C.S.ルイスのレビュー一覧

  • 銀のいす ナルニア国ものがたり4

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    何でか前半、物語に入り込めず。ジルのキャラクターに馴染むのに時間がかかったのだろうか、ペベンシーきょうだいの頃の感覚が抜けきれなかったのかも知れない。だとしたら大人の悪い癖。後半は例の如く、先が気になって一気に読み進めた。ラストはどうなんだろう?大団円という意味では小気味良い。というより、アスランは別世界の存在のようで、何処にでも在る存在だということの証なのだろう。今回はあとがきが圧巻(ただし若干のネタバレあり)。

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    2024年02月28日
  • ナルニア国物語3 馬と少年

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    シリーズで唯一のナルニアと現代世界が交差しない、ピーター王統治時代のお話。
    旅する少年少女の王道大冒険談で、退屈せず話が進む。
    善悪宗教民族差をはっきりと描いていて、大人の今読む方がおもしろく感じた。

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    2023年12月14日
  • 朝びらき丸 東の海へ ナルニア国ものがたり3

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    本巻は旅の物語。予想できるようで、想像を超える冒険にワクワクが尽きない。本巻登場のユースチスは、どこか初期のエドマンドを思わせる…と思ったら、きっちりそうした会話もなされていた。アスランの存在が、今まで以上に指針的というか、普遍的な存在として描かれる。やはりキリスト教文化圏の作品なんだな〜と改めて…

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    2023年11月30日
  • ナルニア国物語2 ライオンと魔女と衣装だんす

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    最も有名なライオンと魔女と四人の兄弟姉妹のお話。
    映画もよかったけど、やっぱり原作の世界観と情景はすばらしい。
    エド奪還やアスラン復活の展開は魅せられるし、何度目を閉じ回想することか。

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    2023年11月12日
  • ナルニア国物語1 魔術師のおい

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    episode0的な、ナルニア国の創世記。
    カーク教授が少年の頃、アスラン、白い魔女のお話。
    創世記なので、後半は聖書ぽく善と悪を諭してるけど
    やっぱりファンタジーはとてもワクワクして面白い。大好き

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    2023年10月31日
  • ナルニア国物語5 ドーン・トレッダー号の航海

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    ネタバレ

    この世の果てへ、冒険の旅。

    ナルニアでも冒険はロマンにあふれている。カスピアンがまだ見ぬ東へと船を進めているところに合流したエドマンドとルーシー、それにユースティス。未踏の海域で行方不明になった7人の忠臣を探す旅だが、様々な島の様子とそこでのカスピアンたちの行動が面白くてページをめくる手が止まらない。とうとう辿り着いたこの世の果ての様子も、地球が丸くなかったらこのような場所があるのかなと思えるような神秘に満ちている。

    嫌味ばかりで自分勝手なユースティス。解説者は自分がスーザンに近いと言っていたが、私自身はユースティスかもしれない。本で読んだ知識をひけらかして不満ばかり言う、力もなく勇気もな

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    2023年10月18日
  • ナルニア国物語2 ライオンと魔女と衣装だんす

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    ネタバレ

    その国は衣装だんすの奥にある。

    4人きょうだいの末っ子ルーシーは、ある日衣装だんすの奥から不思議な国に迷い込む。そこは危機に瀕したナルニア国。女王を名乗る魔女は自分の支配を絶対とするために人間の子どもを殺そうと探していた。ナルニア国に入ったきょうだいは、ビーバー夫妻とともにナルニアを救うため、アスランに会いに行こうとするが、下の兄のエドマンドは女王に惑わされて1人裏切って魔女の元へ——。

    これがあのナルニアか。衣装だんす、街灯、そしてターキッシュ・デライト。ずっと前から知っていて憧れていた国に初めて降り立ったような感覚。

    アスランの死と復活がキリストを表しているという話もわかる。誘惑に負

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    2023年09月30日
  • ライオンと魔女 ナルニア国ものがたり1

