俵万智のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
詩を軸に言葉について語っている本作。話題は演劇、ラップ、X(ツイッター)…等々幅広い。
俵万智といえば、教科書に載っている人、或いはサラダ記念日という有名な詩の人というイメージが強いので文化人のお堅い人という印象だったが、本作を読んでガラッとイメージが変わった。文化人でありつつも、大分破天荒な人であり、言葉に対して真摯ではありつつも、常に遊びを忘れずフランクさも持ち合わせている人。
正直詩に関しては全く素人知識なため、紹介されている詩の意味を上手く感じることができなかったが、流石著者は詩人、詩に対する解説(あくまで著者の所感ではあるが)を読み、なるほど、そういうことか!と納得すると同時に詩の解 -
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少しずつ長い時間をかけて読んだ。
あまりに少しずつ読んだので、もっとも印象に残ったのが
「朝ごはん食べましたか」の返事が、午前なら「食べていません」午後なら「食べませんでした」と言う謎。
なぜなんだ?
最後とは知らぬ最後が過ぎてゆくその連続と思う子育て
この短歌を数年前知った時、不覚にも泣いてしまったのが懐かしい。こんな短歌はおそらくAIには詠めないだろな。
俳句か短歌をやるか、どちらにするか、悩んだ時期もあるなと懐かしい。(やらないくせに悩むだけ悩む)で、どちらもやっていない笑
なかなか短歌はハードルが高いです。
優れた鑑賞付きで楽しむものかも。 -
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Posted by ブクログ
大学のゼミで扱われる関係で読むことになった積読本の一つ。八年くらい前に買って家の本棚に眠ったままにされていたのを引っ張り出して読むことになるとは思っていなかった。
率直な感想として、とにもかくにも読み方が分からないということである。文庫本の1ページに三首ずつ短歌が載せられている。一首一首をどう読むかもそうだけれども、この並びを小説を読んでいくように物語として読んでいいものなのか。読んでいいものなのだろうけれども、そうすると意味を追ってしまって、短歌としての一首ごとの表現である意味がなくなるような。
物語として読むのか、短歌としてその短い定型に収められたことのすごさを楽しむのかで迷った感じがある -
Posted by ブクログ
月一で開いた「出勤前歌会」から、コロナ禍の最中のZoom歌会まで。
歌舞伎町のホストたちが2年間で作った短歌900首から、300首を厳選。
歌舞伎町のホストさんたちが作った短歌を集めた歌集です。
300首も収録された歌集というと、さまざまな雰囲気の歌があるのを想像しますが、収録されている歌のほとんどのテーマが酒、女、金、夢や序列などで、退廃的な「繁華街の夜」のイメージが強いのが印象的です。
それでも、みなそれぞれ個性があって面白い。ホストクラブには行ったことはないですが、よまれた歌から、ああ、きっとこの人は売れてるんだろうなとか、まだ新人とかなのかなとか想像するのも面白いですし、最後にホス -
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単行本は1987年に発売され280万部の大ベストセラーとなった。
その時は、読んでいない。
「この味が良いね、と君が言ったから
7月6日はサラダ記念日」
この歌から題名が採られていることは誰もが知っている。
ベストセラーの二年後、文庫になった本書を購入して一読感嘆した。
古びて過去の遺物と思っていた短歌が現代に息吹き返したことを知ったのだ。
いや短歌はずっと生きていたのだ。
それに、少数者しか気がついていなかっただけなのだ。
短歌復権を告げる名著。
日本人は七五調のリズムが好きだ。
だから、短歌(らしきもの)は誰でもすぐに作ることが出来る。
そして、「短歌を作るぞ」と決めると、世界の見