ピーターたちが王になりナルニアを治めていた頃のお話です。
大国カロールメンにすむ、少年シャスタが物を言う馬ブレーと一緒に運命に導かれて、ナルニアに国の危機を知らせに旅立ちます。
アラビアがおそらくモデルであろうカロールメン国の描写が物語に新たな趣向を生み出しています。
大人になったぺペンシー兄弟たちが登場するのも嬉しい。
貧しい育ちで、何も知らなくて仲間から馬鹿にされていたシャスタが実はもっとも勇気にあふれ、身体を投げ出してみんなの危機に立ち向かいます。
大切なのは家柄でも生まれでもない。1番きれいな宝石は人の心なんです。きっと。