俵万智のレビュー一覧

  • 生きる言葉(新潮新書)

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    言葉の捉え方に新鮮な視点を与えてくれる。特に息子さんとのやりとりが素晴らしい。子供にも言葉のおもしろさを感じてほしいと感じつつ、言葉を知ることで言葉に惑わされない人間になってほしいと思った。

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    2026年02月27日
  • 短歌のレシピ

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     『考える短歌』より実践的に感じた。

    心に残った歌
    シーサーの阿吽の息に別れ来し那覇の港の青き夕暮れ
                        尾塩真里

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    2026年02月18日
  • 愛する源氏物語

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    著者が源氏物語に登場する和歌を口語短歌に再構築し口語訳を付け独自の解釈を試みることで、源氏物語を紐解き、当時の恋愛模様や登場人物を立体的に立ち上げ、平安の時代にタイムスリップした感覚で身近の出来事のように感じ楽しませてくれる1冊。
    様々な登場人物になり代わり、その心情をキャラクターやシーンに応じて和歌に落とし込み、壮大な物語を創り上げた、紫式部の作家としての凄さを改めて実感させられる。

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    2026年02月11日
  • サラダ記念日

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    何万文字の言葉を使ってやっと言いたい事が言える作家は実は口下手なのかもしれない。
    ここに収められた短歌は短い言葉だが、どれも芳醇で濃厚だ。生活の、隣にいる誰かの、単調な毎日のほんの一瞬、それを切り取ったわずかな文章。これがとにかくいい。
    殺伐としていなければ、ネットを突っ走る短文など欠片も出て来ない。昭和の作品だから当然と言われれば当然なのだが、何もかもが凛としていて一粒の飴でも口に入れたようだ。その味は溌剌としていて目が覚める。

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    2026年01月27日
  • ホスト万葉集 嘘の夢 嘘の関係 嘘の酒 こんな源氏名サヨナライツカ

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    ⚫︎まずは好きだった作品

    乱雑に並んだ靴と消し忘れの
    明かりに一つため息をつく

    あの人はそんなんじゃない
    と言う君も言われるアイツも素敵なんだね

    気まぐれでぶっきらぼうな俺やけど
    貴方のことは好きでありたい

    君の来ない夜にトイレで聞いている
    あいつの席のシャンパンコール

    リツイートされてた貴方のその笑顔
    直接君から知りたかったな

    夜行バス窓を見つめて文字を書く
    誰かに伝わるそんな気がして

    おめでとうこの一言に詰まってた
    ありがとうやごめんなさいが

    ⚫︎座談会を読んで
    ホストはただチャラチャラした存在だと思っていたが、本当に売れている人たちは、絶妙なラインでの恋愛をお客様に提供す

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    2026年01月22日
  • ホスト万葉集 文庫スペシャル

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    「ホスト万葉集」という名前に惹かれて購入。
    ホストのパリピ感が分かる歌もあれば、ホスト特有の切なさや悔しさが分かる歌もある。他にも姫目線で描かれてるいるものもあり、ホストに行ったことのない人にも雰囲気が味わえる。

    座談会で紹介されていた贈答歌が心に残った。
    「次逢える保証がないから逢いに行く 君が思い出になるその前に」
    「歌舞伎町無縁の街のはずでした去年の夏に君に会うまで」
    令和の時代にとても雅だなぁ〜

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    2026年01月20日
  • 考える短歌―作る手ほどき、読む技術―

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     類書も読んでいたが、途中で読み進めなくなった。
    やはり、感性が近く、よいと思える歌を詠む歌人の書籍を読むのに限る。
     第8講まであるが、170ページちょっとですぐに読み終えられた。
     各講、何首かの短歌を添削しながら、テーマを深めていく形式。ただ、添削に納得のいかないものもあり、短歌の難しさ、奥深さを感じた。

     特に記憶に残っているのは、次の2首。

    夕暮れにキャベツ切る手がふと止まり蘇りくる君のくちびる(p95 添削後)

    人あまた乗り合ふ夕べのエレヴェーター枡目の中の鬱の字ほどに(p99)

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    2026年01月15日
  • サラダ記念日

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    単行本が出たのが1987年。多分小学生くらいの時に『サラダ記念日』の短歌を教科書で知り、詩集として読んだのは今回が初めてか、初めてでなくても忘れてて30年ぶりくらい読んだ。あとがきに「20〜24歳頃に書いた詩」とあり、凄いなと思うとともに自分も何か書き残しておけば良かったなとも思う。

    『「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ』

    『7・2・3 から 7・2・4 に変わるデジタルの時計見ながら快速を待つ』

    『思い出はミックスベジタブルのよう けれど解凍してはいけない』

    『もうそこにサヨナラという語があって一問一答式の夕暮れ』

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    2026年01月05日
  • たんぽぽの日々 ~俵万智の子育て歌集~

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    1歳男児の子育て真っ只中です。
    毎日がとにかく一瞬で過ぎてゆき、
    やらなければならない世話と家事に追われ、
    やりたいことまで時間と気持ちが回らない。
    子供が可愛く思えなくなりそうで、、そんな時に夫がプレゼントしてくれました。

    月並みですが、
    どこにでもおちていそうなありふれた日々が、
    どれだけ尊く、ありがたく、しあわせなことかと再認識させられました。

    流れるように過ぎる日々は抗いようがないですが、
    子供と夫との今を心から喜び、大切にしていきたいです。

    お母さんたち、そして私よく頑張ってる。

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    2025年12月15日
  • たんぽぽの日々 ~俵万智の子育て歌集~

