C.S.ルイスのレビュー一覧
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ネタバレ“世界と世界のあいだの林”
ポリーの言うとおり、本当にすてきなことば。
“いのちのはりつめた静けさ”の幸福感。
ディゴリーってカーク教授なのーーーー!!!!???って楽しいネタバレ要素!
こんなことってあるんだ!
それに序盤の章でサクッと伝えられている。
ディゴリーは大きくなって、(中略)あの有名なカーク教授になるのです。って。まじかい
例の街頭がナルニアにできる瞬間を見た
だからあの街頭がロンドンに繋がるシンボルになっていたことにもつながる
(魔女がロンドンの街頭からねじりとった鉄棒をライオンの眉間に投げつけそれが落ちた地面に鉄棒がめりこんで街頭ができた)
そしてこの本の最後には銀のリンゴの木から材木を採った衣装ダンスになった、、と
児童文学でこんな回収される感情たちに出会えると思わなくて素敵などきどきわくわく味わいました
解説より参考になったことをひとつ記す
“馬は理性はないけれども感情は豊かであるといわれる動物だ。イギリスの文学者は、これをよく知っていて、理屈ばかりで頭でっかちになりがちは人間の社会を批判するときに、よく馬という人間と親しい動物を引き合いに出してくる。” -
Posted by ブクログ
6歳息子、そろそろファンタジーもイケるのでは……と思い、とりあえずナルニア。総ルビありがたい。
黙読してもらおう、と目論んでいたのだけど、「読み聞かせてほしい」と言われた。6日ほどかけて読み終える(7日目は休まれた)。
子供時代、父親から「ナルニアは面白いから読んで!お父さんは100回は読んだ!!」と言われて手に取ったものの、何が面白いのか真剣によく分からず(ゾロリのほうが面白かった)、1回読んでポイッとしていたナルニア。
今回読んでも、親的には「ストーリーの作りが雑」という思いが去来した(アスランの「古の魔法よりさらに古い魔法」の箇所でズコーしてしまった)。
が、息子は大興奮。読み終わって「ナルニアってシリーズなの知ってた?」と聞いたら「2巻早く買って!!!!」と言われてしまう。
でも考えてみると、ナルニアにはファンタジーの「ファンタジーらしさ」が全部詰め込まれているのかも。スターウォーズ観て「スターオペラあるあるしかないじゃん、つまんね〜」って思っちゃうのと同じかな。
そういえば絵本にはあんまり、ファンタジーらしいファンタジーってないのかも。そもそも絵本はジャガイモでもクマでも基本的にめちゃくちゃ喋ることが前提になっている世界観を共有しているからな。
白の魔女めちゃくちゃこえ〜! アスランつえ〜! 俺の部屋のクローゼットもナルニアにつながってたらいいのに〜! とニコニコする息子を見ながら、この人はめちゃくちゃピュアなんだなあと思った。このピュアさ、絶やしてはいけない…… -
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ネタバレこの世の果てへ、冒険の旅。
ナルニアでも冒険はロマンにあふれている。カスピアンがまだ見ぬ東へと船を進めているところに合流したエドマンドとルーシー、それにユースティス。未踏の海域で行方不明になった7人の忠臣を探す旅だが、様々な島の様子とそこでのカスピアンたちの行動が面白くてページをめくる手が止まらない。とうとう辿り着いたこの世の果ての様子も、地球が丸くなかったらこのような場所があるのかなと思えるような神秘に満ちている。
嫌味ばかりで自分勝手なユースティス。解説者は自分がスーザンに近いと言っていたが、私自身はユースティスかもしれない。本で読んだ知識をひけらかして不満ばかり言う、力もなく勇気もなく、自分の欲に負ける。物語は読むけど。そんな読者は割といると思う。ドラゴンになって初めて自分の醜さを知り、誰かのためになりたいと願う。そしてアスランにすべてを剥がされて人の姿に戻る。でもここでユースティスがまったくのいい子になったのではなく、いい子でいようと努力しようとする子になっただけで、時には嫌味な子に戻ってしまったと書かれているのが救い。アスランと会っても、すぐ変われるわけではない。しかしユースティスは皆に受け入れられて冒険を続けていく。そのことにほっとするのは私だけではないだろう。
皆が気弱になると啖呵を切る気高きリーピチープがとてもカッコいい。ラストの消えていくところまで一貫してカッコよかった。彼が楽俊(十二国記)のモデルになっていることがよくわかった。 -
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ネタバレその国は衣装だんすの奥にある。
4人きょうだいの末っ子ルーシーは、ある日衣装だんすの奥から不思議な国に迷い込む。そこは危機に瀕したナルニア国。女王を名乗る魔女は自分の支配を絶対とするために人間の子どもを殺そうと探していた。ナルニア国に入ったきょうだいは、ビーバー夫妻とともにナルニアを救うため、アスランに会いに行こうとするが、下の兄のエドマンドは女王に惑わされて1人裏切って魔女の元へ——。
これがあのナルニアか。衣装だんす、街灯、そしてターキッシュ・デライト。ずっと前から知っていて憧れていた国に初めて降り立ったような感覚。
アスランの死と復活がキリストを表しているという話もわかる。誘惑に負けて一度はきょうだいを裏切るエドマンドが決戦では自分の身を危険にさらして魔女と戦うのにもキリスト教的な意味を読み取ることができそうだ。しかし散りばめられた神話的な登場人物たちやいにしえの魔法などわくわくする要素もふんだんにある。けして説教くさいだけのお話ではないから、読み継がれてきたのである。
エドマンドの性格が歪んでいたのはひどい学校のせいらしいが、著者のネガティブな学校の思い出が反映されているのかと年表を見ながら思った。 -
Posted by ブクログ
眼の前に美しい情景が。
ひとときナルニア国を
旅してきました。
─森のなか、霧は白色
から金色へと。やがて
晴れ上がり、眩い日の
矢が燦々と森の地肌に
漏れ注ぎ・・・
─道行きでは、暖かい
陽だまりをぬけ涼しい
雑木林をとおり花々の
むせぶような甘い香り
を嗅ぎ・・・
─山上に立ち、夕暮れ
の光に染まり輝く森や
銀色の川が蛇行する様
を見下ろし・・・
─浜辺では、カモメが
叫ぶなか、足の裏に砂
をふみ、なぎさの波と
たわむれ・・・
目を閉じて情景を描き
ながら、
ベッドと読書灯だけで
どこへでもどこまでも。
私の旅に必要なものは
大きなカバンではなく
一冊の本です。 -
Posted by ブクログ
しまった、最後は宗教っぽい展開だったか。
カロールメンは十字軍のオスマントルコで、完全に悪だけど、改宗すれば受け入れると。ここは懐が深というつもりで書いてるわけだけど、この多様性の尊ばれる現代にはなかなか。
タシの神様の表現なんかけっこうキツくて、挿絵も悪意にみなぎっている。にも関わらずアスランが来た瞬間に消え失せるという、この圧倒的力の差ときたら。
ともかく宗教戦争にありがちな勧善懲悪なので、相手に対して容赦ない。普通に殺すし、仲間だった小人も裏切れば「愚かなチビどもめ」と容赦ない。
これを子供に読み聞かすんだから、さすがグレートブリテンやで。