俵万智のレビュー一覧

  • 短歌のレシピ

    Posted by ブクログ

    この本の紹介として「キケン!こんな落とし穴がありますよ」という落とし穴集、「便利!こんなレシピがありますよ」という一面と表現、読みやすく親しみが持てる内容。
    投稿作品添削例を示しているのが具体的でがらりと生まれ変わるのが癖になる。
    全く違う二首を入れ替えることで印象がかわり「小さな飛躍が、言葉に深みを与えてくれる」例、動詞の重なりの解消や変更、序詞の利用、状況説明の省略、倒置法、羅列の効果、「は」を「が」に変えたほうがいい場合が多い、助詞を入れたほうが名詞の首が座る、「できごと+思い」という構造の工夫、連作の並べ方など、実例を通して学ぶことができる。今後の推敲の参考にしたい。

    0
    2023年05月15日
  • たんぽぽの日々 ~俵万智の子育て歌集~

    Posted by ブクログ

    短歌のあとに、それを読んだ時の心情や情景などがとてもよくわかり、そうだったなあと思うと同時に、とても素敵なお母さんと思いました。

    こんな時あったなあとずいぶん年代が違う私も子育て時代を思い返しました。

    0
    2023年03月19日
  • チョコレート革命

    Posted by ブクログ

    『サラダ記念日』で一世を風靡した俵万智さんの第三歌集。
    28歳から34歳までの歌だそうです。

    恋(不倫の恋)の歌が多いのですが、旅した時の歌、父親への歌、17歳で亡くなった詩人の山田かまちへ捧げた歌もあります。

    でも、レビューを読まれた方が混乱しないように一番多い恋(不倫の恋)の歌を以下に載せます。
    不倫の恋は道徳的ではないですが、せつない恋ですね。
    ひしひしと伝わってきました。


    まず、タイトルとなった歌。
    ○男ではなくて大人の返事する君にチョコレート革命起こす

    恋には、大人の返事など、いらない。君に向かってひるがえした、甘く苦い反旗。チョコレート革命とは、そんな気分をとらえた言葉だ

    0
    2023年03月19日
  • ホスト万葉集 嘘の夢 嘘の関係 嘘の酒 こんな源氏名サヨナライツカ

    Posted by ブクログ

    恋の駆け引き、男同士の上下関係、売れない悲しみ
    感情がぎゅっと詰まってる一冊。
    でも短歌だからあっという間に読めて楽しい。

    ★この人を支えたい!会いたいホスト短歌賞

     君の来ない夜にトイレで聞いている
      あいつの席のシャンパンコール

    寂しいトイレと盛り上がる場内の対比が好き。
    トイレの扉一枚隔てて全く違う空間が広がっているのが情景として分かる!
    扉の向こうとこちらとでは、照明の明るさも、音の大きさも、空間の広さも、人の感情も何もかも違う。
    扉の向こうからドンドンした低音が響いてくるのを項垂れながら聞くホストの姿を勝手に想像して悲しくなる。
    寂しいのは「君が来ない」からっていう理由がキュ

    0
    2022年12月13日
  • ホスト万葉集 巻の二 コロナかもだから会わない好きだから コロナ時代の愛なんてクソ

    Posted by ブクログ

    買ってから2巻目だと気づいた。
    自由でのびのびしていておもしろかった。職業色が全面的に出ており、知らない知見を得た。私も短歌を詠みたくなった。

    0
    2022年11月19日
  • ホスト万葉集 文庫スペシャル

    Posted by ブクログ

    想定外の面白さだった。ホストだのキャバ嬢だのは客を掌で転がして金を絞り取るような職業という悪いイメージで嘆かれることが多いけれど、実際のホストたちはそんな上手い話ばかりではないのだ、ホストもホストなりの苦労と悩みがあるんだ、というのがものすごく伝わってくる。短歌だけでなくホストとの座談会も収録されているから、より一層なるほどと思わされる。短歌の内容もホストと客の関係性だけにとどまらず、男のプライドだの仕事の誇りだの親への感情だの様々混ざっていて、好きだなと感じた歌が幾つもあった。

    0
    2022年10月17日
  • チョコレート革命

    Posted by ブクログ

    夏休み-31

    激ヤバだ。激ヤバだ。自分の言葉がどんどん拙くなる。
    苦しい恋の歌に挟まれる、広い世界の土地模様。とにかく拙い私は語れないので、何首かひいて、勘弁。

    ------

    我はもう撃たれてしまいし鳥なれば君の視界の外に安らぐ

    故郷とは生地にあらず「家族」という花ことば持つ花咲くところ

    今日あったことを告げたき一日の終わりに通じぬ携帯電話

    シャンプーを選ぶ横顔見ておればさしこむように「好き」と思えり

    -----

    0
    2022年08月29日
  • たんぽぽの日々 ~俵万智の子育て歌集~

    Posted by ブクログ

    まずタイトルが素敵。

    「たんぽぽの日々、、?」となって手に取った。
    そういうことね…

    わたしもこどもを産んで過ごしているとこんな風に感じられるときが来るのかな、と思うと少しわくわくする。いまのわたしにとっては大好きな彼との日々がたんぽぽのよう。風に吹かれてはすぐにいなくなってしまいそうで心配だけどずっとここにはきっと居られないし、隣で過ごせる時を丁寧に楽しみたいと思った。

    0
    2022年07月20日
  • たんぽぽの日々 ~俵万智の子育て歌集~

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    歌とそれにまつわるエピソードを見開きで紹介。
    市橋さんの写真付きで更に歌の世界が広がる。
    親子の素敵な関係が歌でこんなに豊かで自由に表現できるのだなあと感嘆しつつ温かい気持ちになれる。
    『心のシャッターを切るように書いてきたので、リアルであることは間違いない』

