俵万智のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
この本の紹介として「キケン!こんな落とし穴がありますよ」という落とし穴集、「便利!こんなレシピがありますよ」という一面と表現、読みやすく親しみが持てる内容。
投稿作品添削例を示しているのが具体的でがらりと生まれ変わるのが癖になる。
全く違う二首を入れ替えることで印象がかわり「小さな飛躍が、言葉に深みを与えてくれる」例、動詞の重なりの解消や変更、序詞の利用、状況説明の省略、倒置法、羅列の効果、「は」を「が」に変えたほうがいい場合が多い、助詞を入れたほうが名詞の首が座る、「できごと+思い」という構造の工夫、連作の並べ方など、実例を通して学ぶことができる。今後の推敲の参考にしたい。 -
Posted by ブクログ
『サラダ記念日』で一世を風靡した俵万智さんの第三歌集。
28歳から34歳までの歌だそうです。
恋(不倫の恋)の歌が多いのですが、旅した時の歌、父親への歌、17歳で亡くなった詩人の山田かまちへ捧げた歌もあります。
でも、レビューを読まれた方が混乱しないように一番多い恋(不倫の恋)の歌を以下に載せます。
不倫の恋は道徳的ではないですが、せつない恋ですね。
ひしひしと伝わってきました。
まず、タイトルとなった歌。
○男ではなくて大人の返事する君にチョコレート革命起こす
恋には、大人の返事など、いらない。君に向かってひるがえした、甘く苦い反旗。チョコレート革命とは、そんな気分をとらえた言葉だ -
Posted by ブクログ
恋の駆け引き、男同士の上下関係、売れない悲しみ
感情がぎゅっと詰まってる一冊。
でも短歌だからあっという間に読めて楽しい。
★この人を支えたい!会いたいホスト短歌賞
君の来ない夜にトイレで聞いている
あいつの席のシャンパンコール
寂しいトイレと盛り上がる場内の対比が好き。
トイレの扉一枚隔てて全く違う空間が広がっているのが情景として分かる!
扉の向こうとこちらとでは、照明の明るさも、音の大きさも、空間の広さも、人の感情も何もかも違う。
扉の向こうからドンドンした低音が響いてくるのを項垂れながら聞くホストの姿を勝手に想像して悲しくなる。
寂しいのは「君が来ない」からっていう理由がキュ -
-
-
Posted by ブクログ
ネタバレ歌とそれにまつわるエピソードを見開きで紹介。
市橋さんの写真付きで更に歌の世界が広がる。
親子の素敵な関係が歌でこんなに豊かで自由に表現できるのだなあと感嘆しつつ温かい気持ちになれる。
『心のシャッターを切るように書いてきたので、リアルであることは間違いない』
好きな歌
みかん一つに言葉こんなにあふれおり
かわ・たね・あまい・しる・いいにおい
親は子を育ててきたと言うけれど勝手に赤い畑のトマト
クレヨンの一本一本一本に名前書く時四月と思う
はじめての波はじめての白い砂はじめての風はじめての海
振り向かぬ子を見送れり振り向いたときに振る手を用意しながら -
ネタバレ 購入済み
映像が思い浮かんで楽しい
タイトルになっている短歌と、教え子の生徒さん達を詠んだ歌が大好きで、電子書籍になっているのを見つけて改めて買いました。
読むと、見知らぬ生徒さんたちなのに、顔が思い浮かぶような気がします。
もう一度読んで、やっぱり好きだなあと思いました。 -
-
Posted by ブクログ
源氏物語は子供の頃から大好きで、いろんな方の訳を読みましたが、短歌は難しいので、わりと飛ばし読みしていました。源氏物語は795首の和歌が登場しますが、あらためてじっくり和歌にふれることで、紫式部から続く、言葉そのものの意味、言葉のに含まれた想い、教養、いえなかったことをほのめかす、その言葉に重なる別の意味の想いを感じることができます。すごくおもしろい。日本の心は本当におもしろい!
先日、源氏物語の1つを鎌倉時代の歌人、藤原定家が書き写した写本が新たに見つかりました。しかも有名な「若紫」の帖!当時、定家のように位の高い人物しか使うことが許されなかった青墨も使われ、定家本といわれる青表紙。戦後初め