C.S.ルイスのレビュー一覧

  • 朝びらき丸 東の海へ ナルニア国ものがたり3

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    第二作(カスピアン王子のつのぶえ)で予告された通り、上の二人は今回は登場せず、年下のエドマンドとルーシー、それにいとこのユースチスがナルニアの国に迷い込む。
    平和な世を築いたカスピアン王子は、東の海の果てを探検する航海に出発した。その船に乗り込んだ3人が出くわす、奇妙な島々での冒険。そしてとうとうたどり着く東の果てではどんなことが起こるのか。
    次はどんな島が?と思わせる展開。
    いきなり奴隷商人に捕まってしまったり、
    ユースチスが竜にされてしまう島、
    目に見えないものたちから声をかけられ、「この魔法を解いてくれ」と頼まれたり…。
    ユースチスも初めは癪に触るキャラクターだけど憎めない。

    一作目(

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    2021年12月18日
  • ナルニア国物語6 銀の椅子

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    タイトルは『銀の椅子』だけど、銀の椅子がほぼ活躍しなかったので、記憶に薄かった。
    そしてまさかのユースティス続投!そしてかなりいい奴になってるのに比例して見た目も良くなってる〜!
    パドルグラムがめっちゃカッコいいと思った。

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    2021年08月06日
  • ナルニア国物語4 カスピアン王子

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    タイトル『カスピアン王子』だけど、カスピアン王子の影がうすかった…。期間限定でしかナルニアに出入りできないのは寂しい。

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    2021年08月01日
  • 新訳 ナルニア国物語2 カスピアン王子

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    ナルニア国物語シリーズ、
    2冊目は新訳で読んでみた。
    つばさ文庫版の新訳ともすこし違うらしい。

    わたしは瀬田さんの訳が大好きだけれど、
    新訳の河合さんもよかったです。
    きちんと原作の雰囲気を残してくれているし、
    解説からも愛が伝わる。
    いまの子供たちは新訳と挿絵のほうが手に取りやすいだろうなあ。面白い作品なのでおすすめしていきたい。

    個人的にはゲド戦記よりは読みやすさがあるシリーズだと思う。あちら自分との戦いだしな、、。


    2冊目は「カスピアン王子」
    4兄妹の世界では1年しかたっていないのに
    ナルニアでは100年以上経過していた、という。
    前作で出てきたあの角笛で
    ナルニアに再び呼び戻さ

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    2021年01月20日
  • ライオンと魔女 ナルニア国ものがたり1

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    面白かった、、!

    クローゼットの奥が
    別の世界に繋がっている、だって!
    なんて憧れのシチュエーションだろう。

    4人の兄妹と、白い魔女、そして君臨する世界の王様のアスラン。
    出てくる動物たちが可愛らしいのに加えて、
    空想上のいきものがこれでもか!と登場して
    戦うシーンは必見。


    瀬田さんの訳が大好き!だけど、
    どうやら新訳も出ている様子。
    読み比べてみようかな!

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    2021年01月18日
  • カスピアン王子のつのぶえ ナルニア国ものがたり2

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    本当にこの小説は子供向けなのか?と疑問に思うけど、今回もしっかり白黒つけて、敵ならば殺す、というスタンスで潔い。裏切り者も許さない。
    これがまたちびっ子でも容赦ないので、ああ、人を殺してしまった、あわわわ、みたいになる現代の子どもたちなど相手になるべくもない。
    なわけだから、概ね戦いとその準備に明け暮れて、行軍、補給、そして戦う、という流れで、野宿も余裕であり、ともかくタフ。
    イギリスっ子侮りがたし。

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    2020年11月18日
  • ライオンと魔女 ナルニア国ものがたり1

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    映画になってたなぁ、と思ったけど、原作は随分と古かった。50年前て。何がきっかけで流行るか分からんなぁ。
    現代人(と言っても1960年くらいの設定だろうけど)がナルニア国に飛ばされて、なぜか最初から善人として扱われてて、人間=善 vs 魔女=悪、という非常に分かりやすい展開。ちなみにモモンガは悪である。そう言うんだからしょうがない。かわいそうに。
    でも何が良いって、悪となったら遠慮せずに殺す、殺す。ナルニア国に来たばかりの少年もいきなり剣を持って殺す。改心させるとかそんな甘っちょろい話はなく、お互いに殺すか殺されるかで、さすが1960年。
    思いのほか殺伐としてて、掘り出し物だわよ。

