C.S.ルイスのレビュー一覧
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登場人物全員が成長する(アスランを除き)。
シャスタ 夢見る少年から英雄
アラビス
ものいう馬ブレー
ものいう馬フイン
アーケン国王子
ラバダシ王子
原題「The horse and his boy」。ナルニアは“物言うけもの(鳥や人外の者もいる)”の国だから、馬は主権者。
牡馬ブレーと牝馬フインはさらわれてきて「しゃべれると分かると見世物にされる」普通の馬をよそおっていたが、同じく逃避する希望の人をそれぞれ相棒としてナルニアを目指して脱出行のさなか遭遇し合流。賢かったのは牝馬のほう/
ふつう馬は人間の4倍速く老いる、ものいう馬は人並に長いのだろう。2頭は「たいへんな長寿になるまでナルニ -
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ネタバレ大昔に映画を観た記憶はあった。4人の子どもたちが衣装ダンスから転げでてきて、おじいちゃんにナルニアの話をしようとすると、「続きを詳しく聞かせてくれ」みたいな感じのこと言われるシーンが印象的だった。子どもの幻想的な話を誠実に取り合ってくれる大人が素敵に思えていた。
作者は自分のために子どものための話を書いている節があるっぽいことが解説に書いてあり、実際読んでみると確かに大人でも確かに楽しめるよねと思った。読みやすかった。
アイルランドの自然はこんなに緑うるわしく生命が豊かなところなのかと絶句するほど情景描写の筆致が瑞々しかった。いつか行ってみたい。
簡単な言葉で書かれているが、子どもたちの心情変 -
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1、2巻は戦いって感じだったけれど、この間は王道冒険ファンタジーって感じで、私の幼心がくすぐられる物語だった!
王道ファンタジーが好きな私にはめっちゃ好み
絵が動き出し波に飲まれてナルニアへ!
カスピアンの乗る夜明けのむこう号へ助けられる
カスピアンの目的である7人の卿達を探す旅へ
いくつかの島へ立ち寄るが、そこではドラゴンになってしまったり、透明な姿の見えない人がいたり……
行く先々で起こる事象に、次はどんなことが待ち受けているのだろうってワクワクしちゃう
冒険譚であり戦いがないからハラハラしないって言う人もいるかもだけど、私は行く先々で不思議に出会ってワクワクする方が楽しく感じる
最後はま -
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村山早紀先生の街角ファンタジアを読んだら読みたくなって、本棚から引っ張り出してしまった!笑
中学の時に2巻ぐらいまで読んではいたけれど、あんまり覚えてないのも含めてその時よりも凄く面白く感じられた!
凄く読みやい訳で、およそ200頁ということもありあっという間に読み終えてしまった
王道ファンタジーってなんでこんなに胸がときめくのだろう
この頁数でこんなに重厚で楽しめるって本当に素敵
タンスの奥に広がるナルニアの国
そこで出会う人間とは違う者たち
雪の降りしきる国を冒険する4人のきょうだい達
内容は知っているけれど、読んでいるだけでワクワク楽しい世界に入ってしまう
正直、なんでもっと早く読ま -
Posted by ブクログ
ネタバレ言わずと知れた名作、新訳版で初めて読みました。
すごく読みやすかったです。もっと長い話というイメージだったので、本を見たとき、薄くて驚きました。
ファンタジーの金字塔…その後のファンタジーに影響を与えた本…等々、様々に言われていて、逆に楽しめるかどうか懐疑的でしたが、間違いなくワクワクしました。金字塔と言われるのも納得!
特に印象的だったのは「衣装だんす」。
これが異世界へ行く装置なのだということは、予備知識として、もちろん知っていました。最初は「ふんふん、こうなるのか」と、傍観するように読んでいましたが、最後に四人が元の世界に戻ってきたとき、思ったんです。「あれ、おかしいな。すごく寂しい -
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小学校高学年の頃にどハマりしたナルニアシリーズの全7作中1作目。
「受験が終わったら、左右に3冊ずつナルニアを積んで、ミルクティーとお菓子をたくさん用意して7冊一気読みする」を心の支えに中学受験を乗り切り、何時間読んでも叱られることなく朝から晩までかけて7冊読んで、初めて活字酔いしながらも満たされた思い出があります。
またいつか時間がたくさんできたら、酔わない程度に一気読みしたい。2〜3日かければ平気かな。
7作通してこの世界とナルニアと呼ばれる異世界の国とを主人公が移動するのですが、主人公が変わったり時系列がバラバラだったりで、子ども向けにしては少し複雑な作りかもしれません。時間を空けて読