C.S.ルイスのレビュー一覧
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以前から気になっていた「ナルニア国ものがたり」(全7冊)を読む。渡辺京二さんの『夢ひらく彼方へ ファンタジーの周辺』を読んだことが直接のきっかけ。(あの渡辺氏が読むぐらいだから子供向けとはいえ決して馬鹿にしたものではないはず)
ということで楽しく読むことができました。
1「ライオンと魔女」は本来これ1巻でまとまった作品となるはずだったものなので、よくできた作品。2「カスピアン王子の角笛」は前作の人気があって続編を書いたためか1と同工異曲(でも面白い)。3「朝びらき丸、東の海へ」と4「銀のいす」は海山での冒険譚。5「馬と少年」は外伝的なもの。6「魔術師のおい」、7「さいごの戦い」は全体の形を整え -
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シリーズ最終巻!
大好きな『馬と少年』を含めナルニア国シリーズは岩波版を繰り返し読んでいたが、最終巻だけは全然好きになれずたぶん1回しか読んでいない。何度も出てくるロバとサルの名前(瀬田訳ではトマドイとヨコシマ)に気が滅入ってしまったのと、ハッピーエンドのように描かれている物語の結末に当時の私は納得できなかったためである。この新潮版小澤訳で久しぶりに物語に触れて幼少期とはまた違った気持ちを抱いた。
想像していたより息苦しくない。上記でも触れたが、ロバとサルの名前の効果が個人的に大きいと思った。他翻訳版はどうなってるのだろうか。読み進めるしんどさが減ったので物語の内容に集中できてさらに楽しめ -
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ネタバレナルニア国とは、の位置付けがその崩壊から明示されていくのが爽快だった
リーピチープとタムナスさんは胸熱すぎる
が、そうか列車事故か…
現実と思う世界も、ほんとうの世界の影にすぎず
現実での死によってほんとうの世界での幸せな日々が始まり以後永久に続いていくと
アスランとしてはナルニアの崩壊は織り込み済みだったのかな
シフトが暴走しはじめる前に現れることだってできただろうに
ルーシーたちイギリス組の受皿としての役割もあった?
そもそもがポールたちが入り込んでしまった時に作った世界だしな
良き生き物が育まれる土壌を作り、ほんとうの世界へ誘い栄えさせるのが役割なんだろうか
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ナルニアの始まりの物語!
1巻で出てくる白の魔女も出てくるのが面白い
そしてタイトルにある魔術師のおい、成程…この少年が今後こんな形で!って驚かされる
自称魔術師?の叔父のせいで、異世界に飛ばされた友達の少女を助けに行く甥っ子のディゴリー
到着した先は、地球ともナルニアとも違う空間
なんだか穏やかな気分にさせる場所みたい
試行錯誤の末にさらに別の場所へ飛ぶと、そこは暗く怖い世界
そこで目覚めるは未来の白の魔女!
その白の魔女が……正直面白すぎる
実際に目の前にしたら怖い存在なんだろうけれど、言ってることややってる事が面白い笑
そんなヘンテコな存在が地球に来たら……そりゃ浮くだろう!
その浮いた -
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Posted by ブクログ
1巻2巻で活躍したあの子達の空白の時間も読めて楽しい
あの兄弟姉妹のスーザン、エドマンド、ルーシー
兄のピーターは遠征中で名前だけの登場ではあったが…
彼らが初めてナルニアに来た時代、女王と戦ったあとどんな風に生活していたのかとは思っていたけれど、生活を覗けて良かったなー!
そしてナルニア以外の国…結構あったんかいとちょっと驚いている笑
そっか、国なら他の国もあるかぁって
ただ兄弟姉妹がいた時代にも他の国はある程度文明が発展していて人間の営みがあったのだなと
そして動物喋らないんだなーっていうのには驚く
今作の主人公は少年と喋る馬
カロールメン国にいた少年は、その国の者と肌の色が違う
少年 -