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    2020年11月09日
  • ライオンと魔女 ナルニア国ものがたり1

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    言わずもがな知れたファンタジーの傑作。実在しないナルニア国の情景がありありと想像できて、実際に自分も衣装ダンスを抜けてルーシィたちと冒険した気分になれる一冊。日本語訳は所々違和感はあったけれど楽しめたので良し。映画はまだしっかり観たことがなかったから観てみたいな。

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    2020年09月21日
  • ライオンと魔女 ナルニア国ものがたり1

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    有名な本だということは知っていたが、読む前はどうしてこんな人気だとは思わなかった。しかし、読んだら面白く、続編も読みたくなりました。

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    2020年08月01日
  • ナルニア国物語2 ライオンと魔女と衣装だんす

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    『ナルニア国物語』の第2巻の物語の構成は、ある意味とても素朴かも知れません。

    解説でも触れられていますが、物語の基本型である日常から非日常への「行って、帰ってくる物語」であり、悪を乗り越えて、魔女に支配された世界の秩序を取り戻し、子どもたちは人間的に成長する。
    おそらくこれ以上無いくらい、物語らしい物語だと思うのです。

    そんな素朴な物語に味をつけるのが、登場するキャラクターたちと、作者であるC・S・ルイスの語り口であったりする気がします。

    ナルニアの国に最初に迷い込んでしまうルーシーの素直な感じであったり、長男のピーターが勇気を示したりと、子どもたちの活躍もさることながら、ナルニア国なら

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    2020年06月14日
  • 馬と少年 ナルニア国ものがたり5

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    ネタバレ

    再読。

    『ナルニア国物語』第5巻。第4巻からは数百年前に遡り、第1巻『ライオンと魔女』と同時代におけるひとつのエピソードを描く。第4巻において、古くから歌い継がれてきた歌として「馬と少年」の名は現れていたが、今巻はその内容(少年と少女と、2頭のものいう馬による新天地への旅路)が語られる。
    次巻でナルニア国の始まりが、次々巻の最終巻ではナルニア国の消失が描かれ、物語が終局へ向かっていくからか、この巻は明るく伸び伸びとした冒険物語といった印象。

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    2020年05月28日
  • 朝びらき丸 東の海へ ナルニア国ものがたり3

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    ネタバレ

    再読。

    『ナルニア国物語』第3巻。第2巻から3年後のナルニアを舞台に、カスピアン王とエドマンド、ルーシィ、ユースチスら人の子の航海を描く。

    訪れる島ごとに違った冒険があり退屈しない。特に、ユースチスが竜となってしまう島のエピソードは印象深い。 

    第1巻『ライオンと魔女』において、アスランという存在には「ライオン」「復活」等のキリスト的モチーフが重ねられていた。今巻ではそれに加え、「子羊」「魚」等のモチーフもまた重ねられている。「あちらの世界では、わたしは、ほかの名前をもっている。あなたがたは、その名でわたしを知ることをならわなければならない」というアスランの台詞からも、キリストの象徴を読

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    2020年04月28日
  • カスピアン王子のつのぶえ ナルニア国ものがたり2

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    ネタバレ

    再読。

    『ナルニア国物語』第2巻。
    第1巻『ライオンと魔女』にてナルニアの王となったきょうだいたちが、荒廃したナルニアを再び訪れて、漂泊の王子を助け、また、国に元の姿を取り戻させる、という筋。カスピアン王子にはもっと目立ってほしかったところ。第1巻の出だしでつまづいたエドマンドに、今回は見せ場があったのは良かった。

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    2020年04月20日
  • ライオンと魔女 ナルニア国ものがたり1

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    ネタバレ

    再読。

    『ナルニア国物語』シリーズ第1巻。人間界の少年少女がファンタジー的世界に迷い込み、そこで大きな役割が与えられるという筋は、昨今の異世界転移ものの走りと言えるかもしれない。
    勧善懲悪がはっきりし過ぎているところに物足りなさもあるものの、語りや描写の巧みさで面白く読み進められる。また、瀬田貞二の訳文がやはり美しい。

