【感想・ネタバレ】言葉の虫めがねのレビュー

あらすじ

たとえば万葉集をひもとけば、千年以上前の言葉が、そこにはある。私が口ずさめば、千年の時空を超えて、鮮度を落とすことなく言葉は蘇る。言葉は、永遠なのだ。けれどたとえば、今日私が恋人に言った「好き」という言葉は、今日の二人のあいだで成立している、たった一度きりのもの。言葉は一瞬のものでもあるのだ―。読むこと、詠むこと、口ずさむこと。言葉を観察し、発見するエッセイ集。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

最初ら辺の「人の為にならず」の話を読んで面白そうだったから、この本を読み始めました。
とか弁とか、超とかは(とかって使ってる笑)面白かったんですけど、短歌になってくると難しくて所々しか読んでいません、
俵万智さんの言葉への愛を感じられる作品でした。
2025.6.30

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2025年06月30日

Posted by ブクログ

脳みそほぐしに。

きざし来る悲しみに似て硝子戸にをりをり触るる雪の音する 
(松田さえ子)

こころみにお前と呼ばばおどろくかおどろくか否おどろくか否
(岡井隆)

<あい>という言葉で始まる五十音だから傷つくつくつくぼうし
(俵万智)

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2012年04月03日

Posted by ブクログ

若者言葉について目からウロコ。新種の人種が使う言語ではなくDNAレベルまで染み込んでた日本人らしさの発露だった、と。
そっか〜!

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

さすが歌人。そしてさすが元教師。言葉に対する考察も面白いし、「みだれ髪」などの短歌の現代語訳が感動的。

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2009年10月04日

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