アレクサンドル・デュマのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ古典文学の名作の1つです。
できれば岩波文庫でしっかり読みたいところではありますが、時間もなかなか取れそうにないので、少年文庫版にて。
とはいえ、少年文庫でもしっかりとした読み応えのある作品です。
好青年エドモン・ダンテスが、欲望のままに陥れられ、婚約者を奪われ長く地下牢に閉じ込められるところから物語は始まります。
獄中で出会った神父から隠し財宝の在り処を聞き、その島の名前から「モンテ・クリスト伯」と名乗り、ローマでアルベールとフランツという2人のフランス青年貴族と親交を深めるところまでが上巻で描かれます。
中巻からの、物語の展開(壮大な復讐劇?)にも期待が高まります。
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Posted by ブクログ
殺人の場に偶然居合わせた著者が、出会った市長宅に招かれ、
集った人々から奇怪な体験談を聞くことになる。
短編を枠物語の形式で綴っていく幻想怪奇譚。
年表有り。
「この人殺し!」生首がしゃべったことが発端。
死とは?死体が動くことはありうるのか?
当時の科学の論議から始まり、集った人々が語っていく。
市長ルドリュー・・・ギロチンの犠牲者の怒りと悲しみ。
医師ロベール・・・判事のもとに訪れるのは呪いの産物か?
ルノワール士爵・・・サン=ドニの王墓の事件と亡霊たち。
ムール神父・・・死刑となった盗賊との約束は果たされるのか。
アリエット氏・・・商人の妻が遭遇する不可思議な出来事の数々。
グレゴリスカ夫人・・・敵対する兄弟。弟の死。毎夜訪れる者とは?
デュマ版「百物語」という感じ。
実在の人物や歴史に架空の人物も混ざり、幻想的な印象です。
生首はしゃべり、憤怒し、口づけする。
死体はメダルを守るために抵抗し、呪い、悪しきものに憑依され、
或いは吸血鬼となり邪な想いで夜な夜な訪れる。
と、なかなか怖い話が揃っています。
その時代の歴史的背景(フランス革命や王政復古)、
地理的条件(モルダヴィア等)に思い巡らしながら読むのも、一興。
余談ですが、実在の人物でサン=ドニの王墓の話を語る
アレクサンドル・ルノワールに興味を持ってしまいました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ間違えて削除してしまった。再度、ブログから感想上げ直しします。
ブログから感想を移しました。
枠形式といわれる物語の中に物語に込められていく語られていくのですが、タイトルの翻訳は大変だったでしょうね。
アラビアンナイトは枠形式の代表です。一つの物語の中にいくつも入っているので、私はマトリョーシカっぽいとか言ってましたが。
この形式はインド文学から大陸を流れて、アラビアでこうした形でまとまったものですので、興味がある方はアラビアンナイトは手に入れやすいですし、一度、読まれることをお勧めします。
インド文学だと「屍鬼二十五話」「ラーマーヤナ」、「カターサリット・ナーガラ―」「マハバーラタ」などが著名です。どれも面白いですよ、大好き。
百物語のような形式も面白かったのですが、物語としては科学的に怪異を解こうと始まる物語が、いつの間にか単なる怪談になるのは勿体ないなと思ってしまった -
Posted by ブクログ
モンテ・クリスト伯爵の復讐が終わった。ただ、ダングラールへの復讐の方法が他の二人に比べて甘くないか?おそらく、この人は痛い目に会っても全然反省しないで、翌日からケロっとまた金だけが生き甲斐の俗っぽい暮らしを繰り返すんじゃないのか?
それにしても、ダングラール家は男爵も夫人も娘も、揃いも揃って低俗でしたたか。この人達はいかなる環境でもするっと蛇のように生き抜いていくのだろう。それはそれで天晴れだ。
反対にヴィルフォールへの復讐は最も過酷だ。他の二人が嫉妬から来る単なる嫌がらせなのに対して、彼自身はダンテスに何の恨みもなく、立場上最も罪が重いのは間違いない。にも関わらず気の毒に思えてしまう。
勧善懲悪である意味出来すぎで突っ込みどころ満載ではあったけど、キャラクターがなかなかいい味を出していて、ストーリー展開も波乱に満ちていて一大絵巻物として楽しめた。 -
Posted by ブクログ
この巻でまた伯爵の変装が見られました。ヴィルフォールも部下に成り済まして伯爵とご対面(笑)
たかだか15年位の歳月会わなくても友人知人ならわかるのではないか?というのが3巻から続く疑問。ヴィルフォールやフェルナンはダンテスとそれほど深い関わりはなかったけど、ダングラールは同僚だから普通わかるのでは?と思っていた。
しかし、現代は写真や動画で会えなくなった人を何度も頭に刷り込むことができるけど、この時代はそんなものはない。あっても肖像画。日々の暮らしに追われていたら10年以上前の記憶はあやふやになってしまうかもしれない。
ギリシャでの辛い思い出を敢えてアルベールの前でエデに語らせたり、ヴィルフォール家の連続毒殺事件を医者が仄めかしたり、続きが気になるように作られた構成はよく出来てると思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ復讐譚2巻目。
薄々思っていたし、1巻の末に訳者が書いていたが、シェイクスピアらしさをとても感じた。自分からするとすごく親しみやすくて良い。
前半はエドモンの脱獄と、恩返しまで。後半は視点がフランツに移り、外から見た正体不明の船乗りシンドバッドことモンテ・クリスト伯の描写が続く。
ここら辺、エンタメ小説っぽい。
復讐を開始した彼はもうエドモン・ダンテスではなくなってしまったのだなと思う。しかし未だにどのような復讐を企てているのかさっぱりわからない。
それとイタリア女性は好きな殿方以外の男性が目に入らなくなるそうで、うはあ、かわいいと思いました。