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    眼の前に美しい情景が。

    ひとときナルニア国を
    旅してきました。

    ─森のなか、霧は白色
    から金色へと。やがて
    晴れ上がり、眩い日の
    矢が燦々と森の地肌に
    漏れ注ぎ・・・

    ─道行きでは、暖かい
    陽だまりをぬけ涼しい
    雑木林をとおり花々の
    むせぶような甘い香り
    を嗅ぎ・・・

    ─山上に立ち、夕暮れ
    の光に染まり輝く森や
    銀色の川が蛇行する様
    を見下ろし・・・

    ─浜辺では、カモメが
    叫ぶなか、足の裏に砂
    をふみ、なぎさの波と
    たわむれ・・・

    目を閉じて情景を描き
    ながら、

    ベッドと読書灯だけで
    どこへでもどこまでも。

    私の旅に必要なものは
    大きなカバンではなく
    一冊の本です。

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    2024年05月13日
  • ライオンと魔女 ナルニア国ものがたり1

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    小さい時、眠る前に親に読んでもらっていた本。
    読み直したら、すごくドキドキしました。ハッピーエンドなのは覚えてるけど、それでも不安が消えないほど。ルーシーが可愛かった。残酷な魔女にエドマンドが操られているのは見るに耐えない。面白かったです!

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    2023年08月18日
  • ライオンと魔女 ナルニア国ものがたり1

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    魔女側につく者の基準やアスランの存在などの腑に落ちなさは、ちょっと無視できない。あと唐突なサンタクロース。
    ファンタジーとしては良質。

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    2023年07月03日
  • ライオンと魔女 ナルニア国ものがたり1

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    4兄弟が異世界へ迷い込む冒険物語。確かに『ホビット・指輪』と並び称される意味がわかった。ストーリー自体は子どもたちを軸に進むが、風景やナルニアの人々(動物たち含む)がとても印象的。大変面白かったのだが、「この世の人間が異世界へ」パターンが元来苦手なので、乗り切れなかったのが残念。王道ファンタジーの入り口には、まさに最適の作品だと思う。

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    2023年03月17日
  • さいごの戦い ナルニア国ものがたり7

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    しまった、最後は宗教っぽい展開だったか。
    カロールメンは十字軍のオスマントルコで、完全に悪だけど、改宗すれば受け入れると。ここは懐が深というつもりで書いてるわけだけど、この多様性の尊ばれる現代にはなかなか。
    タシの神様の表現なんかけっこうキツくて、挿絵も悪意にみなぎっている。にも関わらずアスランが来た瞬間に消え失せるという、この圧倒的力の差ときたら。
    ともかく宗教戦争にありがちな勧善懲悪なので、相手に対して容赦ない。普通に殺すし、仲間だった小人も裏切れば「愚かなチビどもめ」と容赦ない。
    これを子供に読み聞かすんだから、さすがグレートブリテンやで。

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    2022年09月10日
  • ライオンと魔女 ナルニア国ものがたり1

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    遅まきながら読んでみた。子供の頃出会いたかったな。でもこの話の奥にあるキリスト教精神などは、大人になってからのほうが深く読み取れるのかもしれない

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    2022年09月06日
  • 魔術師のおい ナルニア国ものがたり6

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    なんだかいかにも怪しげな鐘があるから叩いてみたら、古代の大悪魔が復活するわけである。その悪魔がその後も何年にもわたって住民を苦しめるというんだからね、好奇心は猫を殺すという、子ども向けとしてはなかなかにシビアなメッセージじゃないか。まぁそれでもやってしまうのが子どもというものだよね。
    というわけでナルニア・ゼロというか、スピンオフ感あるけど、まぁちょっと説明臭いかな。

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    2022年09月02日
  • 馬と少年 ナルニア国ものがたり5

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    きた、やはり蛮族といえば南方にあり、砂漠の向こうに住んでいるわけだ。絵を見るに、オスマントルコとかがモデルかな?
    まぁそんな蛮族ではあるけども、ラバダシは命乞いなどせずに非常に潔い。砂漠を馬で越えて、補給に困った様子もなく、なかなか有能な武略家ではなかろうか。単なる王族のボンボンではないのだ。そのあたり、心ある歴史家なら評価を見直しても良いのではないか。
    何しろいけ好かない正義を振りかざして良い子ちゃんの北方民族に比べて、カロールメンはアツいと思ったけど、あっさり最後は日和るんだもんなぁ。やっぱ魔法は怖いってことよね。いや、そりゃこんな得体のしれないもんは怖いわ。ティスロックは正しく、現実主義

