俵万智のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
まず、すごい面白い!俵万智さんについては、「サラダ記念日の人だな〜」程度の認識だったけど、こんな面白い人とは思わなかった。自分が1番共感できたのは、「はにかみと思いやりのずらし話法」。よくぞ言語化してくれたという感じ。あの絶妙な、惚れ惚れするユーモアってこれだったのか、となった。ところで、私はこの本には裏テーマがあって、それは「俳句を布教すること」なのだと思った。所々に差し込まれている俳句、読み始めて数十ページだと、「俳句の人だし、まあ好きでやってんのかな」程度だが、読み進めていくにつれ、どんどん面白くなってくる。自分はまんまとかかってしまった。散歩でもして空を眺めたらもう、「俳句ができそうな
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Posted by ブクログ
ネタバレ日に四度電話をかけてくる日あり息子の声を嗅ぐように聴く。「愛の不時着」に見る「はにかみと思いやりのずらし話法」。「クソリプ」の分類図(笑)。「保育園落ちた、日本死ね!!!」の原文(初めて読んだ。クルものがある。)。賢い人って「笑顔である事。幸せである事。正直である事。誇りを持つ事。」。不満というのは、ぶつける相手がいるという大きな幸せのうえにある小さな不幸。作品は副産物と思うまで詠むとは心掘り当てること。遠くからみてもあなたとわかるのはあなたがあなたしかいないから。言葉は受けとめる側のコンディションにも左右される。言葉の達人、俵万智。
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Posted by ブクログ
現代における言葉の重要性や難しさ、面白さについて考察した本。バックグラウンドはおろか顔も見えない相手とのコミュニケーションが当たり前な現代において、言葉を使いこなす力は、生きる力とも言える。現代の言葉と言えばインターネット上が筆頭にあがるが、本書では子育て、芝居やラップ、小説・短歌など多岐に渡る側面から考察している。
考察といってもアカデミックというより日常的・実存的で、とっつきやすい展開で時にユーモアもありつつ、新たな発見がたくさんあったので最後まで楽しく読めた!
絵本の読み聞かせやゲームをお菓子に例えて制限すること、息子の中学受験など、子育て論も面白いのがたくさんあるので、親御さんにもおす -
Posted by ブクログ
ネタバレ俵万智さんは、やはり賢い方なのだな、と思う。(お子さんやご両親の様子から見るに、賢さって遺伝もあるのだな、と思った。本筋とは無関係だが。)
話の流れがスムーズで、さらっと読めてしまうけれど
、ちゃんと残るものがあって、言葉を職業とする人の凄さを改めて感じた。また、時々絡む短歌により、何となくよくわからないから距離を置いていた短歌というものにも興味がわいた。
序盤の、お子さんに適した学校の調べ方、語彙が増えそうな教育に、子育て中の身としては身をつまされるモノを感じつつ読みすすめた。後半は、AIを使って短歌を作成するとこと個人が自身の物語から短歌を紡ぐことの差が特に印象に残った。今までうまく言 -
Posted by ブクログ
俵さんの長い文章は初めて読んだけど、世界を見る目が鋭くて、アウトプットされる言葉はきめ細かいな、さすがだなと感じた。そのうえ筆者のポジティブシンキングに裏打ちされる暖かい表現の数々がぐっとくる。
自分も言葉を磨いてこんな文章が書けるようになりたいな。
- 4章「クソリプに学ぶ」P92
- P182
"「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日」"
多数のいいねをもらうことが目的となりがちなSNS時代。大切な人からの一つのいいねで充分である。
- 9章「道長の「あの一首」」P192
有名な「この世をば我が世とぞ思ふ望月のかけたることもなしと思へば」という一首。