【感想・ネタバレ】モナ・リザ・ウイルス 上のレビュー

あらすじ

『ダ・ヴィンチ・コード』に連なる傑作!

「よき『モナ・リザ』が悪しき『モナ・リザ』に永遠に取って代わられなければならない」(本文より)

ドイツ・ミステリーの新機軸となる、傑作エンタテインメント登場!


(上巻あらすじ)
ボストンに住む神経美学者ヘレンは、ある日、見知らぬ男からの電話を取った。
その男、パトリック・ワイズは、自分の父親が失踪し、それにヘレンの娘が関与している可能性があると言う。
離れて住む娘が行方不明になっていると知り、ヘレンは手がかりを求めワルシャワにあるワイズ邸へ飛んだ。

同じ頃、メキシコの高級リゾート・アカプルコでは、ミス・アメリカの候補者全員が行方不明になる事件が発生。
FBI捜査官ミルナーが現地に向かう。

さらに同じ頃、ブラジルや中国でミツバチが大量死し始める。
原因は、ウイルスか? ミツバチがいなくなれば食糧供給は瞬く間に崩壊し、人類は飢餓に襲われる。

ワイズの父親の部屋でヘレンが見たのは、壁に貼られた娘の写真と、モニター上の緑の数列と文字列――コンピューターウイルスだった。
そのウイルスは「人類の生活の基盤を破壊する」と、パトリックは言った。


世界各地で同時多発的に起きる一連の事件に、果たして関連はあるのか、ないのか。
21世紀とルネサンス、ヨーロッパとアメリカ、時間と空間を往き来する、空前の「美」のミステリー!!

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Posted by ブクログ

こういう色々要素を盛り込みすぎていて、同時進行型に登場人物も入れ替わるのに、人物紹介表を見なくて済んでる本というのは初めてかもしれない。人物描写はうまいと思う。一応事件起こるけど、重みないんだなー。ポテロングってすごい軽さだよね。そして作者の個性というか、AIが書いたみたいで、臭くない。これ、どうなんだろう、全く下巻の予想つかないなあ。(粗筋以外?面白いのか、どう収集つけるのか、多分ビックリしないんだろうなー)このアメンボのような軽やかさはなんだろうー。この体臭臭くなさはなんなんだろー。

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2020年02月09日

Posted by ブクログ

ドイツの作者が書いたミステリー小説。
話の始まりはアメリカン・ミスの美女たちを乗せたバスが拉致される事と並行してある脳神経科学者の娘が行方不明になることを起点として世界を股にかけて事態は進行する。

話の核となるキーワードは「美貌」について。
物語の裏には、元々ハンサムだった大富豪が事故によってその美貌が崩れ、精神的にも破綻し、凶行に走っていく事があるようだが、まだ明るみには出てきていない。。

話の切り口は斬新で面白いが、いかんせんやることがエグイ。ただ、ともするとある人物を評価するにあたり、その人の人格、内面、能力以上に評価される美貌とその価値について再考するきっかけになるかなーとも思った。

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2018年05月12日

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