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    2020年04月01日
  • ナルニア国物語5 ドーン・トレッダー号の航海

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    第三作。趣向を凝らし《転》にあたり、(前2作の好評で)自信がでてきて著者の語りたかったことが語られ(平面世界であることが明かされ)ナルニアが存在する世界の意義やシリーズの大団円の構想も見えてきたようだ。帆船の“絵”がアプローチとなり(「結婚祝に贈られた」にも意味がありそう)。異世界転移は前二作の森と一変して海上。世間臭い七つ島の権力交代劇からあとは奔放な空想が繰り広げられるが…『声の島』でアスランがはっきりと姿を見せ寓意性が明らかになる/『星の島』からの先の《世界の果て》は、死後世界または天国の象徴らしい

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    2020年02月09日
  • ナルニア国物語2 ライオンと魔女と衣装だんす

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    フランク王の裔は絶えたらしく英国から新たな人材を求めて…展開が早い。が、ビーバー家の昼食は細かく描写。他にも食事はわりとていねいに描写。人間以外の夫婦の描写も全篇でここだけではないか?(リアルでは家族を作るのは人間だけ)性欲のマイナス評価以外の描写は少ない。/「ファンタジー」というのはかっちりと世界を造形してなくてはならないが、子供にこびてサンタクロース出したりしては破綻していないか??タムナスさんの蔵書のタイトルを見てトールキンは「こりゃダメだ」と見放した。もちろん英語だったんだろう(サンタは英米文化)

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    2020年02月09日
  • ナルニア国物語4 カスピアン王子

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    発表では第2作、『ライオン…』の続編。子ども達(かつての兄弟姉妹4王)は一年後(夏季休暇直後、新学年初日)ナルニアに戻ったが/解説・井辻朱美も「映画のほうが面白い」ようなことを言っている。小説のクライマックスの「アスランが見えないの?私だけでも行かなくちゃ」はカルト宗教にハマった一員を家族が取り押さえかねているような感じ/この巻から(ナルニアを含む平面世界の)現代史に入る。ナルニア(を含む世界全体)の終わりは近い/「歴史教科書のはじめが神話であるのは故無きことではない」民族=nationの基は神話だから。

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    2020年10月06日
  • 魔術師のおい ナルニア国ものがたり6

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    ライオンと魔女を読んでから、種明かしのつもりで読むのが私のオススメです。でも本作を読まないで、ナルニア国なんかイマイチだったな〜とは言わないで欲しいです。アスランが天地を創造する情景の豊かさ、ディゴリーの母親を思うあまりの我儘にアスランが涙を流して同情する場面などが感動的です。ディゴリーとポリーがケンカしつつも仲が良いところもリアルでいいです。

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    2020年01月09日
  • ナルニア国物語2 ライオンと魔女と衣装だんす

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    今読み返すと「復活」の瞬間があまりにも近い気がする。それゆえ「喪失」の後の深い哀しみが薄れてしまう気もする。しかも「喪失」の瞬間に立ち会ったのがスーザンとルーシーのみなのもどうしてだろう。作者は敢えてその瞬間を少年達に見せないようにしたのか?謎は深まる。

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    2019年11月13日
  • ナルニア国物語7 最後の戦い

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    井辻朱美の解説はネタバレ
    リリアン王から二百年も経つとナルニアの空気も濁ってきて、(20世紀の執筆当時と同じく)“救世主の再来”と思われた獅子があとで「なんであんなに従順に恐ろしいことをしたのだろう」Tyrantだったりする。王と一角獣が殺人をしたのは良くなかったが劫初から植わっていた〈国の守りの木〉を伐ることは、国家反逆罪に当たる。引き返しで名乗り出たのは最悪だった。“保護者”たるべきルーンウィットはあっさり殺され、地球からの二人が事情がわからないのは同じ。
    偽アスランは早くに正体がバレるが、
    熱望するアスランは姿を見せない。
    魔神は実在した。位相転換した世界で〈ナルニアの友〉はMentor

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    2018年11月09日