酒寄進一のレビュー一覧

  • 黒のクイーン

    Posted by ブクログ

    保険調査専門探偵ホガートは顧客からある依頼を受けた。プラハの展覧会に貸し出した絵画が焼失し、調査に派遣した調査員が行方不明になった件を調べてほしいというのだ。プラハに飛んだホガートは、死体の首と手を切りおとしビロードにくるむ、猟奇連続殺人事件に巻きこまれる。『夏を殺す少女』で衝撃のデビューを飾った、オーストリア・ミステリの名手が仕掛ける巧妙な罠とは?

    ミステリとしては、初めての作品のようだ。構成はそれほど技巧を凝らしてあるわけではなく、ひたすら直線的に物語が進む。結末が見え見えだったので、星三つ。

    0
    2018年05月20日
  • 月の夜は暗く

    Posted by ブクログ

    母が誘拐され殺された。遺体は大聖堂のパイプオルガンの演奏台にくくりつけられ、脇にはインクのバケツ。口にはホース、その先には漏斗が。容疑者にされた父の疑いを晴らすべく、ミュンヘン市警の捜査官ザビーネは腕利き変人分析官と犯人を追う。浮かんできたのは、別々の都市の聖堂で、同様に奇妙な殺され方をした女性たちの事件だった。『夏を殺す少女』の著者が童謡殺人に挑む。

    グ、グロい。けれど一気読み。

    0
    2018年05月17日
  • 刺青の殺人者

    Posted by ブクログ

    全身の骨が折られ、血が抜かれた若い女性の遺体が、ライプツィヒの貯水池で見つかった。娘の遺体を確認した母ミカエラは、犯人を捜し出し、姉と共に家出したままの妹娘を探し出そうとする。事件を担当する上級警部ヴァルターは、暴走するミカエラに手を焼きつつ調べを進める。一方ウィーンの弁護士エヴァリーンは、女性殺害の嫌疑をかけられた医師の弁護依頼を受けていた。『夏を殺す少女』続編。ドイツで爆発的な人気を博した話題作。

    ややホラーの味わいもある、シリーズ第二作。ページターナーとしての腕は確かです。

    0
    2018年05月14日
  • モナ・リザ・ウイルス 上

    Posted by ブクログ

    ドイツの作者が書いたミステリー小説。
    話の始まりはアメリカン・ミスの美女たちを乗せたバスが拉致される事と並行してある脳神経科学者の娘が行方不明になることを起点として世界を股にかけて事態は進行する。

    話の核となるキーワードは「美貌」について。
    物語の裏には、元々ハンサムだった大富豪が事故によってその美貌が崩れ、精神的にも破綻し、凶行に走っていく事があるようだが、まだ明るみには出てきていない。。

    話の切り口は斬新で面白いが、いかんせんやることがエグイ。ただ、ともするとある人物を評価するにあたり、その人の人格、内面、能力以上に評価される美貌とその価値について再考するきっかけになるかなーとも思った

    0
    2018年05月12日
  • 弁護士アイゼンベルク

    Posted by ブクログ

    凄腕の女性弁護士アイゼンベルクは、ホームレスの少女から弁護を依頼される。彼女の友人のホームレスの男が若い女性を殺害し、死体を損壊した容疑で逮捕されたのだ。しかもその男がアイゼンベルクの元恋人だったと判明する。高名な物理学教授の彼がなぜホームレスになり、殺人の被疑者に? 二転三転する事件と、法廷での熾烈な論述戦の果てに明らかになる、あまりに意外な犯人。ミステリドラマの脚本家としても名高いドイツ推理作家協会賞受賞作家が贈る傑作ミステリ!

    リーガル・サスペンスを期待していたのだが、全然違う展開になってしまった。ご都合主義もいいところ。

    0
    2018年05月06日
  • 刺青の殺人者

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「夏を殺す少女」の続編です。
    犯人がわかりやすかったので☆x3

    相変わらず登場人物が魅力的な作品。
    前作と同じく弁護士エヴェリーンの活躍を楽しみにしてたのですが、本作は娘を探すミカエラがヴァルターと活躍するので、エヴェリーンの活躍が薄い印象。
    エヴェリーンの彼氏、パトリックが残念。
    エヴェリーンボロボロの状態で次回作はあるのだろうかと心配。

