池上彰のレビュー一覧
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中国、中国人に対する偏見を改められる本だった。
中国人はうるさいとか、マナーが悪いとか思っていたが、貧しい国が急に豊かになるとマナーがついてこず、そうなる。それはかつての日本人もそうだった。そんな時代があったことを初めて知った。
また、共産党の独裁政権の怖さも改めて知った。民主主義や発言の自由って恵まれているんだなと思った。そうである国に生まれたから当たり前と思っていたけど、そうでない国もあるんだなぁ。
反日の背景も詳しく説明されていて、本当は中国の人も反日じゃない人もたくさんいるんだろうなと思った。
反中の説明はあまりなかったけど、そういう報道がされるから、そして中国のことをあまり知らないから反中なんて考えが生まれるんだろうな。
最後の章で池上さんが言ってるみたいに、どこの国も豊かになって、人類が平和になればいいな。毎日戦争のニュース見てたらそう思います。 -
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今の日本は想像力を失っていると警鐘を鳴らす内容である。
【概要】
●想像力の必要性
●日本が想像力を伸ばしにくい理由
●ユーラシア・グループによる未来予測
●ヨコの想像力とタテの想像力
●AI時代の想像力の使い方
●想像力を養うための対話・体験・視点のポイント
●著者の未来予測
【感想】
●自分で考える人が減ってきている世の中において、想像力を発揮するためにはどうすればよいか具体的にわかりやすく書かれている。
●組織の中でも個に閉じこもりがちな人を多く見かけるが、本書を読むことによって、ヨコの想像力を活かさなければ組織に必要なアイデアは生まれないことがわかる。また、タテの想像力を活かさなければ環境の変化に対応することができないこともわかる。
●未来を切り開くためには、あらゆることに対して想像力をフルに使い、自由に思いをめぐらすことによってこれまでのやり方では通用しないことを打破していく必要があると感じた。 -
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2023/11/21
ヨーロッパを引っ張るリーダー的存在で非常に力を持っている国、というイメージをフランスに対して持っていたので、フランスの歴史に関する部分やフランスの教育、現在の国を形作る上での根幹となる人々の考え方について新しく知ることができました。
ドイツやイギリスなどヨーロッパの大国と国境を接していたり近かったりすることで争いにも多く直面してきたフランス。
また、人権に対しての意識がとても高いことや、人々の行動の根にあるのはフランス革命で王政を倒して政治を変えたという国民全体の成功体験が今につながっている部分もたくさんあるということを知れました。
フランスについてよく分からなくても、一読するとフランスの成り立ちや国民の特性をなすものなどについて知ることができます。 -
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池上彰
1950年、長野県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、1973年、NHK入局。2005年まで三二年間、報道記者として、さまざまな事件、災害、消費者問題、教育問題などを担当する。1994年から一一年間は「週刊こどもニュース」のお父さん役を務めた。現在は、フリージャーナリストとして多方面で活躍中。2012年より、東京工業大学リベラルアーツセンター教授
本好きというのは、そういうもの。文芸評論家の斎藤美奈子さんの講演を聴いたときのこと。「本好きというのは、手元に読む本がないまま時間が空いてしまうのが恐怖。いつも何冊か手元に 本を持ち歩くもの」という話に、わが意を得たり、と思いました。たとえば、東京から大阪に新幹線で日帰り出張するときのこと を考えましょう。行きの車内で読む本を一冊。帰り用に一冊。 こまでは本好きの人なら用意するでしょうが、私は「新幹線が止まったら」と考えて、さらにもう一冊用意するのです。結局読ま ずに持ち帰るのですが、こうしていないと不安になるのです。本好きというのは度し難いですね。
いろんなタイプの大学で教えた経験からいえば、偏差値の違いは集中力の違いでもあるような気がします。入学試験段階での偏差値の高い大学の学生は、長時間集中力が持続します。東工大生は集中力が長持ちしますが、別の大学では、もっとしばしば場面転換や話題の転換が必要かもしれません。
