。
    新自由主義が批判されるのはそこ。私もM.フリードマン信仰者だから新自由か、、、
    再分配システムなどという恣意的なシステムは絶対うまくいかない、という思いはあるが、
    戦争を起こさないための必要悪なのか、、。
    神の見えざる手はそうはうまく働いてくれないということか。


    ■はじめに(池上彰)

    ■序 章 日本は世界とズレている
    有名無実の「集団的自衛権」
    慰安婦問題の本質とは? ほか

    ■第1章 地球は危険に満ちている
    イスラエルの無人機は“暗殺者"
    「イスラム国」は四割が外国人兵士 殺しが下手なアメリカ――攻撃・暗殺・テロの有効性
    エボラ出血熱の背後に人口爆発あり ほか

    ■第2章 まず民族と宗教を勉強しよう
    「中華民族」は存在するのか
    ダライ・ラマと五回会った
    クリスチャンだった金日成
    フランスは完全世俗国家
    「イスラム国」の正体は?
    慰安婦問題はアメリカが深刻 ほか

    ■第3章 歴史で読み解く欧州の闇
    ナチスに協力したガリツィア
    クリミアのロシア人とウクライナ人は仲がいい
    ウクライナの意味は「田舎」
    スコットランド独立騒動の真相
    イギリスは「民族」にもとづかない国家
    EUの首都ベルギーが危ない ほか

    ■第4章 「イスラム国」で中東大混乱
    アラブの春の後の無惨
    シリアのキーポイントは、アラウィ派
    「イスラム国」の横取り戦略
    アメリカとイランの接近の理由は?
    湾岸の黒幕、サウジアラビア
    モサド長官の交渉力 ほか

    ■第5章 日本人が気づかない朝鮮問題
    アメリカは日朝交渉をつぶしたい
    北朝鮮のミサイルは、日本への求愛行動
    張成沢はなぜ処刑されたか?
    中国人に怒る平壌の人々
    日本のカネが頼りの北朝鮮
    「日本人大量帰還」は北朝鮮のカード
    日本VS.朝鮮、一対一の戦争はなかった ほか

    ■第6章 中国から尖閣を守る方法
    中国の思惑通りに進む尖閣問題
    毛沢東化する習近平
    トルコと回族がつながるウイグル問題
    民族主義か? イスラム主義か?
    中国にとって尖閣よりウイグルこそ重要 ほか

    ■第7章 弱いオバマと分裂するアメリカ
    教養が邪魔するオバマ
    「白人」だけの民主主義
    アメリカの宗教事情
    大統領候補はヒラリー? ほか

    ■第8章 池上・佐藤流情報術5カ条
    息が詰まる日本のネット空間
    公開情報だけで世界はわかる
    情報は「信頼できる人」から
    情報は母国語でとれ
    スケジュールからメモまで「一冊の大学ノート」で ほか

    ■終 章 なぜ戦争論が必要か
    新帝国主義と過去の栄光
    嫌な時代

    ■おわりに(佐藤優)

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    2024年09月04日
  • 知らないと恥をかく世界の大問題15 21世紀も「戦争の世紀」 となるのか?

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    今回もとても勉強になりました。
    何年も続けてこのシリーズを読んでいると最初はうろ覚えだった宗教のことや中東問題などが自然と頭に入っていることに驚きます。
    歴史は繰り返すということなのでしょう。
    毎年、内容が濃くて楽しみにしているのですがこの本がつまらなくなった時が一番平和な世界なのだと思います。
    来年は少しはこの本が面白く無くなっていることを願って、今回の本の評価とさせていただきます。

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    2024年08月26日
  • 知らないと恥をかく世界の大問題14 大衝突の時代‐‐加速する分断

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    世界の問題の現状やその背景をわかりやすく説明されていて、大変勉強になる。事実や結果だけでなく著者の意見、考えも述べられているところがよい。

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    2024年08月24日
  • 池上彰の講義の時間 高校生からわかる「資本論」

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    資本論というものはどういうものなのこある程度理解できた。
    とても面白かったし、この本が出た約15年後にみたけど、マルクスが謳ってるところにある程度落ち着いていると思う。
    現在は少子高齢化がより進み、企業でももっと盛んにM&Aが行われていたり、今後の経済が良くなる未来は見えない。

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    2024年08月24日
  • 知らないと恥をかく世界の大問題15 21世紀も「戦争の世紀」 となるのか?

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    もしトラ、イギリスの歴史的責任の大きさ、中国の経済問題、日本政治家の汚職問題。

    看過できない問題が山積み。
    歴史的背景を読み取ったからこそ見えてくるものもあり、国民一人一人が真剣に向き合わないといけない事態となっているんだなあ。

    仕事に追われて政治に目を向けられないからやりたい放題になってしまうというのが一番印象に残ったかも。

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    2024年08月24日
  • 社会に出るあなたに伝えたい なぜ、いま思考力が必要なのか?

