酒寄進一のレビュー一覧

  • カールの降誕祭

    Posted by ブクログ

    シーラッハ作品は、「犯罪」しか読んでいなかったので、本作が2作目になります。

    が。

    大分前に読んだから、詳細覚えてません←

    この本を読んでる時に浦沢直樹のMONSTERに出てきた絵本を思い出した、ってことを思い出しました←←

    クリスマスには殺人事件が増えるっていうフレーズ、クリスティ作品に無かったっけか。

    0
    2016年03月24日
  • カールの降誕祭

    Posted by ブクログ

    シーラッハらしい危うさに満ちた短編3作。
    その怖さを感じるためには自分の想像力も必要。ただ他の作品を読んでいるとパターンが読めてしまうのが残念ではある。

    0
    2016年03月11日
  • カールの降誕祭

    Posted by ブクログ

    クリスマスプレゼントにちょうどいい短編3つを収録した本。相変わらずシーラッハは読みやすく、この本は1時間もかからない。
    筆者の犯罪者への眼差しが温かく、悲惨な事件でも読後が暗くないところが好きなのだけど、同じパターンが続くのでそろそろ飽きてくるかも。
    ちょっとした刺激、クリスマスならではの人の温かさ(温かくあろうとする)、社会を少し批判的に振り返る、といった小品。

    0
    2016年08月25日
  • 夏を殺す少女

    Posted by ブクログ

    タイトル&レビュー買い。

    レビューどおりテンポは良いけど、
    そんな都合良く
    事故死装え続けるかなーとか、
    日本語訳意味不明なとこあったり。

    …ぬいぐるみの脚の乳首とは。笑

    0
    2016年02月08日
  • 悪女は自殺しない

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    オリヴァーの?が思っていたのと違っていたので、ドイツの刊行順とも日本の刊行順とも違う順で読んでることに気がついた。
    人間関係がごちゃごちゃしていて、なかなか区別が付かなかった…。最後の最後まで誰が犯人か全然分からなかった。
    オリヴァーが第一作目から、格好いい。読んでない「深い疵」も早く読みたい。

    0
    2016年01月14日
  • カールの降誕祭

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    シーラッハ、新刊が出るとつい読んでしまう。
    今回は薄くてすぐ読めた。
    元弁護士だけあって実話を元にした話しが興味深い。

    0
    2015年12月23日
  • 悪女は自殺しない

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    オリヴァー&ピアの1作目。
    最初の事件ってまあこんなもんか。獣医さんのグループGJだけどオリヴァーそれ捕まえなくていいの?

    0
    2015年11月27日
  • カールの降誕祭

    Posted by ブクログ

    全編93頁だが、うち10頁は訳者あとがき。

    相変わらずの無駄なし筆致。でも短けりゃいいってもんじゃない。短すぎてブラックさに欠ける。短すぎてフツーのお話でしかない。行間から罪とか狂気とかを読み取るのがこの作者の醍醐味なのに、変な挿絵と余白の多さで世界に入り込めなかった。

    絵本みたいな本にこのお値段とは。創元社さん、挑戦的だわー。

    0
    2015年11月21日
  • 漆黒の森

    Posted by ブクログ

    ドイツの作家ペトラ・ブッシュ、2010年発表の小説。ドイツの「黒い森」に接する小さな村を舞台にしたミステリー。伝承と因襲に囚われた閉鎖的な小村で起きる忌まわしい連続殺人・・・横溝正史か小栗虫太郎かといった感のする舞台設定ですが、なかなか読ませます。ミステリーとしての出来はともかく、物語りとしては面白いです。

    主人公は近くの街のエリート刑事、猫と写真が趣味の独身プレイボーイ、子どもの頃の出来事が原因で心に傷を負っています。取材で黒い森を訪れ死体を発見するのは美人ツンデレライター、有名誌のやり手編集者であったのがボスとトラブルになり解雇、今はしがないフリーのライター。この出来過ぎのカップルによる

    0
    2015年11月15日
  • 悪女は自殺しない

    Posted by ブクログ

    どの容疑者が犯人でも成り立つかもしれないと思った。好感の持てる女とそうでない女との描写の差が激しい。結構外見で女を判断している感じ。女性作家なのにね。貴族出身の刑事が主役って、確かエリザベス・ジョージにもあったような。

    0
    2015年10月22日
  • 悪女は自殺しない

    Posted by ブクログ

    ちょっと話が込み入りすぎているのと、中盤から後半にかけてのテンポが重いかなと感じました。既訳の同シリーズ2作の方が好きです。

    0
    2015年07月22日
  • 黒のクイーン

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    買ってから少し読んだ後、進まず、放置。
    だいぶ時間が経ってしまいまして。。。
    というのも、前半部分がちょっと読みづらかった。。けど、中盤から展開が早くて、一気に読んだ。
    やっぱり、そのネタ。。とか、チェスは知らない。。とかあったけど、久しぶりのヨーロッパミステリーを満喫。
    プラハの暗さを経験したくなった。

