俵万智のレビュー一覧

  • たんぽぽの日々 ~俵万智の子育て歌集~

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    雑誌で連載していた子育て短歌をまとめた本で、短歌はもちろん、その背景や想いと一緒に読むことができ、エッセイとしても楽しめる。
    本書から7年後に発行された『ありがとうの缶詰』も大好きな作品だったが、本書もうんうん頷きながら、たまに涙を流しながら、うまく言えない感情を言語化してくれたことに感謝しながら読んだ。

    子育てをする忙しい日々の中のありふれた出来事が、俵万智さんの素敵な感性と表現力によって思い出として残されていく。それを読者の私たちが読んで、大切なことや、忘れかけてしまっていたことを思い出させてもらえて、なんでもない日常が愛おしいことに気付ける。

    特に息子さんが言葉を覚えていく幼稚園時代

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    2025年08月16日
  • 短歌のレシピ

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    「限られた字数の文学」という共通点で、漫画のセリフとモノローグの推敲にも役立ちました。
    作品をより良くするための技術・思考法がぎゅっと詰まっています。
    終盤は短歌の技巧に特化していた印象です。

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    2025年08月14日
  • たんぽぽの日々 ~俵万智の子育て歌集~

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    子育てに特化した短歌、と
    エッセイ。

    うんうん。と頷きつつ
    うちのはもう大きくなってしまっているので
    懐かしみながら読んだ

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    2025年05月24日
  • ホスト万葉集 巻の二 コロナかもだから会わない好きだから コロナ時代の愛なんてクソ

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    第2段が出てたー!
    コロナの勢いが衰えない中でZOOMで続けられた歌会。
    世の状況を反映しながら、色恋、仕事、社会など、さまざまな言葉、表現で
    彼らにしか書けない歌が生まれる。
    巻末の座談会を読んで、確かにこれは仕事詠でもあるんだなと気付く。
    コロナの中にあったリアル。
    いずれコロナ禍という大きな歴史を記録した本にもなりそうな。
    川柳めいた笑えるものもあり、小説のように世界が垣間見えるものもあり。
    選考している側からは、読み手の上達具合や出世具合まで分かるようで面白い。
    またプロの歌人が忘れていた基本のようなものを、刺激する力もあるようだ。

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    2025年05月13日
  • たんぽぽの日々 ~俵万智の子育て歌集~

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    ネタバレ

    あたたかい。たんぽぽ、夢の木の実、みどりの散歩、手を振る、の短歌が特に好きだった。
    俵万智がいかに子と過ごす一瞬一瞬を大切にしているかが伝わる。そしてその姿勢が、母になってすぐ、というより子育ての中で徐々に培われていったんだろうなとも思う。あとがきの「おかあさんは言葉の人だから、こうして書き留めておくよ…」が印象に残る。

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    2025年05月07日
  • トリアングル (1)

    無料版購入済み

    不倫相手に対して必要以上に申し訳ないと思う必要はないと思うけど。将来を約束してる訳でもないし。年下の彼は可愛い。

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    2025年02月27日
  • 愛する源氏物語

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    源氏物語を読んだことはないけれど、光源氏が主役でモテモテの世界のお話?というイメージ。
    本書を読んで、源氏と関わる女性たちが主役に感じました。
    当たり前だけど、時代が違っても人間らしく憂いたり喜んだり…むしろ現代より気持ちの面では素直というか自由というか…各々の事情はあれど、何かを選択して生きる女性たちの姿に心を揺すられる思いがしました、、
    そして筆者が薫に厳しいのがなんだか面白かったです笑

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    2024年11月22日
  • チョコレート革命

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    三十歳前後につくられた三冊目の歌集。旅行や不倫の歌が多め。

    映画や舞台にも引けを取らないドラマが短歌という表現媒体でも展開されていて非常に楽しめた。

    あとがきに、「短歌は、事実を記す日記ではなくて、真実を届ける手紙で、ありたい。」「人を想って揺れる心は、これからも私にとって、大きなテーマだ。」とあり、この方の歌に惹きつけられた理由がわかった。

