山内昌之のレビュー一覧

  • 失敗の本質 戦場のリーダーシップ篇
    率先垂範の精神を欠くリーダー、硬直化した官僚的組織、プロフェッショナリズムの誤解―現在も日本の組織を蝕む『病』を先人の犯した『失敗』を例に鋭い考察を加えています。これをどう生かすかは個人の問題ですが。

    本書は「失敗の本質」「戦略の本質」の続編にあたります。一応、前の2作も読んだことはありますが、や...続きを読む
  • リーダーシップ―胆力と大局観―
    一番上のリーダーは「戦略」を、各個隊のリーダーは「戦術」を、というイメージを受けた。

    とはいえ状況において役割は相対的。

    戦争なら「総大将」が「戦略」を考えて、「将軍」が「戦術」だが、それは全員が一同に居る場合で、各戦場においてはその「将軍」が「戦略」を適宜練り、「隊長級」が「戦術」を実行に移す...続きを読む
  • 歴史学の名著30
    本書で取り上げられているのは、以下の32冊である。

    『歴史』ヘロドトス
    『戦史』トゥキディデス
    『史記』司馬遷
    『漢書』班固
    『日本中世史』原勝郎
    『ローマ帝国衰亡史』ギボン
    『日本外史』頼山陽
    『イタリア・ルネサンスの文化』ブルクハルト
    『中世の秋』ホイジンガ
    『地中海』ブローデル
    『愚管抄』慈...続きを読む
  • 歴史学の名著30
    古今東西の歴史学の名著を紹介する。ヘロドトスや司馬遷といったおなじみの歴史家から、いささか趣向が変わった歴史家まで幅広く紹介されており、歴史というものを重視してきたのは古今東西変わらない事情であることを確認させてくれる。
  • リーダーシップ―胆力と大局観―
    「リーダーシップ」とは何か。
    という問いを歴史を通じて紐解こうとする一冊。

    日本史から紐解いているので
    日本史上の偉人と呼ばれる人についても学べる。

    リーダーの不在が叫ばれて久しい現在。
    真のリーダーとは何か。
    真のリーダーシップとは何か。
    を考えたい人にはオススメ。
  • 失敗の本質 戦場のリーダーシップ篇
    最初の「失敗の本質」を読んだのは何時だろう。手許にある本の奥付には"昭和60年2月15日 20版発行"とある。おそらく大学時代に紛争論か何かのつながりで落手したのだろう。
    あれから幾度読み返しただろうか。少し難解だか、戦史に基づいた論証は、その後の様々な局面で、幾度勇気付けられただろうか。
    今回...続きを読む
  • リーダーシップ―胆力と大局観―
    会社の後輩から借りた本です。
    歴史上の政治家・戦略家達のリーダーシップの紹介が出ています。
    いろいろな偉人が紹介されており、すべてが興味深いですが、吉田松陰の客観的な分析力を持った上での「前向きに、悲観せず」の姿勢が共感できました。このように振舞いたいと感じました。
  • 嫉妬の世界史
    本書は大いなる嫉妬にまつわる古今東西のエピソードを通じて世界史を読み直した本です。もちろん日本の話もあります。
  • リーダーシップ―胆力と大局観―
    震災後の日本のリーダー、管総理、民主党の対応のダメさについて、日本の世界の歴史を例にして確認。また、リーダーとはどうあるべきかについて、歴史上の人物からひもとく。ちいさな会社のひとつの小さな組織のリーダーとして学ぶべき点も多い。
  • リーダーシップ―胆力と大局観―
    やっぱり鳩山、菅のダメさ加減が実感できる。