    ヴァルターは相変わらずの終始親切っぷりがすごい。娘のヤスミーンの性格がああなるのも分かる気がする。

    次回作も期待です。

    0
    2018年04月16日
  • 穢れた風

    Posted by ブクログ

    オリヴァ―とピアシリーズの第5作。

    オリヴァ―…。
    奥さんに浮気されて離婚になったのはかわいそうだけど、
    ショックから立ち直れなさすぎだし、
    女性に目がくらんでだまされるし、
    警察官なのに犯人の逃亡を助けたし、
    職場放棄だし、
    大金に動揺し過ぎだし、
    脅迫にビビりすぎだし、
    良いところ全くなし。

    よくピアが許したな、という感じ。
    もっとかっこいい刑事だったはずなのに、
    腹も出てたし。

    風力発電をめぐる汚職も陰謀も、愛を求める少年も、残虐な殺人さえもかすむ感じ。

    0
    2018年04月07日
  • 穢れた風

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    オリヴァー&ピアシリーズ第五作。
    オリヴァー&ピアのシリーズなのに、ここ数冊、どんどんオリヴァーが壊れていってダメ男になっていっていて、刑事としてすら使えない人間になっていっていて実に残念。
    正直読んでいて痛々しくてオリヴァーのシーンは見ていられなかった。
    その分、ピアの頑張りはますます必要で、彼女の方も折角得た新しいパートナーとの関係が危うくなってきていて、こちらも別の意味で心配。なのに、オリヴァーは勿論のこと、他のチームメンバーたちもプライベート優先で、ピアのプライベートは誰も心配しないの?と彼女本人ではないが、そう言いたくもなる。

    事件の方は風力発電建設に絡んだ様々な汚

    0
    2018年01月27日
  • 穢れた風

    Posted by ブクログ

    バラバラな事件が最後に繋がった・・・のか?
    最後までよくわからなかったのは私の理解力のせいだろうか。
    登場人物が目覚ましい活躍をするわけでも素晴らしい推理をするわけでもなく、流れで事件が解決する。
    オリヴァーがもうなんかダメダメだ。この人どうして刑事になれたのだろう。

    0
    2018年01月09日
  • 穢れた風

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    オリヴァーがダメダメ過ぎて、ここまで女に弱いと楽しく読めない。きっと次作で、シャキーン!と有能な上司ぶりを見せるための前振りなんだと信じたい。
    大勢の登場人物の、複雑な性格をこんがらがること無く描くのは流石。
    しかし、嘘つきはほんとうに息をするように嘘を吐くんだと言う話を立て続けに読んでしまい、今更ながら人間不信になります。

    0
    2017年12月11日
  • 穢れた風

    Posted by ブクログ

    ネレ・ノイハウス『穢れた風』創元推理文庫。

    刑事オリヴァー&ピア・シリーズ第5作。そろそろこのシリーズもマンネリ化して来たように感じるのだが…

    風力発電施設建設会社のビルの中で、夜警の死体が見付かる。風力発電の利権に関わる容疑者が次々と浮かび上がり、さらに第二の殺人が…

    0
    2017年11月04日
  • 静寂 ある殺人者の記録

    Posted by ブクログ

    どんなに小さな音でも聞こえてしまう聴覚を持って生まれたカール。その聴覚ゆえに少しも泣き止むことなく、母親を苦しめ続けた。その原因が分かった両親は、地下のサウナ室を改造しカールの部屋とし、音の聞こえない世界を作り上げた。そこで大きくなっていくカール。しかし、年齢とともに様々な不都合が生じ、カールには休まるところがない。そして見つけた静寂の場。静寂を求めてカールのとった行動は…。

    20世紀末から今世紀初めにかけてのヨーロッパが舞台。とにかく壮絶な描写が多く、ちょっとしんどくなる。それでも、カールの行く末が知りたくて読み続けてしまう。
    読後は、悲しく、もう一度最初に戻ってしまう。

    0
    2017年09月22日
  • 刺青の殺人者

    Posted by ブクログ

    妻を亡くしたシングルファーザーでぜんそく持ちの刑事と猪突猛進型の女性弁護士が、三年の時を経てふたたび出会う『夏を殺す少女』の続編。

    ヴァルターは被害者の母に協力するため警察機構のルールをはずれて捜査を進めるが、警察に全幅の信頼を置いているわけではない彼女に騙され振り回されながら、ドイツ、チェコ、オーストリアと駆け巡ることになる。もう一方の主人公エヴェリーンは、信頼のおけない依頼人の弁護に翻弄されていく。