    0
    2015年07月05日
  • 黒のクイーン

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    タイトルの「黒のクイーン」よりも、




    「白のビショップは生きている」の方に痺れたのでこっちをタイトルにした方がと思った一秒後にそれじゃネタバレ極まれりだと我に返った。

    0
    2015年05月07日
  • 深い疵

    Posted by ブクログ

    久々の読書で、なかなか前に進まず時間ばかりかかってしまった為 面白かったのかそうでなかったのか分からない状態。 確かに重く深い疵ではあるが、まさかのハーレクイーンなエピローグにはちょっと苦笑した。

    0
    2014年10月14日
  • 白雪姫には死んでもらう

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    刑期を満了した青年が殺人事件の現場の故郷に帰ってきたことから、田舎の集落の平穏が崩されていく。
    「鉄壁の自制心と上品な振る舞いを教え込まれてきた」というオリヴァーに惹かれた。ドイツにも貴族が今もいることに、驚いた。しかも警察に勤めているとか。ドイツの文化は、あまり馴染みがない。
    楽しんで読める小説で触れることができるなんて、一石二鳥。

    前作の「深い疵」は暗そうで読むのをやめようと思っていたけど、読んでみよう。人間関係がこの話で破綻してる人もいるので、遡ると辛いかもしれへんけど。

    0
    2014年09月19日
  • 深い疵

    Posted by ブクログ

    第2次世界大戦(と言うよりナチ)の傷痕が今だ生々しいドイツ。あらすじを読んだ時には、政治的な意味合いで「ユダヤ人問題」がクローズアップされた事件なのかと思ったが、あまりそこは突っ込まれず、正直ホッとしてしまった。それよりも驚いたのは、ドイツではまだまだ前時代的(だと思っていた)な「貴族」という存在にかなりの価値があるのだということ。この価値観は理解しづらい。
    しかもこの話、登場するほとんどの女性がタフで、男性陣のヘタレっぷりが際立っているけど、これはドイツの国民性?(確かにメルケル首相はタフそう)

    だいぶ細切れで読んだ為、警察が右往左往していた印象しかない。でも一気に読めばなかなか面白いと思

    0
    2014年08月13日
  • 黒のクイーン

    Posted by ブクログ

    プラハの美術館が火事になり絵画が焼失した事件を追っていた同僚が行方不明になり、その調査に主人公のウィーンの保険調査専門探偵が雇われて真相をさぐる話。連続殺人事件に巻き込まれながらその犯人を推理していく過程はおもしろく読めたが、結末の真相は少々がっかりだった。個人的にはルール違反的な印象かな。しかし主人公のキャラはいいなと感じた。直接話の内容には関係のない主人公の弟や姪の存在が気になる。

    0
    2014年08月01日
  • 夏を殺す少女

    Posted by ブクログ

    2人の主人公の『猪突猛進』ぶりにハラハラさせられたミステリー。
    強引すぎる捜査は、一歩間違えば犯罪のボーダーラインを簡単に超えてしまうので、読んでいて不安になる。『正義感』と言えば聞こえはいいけれど、行き過ぎた『猪突猛進』はあまり好きではない。

    話のテンポは良く、飽きずに読めたが、事件自体は少し疑問が残るし、ご都合主義的な部分も否めない。
    船長は本当に塗り潰された名前の正体を知らなかったのか(冒頭に「本当に知らないんだ」っていう独白があるけれど…)とか、あれだけの人数をすべて事故死に見せかけるのは運があっても不可能なのでは?とか、私立探偵の能力が出来過ぎとか。
    ミステリーとしては詰めがちょっ

    0
    2014年08月03日
  • 白雪姫には死んでもらう

    Posted by ブクログ

    ミヒャエル・ハネケ監督の映画「白いリボン」を彷彿とさせる、小さな村に渦巻く悪意。警察サイドの恋愛モードエピソードが鬱陶しさに拍車をかける。怖い怖い。

    0
    2014年07月19日
  • 黒のクイーン

    Posted by ブクログ

    作者の手腕なのか訳者のテクニックなのか、さくさく進んで大変読みやすい。短いセンテンスの中に、シンプルな表現で必要最小限の情報は提示されているので、ストーリーとキャラクター両方が浅く広く読み手に浸透してくる。

    前作同様、事件を通して知り合った男女のコンビが、協力して真相に迫るという展開。今回の舞台はプラハ。ひとつの事件がいくつもの枝葉に分かれていくという展開はよくあるが、本作品はその逆。誰を追って何を明らかにすべきなのかが判りやすいので、ストレスも少ない。

    ストーリーは順調に進むが、都合よくできている感は否めない。手掛かりの入手や、真相に近付くプロセスにミステリ的要素はあるものの、主人公が簡

    0
    2014年05月06日