歴史を学ぶというのは、ものごとの因果関係をきちんと知ることです。それを知ることで、これからの時代についても、推測したり、自分なりの考えが持てるようになったりします。
一つの話にいちいち引っかかって「えっ、どういうこと?」と 考えていたら、進度が遅くなってしまう。そうすると受験競争に は勝てません。先生が言うことはすべて正しいこととして、すぐ に吸収し、試験で吐き出していく。あるいは、先生が何を求めて いるかということをいち早く察知し、喜ばれる答えをすることに 長けている学生が多いのかな、とも思います。 でも、本当はそれだけでなく、「えっ、どういうこと? 「えっ、そうなの?」という引っかかりも大事なのです。それが 「批判力」です。
人間関係ですべてを疑っていると友人をなくしますけれども、 少なくとも読書や学問の世界においては、とりあえずすべてを疑ってみることが大事です。研究者をめざすならなおさら、批判力を身につけなければいけない。 批判力を身につけるのに大切なのは、何についても「引っかかるところを見つける」ことです。本も、引っかかりを見つけるつもりで読む、著者はこんなことを言っているけれど、本当かな? と思いながら読む、そうすると、ときどき「あれ?」というこ とに出合います。 本当によくできた本は、内容が吟味され、論理的に書かれていますから、引っかからないものです。大胆な主張を読んで本当かな?と思っても、そうだよねと説得されていってしまいます。 でも、中には、おい、ちょっと待てよ。どうしてこんなことが言えるんだ?という本もあります。
お国柄が違うというのは、こういうことなのですね。アメリカは、黙っていると、「話す内容のない人」と評価されてしまいます。「言わなくてもわかるだろう」ということが絶対に通用しない社会です。世界中からさまざまな人々が移住してきて出来上がった国家ですから、言葉を使って理解してもらうしかないのです。自己主張をしないと認めてもらえないのです。
紙の新聞なら、自分の関心以外の記事も自然に目に入ってきま す。私は、自分の関心以外のニュースや情報を、敢えて「ノイズ」と呼んでいます。 ネットはノイズなしで自分が知りたいことだけを知ることができます。結果として、関心のあることには詳しいけれども、それ以外には全然興味を持たなかったり、知らなかったりということ になります。
深く感動した本や、自分にとって意味があると思った本については、次の本にすぐに行かないで、しばらく余韻に浸るということが大事なのです。その後で、著者は、何を言いたいのか、そこ から自分は何を得ることがあるのかと考える時間を持たなければいけないのです。
子ども心にストレスがたまったりしたときには、本を読んでいました。本の中のまったく別の世界を経験することによって、ふと 気がつくとすっかり気持ちが穏やかになったり、朗らかになっていたりしました。あるいはいま自分は辛い目にあっているけれども、世の中はそんなことばかりではないと思えたのです。 これは、「現実逃避」です。現実逃避と聞いて、否定的な印象 を持たれるかもしれませんが、そうではありません。本を読めば、嫌な現実から逃げることができます。本当に辛くなったら、 逃げればいいのです。 子どもにとって、自分の生きている社会は、家庭と学校と友人との社会しかありません。その中でいじめられていたり、辛い思いをしていたりしたら、逃げ場がありません。子どもは追い詰め られていきます。 いじめ相談室も、そうした逃げ場所を提供しています。でも、 もし違う世界をもう一つ持っていれば、そっちに行けば助かるのです。本の中に登場する主人公のほうが、よほど辛かったり、人生の ピンチにあったりしながら、生き抜いているではありませんか。 あるいは、絶海の孤島で孤独に生きているではありませんか。 それに比べたら、いまの自分の世界など、小さい、小さい⋯⋯。 そういうふうにも思えるのです。
「はじめに」にも書きましたが、「すぐ役に立つことは、すぐ役に立たなくなる」ことが多いのです。すぐには役に立たないけれ ども、あるいは、一見役に立ちそうにないけれども、長い目で見 ると、心の栄養になったり、自分を高めたり、自分の世界を広げてくれる本もあります。 そういう本が、教養にとっては大事であり、生きていく上でも大事なのではないかと私は思うのです。 すぐ役に立つことは、すぐ役に立たなくなる。 後からジワジワ役に立つものもある。 本を読むときには、そういう考え方も、また必要ではないかなと思います。
MITは、東工大と同じく理科系の大学ですが、教養教育を重視しています。ハーバードやウェルズリーカレッジは教養教育の充実で古くから知られています。ウェルズリーカレッジは、全米から学生を集める全寮制のエリート女子大。クリントン政権のオルブライト国務長官や、オバマ政権一期目のヒラリー・クリント ン国務長官も、ここの出身です。
