俵万智のレビュー一覧

  • 短歌のレシピ

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    わかりやすく短歌の書き方が書かれています。短歌を作りたいと思って最初に読む本というより、より作品をよくするために読む本だと思います

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    2025年08月14日
  • たんぽぽの日々 ~俵万智の子育て歌集~

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    ◯ たんぽぽの綿毛を抜いて見せてやる
    いつかおまえも飛んでゆくから
    (10p)

    ◯竹馬のように一歩を踏み出せり
    芝生を進む初めての靴
    (42p)

    ◯振り向かぬ子を見送れり
    振り向いた時に振る手を用意しながら
    (106p)

    ★見開きに子育ての短歌とエッセイ。
    文量は多くないので、忙しいママでも読みやすいのでは。

    ★子どもが小さいときの幸せな時間が、短い文章の中に詰まっている。

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    2025年07月24日
  • 愛する源氏物語

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    浮気の考え方や制度の違いはあるけれど、
    昔も今も変わらない恋愛の形を実感しました。
    俵万智さんの男性に対する考え方や女性の気持ちに対して激しく共感する部分が多々ありとても面白かった。
    とっつきづらく、気になってはいたけどなかなか全文を読む気にならない(現代語訳でも)人にはとてもいい切り口の物語だと思う。
    大体の流れや面白さを感じ取れた。

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    2025年07月14日
  • 考える短歌―作る手ほどき、読む技術―

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    短歌を作る時のポイントの解説書。
    ポイントを先に説明してから添削前、添削後の歌を見れるので、なぜそうした方が良いかが、するすると頭に入ってくる。

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    2025年07月13日
  • ありがとうのかんづめ~子育て短歌ダイアリー~

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    自分にとって初めての俵万智さんがこの歌集だったのは幸運だった。
    息子さんが幼稚園児、小学生の頃の短歌を詰め込んだ歌集。特に幼稚園時代の歌は、4歳の子がいる自分に刺さりすぎて、一首ごとに涙ぐんでしまう。一気に読むのが勿体なくて、「年中さんの話は年中さんになってから…」とも思ったが、我慢できず毎晩寝る前に数ページずつ大事に大事に味わった。

    表紙と見返しの色が気になって、どういう意味が込められているのかなと考えるのも楽しい。

    短歌のみの歌集もいいけれど、エピソード付き、それも短歌に対する解説としての形ではないこの形が個人的にとても好きだと思った。

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    2025年06月08日
  • チョコレート革命

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    真実を伝えるそのためには、いくらでも嘘をつく、というのがあまりにチャーミングに心に刺さる。
    すごくわかる。
    表現てそういうことなの。
    事実なんかより心のきらめきやゆらめきが大切なんだよ。

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    2025年05月13日
  • たんぽぽの日々 ~俵万智の子育て歌集~

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    息子はまだ0歳、私の子育ての解像度は乳児期を除いて高いとは言えない。けれども句を読むと、少し大きくなった息子が浮かび上がってくるようで面白かった。甥姪が小学生なので、彼らの姿をみていて「こういうこと、あるある」とも思えることも。
    ふとした瞬間のこどもの様子、母親の心情、が切り取られていてとても素敵な句がたくさんあった。

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    2025年03月06日
  • サラダ記念日

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    家庭という、平凡でありふれた日々を、こんなドラマチックに語れるものなのかと驚いた。また、表現がくどくなくて程よい。

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    2025年02月10日
  • 愛する源氏物語

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    原文で源氏物語を読むとき
    主語が探せなくて挫折する
    俵万智さんがご自分の本道である和歌に沿って解説する
    源氏物語は秀逸であり
    解説書として優れている
    平安の世に感情を先ず和歌に落とし込んで表現する事は
    一見クールなように見えるが
    濃厚で感情的な一首一首に圧倒され
    そこに物語の全てを感じ取ることが出来て
    この手引きはありがたかった

    今更ながら紫式部の教養の高さ
    あるときは巧緻に
    あるときは稚拙に
    高貴に武骨にたおやかに下品に
    千年の時を超えて読者への和歌という挑戦状を
    受け取らねばと心新たに
    学ばせてもらいます

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    2025年02月04日
  • 花と短歌でめぐる 二十四節気 花のこよみ

