俵万智のレビュー一覧
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単行本が出たのが1987年。多分小学生くらいの時に『サラダ記念日』の短歌を教科書で知り、詩集として読んだのは今回が初めてか、初めてでなくても忘れてて30年ぶりくらい読んだ。あとがきに「20〜24歳頃に書いた詩」とあり、凄いなと思うとともに自分も何か書き残しておけば良かったなとも思う。
『「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ』
『7・2・3 から 7・2・4 に変わるデジタルの時計見ながら快速を待つ』
『思い出はミックスベジタブルのよう けれど解凍してはいけない』
『もうそこにサヨナラという語があって一問一答式の夕暮れ』 -
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ネタバレ## 感想
源氏物語は人によって見方が変わる不思議な物語だ。
色々な本を読んできたけど、それぞれで見る角度が違って面白い。
和歌は31文字の文字制限がある分、伝えたい気持ちが凝縮されるので、この和歌の中にこそ、キャラクターたちの本音が込められている。
思えば、源氏物語にはたくさんの恋愛の形が描かれる。
源氏物語が長く長く読まれているのは、誰もがキャラクターの誰かに感情移入できるからかもしれない。
私は学生の頃学校で習ったときには正直「長いな〜」「すごい浮気するな〜」くらいに思っていた。
しかし本を読むにつれ、色々な角度から見ることで、だんだんキャラクターたちの理解が深まっていった -
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雑誌で連載していた子育て短歌をまとめた本で、短歌はもちろん、その背景や想いと一緒に読むことができ、エッセイとしても楽しめる。
本書から7年後に発行された『ありがとうの缶詰』も大好きな作品だったが、本書もうんうん頷きながら、たまに涙を流しながら、うまく言えない感情を言語化してくれたことに感謝しながら読んだ。
子育てをする忙しい日々の中のありふれた出来事が、俵万智さんの素敵な感性と表現力によって思い出として残されていく。それを読者の私たちが読んで、大切なことや、忘れかけてしまっていたことを思い出させてもらえて、なんでもない日常が愛おしいことに気付ける。
特に息子さんが言葉を覚えていく幼稚園時代 -
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ネタバレサラダ記念日、名前は知っていたけれど短歌なんて縁のないものだと思ってた。
「夫が寝たあとで」に俵万智さんが出ていて、そこでたんぽぽ白鳥が、「親は子を育ててきたというけれど 勝手に赤い畑のトマト」の一首を紹介していて、「あ、、好きかも。」と思い、すぐ購入。
しっかり理解できない(私の読解力が足りず)歌もあるが、海の描写だったり、恋心だったり。たった31文字に、こんなにありありと景色を浮かび上がらせることができるのかと感嘆した。これが短歌なのかと。
面白いなと普段読まないジャンルに触れることで感じることができた。最初に読んだ短歌が俵万智さんのもので良かった。 -
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7/6にドライブしながらラジオを聞いてたらサラダ記念日ということで俵万智さんがゲストに。短歌と俳句の違い(季語や字数含め凝縮度やコツも異なる→プレバト見てても思う)やサラダ記念日(の短歌)の誕生の経緯を話されていて興味深かった。今ではカーナビの記念日お知らせにも流れるレベルに短歌が一般に親しまれるようになったことを喜んだおられた。
本書は学生時代に大分話題になったけど当時はピンとこなかった。歳をとると昔は興味なかったもの (歴史/古典やら芸術やら詩/短歌/俳句やら) に目が向くようになり、積読だった本書を手に取る(歌集を読書というのか?)。日常や恋愛の一瞬を切り取った情景や普段何となく思って -
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第2段が出てたー!
コロナの勢いが衰えない中でZOOMで続けられた歌会。
世の状況を反映しながら、色恋、仕事、社会など、さまざまな言葉、表現で
彼らにしか書けない歌が生まれる。
巻末の座談会を読んで、確かにこれは仕事詠でもあるんだなと気付く。
コロナの中にあったリアル。
いずれコロナ禍という大きな歴史を記録した本にもなりそうな。
川柳めいた笑えるものもあり、小説のように世界が垣間見えるものもあり。
選考している側からは、読み手の上達具合や出世具合まで分かるようで面白い。
またプロの歌人が忘れていた基本のようなものを、刺激する力もあるようだ。