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    2024年11月14日
  • トリアングル

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    読み終わって最初の感想は「苦しかった」だった。
    主人公をはじめとして、登場人物たちの行動が、私にとっては「いけない」ことだった。
    ただ、その「いけない」ことをする心理や感情は理解ができて、胸が詰まった。
    人間にとって倫理観や道徳は大切だと思う。ただ、人生には、善悪では判断できないこともあるはずで・・・
    倫理と感情が相反する時、今までの私なら「こうあるべき」を優先していたが、当書を読んだ今は「こうしたい」を優先してみてもいいのかな・・・と思ったり思わなかったり。

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    2024年11月12日
  • ありがとうのかんづめ~子育て短歌ダイアリー~

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    〜子育て短歌ダイアリー〜
    『ありがとうのかんづめ』 俵万智

    月刊誌『エデュー』(edu)に2009年ー2013年に連載された「たんぽぽの日々」を元に編集・構成された続編になります。(前編は2010年『たんぽぽの日々』として出版されています。)
    エデューは上の子が小学校に上がる前から、母の予習的に読み始め、特に低学年の頃よく読んでいました。子の学びについて、母として、参考になることが多かったです。お世話になりました。(蔭山先生の百ます計算もよくやりました。懐かしいです。笑)

    本書では、
     幼稚園卒園までの「さざやかな風」編
     一年生「いちねんせいのひみつぶっく」編
     二年生石垣島へ「さとうき

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    2024年11月03日
  • 考える短歌―作る手ほどき、読む技術―

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    読者の心に響く短歌のコツを伝授。具体的な例を挙げ、分かりやすい。技術を磨く知識は元より、詠む者の心の柔軟性や継続力も、創作には必要不可欠だと知る。手厳しい短歌道である。

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    2024年09月30日
  • ありがとうのかんづめ~子育て短歌ダイアリー~

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    俵万智さんのエッセイと子育て短歌ですね。
    『本書は、月刊誌「エデュー」に連載していた「たんぽぽの日々」という子育てエッセイの後半部分をまとめたものだ(前半部分は2010年に「たんぽぽの日々」として出版された。)』とあとがきに語られています。また、「園児だった息子との時間、小学生だった息子との時間は、もうこの本の中にしかない。」とも綴られています。子どもさんと真っ正面から二人三脚で過ごされた子育て奮闘記、たくみん(息子さん)の成長記ですね。

     短歌を……

     充実の秋と言うべし
      収穫の人のまあるい背中を見れば

     「さざやかなかぜ」と言い張るおさなごと
      甲板にいる、さざやかな風

     花

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    2024年09月14日
  • かぜのてのひら

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    ネタバレ

    特に好きな歌。

    ◇母と娘のあやとり続くを見ておりぬ「川」
    から「川」へめぐるやさしさ

    ◇泣きじゃくるチア・リーダーよこんなにも悔しいことがあるということ

    ◇読み終えてしまった推理小説のように男に抱かれておりぬ

    ◇渡されし缶コーヒーは生ぬるくあなたをかばうように飲みほす

    ひらがなとカタカナを意識しながら読んだ。

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    2024年08月19日
  • ホスト万葉集 巻の二 コロナかもだから会わない好きだから コロナ時代の愛なんてクソ

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    1巻目より上手くなってる!
    お母さんの歌がいいわー

    最近は ホストごときで悩んでと 鼻で笑ってやったりもする

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    2024年08月10日
  • ありがとうのかんづめ~子育て短歌ダイアリー~

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    ネタバレ

    子どもの感受性が素晴らしい。その新鮮さを隣りで受け止め、共感する万智さんがステキだ。
    月山での田植え体験と「缶詰づくり」たくみん(息子さん)から
    「ゆうれいのおかあさんえ、(中略)あかちゃんのときおせわになりました。ありがとう。これからもげんきでね。」とお母さんが死んだ時、一緒にお墓に入れるという可愛いお手紙。

