山内昌之のレビュー一覧
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マンガと図解で、とタイトルにありますがマンガは少なめなので表紙が裏切ってるかも。マンガに期待はしてなかったので個人的にはむしろ良かった。
地政学入門、しかも最新刊とあって最近の国際情勢の理解を深める一助になった。
若干の偏りを感じたのは私が地政学に明るくないせいだろうか。学んでいきたい。Posted by ブクログ -
冷戦はイデオロギーとブロックの対立だったが、新冷戦は民主主義と自由経済という価値を共有する陣営と拒否する陣営の対立である。
ISは、プレモダンとモダンとポストモダンが共存しているため、複雑に感じる。
北極海航路が開かれれば、津軽海峡や宗谷海峡がチョークポイントになりうる。Posted by ブクログ -
元外交官の佐藤優と、歴史学者で中東事情に詳しい山内昌之による対談。
日本人は特に「独裁者=悪」というイメージがあるが、実際には彼らなりの理論や支持基盤があり、そこに日本がどう対応していくかということを強く考えさせられた。Posted by ブクログ -
山内昌之氏と佐藤優氏の現代政治情勢対談シリーズの1冊。
地政学といえば地政学だが、紛争・問題点などを1章ごとに対談している形で、時期の旬を過ぎるとあまり意味がないのではと思った。
1章 ISと中東情勢 ロシアやアメリカやトルコなどの主要各国、中東各国の思惑が説明されている。
2章 ナショナリズ...続きを読むPosted by ブクログ -
素人としては何のことやら?という部分もあるが、地政学の話はなぜか引き込まれる。佐藤優さんならなおさら。最近頻発するテロの背景も少しは理解できた。Posted by ブクログ
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佐藤優先生と山内先生の対談。
佐藤優先生の言葉を借りると、日本が誇る最高レベルの知性が、圧倒的なコンテキストの知識を元に世界の流れを解説していく。
理屈が通っていて、そう考えていくのかと感心させられる。ISやロシアの外交政策が今の自分の世界に影響を及ぼしたとしても、自分にできることはないのだが、...続きを読むPosted by ブクログ -
PHP文庫は、現世利益を求めるサラリマンハウツーばかりかと思っていたが、たまにこういう重厚な内容の本も出している。
この本も、誰でも読めるようにやさしい形式で書かれているのだが、内容はきらびやかで歴史研究を広い目で行ってきた著者の思いがいっぱい詰まっている。ふつうのサラリマンには受け止められないくら...続きを読むPosted by ブクログ