    好きな歌

    みかん一つに言葉こんなにあふれおり
    かわ・たね・あまい・しる・いいにおい

    親は子を育ててきたと言うけれど勝手に赤い畑のトマト

    クレヨンの一本一本一本に名前書く時四月と思う

    はじめての波はじめての白い砂はじめての風はじめての海

    振り向かぬ子を見送れり振り向いたときに振る手を用意しながら

    0
    2021年11月14日
  • オレがマリオ

    Posted by ブクログ

    俵万智の作品の中でもかなり好きなものだった。自分の年齢が上がったからか。3.11について、子供について。さらに刹那的に感じられ、母として女性の愛を感じる。

    0
    2021年09月11日
  • たんぽぽの日々 ~俵万智の子育て歌集~

    Posted by ブクログ

    さくっと読めて、心がじーんと温かくなる子育てエッセイです。
    短歌も、言葉選びがとってもリアルで今子育て真っ最中の身としては、しみじみと共感できます。

    0
    2021年07月23日
  • 考える短歌―作る手ほどき、読む技術―

    Posted by ブクログ

    伝えたいことをより的確に、印象的に短歌にあらわすテクニックが書いてある。俵万智さんのBefore/Afterつきで勉強になる(個人的にはBeforeの方が好きだが、会話体になるとAfterが断然良い)。
    短歌の技法ではあるが、言葉による表現のエッセンスが詰まっていると思う。普段から何かを伝えるときに意識したいと思った。

    0
    2021年05月08日
  • オレがマリオ

    Posted by ブクログ

    万智さんの人生が垣間見れたように感じた。
    お子さんも万智さんもどこまでも自由で美しい人だなと思った。

    0
    2021年01月18日
  • チョコレート革命

    Posted by ブクログ

    サラダ記念日とは打って変わって、大人の恋。
    俵万智さんより好きになる歌人は、この先きっといないでしょうと思った。そう思わせる「ほんとう」の気持ちが、この歌集には込められていた。

    男ではなくて大人の返事する君にチョコレート革命起こす

    私もいつも、同じことを思っています。
    言葉が大人になってしまったら、チョコレート革命を起こす。私もその反旗運動に、参加させてください。

    0
    2020年12月29日
  • かぜのてのひら

    ネタバレ 購入済み

    映像が思い浮かんで楽しい

    タイトルになっている短歌と、教え子の生徒さん達を詠んだ歌が大好きで、電子書籍になっているのを見つけて改めて買いました。
    読むと、見知らぬ生徒さんたちなのに、顔が思い浮かぶような気がします。
    もう一度読んで、やっぱり好きだなあと思いました。

    0
    2020年11月06日
  • ホスト万葉集 嘘の夢 嘘の関係 嘘の酒 こんな源氏名サヨナライツカ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    NHKで特集されていて、今日たまたま書店で見かけたので購入。短歌を読んでいくと、これまで私にとっては記号でしかなかった「ホスト」が、一人ひとりの人間なのだとしみじみ思う。


    特に好きだなと思った5首。

    ・愛してる口先だけで言われたと分かっていても魔法の言葉

    ・約束をしたから買ったバスソルト何気ない君の小さなおねだり

    ・あの人はそんなんじゃないと言う君も言われるアイツも素敵なんだね

    ・嫉妬深い君がイヤだと泣くからさ抜けばいいのに今日もオナ禁

    ・夕暮れと共に目覚めて家を出る夜から始まる僕の一日

    0
    2020年10月16日
  • たんぽぽの日々 ~俵万智の子育て歌集~

    Posted by ブクログ

    さすが俵万智さん。重ね合わせるのもおこがましいが、同じ国語教師→母という今の自分にぴったりでした。言葉にしたいけどしっくりこない、それを言語化してもらえました。

    0
    2020年06月12日
  • ありがとうのかんづめ~子育て短歌ダイアリー~

    Posted by ブクログ

    2019.10月。
    環境って大切だなと。子どもは自然の中で…だ。ふたりでひとつずつ考えて、毎日を過ごしてる感じがする。いい関係だなあ。

    0
    2020年03月02日
  • 愛する源氏物語

    Posted by ブクログ

    源氏物語は子供の頃から大好きで、いろんな方の訳を読みましたが、短歌は難しいので、わりと飛ばし読みしていました。源氏物語は795首の和歌が登場しますが、あらためてじっくり和歌にふれることで、紫式部から続く、言葉そのものの意味、言葉のに含まれた想い、教養、いえなかったことをほのめかす、その言葉に重なる別の意味の想いを感じることができます。すごくおもしろい。日本の心は本当におもしろい!
    先日、源氏物語の1つを鎌倉時代の歌人、藤原定家が書き写した写本が新たに見つかりました。しかも有名な「若紫」の帖!当時、定家のように位の高い人物しか使うことが許されなかった青墨も使われ、定家本といわれる青表紙。戦後初め

    0
    2019年10月25日
  • たんぽぽの日々 ~俵万智の子育て歌集~

    Posted by ブクログ

    著者の子供が幼稚園に通っていた頃の歌と
    それに寄せたエッセイ集。

    子育てを慈しむちょっと高齢ママの視点は
    私にピッタリだった。

    共感したり、気付かされたり、思い出させてくれたり
    読んでる間はずっとニコニコ顔になっていて
    日向ぼっこをしているような心持ちになった。

    0
    2019年08月14日