    *太平洋はいま太平の洋となりカタカナで書くバンザイクリフ
    「天皇陛下万歳」と多くの日本兵が身を投げたサイパンの岬。
    *硫黄島、サイパン、グアム 子に語る言葉持たねばひたすらの青

    雨の日のたくみんの感じ方にもビックリ。
    「雨の日は、車の音がかっこいい」と車による音の違いを楽しんでいる

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    2024年07月04日
  • ホスト万葉集 嘘の夢 嘘の関係 嘘の酒 こんな源氏名サヨナライツカ

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    和歌とホストは、相性がいいだろうなと思っていました。
    読んでみてなるほどなと思いました。
    平安貴族は仕事と恋愛のために、せっせと歌を作りました。ホストもそれに重なるところがかなりあります。
    ただ今まで誰もこの二つを結びつけていませんでした。
    それをした手塚氏は、凄い人だなと思いました。
    一読する価値のある本だと思います。
    私は今日から三大和歌集を教える為の参考として、朝1時間少々でざっと読みました。
    全く関係を持たなかった世界を少し垣間見る事が出来て、楽しかったです。

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    2024年07月02日
  • 考える短歌―作る手ほどき、読む技術―

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    言葉の選び方 伝え方 描き方など
    制限の中での表現の深さの浅い部分に触れられた

    何を加えて何を減らすか
    取捨選択と構成の難しさ

    日常会話でも他の表現でもそうなのかも

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    2024年06月29日
  • たんぽぽの日々 ~俵万智の子育て歌集~

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    ネタバレ

    「あの赤い花がつつじで
    この白い花もつつじと呼べる不思議さ」
    子育てしていると、もう一度自分の中に「子どもの目」が宿るという俵万智さん。
    今、孫育て中の私も、「子どもの目」が蘇って嬉しい。

    「逆光に桜花びら流れつつ
    感傷のうちにも木は育ちゆく」
    河野裕子さんの言葉「子どもはね、いつも、そのときが一番かわいいの」社会人のお子さんにもそれが言えるとは。子どもや孫との「いま」を愛おしみたい。

    「いのちとは心が感じるものだから
    いつでも会えるあなたに会える」
    不在を感じる時こそ再会できているのか。
    千の風になったとしても。

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    2024年06月27日
  • 短歌のレシピ

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    俵万智さんの短歌の指南書ですね。
    季刊書「考える人」2004年夏号から2009年冬号連載の「考える短歌」のアンソロジーです。
    添削をされてもいいと云う条件で投稿された短歌を、俵万智さんが十六の講目で、短歌の指南をされています。
     「短歌を美味しく作るには?」というコンセプトでスッキリと美味しい短歌の作り方を三十二のレシピで、解りやすく端的に綴られています。

     第一講 味覚に訴えてみよう
         擬音を生かそう
     第二講 時には荒療治を試してみよう
     「あの」って、どう? と言われないようにしよう
     第三講 比喩の出し方に心をくだこう
         だめ押しの一歩手前で止めよう
     第四講 枕詞を

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    2024年06月13日
  • 牧水の恋

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    ▼若山牧水と言えば、

    白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒はしづかに飲むべかりけり

    くらいしか知りませんでした。この歌は素敵だなあと憶えていました。
    それ以外どんな人か全く知らず。たまたまBOOKOFFで見つけてなんとなく購入。

    ▼歌人の俵万智さんが書いています。評伝です。時折、「同じ短歌詠みとしての、俵万智」の視点からの考察や、自作の短歌との比較なんかも出てきます。「自作との比較」がこの本の魅力になっているのかなと言われると、個人的にはそれは無くても十分楽しめたかなあとは思いますが。

    ▼若山牧水という人の人生の評伝、というわけではなく、まあなんとなく若山牧水を全く知らぬ読者も牧水の全貌は分

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    2024年06月01日