俵万智のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
雑誌に掲載されていた子育て短歌ダイアリーの
後半部分。幼稚園から小学生時代を綴っている。
シングルマザーとして、親元の仙台に暮らしていた時
東日本大地震が起こり、落ちつかない一時期を
逃れていっとき避難のつもりで沖縄へ。
友人の住む石垣島へ滞在したのがきっかけで
その小さくて限りなくあったかいコミニュティー、
あふれんばかりの圧倒的な大自然!
体験を重ねるうちに、移住を決める。
インドア派を自称する俵万智さんが
免許もなく移動の不便もなんのその。
「助けてください」と心を込めた「ありがとう」を武器に?!
子供にとっては変えがたい経験を。
言葉を紡ぐものとしての、息子さんに触れる言葉たちは -
Posted by ブクログ
俵万智の歌物語。歌集ではひとつひとつからつながりを感じたり、物語を想像していたけど、今回はバックグラウンドがもともとあるという感じ。
文体もとてもフラットで、喫茶店で人の恋愛話を聞くような気軽さだ。
主人公の薫里にはMという不倫の恋人がいるが、それとは別に年下の圭ちゃんと付き合い始めるところから物語が始まる。
恋愛って、男と女って、結婚って…最近、ひととおりの価値観で固まっていたものが、融解して、少し動きだすような思いで読んだ。
年上の男性に無限の安心を求めて、年下の男性に刺激と新鮮さを覚えて、母親に理解を求めないながらも助言を欲し、女友達には思わず意地悪になってしまう。
わかる、わかる。
最