酒寄進一のレビュー一覧

  • 弁護士アイゼンベルク 突破口

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    ノイハウス等の名訳者、酒寄氏が訳しているので期待して読み始めた。なるほど、映像化され易いスピーディな展開だったし、嘘でしょ、と突っ込みたくなる程、調子良く進んで行った。軽く読めるエンターテインメント的ミステリー。

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    2020年05月27日
  • 穢れた風

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     オリヴァー&ピアシリーズ。
     事件の謎解き以前に、探偵役の警察の皆さんがが大変なことになってる。むしろそっちの謎のほうが気になってしょうがない。
     オリヴァー……ほんとにお前どうしたんだよ。そして次巻への引きがすごい。どうなるんだオリヴァー。

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    2020年05月10日
  • カールの降誕祭

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    初シーラッハです。殺人犯たちの殺人にたどり着くまでのエピソードやその背景が淡々と描かれています。まるで、モノクロの短編映画を見るように、自然と映像が浮かび上がってきました。挿絵もすばらしい。物語を盛り上げる重要な要素になっています。

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    2020年05月06日
  • 死体は笑みを招く

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     オリヴァー&ピアシリーズの第二作。
     自然保護活動家が殺されるが、活動家は皆から憎まれていて、どうにもやはり殺される理由が多すぎる。

     シリーズを時系列で読まずに楽しんできたけど、
    事件ではなく彼らの人生において、この人がここで出てくるのか!という巻。面白いのはもちろんなんだけど、やはり時系列でよみたかったなぁ……と初めて思った。

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    2020年03月05日
  • 悪女は自殺しない

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     乗馬がうまくそれを鼻に掛け、美しく、妻のある男を寝取るような嫌な女。
     誰もが彼女を嫌う。

     そんな彼女が死体で発見された。一見自殺のように見えたが、タイトルの通り自殺ではない証拠が出てくる。嫌な女だけあり、動機のある男も女もわんさか出てくる。にぎやかで面白い。

     オリヴァー&ピアシリーズの第一作だけあり、2人の関係がむちゃくちゃ他人行儀で面白い。

     しかし……この本では解き明かされない謎がある。
     本当の彼女はどんな人だったのだろう。悪女ではあるものの、魅力もあったはずだ。けれど、あまり魅力的なところがよく見えない。そこが少し残念である。

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    2020年03月04日
  • 生者と死者に告ぐ

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     シリーズものがあるとき、あるいはこの作者が気になるというとき、私はなるべく第1作から読みたい。第1作を読むときのネタバレを回避したいのだ。
     しかしながら、これはシリーズ第7作なのだが、この本を紹介する案内に強く惹かれてこの作品から読んでみる。

     なぜ殺されたのか分からない人たちを辿る謎はもちろん魅力的なのだが、登場する刑事たちの背景を想像しつつ読み進めるのは楽しい。
     事件単体の面白さだけでなく、謎を解く刑事たちにも人生があり、事件があった。
     謎や解き方、トリックを楽しむミステリではなく物語を楽しむミステリ。
     他の作品も読みたくなる。

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    2020年02月27日
  • 弁護士アイゼンベルク 突破口

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    凄腕の女性弁護士アイゼンベルクは、映画プロデューサーのユーディットから弁護を依頼される。ログハウスにプラスチック爆弾を仕掛け、滞在していた恋人を遠隔操作で爆殺した容疑で逮捕されたというのだ。無実を主張するユーディットの弁護を引き受けるが、彼女の自宅からは爆弾と起爆装置が発見され、さらに何かを隠しているようで……。

    シリーズ第2作。やや展開にもたつくところがあり、一気に読み終えることはできなかったのが残念。

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    2020年02月16日
  • モナ・リザ・ウイルス 上

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    こういう色々要素を盛り込みすぎていて、同時進行型に登場人物も入れ替わるのに、人物紹介表を見なくて済んでる本というのは初めてかもしれない。人物描写はうまいと思う。一応事件起こるけど、重みないんだなー。ポテロングってすごい軽さだよね。そして作者の個性というか、AIが書いたみたいで、臭くない。これ、どうなんだろう、全く下巻の予想つかないなあ。(粗筋以外?面白いのか、どう収集つけるのか、多分ビックリしないんだろうなー)このアメンボのような軽やかさはなんだろうー。この体臭臭くなさはなんなんだろー。

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    2020年02月09日
  • 死体は笑みを招く

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    安心して読める人気シリーズの2作めだが、4作読んだ中では最下位かな。事件そのものより、刑事らの私生活、恋愛の相手、結婚、家族の比重が大きすぎるにも関わらず、翻訳順がバラバラなので、あれ?今どこ?いつ?みたいな感覚になる。ピアというメイン人物を小柄な人と思ってたら、178センチってびっくり。粗筋書いとこ。人が殺されました。結構最後の方まで犯人はわかりません。というか、まさかなんとなーくさりげなーく出てきた人が、実はやってました、というパターンで、ちょっとお粗末。なーんか3時間ドラマスペシャルみたい。

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    2020年01月07日
  • 生者と死者に告ぐ

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    面白いんだけど、3分の2くらいに短く出来そう。どういうわけか話が進まない。
    今回も酷い登場人物がいるが、あんまりどうしようもないキャラは出さなくてもいいのではないだろうか。出す意味がわからない。物語に必要なわけでもないし、面白さが増すわけでもない。
    オリヴァーは大分ましになった。ピアがちやほやされる場面は今回はあまりなかった。