この三つの教養教育に共通した考え方は、まさに「すぐ役に立つことは、すぐ役に立たなくなる」という考え方でした。とりわけウェルズリーカレッジでは、「社会に出て役に立ちすぎることは敢えて教えない」という徹底した姿勢でした。教養としての経済学は教えるが、すぐに役に立つビジネス(経営)は教えない。そ れを学びたかったら、大学院のビジネス・スクールに行きなさい、というわけです。 同じように、サイエンス(科学)は教えるが、テクノロジー(技術)は教えない。学びたかったら、MITの大学院に行きなさい、 というわけです。 これこそが、教養なのだ。私は深く同感しました。
問題設定そのものを自らしなければいけない、決められた解が存在しない典型的な課題が、原子力発電の問題である。これから原発をどうしていくのか。優先すべきは経済合理性なのか安全性なのか。原発の技術開発をどう考えていくのか、さまざまなオプ ションの中で何を決めていくか。理系の専門知識だけでも、文系の経済知識だけでも、解は出てこない。既存の枠組みを一歩も二歩も踏み出さなければ、対応できない。 -
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【結論】
お金の「全体」の勉強をしたい人はこの本を手に取るべき!中高生向けと書いてあるが大人用の本でもあると思う。
今年読んでよかった本上位に入る。
【感想】
本書はお金の歴史から始まり、お金の意味や投資、保険などなど現代社会を生きていくために必要なお金のことが詳しく、そして分かりやすく説明されている。
値段も他のビジネス本と比べると高く分厚いため読む前は少し躊躇うが読み始めると最初から最後まで自分の無知さを痛感させられる本だった。
5時間ぐらいの「お金の講習」をイラストを使用して書籍化したレベルでたくさんの内容が書いてある。
来年のお正月、自分の親戚のお子さんにプレゼントしたい。 -
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相変わらず本当に分かりやすい!
ドイツはヒトラーやナチスが行ってきた残虐な行為に真正面から向き合い、反省を重ね、EUの盟主になるまで復活を遂げたドイツの歴史により興味が湧いた。そのような事実は知っていたものの、ヒトラーを民主的なやり方で国民が自らの手で選んだことが、その反省の背景にあるという点は非常に納得できた。そんなドイツも難民問題を抱え国内では不満も渦巻いており、今後の動向が非常に気になる。
イギリスのEU離脱は、EUにおけるドイツの力をさらに強力なものにしてしまう。EUが元々ドイツを見張るための組織だったことを踏まえるとよくない兆候かもしれない。 -
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わかりやすく<伝える>技術をわかりやすく伝えてくれる本だ。実用書だからということを差し引いても、さくさく読めて、腹落ちする点がいくつもあった。さすが池上彰氏だ。
本書でもっとも参考になった点は、わかりやすい話をする上で大切なのは、地図→対象化→階層化→地図...という流れであるということだ。まず、伝える相手に内容を一言でまとめるリードを示す必要がある。そのためには、話す内容を対象化しなければならない。箇条書きなどで対象化した内容を階層化することで、整理ができる。階層化により整理されたものは、わかりやすい地図になっている。このシンプルな流れで全体像を明確に示すことができる。
以前、私は会社で報告書を作成するとき対象化と階層化を同時に行っており、うまく階層化ができないときがあった。そうではなく、伝えたいことを先にすべて書き出して、その後で階層化を行うべきだったのだ。本書のおかげで資料作成が以前より楽しい作業になった。ありがたい。 -
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過去の世界の戦争、内乱、権力者交代など含め余りにも米国のCIAが絡み、自国(資本自由社会vs共産・社会主義)を優先させる工作を企てていたことに驚愕する。「世界の警察」とまで言われた米国の話は偽りが多く、この書によるとほとんどが「裏偽装」で仕組み、大国である米国、米国企業の優先(保護)を諮った工作も多くあった事実には改めて驚愕する。然るに日本のサイバー対策(戦争)は国内のセキュリティーにも頻繁に不備があることからも知識・技術も低い(北朝鮮よりも低い)と米国は評価、サイバー対策、スパイ対策などいざという時に日本は完全に丸裸で戦うような国になってしまっているのは悲しい。