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    オムニバスの花と短歌のコラボですね。
    短歌は俵万智さんが、四季と二十四節季に合わせて掲載されて、エッセイも書かれています。
    花は、『花時間』1991年創刊の花の楽しみ方を提案する女性誌の三十年の歴史を駆使して、二十四節季に合わせたアレンジで紹介されています。
    もちろん、二十四節季の意味や、風物詩も紹介されていて盛りだくさんの本です。
    特に、花の種類が凄いですね。それぞれの名前から、飾る工夫やアレンジ方法なども記載されていて、一年中楽しめるすぐれものの本ですね。
    読むと欲しくなります(=^ェ^=)
     で、短歌です。
     
          春

     ふうわりと並んで歩く春の道
       誰からも見られたいよう

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    2025年01月13日
  • ありがとうのかんづめ~子育て短歌ダイアリー~

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    泣いて笑って学ばせてもらいました。
    お母さんバンザイ。お母さんにもっと敬意と優しさを持とうと改めて思いました。
    子育ての大変さの中に、沢山の宝物が隠されています。
    万智さんは、それをとても上手に見つけ出しています。
    「今しかできないことをやる」本当にそうだと思いました。
    私は「今やらねばならないことをやろう」と授業をしています。
    一期一会の授業を人生をしっかり歩んでいこうと思いました。

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    2025年01月09日
  • ありがとうのかんづめ~子育て短歌ダイアリー~

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    へたな育児書より大事なことを示唆してくれる、
    俵万智さんの子育てダイアリー。

    心に残った短歌は、

    ゲーム、パソコン、テレビ、ダメとは言わないが
    おやつのようなものと教える

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    2025年04月11日
  • サラダ記念日

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    だいっすきになった詩集。
    そもそも詩なんて興味なかったけど、これを読んで唖然とした。
    一番驚いた本かも。

    詩ってこんな自由なんや
    なにげない日常が詩として切り取られてとても新鮮だった

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    2024年12月15日
  • サラダ記念日

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    上手い!ほとんど字足らず字余りがなく、自由な口語で鮮やかに表現している。共感を生むシチュエーションや、日々の中に湧き起こる感情を巧みに詠んでいる。もう3回くらい読んだ。

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    2024年11月04日
  • 愛する源氏物語

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    ネタバレ

    源氏物語を現代の女性の感覚で、身近に捉えることができた。末摘花の和歌の下手さや野暮ったさ、明石の君のおっと思わせる歌のセンス、なかなか古典常識とか古典の経験値がないとわからないことがたくさんあるけど、そこを解像度高く面白く語ってもらえてよい。源氏物語に795首も和歌があって、恋愛に限らずいろんな情をその人の言葉で伝え合う、その和歌の面白さも感じた。夕霧がずっと根に持っていた「もののはじめの六位宿世よ」を、ずっと後に乳母にちくりと言い返すとか。散文だとただ角が立つものを、和歌だと機智をもって角が立たずに、でもちゃんと伝えられる。そう言う言葉の技術って、日本人が昔から培ってきたんだなと思う。

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    2024年10月08日
  • チョコレート革命

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    どうしようもない気持ちになった。自分の愛しい人への気持ちは募り、行き場のない報われなかった想いを呼び起こさせる。色気が強すぎて朝には読めない。

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    2024年09月05日
  • サラダ記念日

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    ネタバレ

    季節や年齢、そのときの気分で心に響く歌も変わる。夏の終わりの今のイチオシは、

    「思い出の一つのようでそのままにしておく麦わら帽子のへこみ」

    もっと早く読めば良かったと思ったし、またしばらく経ってから読みたいとも思う。

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    2024年08月23日
  • 愛する源氏物語

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    人生初の俵万智様の本
    源氏物語の光源氏を強烈に批判してた笑 いい意味で捉え方は一つじゃないと気付かされた本。

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    2024年07月28日
  • サラダ記念日

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    日常の一瞬の場面、一瞬の心の動きを31文字で切り取っていて、スローモーションの映像をたくさん見ている感覚。なんでもない一瞬をみずみずしい言葉で表していて、特別に感じられる。特に、君が出てくる時は愛しい気持ちが可愛らしく表現してあってこちらまで微笑ましく、苦しくなる。

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    2024年05月26日
  • サラダ記念日

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    色んなページに栞を挟んでしまっているくらい素敵な感覚が散りばめられている。ある意味、生活のヒントにしている。

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    2024年03月18日