山内昌之のレビュー一覧

  • 東大教授がまんがと図解で教える! 最新「地政学」入門
    マンガと図解で、とタイトルにありますがマンガは少なめなので表紙が裏切ってるかも。マンガに期待はしてなかったので個人的にはむしろ良かった。
    地政学入門、しかも最新刊とあって最近の国際情勢の理解を深める一助になった。
    若干の偏りを感じたのは私が地政学に明るくないせいだろうか。学んでいきたい。
  • 新・地政学 「第三次世界大戦」を読み解く
    冷戦はイデオロギーとブロックの対立だったが、新冷戦は民主主義と自由経済という価値を共有する陣営と拒否する陣営の対立である。
    ISは、プレモダンとモダンとポストモダンが共存しているため、複雑に感じる。
    北極海航路が開かれれば、津軽海峡や宗谷海峡がチョークポイントになりうる。
  • 失敗の本質 戦場のリーダーシップ篇
    これだけ日本の欠点と言うか日本の弱体化の要因を俯瞰的に正確に指摘出来る日本人がいるんだなと素直に驚き。同じような考えを持つ日本人は一定数いるはず。それでも日本が衰退国として甘んじているのは分かっていても変えられない何かが多々あるからだと思う。自分もそうだけど。
  • 嫉妬の世界史
    自分を苛む嫉妬の感情に対処することを目的に、

    佐藤優『嫉妬と自己愛 「負の感情」を制した者だけが生き残れる』にて推薦されていたため、購入しました。

    まず、嫉妬とは何かを考えたとき、
    "他人が順調であることをにくむ感情"
    という定義は、言い得て妙だと感じました。

    本書では、偉人の例を取り上げ、嫉...続きを読む
  • 悪の指導者(リーダー)論(小学館新書)
    元外交官の佐藤優と、歴史学者で中東事情に詳しい山内昌之による対談。

    日本人は特に「独裁者=悪」というイメージがあるが、実際には彼らなりの理論や支持基盤があり、そこに日本がどう対応していくかということを強く考えさせられた。
  • 失敗の本質 戦場のリーダーシップ篇
    失敗から学ぶことは多々あり、それが戦時のことであれば、生死をかけた戦略や行動であるために、更に学ぶべきことは多いと考える。ただし、完ぺきな人間などいるはずもなく、限られた情報の中で、限定合理的に行動した結果であることを念頭に置く必要がある。

    ・ウェーバーの価値自由原理である、ヒト/モノ/カネを効率...続きを読む
  • 歴史学の名著30
    30冊の幅が広い、という当たり前の印象。

    ちくま新書の名著シリーズはどれもクセが強いように感じていてそこが本シリーズの魅力でもあるのだけど、歴史学に疎い自分にとって本書もかなりクセが強く感じられた。

    目次をめくって30冊をまずは確認。マックス・ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精...続きを読む
  • 失敗の本質 戦場のリーダーシップ篇
    戦時の話しをしているはずなのに、なんかすごくしっくりくる。いまも同じような状況に陥っているからなのかな。
  • 失敗の本質 戦場のリーダーシップ篇
    2012年7月に書かれた本で、1984年に書かれた「失敗の本質」に対して多面的な検証とさらなる考察が実施された本、「失敗の本質」はずっと読みたかった本なのですが、まだ読めておらず、先に新しい版を読むことになりました。

    相応の歴史知識や、太平洋戦争時代の人物像に関する情報がもともとないと、やはり難解...続きを読む
  • 歴史学の名著30
    古今東西広く歴史学の名著を紹介してくれる。コンパクトにまとまっていてありがたい。ただちょっとてを出すには骨がかかりそうなホンが多いかな。読みたい気持ちは強まったが読むのは大変じゃあ。
  • 大日本史
    この2人の対談が面白くない訳がないです。歴史を横と縦のつながりで考察することによって全然違う見方ができることを再認識しました。
  • 嫉妬の世界史
    とても面白かった。途中話が流れの中でかわるのでちょっとん?ってなったけど。でも日本史世界史に精通している作者ならではだなぁと思った。
    これからは日本史世界史を区別せず学んでいく時代だと思うし、色々な視点から考えることができるのが歴史の面白いところだと思うのでよかった。
    もうちょっと、日本史の知識があ...続きを読む
  • 失敗の本質 戦場のリーダーシップ篇
    国家的視野による戦略、現場感覚のあるリーダー、空気によらない責任者の明確な判断、いずれも全く実現されていない。無意味な戦争に突入する事がないようにするために何をすればいいのか、悩ましい。
  • 新・地政学 「第三次世界大戦」を読み解く
    山内昌之氏と佐藤優氏の現代政治情勢対談シリーズの1冊。

    地政学といえば地政学だが、紛争・問題点などを1章ごとに対談している形で、時期の旬を過ぎるとあまり意味がないのではと思った。

    1章 ISと中東情勢 ロシアやアメリカやトルコなどの主要各国、中東各国の思惑が説明されている。

    2章 ナショナリズ...続きを読む
  • 新・地政学 「第三次世界大戦」を読み解く
    素人としては何のことやら?という部分もあるが、地政学の話はなぜか引き込まれる。佐藤優さんならなおさら。最近頻発するテロの背景も少しは理解できた。
  • 新・地政学 「第三次世界大戦」を読み解く
    佐藤優先生と山内先生の対談。

    佐藤優先生の言葉を借りると、日本が誇る最高レベルの知性が、圧倒的なコンテキストの知識を元に世界の流れを解説していく。

    理屈が通っていて、そう考えていくのかと感心させられる。ISやロシアの外交政策が今の自分の世界に影響を及ぼしたとしても、自分にできることはないのだが、...続きを読む
  • 歴史とは何か 世界を俯瞰する力
    PHP文庫は、現世利益を求めるサラリマンハウツーばかりかと思っていたが、たまにこういう重厚な内容の本も出している。
    この本も、誰でも読めるようにやさしい形式で書かれているのだが、内容はきらびやかで歴史研究を広い目で行ってきた著者の思いがいっぱい詰まっている。ふつうのサラリマンには受け止められないくら...続きを読む
  • 復興の精神
    この本の企画がいいなと思った。
    有事のあとに、我々は何をするべきか、どう考えるか、、、ということを、新潮新書編集部が発したいというに対して著名人が正面から応えた…ものとなっています。

    養老孟司氏の著書は何冊か読んできていますが、この原稿だけでも氏の集大成のような感じさえしてしまうほど、明確で深みの...続きを読む
  • 失敗の本質 戦場のリーダーシップ篇
    日本が大東亜戦争で敗戦したことは知っていても,なぜ負けたのかということまでは,なかなか歴史の授業で学ぶことはないと思います。
    敗戦の原因はどこにあるのか,将来にいかすべき教訓は何かということを研究したのが本書です。

    文章が読みにくいということはありませんが,出来事や人物に馴染みがないので,やや読み...続きを読む
  • 失敗の本質 戦場のリーダーシップ篇
    まとめる必要なかったんじゃね?ってのはわかんなくもない。
    残念ながら『失敗の本質』と比べるとイマイチと言わざるをえない。
    それでも、日本軍好きでリーダーシップをとるひつようせいがあるのであれば読んどいて損はないと思う。