山内昌之のレビュー一覧

  • 失敗の本質 戦場のリーダーシップ篇
    70年以上も前の戦争における失敗を分析することにより,現代へと適応する方法の検討。

    失敗の本質ということだけあって,時代がかわってもその本質はブレナイのだと実感できる。

    人間は万物についての真実を知ることはできない。組織にとっての都合の悪い真実は頬かむりしたくなるのが,人間だ。だが,それでは新た...続きを読む
  • 失敗の本質 戦場のリーダーシップ篇
    失敗の本質では組織のあり方、方向性について深く考えさせられたが、今作はそれを導くリーダーの在り方について極めて深く考えさせられた。
    印象に残った箇所を抜粋しながら、感想を述べていく。
    P159 戦場の指揮官
    特に、現場をしらない新任指揮官は権威の葛藤に苦しみながら、舞台指揮の方法を学んで行った。
    P...続きを読む
  • 失敗の本質 戦場のリーダーシップ篇

    素晴らしい

    名著「失敗の本質」の続編です。野中先生の理論が醸成させ、より判り易く書かれています。心あるビジネスリーダー必携の書です。
  • 失敗の本質 戦場のリーダーシップ篇
    失敗はなぜ起こるのか。大戦当時の組織を例にあげて考察しており、分かりやすい。何よりも現代の社会でも色々なところで役に立つ知恵だと思う。しかし野中さんは山口多聞好きなんですねぇ~。
  • 文藝春秋2月号

    文芸春秋3月号

    年間購読にしているのですがどうしたら読めますか
  • 嫉妬の世界史
    古来組織と嫉妬は背中合わせでありました。
    インテリジェンスの世界でも「歴史についてよく勉強すること。歴史は相似形をかたち作ることが多いのでそれを見逃さないために。加えて動物行動学的なものと嫉妬についてもよくよく勉強すること。人間の行動原理がわかるから」といったことがよく言われるようで、この本は嫉妬の...続きを読む
  • 嫉妬の世界史
    げに恐ろしきは、男の嫉妬…。この本には男の嫉妬にまつわる妨害、追放、殺戮にまつわるエピソードが古今東西に渡って収録、紹介されてあって、読みながらおなかいっぱいになってしまいました。問題作だと思います。

    あんまり具体的なことは書くまいと自分に 戒めているが、僕がとある出来事から学んだことは、男にと...続きを読む
  • リーダーシップ―胆力と大局観―
    「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」とはドイツ帝国初代宰相ビスマルクの言葉。管首相の「奇兵隊内閣」という言葉を選んだセンスを歴史を知らない悲しさだと看破。佐藤一斎の「大臣の職は、大綱を統ぶるのみ」(言志四緑)という言葉が印象に残った。自分を顧みて、やや細部にまで入り込みすぎていないか。自分の職責に...続きを読む
  • 歴史学の名著30
    東京大学大学院総合文化研究科教授の山内昌之氏の新刊。

    本書はちくま新書の企画として『政治学の名著30』と同時期に出版されたものだが、内容はタイトルの通りである。『史記』『ガリア戦記』『読史余論』などの古今東西の歴史の名著がずらりと並んでいる。

    名だたる歴史家がいかなる眼差しで時代をとらえ、語...続きを読む
  • 嫉妬の世界史
    2010年に読んだ本の中でのベスト本。

    山内先生といったらイスラムのイメージだけど、こんな歴史雑学の引き出しもあったんだと、思わず感激です。

    出典もきちんとカバーしてる点など、評価できると思いましたね。

    少しユルイとは思いつつ、思わず人に話したくなっちゃう話の連続で、大変、満足でした。
  • 黒船以前 パックス・トクガワーナの時代
    両者による対談形式。
    良書だと思います。この時代は、分かりにくい概説書が多い中、開国以降も念頭に置き、パックス・トクガワーナ(徳川の平和)について述べています。
    基本的には江戸政権の再評価といってよいと思います。

    食い入るように読みました。黒船以降とのセットでどうぞ。
  • 大日本史
    幕末から太平洋戦争まで、日本の近代史について語り合う対談本。

    特に外交面や当時の政治状況、旧日本軍をはじめとした組織のあり方について、教科書だけでは学べないことが書かれています。
  • リーダーシップは歴史に学べ
    新聞や週刊誌に寄稿したもののまとめなので、一つ一つの文章が短く読みやすかった反面、内容が今ひとつ頭にはいりづらかったです。

    リーダーシップと言うよりも歴史に学べと言う方に重点が置かれているように感じました。
    リーダーシップも特に政治家に関するものが中心で、学びがないわけではないのですが、サラリーマ...続きを読む
  • 歴史という武器
    歴史学者である著者が、歴史を学ぶことの効用を伝える一冊。2016年に出版された書籍で、当時の日本の政治に関する著者の見立てが語られている。与党が自民党から民主党政権に移行後、再び自民党になるような時代。過去の歴史から、世の中を見通してみようという試みを感じた。

    4章:歴史という武器から学ぶ
    が特に...続きを読む
  • 嫉妬の世界史
    「嫉妬」という言葉を聞いて良い感情だと感じる方は少ないだろう。だが時に自身を奮い立たせる原動力になったり、その気持ちを抱いた後に来る自身に対する嫌悪感から、より精神を高度に成長させる糧にもなったりする。斯く言う私もビジネスの世界では同僚や後輩の昇進に内心平然ならぬ感情を抱いたり、学生時代には好意を寄...続きを読む
  • 歴史を知る読書
    ロシア大統領の特徴は、なるほどと。
     そういう風に歴史を使う政治家が、この国にはいるのかと。私たちの国の総理が、観光地に招いて結局何も生み出さなかったことを、歴史として厳しく記憶しておく必要があろう。
  • 歴史とは何か 世界を俯瞰する力
    歴史学者である著者が、歴史を学ぶことの意義について論じている本です。

    著者は、司馬遷やヘロドトスから現代の歴史学者にいたるまでのさまざまな歴史にかんする議論を紹介し、人間が歴史に対してどのようにかかわり、歴史からなにを学んできたのかということについて考察をおこなっています。

    まず目を引くのは、著...続きを読む
  • 嫉妬の世界史
    何年振りかの再読。嫉妬した歴史的な著名人の実例を次々に紹介した本。特に森鴎外と牧野富太郎のところが面白かった。牧野富太郎は、在野の植物研究者で偉人だと、子供の頃、伝記を読んで記憶していたが、そういった面ばかりでなく、非常に人間臭い部分があったと改めて知った。
    嫉妬されないためにどうすべきか、学ぶべき...続きを読む
  • 東大教授がまんがと図解で教える! 最新「地政学」入門
    地政学について学ぶべく読書、
    世界情勢とその背景について知ることができる良著。

    メモ
    ・地政学とは地理と政治で世界情勢を見る学問
     地理的条件が国の選択肢を決めている
     自国の立場をいかに有利に導くかを導くもの

    ・チョークポイントの安全確保はシーパワー国の最重要課題

  • 東大教授がまんがと図解で教える! 最新「地政学」入門
    本屋さんで たまたま見つけて 暇つぶし程度の気持ちで買ったので 面白く読めた
    そもそも 地政学なるものを 知らなかったので
    新鮮だった
    今の世界情勢が わかりやすく説明されていた
    自分が如何に 世界のことを知らないか気付かされた