    フランシス・ベーコンの「復讐心に燃える者は自らの傷口をひらく」という言葉がキーワードになっており、プロローグからアクセル踏みっぱなしの展開を見せる。骨を折られ血を抜かれて殺される犠牲者達。

    0
    2017年06月18日
  • テロ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    乗員乗客164人が乗った旅客機がハイジャックされ、緊急発進した戦闘機パイロットは旅客機が7万人の観客がいるスタジアムに突っ込もうとしているのを察して独自判断で旅客機を撃墜する。彼は164人を殺した殺人者なのか、7万人を救った英雄なのか。

    裁判所での判事、検察、弁護士、容疑者である戦闘機パイロット、証人たちのセリフだけで構成されてます。短いです。結末は自分で考えるようになってます。

    私個人は、法律的に殺人罪で有罪の判決、その上で政治的に特赦されるのが良いと思います。

    0
    2017年04月25日
  • 死体は笑みを招く

    Posted by ブクログ

    ヘニング、あんたにはがっかりだよ。百歩譲って別居中とはいえ、もうちっと場所を選べ いくらなんでも食卓はいかんよ 現場を目撃したピアが捨て台詞を言って去る。オイオイピア姉さん、そこは、黙って静かに撤退するのが大人の対応やろ。まぁ写メ撮らんかっただけまだマシかw
    ピア(38才)が癒しを求めてルーカス(21才)に走る。いくら向こうから言ってきたとしてもアラフォーが20代(しかも超美青年)に行くか⁉ もう勘弁してくれゲロゲロ

    4作目にして、今までで一番面白くなかった でも、新作出たら絶対読むけどさw

    0
    2017年04月12日
  • 死体は笑みを招く

    Posted by ブクログ

    パウリ―先生は、これまで生きてこられたのが、奇跡じゃないかというくらい、色んな人から恨まれまくっていて、容疑者がごろごろ。
    一瞬これは、あのオリ、、、もとい、某高級寝台特急での殺人事件のトリックじゃないかと思ってしまった。
    序盤、事件が地味な印象が否めなかったのは、直近でP.ルメートルを読んでいるからだけではなく、シリーズの他の作品と比べても、やっぱり、控えめ。それでも、「最悪の事件」とオビにつくのは、ピアにとって、個人的に最悪の事態が続くのだと納得。確かに、終盤の展開は辛い。

    0
    2017年03月14日
  • 月の夜は暗く

    Posted by ブクログ

    ★3.5

    事件分析官と言えば、同じくドイツのアーベルト&クリストシリーズがある。偏屈者とそれに振り回される女性相棒が猟奇的な連続殺人に挑む、という似た設定だ。どちらも気楽に読めるエンターテイメント(以上でも以下でもない)だが、本作は2人のセラピストパートを上手く組み込んでいて先行きのハラハラ感にぐいぐい引っ張られた。
    ただ後半、舞台がウィーンに移ってからはスナイデルの変人ぶりが影を潜め、ヘレンの存在感がドイツの2人組より優ったような気がする。さらに事件後半はご都合主義が目立って少し雑な収束感が否めない。シリーズらしいので次作に期待したい。

    0
    2017年03月15日
  • 深い疵

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    思いもしなかった人が犯人。
    犯人の過去の体験がおぞましい。こういう被害者の人たちは沢山いたんやろな…。人間は、どこまで残虐になれるのか…。
    このシリーズ、発行が順番通りじゃないから、人間関係が混乱する。

    0
    2017年02月14日
  • 死体は笑みを招く

    Posted by ブクログ

    オリヴァー&ピア第2弾。
    クリストファーが初お目見え。
    最後のピアが拉致されるところがちと盛り上がるが、あとはやや冗長。
    あとピアがモテモテ。
    オリヴァーは・・・ダメンズ。

    0
    2017年01月13日
  • カールの降誕祭

    Posted by ブクログ

    短編集。犯罪小説。ミステリ。サスペンス。
    ジャンル分けが難しい。精神崩壊小説とでも言いたい。
    『犯罪』でも非常に特徴的だった、極めてシンプルな文章が心地よい。
    奇妙な絵も含めて、読んでいる人の精神にまで影響を与えるかもしれない作品。

    0
    2016年12月24日