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    戦争時の日本や、コロナ禍のことなど、知らないことばかりだった。初めて池上彰さんの本を読んだがとても面白かった。池上さんに公共を教わりたかった。

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    2024年08月20日
  • 新・戦争論 僕らのインテリジェンスの磨き方

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    新・戦争論
    僕らのインテリジェンスの磨き方
    著:池上 彰
    著:佐藤 優
    文春新書 1000

    力は、軍事、政治、金融、産業、科学技術、情報というように分散して存在している
    日本の政治家が、誤解している、集団的自衛権と個別自衛権の違い
    同じ条文についての、公明党と、自民党、共産党らの解釈の相違

    池上彰は、現代において、集団的自衛権と、個別的自衛権は、不可分になっていること
    日米安保下にて、米軍は、尖閣諸島について、日本実効支配しているからこそ、防衛発動するが、実際には、そのような紛争は起こりにくく、また、米国務省の主流は、中国重視であることを語っています。

    本書は、日本国内の安全保障の認識と、世界世論における安全保障にあり方に重大な認識の相違があることを物語っています

    気になったのは以下です。

    ■戦争論

    ・クラウゼヴィッツの戦争論はまだ、古くはなっていない
     核の抑止は、動作せず、通常戦争は全くなくなってはいない

    ・武器の輸出、高度の武器の開発には、膨大な費用がかかるので、殺しのビジネスとしてあらゆる相手に営業をかけている

    ・相手国に厭戦気分を引き出すのに、テロは有効であり、それを得意とするのはイスラエルである

    ・感染症の拡大、エボラ出血熱歓迎というのは、しょせん、感染症によって、人口を調整するしかないという理屈である

    ■民族と宗教

    ・漢族は、人口は多いが、天然資源がない、少数民族は、人口は少ないが、天然資源は多い

    ・偉大な中華民族、でも、中華民族とはなにか、果たして、中華民族というものがあるのか

    ・チベットと、モンゴルとの伏線、チベット仏教という宗教にて、2つはつながっている

    ・ダライラマとパンチェンラマ、相互に生まれ変わりの指導者の選定と育成に、巨大な国家権力が介入している

    ・中国は、宗教と政治の調整はうまくいっていない

    ・北朝鮮、金日成は、クリスチャンであった

    ・ロシアでは、正教会が宗教というより、習慣として、組み込まれている
     このため、数ある宗教の上にロシア正教会を位置づける構造となっている

    ・完全世俗国家フランス ブルカ禁止政策は、イスラムという特定宗教に対しておこなったものではなく、完全に、政教分離政策の中で選択された政策である

    ・イスラム原理主義 カリフをトップに据えて、シャリーア(イスラム法)を適用する、宗教一致国家を建設すること

    ・富は上記5%の人間に偏在していて、儲けの半分を慈善事業として、吐き出さないとつぶされるということを経験則で理解している

    ■欧州の闇

    ・中東、ウクライナの紛争は、エネルギー問題が深くかかわっている
     米シェールにて、売れなくなった天然ガスをロシアは欧州に安く売ろうとしていた
     同じくカタールも、石油のスポット売りをはじめた

    ・かつての食糧危機の時代、店頭で人肉を販売していた、ウクライナ
    ・ロシアに協力したコサック、ナチスに協力したタタールが、共存しているのがウクライナ

    ・プーチンは、ウクライナを併合することではなく、緩衝地帯としてウクライナを扱いたい。併合してしまえば、西側と直接対峙することとなってしまう

    ・イギリスは、スコットランド、イングランド、ウェールズ、北アイルランドの4カ国の連合である
    ・北海油田の大半は、スコットランド領に集中しており、イギリスとしては、スコットランドの分離独立はなんとしても、避けなければならない
    ・スコットランドは、カルヴァン派であり、イングランドのイギリス正教会とも宗教もちがう

    ・ベルギーにも、南北問題がある
     EUの首都でもある、ブリュッセルが、分離問題に見舞われたら、EUは崩壊する
    ・もともと、ベルギーは、第1次世界大戦のときも、第2次世界大戦のときも、永世中立国であったが、大国に蹂躙された。このため、現在は、軍事同盟をがっちり結んで、西側のメンバーとして生き残ることにした

    ■イスラム国

    ・シリアのアサド政権は、アラウ派、輪廻転生を信じるシーア派
    ・シリアには野党がいない
    ・シリアの危機に、レバノンのシーア派の過激派ヒズボラが支援にはいった

    ・イスラム国は、スンニ派の過激派
     シリアが確保できないとわかると、イスラム国は、イラクの北部油田の占領を行った

    ・湾岸協力会議(GCC) サウジ、UAE,バーレーン、オーマン、カタール
     スンニ派の首長国の連合は、サウジを盟主として、集団安全保障体制を確立している

    ・イランは、シーア派で、12イマームと言う派閥にぞくしている。メシア信仰を含む

    ・ヨルダン王国は、ムハマンドの出身部族クライシュ族が支配、中東の1つの軸になっている
     ヨルダンは、エジプトとともに、イスラエルと国交をもっているめずらしいイスラム国家である

    ■北朝鮮

    ・拉致問題と核開発
    ・北朝鮮の本音は、拉致問題で日本と和解し、和解金をもらって、それを、核開発に転用すること
    ・このために、背後にいる米国は、日本と北朝鮮が安易に合意ができなように和解の条件のハードルをあげることを、画策している
    ・そもそも日本は、ミサイルをうってくる国に、援助をするのか、それは、個別的自衛権に抵触するのでは?