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    よかったー!この時期にしか書けなかっただろうと思う。素敵な短歌が沢山、エッセイとともに掲載されていて、自分の子育て時期に読みたかった。
    ほんわかした人という印象だけど、やはり歌人なのだなぁ。短歌で綴る子育て日記なのね。
    読みながら思い出した事がたくさんあって、年配の人にも楽しめる本だと思った。

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    2025年11月15日
  • チョコレート革命

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    ●2025年11月10日、Yahooフリマで本探し。キーワード「チョコレート」で検索して出てきた本。Yahooフリマで750円。

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    2025年11月10日
  • サラダ記念日

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    初読。これまで短歌集は情報量が少ないと思って敬遠してましたが、俵万智さんの「生きる言葉」を読んだことをきっかけに手に取りました。
    短歌の情報量をナメてました。それぞれの歌から想起される映像だったり、感情だったり、31文字に込められたものはとても豊かで、余白があるからこそ情報量は無限大そんな印象を受けました。
    サラダ記念日以外にも素敵な歌がたくさん。

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    2025年11月09日
  • 愛する源氏物語

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    ネタバレ

    ## 感想

    源氏物語は人によって見方が変わる不思議な物語だ。

    色々な本を読んできたけど、それぞれで見る角度が違って面白い。

    和歌は31文字の文字制限がある分、伝えたい気持ちが凝縮されるので、この和歌の中にこそ、キャラクターたちの本音が込められている。

    思えば、源氏物語にはたくさんの恋愛の形が描かれる。

    源氏物語が長く長く読まれているのは、誰もがキャラクターの誰かに感情移入できるからかもしれない。

    私は学生の頃学校で習ったときには正直「長いな〜」「すごい浮気するな〜」くらいに思っていた。

    しかし本を読むにつれ、色々な角度から見ることで、だんだんキャラクターたちの理解が深まっていった

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    2025年11月04日
  • 考える短歌―作る手ほどき、読む技術―

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    「も」を疑えとか、あいまいな「の」に気付けとか、体言止めは一つにとか、副詞に頼らない、とかいろいろ役立ちそうだ。易しく書いてくれているので、すぐに読めた。

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    2025年10月12日
  • サラダ記念日

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    大人の恋っていう感じでまだ共感できない部分もあったけど、年を重ねるごとに共感できる詩が増えてくるのかなと思うと凄く楽しみ。

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    2025年08月25日
  • サラダ記念日

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    恋に恋するって感じで、いいと思う。

    特に好きだなと思った歌

    モーニングコールの前のエチケット
    ライオンの泡の中に始まる
    →ライオンの歯磨き粉で歯を磨いてから彼をキスで起こすのかな、と書かれていない部分に想像が広がる。

    ワイシャツをぱぱんと伸ばし干しおれば
    心ま白く陽に透けてゆく
    →ぱぱんの語感が良い。家事を歌に変える心の豊かさが素敵。

    缶詰のグリンピースが真夜中に
    あけろあけろと囁いている
    →自分の中の天使と悪魔が…ではなく、缶詰側が誘惑してくるという発想がおもしろい。

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    2025年08月24日
  • たんぽぽの日々 ~俵万智の子育て歌集~

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    雑誌で連載していた子育て短歌をまとめた本で、短歌はもちろん、その背景や想いと一緒に読むことができ、エッセイとしても楽しめる。
    本書から7年後に発行された『ありがとうの缶詰』も大好きな作品だったが、本書もうんうん頷きながら、たまに涙を流しながら、うまく言えない感情を言語化してくれたことに感謝しながら読んだ。

    子育てをする忙しい日々の中のありふれた出来事が、俵万智さんの素敵な感性と表現力によって思い出として残されていく。それを読者の私たちが読んで、大切なことや、忘れかけてしまっていたことを思い出させてもらえて、なんでもない日常が愛おしいことに気付ける。

    特に息子さんが言葉を覚えていく幼稚園時代

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    2025年08月16日
  • サラダ記念日

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    ネタバレ

    サラダ記念日、名前は知っていたけれど短歌なんて縁のないものだと思ってた。
    「夫が寝たあとで」に俵万智さんが出ていて、そこでたんぽぽ白鳥が、「親は子を育ててきたというけれど 勝手に赤い畑のトマト」の一首を紹介していて、「あ、、好きかも。」と思い、すぐ購入。

    しっかり理解できない(私の読解力が足りず)歌もあるが、海の描写だったり、恋心だったり。たった31文字に、こんなにありありと景色を浮かび上がらせることができるのかと感嘆した。これが短歌なのかと。

    面白いなと普段読まないジャンルに触れることで感じることができた。最初に読んだ短歌が俵万智さんのもので良かった。

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    2025年08月15日
  • 短歌のレシピ

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    「限られた字数の文学」という共通点で、漫画のセリフとモノローグの推敲にも役立ちました。
    作品をより良くするための技術・思考法がぎゅっと詰まっています。
    終盤は短歌の技巧に特化していた印象です。

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    2025年08月14日
  • サラダ記念日

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    俵万智による昭和に発表された短歌集。当時の人々の暮らしや表情を的確に切り取り、三十一文字に込められている。現代でも、詠まれた情景がありありと浮かぶ歌も多く、ベストセラー納得の作品集だった。

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    2025年07月16日