山内昌之のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
世界史にもいろいろある。お茶の世界史、コーヒーの世界史、まっとうな世界史。
その中で、なんとも興味を引く世界史ではないかと思い、手にとってしまった。
男女の嫉妬の歴史かと思いきや、男同士の嫉妬の歴史である。
西郷隆盛が言う。「殿におかれては、恐縮ながら田舎者でございますので」
それを言われた、久光は、深く、深く根をもったという。
森鴎外も過剰な被害者意識をもち、いつもそれが他人への反発につながったという。
かのショート、ショートで有名な、星新一の父親も星薬科大学、星製薬の土台を
作った立派なかたであったが、同業者、官僚等の反感を買ったという。
徳川の中では、保科正之は、ひと -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
文化交流、知的対話、歴史共同研究…。
“世界変動”への判断力は歴史的教養の蓄積が生む。
[ 目次 ]
はじめに―北朝鮮問題と中東問題の連鎖
歴史と外交―ゆきすぎの防波堤として
イラク戦争と「アラビアのロレンス」―ゲリラ戦術と自爆テロの意味
あふたあ・えんぱいあ―戦後政治外交六〇年の教訓
歴史の曲がり角で
西欧のテロとイスラームの間―自由と寛容の罠
後継なき独裁者アラファトの「政治家失格」
表現の自由と信仰の尊厳―預言者ムハンマド諷刺画の波紋
イラン問題とイラク問題の複合性―中東における対決と対立の論理
それでも未来は続く…イラク戦争からレバノン危機へ
ヒズボラの誤算とイスラエル