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    2019年12月23日
  • 黒のクイーン

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    ネタバレ

    「夏を殺す少女」の作者の作品。
    上記に比べるとテンポなど悪い印象。
    推理についてもちょっとご都合主義な感じが。
    一番残念だったのはタイトル。
    原作はどうかわからないが、このタイトルでなんとなく展開がわかってしまった。
    3部作とのことで次作の邦訳に期待。

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    2019年12月12日
  • 深い疵

    nao

    購入済み

    うーん、面白かった…のか
    ナチス政権下の出来事には興味があり色々読んだので、これも読んでみたのですが、別のサイトで買って読んでいたのをすっかり忘れて、買って読んで、後半←解決間近になって
    あれっ、これって読んだ覚えがある…!と思い出す、というのを3回もやってしまいました
    読んだ本は忘れない方なのですが、こんなに印象が薄い本は初めてです
    どなたかも書いておられましたが、最後の解決が無理矢理すぎて(何であんなに酷いことをこの一家にしなきゃいけないのかサッパリ)納得いかないですよね
    ちょっと火サスぽいし
    でもこれ面白いと批評サイトにあるので、またウッカリ買わないように気をつけないと…

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    2019年09月27日
  • 禁忌

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    弁護士と刑事の法廷のやりとりが面白かった。理解できていない箇所も多々あって、シーラッハのコリー二事件も読んでみた方がいいのかもしれない。

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    2019年09月27日
  • 夏を殺す少女

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    沢山賞を受賞してるすごい人のよう。2つの都市にて同時進行に話が始まる。ドイツにて事件を追う刑事。ウィーンで働く美人女弁護士は、違う事件に共通点を見つけてしまい、有給を取り、その事件を個人的に調べる。沢山人が出てきて、ちょっとドイツ語圏の人名が覚えにくく、必死についていく。次第に真相が見えてきて、主人公同士が絡み合う。非常に手慣れた書き手のうまい文章と構成。話題にしやすいかもしれない。そうだな、そういう、いわゆる正統派ミステリーって、わかってるだろう、個人的には全然惹かれないんだ。

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    2019年09月25日
  • 死体は笑みを招く

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    今回はあまり面白くなかったというか、これまでのシリース中で最下位(俺の中では)ですね。恋愛が絡むと一気に面白くなく成るのはなぜだろう。特に女性作家の場合。

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    2019年06月27日
  • 新訳 メトロポリス

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    機械化された社会でトップに君臨するフレーデルセン親子だが、息子のフレーダーが偶然見かけた女性マリアと恋に落ちる。その後何が起こったかよくわからないが都市が崩壊し、フレーダーは父親のヨーの宿命の相手、ロートヴァングと対決する。見事勝ったフレーダーとマリアは結ばれ、ヨーも人間らしい心を取り戻す。

    この小説はナチス台頭少し前のドイツで書かれた作品で、これが書かれた頃はまだ『ロボット』と言う言葉が無かったとのこと。これ以前のSF小説がどんなものか知らないが、
    「頭脳と手の仲介者は心でなくてはいけません」
    この言葉は現在あるほとんどの近未来SFのテーマになってると思う。

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    2019年05月12日
  • 弁護士アイゼンベルク

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    凄腕の女性弁護士にホームレス少女からの弁護依頼。殺人の被疑者は元恋人の物理学者。コソボから逃げてきた母子から、一族の復讐のため夫の居場所を聞き出そうとする刑事と異母弟。問い合わせてきたミュンヘンの女子学生。

    如何にして、何故敏腕になったかが垣間見える、がっつりミステリー。

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    2019年04月14日
  • デーミアン

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    特にひねりがあるわけでもなく少年が大人になる成長物語。
    家族(ことなかれ主義)からの影響は少なく、中高一貫校での出会う人物との生活から人生を学んでゆく。
    タイトルのデーミアンは若くして自分の考えを持っていて、数回の出逢いから少年に強く印象を与えることとなる。

    ↑書いてて、ふつーだなあ。こう、もっとこの本による「特別な」ことを書くんだ。

    酒寄さんは以前から信頼してるというか、手に取った本に「まちがいない」という印象がある。
    しかし今回はよくわからなかった。
    とても読みやすい。。

    どうもピンと来なくて。本って①面白いけど惹き付けられない②その逆があって今回は①だった。この本に限らず子供の成長

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    2019年03月29日
  • 夏を殺す少女

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    児童虐待、その後の解離性障害を素材に使うミステリ。一気に読めるがとても苦しい読後感が残る。児童虐待があまりに日常に近くなった今に物語として読めるものではない。

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    2019年02月24日
  • 静寂 ある殺人者の記録

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    やっぱ学校に行くのは重要だな。好きでなくても仲間って必要だ。耳がとても良い少年が地下で1人で成長。近所の車椅子の老人が教えに来るが、温室のような環境で育ってしまった。人間関係で行き詰まりを見せると、すぐに生命を終わらす。しかも善意と思って。悩まない。考えない。本来子供が学校で教えらたり、衝突したり、その度に色々苦悶することを彼はできなかった。やはり両親がダメだったと思う。おかんも子供産んだだけじゃダメで、育てないと。非常に読みやすく映画や曲のような感じがしたが、やはり作者は作曲家でミュージシャンだった。

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    2019年02月16日