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    2022年08月25日
  • 銀のいす ナルニア国ものがたり4

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    相変わらず時代感がナイスで、こういう表現を使った本が今後生まれることはないだろうから、貴重なんじゃないか。
    今回のポイントは巨人かね。ただ石を投げるだけの愚かな巨人、という方はまだしも、賢い巨人の方は恐ろしいというか、まぁある意味ペットから見た人間てなもんで、エサをやって気が向いたら食うわけで。これを読んで子どもたちもベジタリアンに転向すること間違いなしである。
    更には言葉を理解しない獣は食って良いけど、理解する獣は食っちゃだめ、という、知的なら殺すな西洋主義が理解できるのではないか。イルカはダメでブタはOKなわけですよ。
    てかブタは蔑視表現として連発されているので、ブタも可哀想に。まぁ美味い

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    2022年08月15日
  • 銀のいす ナルニア国ものがたり4

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    ナルニアも、ついに4巻。
    前の巻が海なら今回は地下の冒険。
    王子を探して冒険する話だが、みそは「目的の忘却」にある。登場人物が皆自分が何者であるか、忘れてしまう。何が正しいのか分からなくなるというのが今回のテーマ。
    それ故、これまでと比べてグダグダで新キャラの泥足にがえもんの性格も相まってじめじめした雰囲気がある。
    ただ、最後にそれらを吹き飛ばすカタストロフがやってきて大団円になるのでとても読み心地が良い。

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    2022年08月07日
  • 朝びらき丸 東の海へ ナルニア国ものがたり3

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    前巻カスピアン王子の角笛から数年後の話。
    船に乗って島々を巡る冒険の旅に出るという話で、ワンピース的な面白さの詰まった王道の面白さがある。
    しかし、同時にシニカルな表現が増えていて、ブラックユーモアな面白さもある。
    物語の後半、いやはての旅での海の美しい表現、残らねばならない者、旅に赴く者の対比。これらは作者の宗教的、社会的な心象風景が投影されていてとても趣深いものになっていると思う。

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    2022年06月26日
  • ナルニア国物語6 銀の椅子

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    ナルニア国物語の6巻目。タイトル『銀の椅子』が何なのか、色々想像していたけれど、まったく当たっていなかった。

    ペヴェンシーきょうだいのいとこ、ユースティスが再登場。いじめられっ子のジル・ポウルと体育館の裏から学校の外へ出ようとしたユースティスは、またもやナルニア国へ呼び出される。ナルニアでは数十年が経過。航海王と呼ばれるようになったカスピアンは老い、彼の息子リリアン王子は魔女の手にかかって行方不明になっていた。アスランから4つの〈しるし〉に従ってリリアン王子を探し出すよう命じられたジルとユースティスの冒険が始まる。

    前作でただ一人、二度とナルニアに来ることはないとアスランから言われなかった

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    2022年01月09日
  • ナルニア国物語5 ドーン・トレッダー号の航海

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    ナルニア国物語の5巻目。岩波書店版でいうところの『朝びらき丸 東の海へ』である。

    夏休みを叔母さんの家で過ごすことになったエドマンドとルーシーは、突然、いとこのユースティスと共に絵の中に引きずりこまれ、気がつくとナルニア近海に放り出されていた。カスピアン王の船に助けられた3人は、そのまま行方不明の7人の忠臣たちを探す旅に同行することに…。
    カスピアン王の叔父のミラーズに追放された7人の話は、前作『カスピアン王子』でチラリと出てきた。ナルニア歴で3年が過ぎ、16歳になったカスピアンは、アスランの許しを得て、彼らを救う旅に出ていたのである。

    ナルニアに来られなくなった年長のピーターとスーザンは

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    2022年01月06日