    吉田松陰の行動力、山口多聞の決断力と潔さが際立つ。

    この二人の生涯を大河ドラマで観たくなった。

    この二人を会社の上司にはまねできないだろう。
  • 復興の精神
    各界著名人が復興についての考え方を述べた共著。
    この本の存在は知ってたけど、もっと早くに、もっと震災についていろいろ考えた時期に、読んだらよかったかも。
    日本に好きになる一冊。
  • 嫉妬の世界史
    勉強が出来る子は性格もいい,美人はキャラも美しいあるいは性格はブスなど,ある特徴とある特徴を結びつけて人物理解を簡単にする試みの中に,出世や活躍をする人は人物者であるというものがあるが,別物なのだと冷静に考えれば至極当然なことについて,これでもかと例証してくれる。
    森鴎外やスターリン,毛沢東,東条英...続きを読む
  • 復興の精神
    3.11以降の心象風景は変わりました。正に本編の直哉先生の言葉の通りなのですが、彼らと私を分けたのは何だったのでしょうか?私はどうしようもない断絶と無常を感じ言葉がありません、自分は何をすれば良いのか、これからどうすれば良いのかという問いは、全て人の問いでもあると思います。この本に寄稿した方たちの思...続きを読む
  • 復興の精神
    「これから」をどう考えるか。3・11以降を生きる杖。
    と、帯にあった通り、東日本大震災を経、これからをどう生きるかを9人が語っている。

    養老孟:精神の復興需要が起きる

    これを読みたくて買った一冊。いつもと違う養老センセ。スラスラとその思いのままに語り、面倒だから説明はヤメ、と突き放されるようない...続きを読む
  • 嫉妬の世界史
    [ 内容 ]
    喜怒哀楽とともに、誰しも無縁ではいられない感情「嫉妬」。
    時に可愛らしくさえある女性のねたみに対し、本当に恐ろしいのは男たちのそねみである。
    妨害、追放、殺戮…。
    あの英雄を、名君を、天才学者を、独裁者をも苦しめ惑わせた、亡国の激情とは。
    歴史を動かした「大いなる嫉妬」にまつわる古今東...続きを読む
  • イスラームと世界史
    [ 内容 ]
    民族宗教紛争の多発により世界は新たな対立と緊張に直面している。
    中東和平や中央アジアの動向は今後どのような展開をみせるのだろうか?
    世界史への登場以来、先進的な文化を誇ってきたイスラームは、けっして異質で非寛容な文明なのではない。
    日本人にとっては、日本という独自の枠組にこだわることで...続きを読む
  • 歴史学の名著30
    [ 内容 ]
    日本や世界で日々起きている事件の背景を知るために不可欠なのは、日本史や世界史の知識である。
    ところが世界史の未履修問題で明らかになったように、歴史を学ばずに大学生や社会人になってしまう人も少なくない。
    他方、教科書の歴史知識だけでは満足できない人でも、古典や大著となると縁遠くなる。
    ...続きを読む
  • 嫉妬の世界史
    「嫉妬」という観点から、歴史上の人物を分析する。
    アイデアは面白いが、何度も読むような本ではないかな。
    著者はやや難解な言葉遣いを好むよう。

    徳川慶喜、島津久光、呂后、森鴎外、近藤勇、ロンメル、中谷宇吉郎、牧野富太郎、石原莞爾、東条英機、カエサル、スターリン、島津義久、ゴードンなど。
  • 歴史を知る読書
    歴史に関する書籍75冊の書評集。1冊あたり概ね2ページ〜4ページの短さで説明されていて読みやすそうに見えたが、意外と難しくて読むのに時間がかかった。私が聞いたことがない本・全然知らない知識・専門外の内容ばかりで難しかった。読むのが大変だったが、学びは多かったとは思う。

    23ページ
    ある一つの地域や...続きを読む
  • 嫉妬の世界史
    歴史上の偉人も嫉妬したり、嫉妬されたりしていたという話をまとめた本。歴史上の裏切りの影にこういう感情が存在したのか、という驚きと納得があった。
    ただ、知らない偉人も多いのが残念。まあ、自分が歴史に詳しくないだけなのだが。
    「嫉妬ドリブン」とも言える負のエネルギーが歴史を動かしていたのは面白かった。
    ...続きを読む