山内昌之のレビュー一覧

  • 歴史とは何か 世界を俯瞰する力
    歴史やそれにを著述する歴史家について、著者が体系的に述べた一冊。

    なのだけど、著者の書き方が今ひとつわかりにくく、簡単なことをあえて難しく書いているような感じがした。
  • 新・地政学 「第三次世界大戦」を読み解く
    現代のアラブ情勢などを見据えて、今後の地政学を考えた対談集。

    歴史的な背景を踏まえた両者の対談なので、非常に面白かった。
  • 嫉妬の世界史
    古今東西の歴史を踏まえて、嫉妬とそれによる恐ろしさを説いた一冊。

    通説をベースにしているんで、真偽のほどは?
  • リーダーシップ―胆力と大局観―
    為政者としてのリーダーシップについて、歴史上の偉人のトピックと東日本大震災を契機とした日本の民主党政権を比較しながら説明している。その時代によってケースは異なると思うが、筆者がいうように必要な素質は同じであることが分かる
  • 民族問題入門
    イスラム史と国際関係史が専門の著者が、今もっともアクチュアルな問題である民族問題について分かりやすく解説している入門書です。

    ホミ・バーバに代表されるような現代思想系の論者たちによって展開される難解な考察には立ち入らず、問題の複雑さそのものをていねいに腑分けして解説していく議論運びに好感を持ちまし...続きを読む
  • リーダーシップ―胆力と大局観―
    文字通りリーダーとは何かを解いた一冊。

    歴史の色んな実例を引用して書いてるので、著者の豊富な知識は理解できる反面、全体としてまとまりがなく散漫な印層が。
  • 失敗の本質 戦場のリーダーシップ篇
    前作に引き続きリーダーシップ論に隠れた軍事マニア的本。ダメな日本軍の中においても山口多聞のような逸材もいたことが救いか。
  • 復興の精神
    震災について、様々な方が綴ったものを一冊にまとめた本。

    人生は答え。
    問いではない。


    今、変わらないで、
    いつ変わるのだろうか。
  • 復興の精神
    瀬戸内寂聴さんの無常ーどん底は続かないの中で、私たちはどんな不幸の中でも決して絶望してはならない。暗闇の空に希望の星を見出す力を人間は与えたれてこれまで生きてきた。被災者の皆様の御苦労と悲痛な体験を思うたび、いたたまれない。一年数ヶ月経ち、復興への思いやる気持ち、支援が薄くなっている状況に思われます...続きを読む
  • 復興の精神
    東日本大震災を受けて、課題と展望を養老孟司氏、茂木健一郎氏、橋本治氏など各界の著名人が各々の切り口で語っている。捉え方はそれぞれだが、共通しているのは、この未曾有の大震災を活かしていく必要がある、ということ。
    勉強になりました。
  • 嫉妬の世界史
    劉邦夫人・呂后(りょこう)の話が恐ろしい。
    劉邦が信頼している家臣をも嫉妬の対象にして排除していったことや
    寵姫を5体を切り刻み、厠の中に置いた話とか。
  • 復興の精神
    東日本大震災から1年4ヶ月が経った。震災直後は、関東に住む人間も、東北の痛みを分かち合い、譲り合って生きているように見えた。しかし、いまその風潮はなくなり、震災前と同じような風潮になっているのではないか。そんな疑問からこの本を読んだ。
    この本は震災から3ヶ月後に出版された。茂木健一郎、養老孟司など9...続きを読む
  • 嫉妬の世界史
    時に可愛らしくさえある女性の「ねたみ」に対し、本当に恐ろしいのは男たちの「そねみ」である。

    見開きの通り、歴史上の大した男達が嫉妬に狂う姿は「恐ろしい」
  • 復興の精神
    養老孟司:もちろん一致団結は悪いコトではありません。しかしそれが言論統制になってはいけない 茂木健一郎:復興の精神は、日本人の変化への希望の中にこそ、見出されるのだ山内昌之:公欲のために私欲を捨てよう 瀬戸内寂聴:私たちはどんな不幸の中でも決して絶望してはならない。暗闇の空に希望の星を見出す力を人間...続きを読む
  • 嫉妬の世界史
    読みやすい。嫉妬と人間関係という変わった切り口から歴史を楽しめてよかった。たまにはこういう変化球も交えると、歴史への考え方が深まるように思う。
  • リーダーシップ―胆力と大局観―
    著者はリーダーの条件として,総合力(大局観ないし国家観),胆力,人心掌握力をあげる。これは,全くその通りであり,前総理の菅直人,その前の鳩山”友”紀夫が,この3条件のいずれも満たしていなかったのは明らかだと思う。
    さて,内容は,歴史上の名将・宰相らの事例を挙げて,「リーダーシップとは何ぞや」というこ...続きを読む
  • 復興の精神
    著名な作家などがそれぞれの3・11をふりかえり、これからどうすればよいかそれぞれの視点から提言を述べる作品。
    この本で一番驚いたのは、病を患っていたため、この震災で不安や無力感を感じなかったといった著者がいたことだ。このことから、他人や未来への不安や自分の無力感はある程度自分に余裕がないと生じない感...続きを読む
  • 復興の精神
    ぜんぶは読まなかったなー
    面白いとこと面白くないとこ
    っていうと語弊があるか
    好きなとことあまり好きじゃない感じのとこがあって
    そりゃそうだけどいろんな人が書いてるから
    なんだかんだ結局養老先生が一番おもしろかったなあ。
  • リーダーシップ―胆力と大局観―
    歴史上の指導者がいかに優れているかを羅列して解説することによってリーダーシップの満たす条件あげている。
    塩野七生氏によれば、知力、説得力、肉体上の耐久力、自己制御の能力、持続する意志を上げており、筆者はこれを絞って、①総合力、②胆力、③人心把握力の3つを上げている。
    筆者が上げた歴史上のリーダーと比...続きを読む
  • リーダーシップ―胆力と大局観―
    対象としている人物について私が知らない人が多かったことと文書(文体)が平易とは言えなかったことから、スムーズに読むことはできず、ページを読み返しながらの読書となった。

    何人かの人物が取り上げられているが、なかでも、日本海軍の山口多聞のリーダーとしての危機に状況を見て積極策に打って出ようとする振る舞...続きを読む