池上彰のレビュー一覧
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【池上彰の未来予測 After 2040】
今から16年前の2008年に、今の生活スタイルを想像した人がどれだけいたでしょうか。
そして今から16年後の2040年、どのような世界になっているでしょうか。
2040年を池上彰さんが未来予測する著書です。
仕事、教育、自然災害、暮らし、健康の分野を分かりやすく未来予測されています。
例えば仕事編では、『今の仕事はAIに取って代わるものもある。』だからこそ、自分自身のアップデートが必要であると。
また教育編においては、通信制高校に通う生徒数が増加していて、高校生の約11人に1人が通信制高校で学んでいる現状や、オンラインで学ぶ人が増えていて、落 -
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この切り口で、この二人が議論する!
宗教と経営、全然関係ないようで実は似ているこの両者を、
宗教通の池上さんと、経営理論の大家入山さんが語り合う。
私が前に勤めていた新興の不動産会社は、まさにこれ。
オーナー社長がいい意味で教祖様。
社員は社長の魅力に引き寄せられる。
社長のことばを経営理念、経営信条に落とした3か月は忘れられない。
その後会社は上場し、今は1兆円企業になった。
私が入ったころは500億前後だったのに、、
ぶれない社長。「すべてを決めるのはお客様です」
この精神は残っている。あ、お客様は神様です、とは言っていないのがミソ。
腹落ちした社員は、朝から晩まで土地を仕入れるために -
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ネタバレこの本と並行して三宅香帆さんの本やnoteを見て、読解力の基になるのは教養だよね、なんて思っていたらまさにそれが書かれていて自分の中で結びついた!!となった。「読解力のベースとなる、知識と教養を身につける」「教養は『知識の運用力』だった」まさに私が三宅さんの本を読んで感じたことはこれだと思った。知識を身につけて、それを自分の中でかき混ぜながら教養にしていく。教養が身につくと、同じように本を読んだり舞台を観たりしても、「この言葉の背景にはこういう社会情勢がある、こんな主人公の思いがある」と読み解くことができる。より深く読んだり観たりすることができる。
今まで舞台を観る時はネタバレが嫌であらすじだ -
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ネタバレグローバルサウスの現状を知りたく、この本を手に取った。
グローバルサウスは、G7などのグローバルノースへの反抗心はありつつも、自国の利益を優先して、一枚岩になれない(本書にも書いてあるが、グローバルサウスというより、インターナショナルサウスといったところ)と感じた。第三勢力の動きや心理が手にとるように書いてあり、参考になった。
イスラム教について詳しく知らなかったが、戦争のためなら女子供の犠牲は厭わないという教えを知り、怖い宗教だなと感じた。
グローバルサウスのことを頭の片隅に入れず、ずっとアメリカに追従していたら、そのうち台頭するグローバルサウスに国力を突き放されて、国際社会で遅れをとってし -
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ネタバレ
相変わらず難しい…いや、我らが池上さん、これ以上ないってくらい噛み砕いて説明してくださっているのだけれど自分に知識がなさすぎて笑い泣き
あと何回読んでも宗教のとことか聖書のとことかパレスチナ問題とかわからなすぎる…
とりあえずなんとか読み通すことを目標に、気になったところはページを折って進みました。
まず気になったのは中国。不動産バブルが弾けたらしい、ということは知っていましたが少子化が進んでいることを知りませんでした。人口は14億人なのに30億人分の家屋が余っているとか。又、過去最高の失業率で、多くの若者は大学を出ても就職先が無いそうです。最近は就職口がない大卒の子どもが家事をして親か -
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この本を読んでいる中で小さい頃親に言われて引っかかっていたことや、子育てのやり方、学生時代に将来に対して感じていたことや、新社会人のころの気持ちを思い出した。
親には普通で良いと言われたがじゃあ普通でない選択は悪いことなのか。
お絵描きが好き、漫画が好き、だから将来は漫画家になりたいと私が言えば、そんな不安定な職業より公務員や資格のある仕事の方が良いと言われた。
親だから不安定な仕事を心配する気持ちもわかるけれど、私の気持ちを否定しないでほしかったな。
働く理由や社会の仕組み、そして働く自分の幸せついて改めて気付かされる考えさせられる本だった。
もっと早くこの本を読んでいたら人生の選択も変わ -
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自主的池上彰月間でBOOKOFFオンラインにて購入、読み終えた。
どのくらい理解したかと言えば、半分も頭に入ってはいないが、「中東」と「アラブ諸国」と「イスラム世界」の指し示す範囲はそれぞれ違うということは理解した。
「中東」と言えばイラン、イラク、アフガニスタンまでを含むサウジアラビア周辺で、「アラブ諸国」と言えば北アフリカやソマリアなどが含まれイランは含まれず、「イスラム世界」と言えば東南アジアのインドネシアなども含まれる。
「だいたいあの辺り」と言う認識しかなかった私にして見れば、少しは進歩したかも…。
そもそも地図を見てもサウジアラビアとエジプトくらいしかわからないと言う…。イランと -
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個人的に色々な宗教に興味があり、一見関係なさそうな宗教とビジネスと結び付けた本と言う事で興味を持ちました。
宗教的な信仰の熱狂と企業のパーパスが似たようなものと言う考えはとても納得できました。
個人的に子供の頃からある信仰を持っており、本書でもあるようように、宗教的な腹落ち・センスメイキングと言うのは、頭だけで理解できるものではなく、むしろ頭や理論だけだと葛藤があるのですが、いくつかの決まった習慣が行動様式つまり生活の一部となり、腹落ちとなっているような気がします。
多くの人から認められる為には、正当性・レジティマシーが必要で、つまりその事が社会通念に対して善いと認知される必要があります。 -
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ネタバレ印象に残った部分のメモと思ったこと
仕事編
・今後仕事の8割はAIに代わっていくということで、その中でも人間が仕事をしていくにはAIにはない「人間力」が重要になってくる。
・日本のアニメ会社は中国の下請けになるかもしれない。
→アニメーターの賃金が上がらない限り、優秀な人材が入ってこない。人口が日本の10倍の中国なら優秀な人材の日本の10倍いるということになり、中国のアニメが有名になる日が来るだろう。
アニメ好き・イラストレーション好きとして衝撃的な未来予測。昔からアニメーターの賃金が低いというのは問題だったけれど、この数年で何も変わらなければ、「中国産の日本のアニメ」になることは必然だと思 -
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(2015/4/8)
博識の二人による海外最新最深情報対談、という感じ。
北朝鮮が中国の影響で少しだけ持ち直しているとか。
日本は歴史上、中国朝鮮連合軍と戦っているが単独はないとか。
しかし、、結局現状に対する不満、富の偏りが戦争につながる、という思いは強くなった。
今や国対国の戦争ではなく、宗教、民族間の紛争ばかり。
その一方、ロシアは旧ソ連領土だったクリミアを欲しがったり、過去の領土を取り戻す動きがあちこち。
”イスラム国”もその流れだという。
誰も現状に満足しない。そこに戦いが起こる。
「戦争はいけない」は「現状に満足せよ」につながるわけだ。
その際持てるものは富を分配しなくてはいけな