    ■中国

    ・虎もたたけば、ハエもたたく。習近平は、幹部の汚職も責任を追及する

    ・ウイグル問題は2つの意味がある。東トルキスタン(東のトルコ)(チュルク・ベルト)と言う意味と、モロッコからウィグルに達する広大なイスラム圏(イスラム・ベルト)の東端という意味である

    ■米国

    ・2050年問題 有色人種が、白色人種の人口を上回るという問題

    ・数で少数派である、現在の白人支配者がそのまま、政権を維持するためには、民主主義とは別の考えが必要となる

    ■結論

    ・民主主義と独裁とは矛盾しない

    ・今の日本の危機は、民主主義としてでなく、自由主義としてである

    ・日本が軍事大国をめざさないというのであれば、そのぶん、インテリジェンス機能を充実して、きちんと機能させなければならない

    ・諜報の情報源の98%は公開情報である

    ・佐藤の情報術、それは、B5ノート1冊を常に持ちあるくというものだ

    ・新帝国主義
     旧来は全面戦争にいたっていたが、現在は局地戦が中心である
     旧来は植民地の確保が目的であったが、現在は違う、植民地の経営にコストがかかるから
     資本の過剰、金融を中心に、外に投資して儲けようとする

    ・新時代の外交戦略
     力による均衡
     相手国の立場を考えず、自国の立場を最大限に主張する
      相手が、すくみ、沈黙するのであれば、そのまま、押して、権益を強化する
      相手が、必死に抵抗し、国際社会に訴えるのであれば、譲歩する
     心を入れ換えたというのではなく、それが自己の利益を極大化するという判断である
     過去に占領した土地は、すべておれのものだという考え

    ・紛争が収まらない理由
     流血の不足、双方が、もうこれ以上犠牲を出すのは嫌だと考えない限り停戦合意にはいたらない

    ・ヘーゲル曰く、歴史は繰り返す
     ただ、もう1言を加えると、「1回目は悲劇として、2回目は喜劇として」


    目次
    はじめに 池上彰
    序章 日本は世界とズレている
    第1章 地球は危険に満ちている
    第2章 まず民族と宗教を勉強しよう
    第3章 歴史で読み解く欧州の闇
    第4章 「イスラム国」で中東大混乱
    第5章 日本人が気づかない朝鮮問題
    第6章 中国から尖閣を守る方法
    第7章 弱いオバマと分裂するアメリカ
    第8章 池上・佐藤流情報術5カ条
    終章 なぜ戦争論が必要か
    おわりに 佐藤優

    ISBN:9784166610006
    出版社:文藝春秋
    判型:新書
    ページ数:256ページ
    定価:830円(本体)
    2014年11月20日第1刷発行
    2014年12月25日第6刷発行

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    2024年08月12日
  • なぜ世界を知るべきなのか(小学館YouthBooks)

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    今の世界状況についての本だけど、おもしろくて、わかりやすくて、どんどん読めた。読み終わった後に、これからがんばろうと思える本。☆100くらい。
    物事を、誰から見るかによって、見え方が違うのがよくわかった。海外は怖いから行きたくないと思っていたけど、実際にどんな感じなのか、あちこち訪ねてみたくなった。
    同年代のマララさんやグレタさんについても、名前とキーワードしか知らなかったのが、行動を起こした背景がわかって、本当にすごい人たちだと思った。池上さんが「同調圧力を打ち破る勇気を持って」「政治や社会に関心を持って」と書いているけれど、本当に、がんばろうと思った。(中1)

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    2024年08月07日
  • 池上彰の世界の見方 東南アジア~ASEANの国々~

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    知っている「つもり」でいた東南アジア。すいません、知りませんでした。改めて、ベトナム戦争、シンガポール、フィリピン、ポルポト、アウンサンスーチー、と勉強になりましたし、これこそ知っておかなければ今のニュースが理解できないのではないでしょうか? このシリーズ、どれも良いですが、逸品に間違いないです。再読必至。

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    2024年07月28日
  • 池上彰が大切にしている タテの想像力とヨコの想像力

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    池上さんご自身の体験・教訓、社会での事例などを交えて、未来を想像する「タテの想像力」と、多様な他者を想像する「ヨコの想像力」の重要性を優しく説く。

    ある1個の思想に偏ったり、すぐ答えを求めてしまう「日本人らしさ」も考え物ですね...。短期的スパンで物事を考えるのではなく、少し時間をかけてみるのが意外に大切だったり。

    自戒も含め、このような「想像力」を重視する動きは、日本にも広げなければいけませんよね。

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    2024年07月28日