俵万智のレビュー一覧

  • みんなの短歌

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    幼い子供を想う母の感情って、その人だけの想いなのに、あらゆる親が共感しやすい普遍的な歌になるのが面白い。短歌の作り方についても書いていて、とても読みやすい。

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    2026年06月29日
  • 生きる言葉(新潮新書)

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    言葉というのは誰しもが使えるコミュニケーションツールだ。しかし、その言葉を鵜呑みにせず、適切に解釈する力も必要になる。
    「言葉というのは、持たざる者が生きるための最後の武器なのだ。」作中のこの言葉にすごくうなづいた。
    生きることに必死で、どうにか心を言語化しようともがいて残った奇妙な瘡蓋のような文章たちを、肯定されたような気持ちになった。
    最近は自由気ままに文章をかくこともあまりしなくなっていて、俵さんの言葉に共感しづらい場面も多かったけれど、そのかわりに、良いことばをつかって、人に気持ちを伝えたいなと思った。
    AIが当たり前になった時代に、創作するすべての人へ、勇気を与えてくれるような言葉が

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    2026年06月28日
  • 生きる言葉(新潮新書)

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    言葉は、ただ意味を伝える道具ではない。何気ない一言が人を励まし、逆に深く傷つけることもある。SNSの時代、言葉はかつてない速さで広がり、軽やかさと危うさを併せ持つようになった。言葉が人と人をつなぐ体温ある存在だと語る。短歌を通して磨かれた感性は、言葉の背後にある沈黙や余白にも光を当てる。便利さゆえに言葉が消費されがちな今だからこそ、一語一語を丁寧に選び、相手の心に届く言葉を育てたい。

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    2026年06月24日
  • 生きる言葉(新潮新書)

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    〈優しさにひとつ気がつく ✕でなく○で必ず終わる日本語〉
    いわゆるマルハラが話題になったときに詠んだ短歌だそうです。

    「サラダ記念日」が実はサラダじゃなかったという話は、自由に詠める短歌の本質をよく表していると思いました。
    AIは一瞬で百首つくるけど、人間のように一首一首つくる喜びを感じられないのは可哀相
    とどこかで言っておられましたが、これは短歌に限らず、どの世界でも通じるものかなと思いました。おわり

    ―おまけ―
    冒頭の歌にはある秘密が…
    →詳しくは〈再読記録〉へ

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    2026年06月21日
  • 生きる言葉(新潮新書)

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    ネタバレ

    私はつい文章を長くしがちで、短い言葉のなかで、なにかを醸し出すよりも、過不足なく誤解のない説明を伝える文章を得意としている。
    それでも、文章を読んでいれば、何となくここの助詞が違うとか、この文章は違和感があるとか、浮かび上がってくるものがあるのだけれど、短歌という限られたなかで言葉を紡ぐ人たちは、そこをもっとシビアにとらえているんだろうと思う。
    「も」の多用は、自分を振り返って、これから気を付けなければと反省。なんとなく雰囲気を広げるのに便利なのよね。

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    2026年06月21日
  • 生きる言葉(新潮新書)

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    思ってたのとは違う内容だったけど、さくさく読めた。
    言葉のプロでも(当然ながら)たくさん推敲して大事に言葉を紡いでいるんだなぁと。そしてその積み重ねで、研ぎ澄まされた言葉が使えるようになるのかなと感じた。やっぱり日々少しずつ言葉を丁寧に紡ぐことを怠けてはいかんなぁ。、

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    2026年06月14日
  • 生きる言葉(新潮新書)

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    何章か短歌について詳しく語る章があったが、あまり読み進める気になれなかったのでとばした。章おわりについているコラムも飛ばしたから、読み直すときは読んでみよかな。

    言葉について日々考えている作者の俵さんの、日々使っている日本語についての話がたくさんあった。
    プロローグが面白そうで買ってみて、最初は息子や自分の思い出から言葉についてアプローチしてみたり、短歌を引用して考えたことを解説してくれていて面白かった。

    分かりやすく読めてそれぞれの章はすらすら進むから興味が湧けばすぐ読み終えれたと思う。
    今回はあまり一気読みはできなかった。

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    2026年06月02日
  • 花と短歌でめぐる 二十四節気 花の色いろ

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    ネタバレ

    写真でおびただしい花の色が紹介されている。それに短歌とエッセイが織り込まれていて、短歌も視覚的に立ちのぼる。色についてのコラムも興味深い。
    だけど、多すぎて全く覚えられないのが残念。

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    2026年03月22日
  • 愛する源氏物語

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    俵万智さんが源氏物語の和歌部分を口語短歌に訳し解説をしている本。登場人物の和歌の上手い下手や、紫式部がなぜそういう設定にしたのか、などの考察もあり面白い。

    これまで源氏物語を訳してきた与謝野晶子、谷崎潤一郎、瀬戸内寂聴などがどのように訳したのかも記されており、和歌については注釈をつけたり散文に読み替えるに留め、訳すことはあまりされていなかったとのこと。谷崎潤一郎の『和歌は散文ではなく、意味にとらわれて調べを感じられないよりは、わけも分からず調に酔いしれたほうがずっといい』という言葉が印象的。
    そんな中でも短歌を現代語版に詠み代えることは、俵万智さん本人も『やんちゃと思われるだろう』と書いてい

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    2026年02月21日
  • ホスト万葉集 嘘の夢 嘘の関係 嘘の酒 こんな源氏名サヨナライツカ

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    ネタバレ

    「ホスト」と「万葉集」。とても結びつかない2つの言葉がくっついているのに、まず興味を覚えました。

    ホストクラブに行くことは、今後もないと思いますが、ちょっとだけ覗いてみたい、そんな気持ちに初めてなりました。

    みんな一所懸命生きているんだ。ホストの方々の熱い思いに触れられた気がしました。

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    2025年11月22日
  • 短歌のレシピ

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    季刊「考える人」2004〜2009年で、短歌を募集して添削したもの

    「かなり踏み込んで手の内をみせたなあ」と書かれているが、添削されることで短歌の勘所や良さがかなり浮き彫りにされている
    読んでいて凄いと感じ、なんでそう感じるのかも疑問に思う
    ゼミか何かでもっと詳しい例や解説を聴いてみたくなる

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    2025年11月04日
  • ホスト万葉集 嘘の夢 嘘の関係 嘘の酒 こんな源氏名サヨナライツカ

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    月一で開いた「出勤前歌会」から、コロナ禍の最中のZoom歌会まで。
    歌舞伎町のホストたちが2年間で作った短歌900首から、300首を厳選。


    歌舞伎町のホストさんたちが作った短歌を集めた歌集です。
    300首も収録された歌集というと、さまざまな雰囲気の歌があるのを想像しますが、収録されている歌のほとんどのテーマが酒、女、金、夢や序列などで、退廃的な「繁華街の夜」のイメージが強いのが印象的です。
    それでも、みなそれぞれ個性があって面白い。ホストクラブには行ったことはないですが、よまれた歌から、ああ、きっとこの人は売れてるんだろうなとか、まだ新人とかなのかなとか想像するのも面白いですし、最後にホス

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    2025年08月10日
  • 短歌のレシピ

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    ネタバレ

    ド素人で全く短歌を理解していない身で書くのもアレですが
    添削する前の方が良かったって歌も結構あって
    ま、わかっていないんでしょうな

    どっかで書いたかもだけれど、素人詩歌が好きで
    新聞の投句(投歌?)欄はここ数年、欠かさず読んでいる
    プロの歌人・俳人が詠むのより、市井の民たちの素朴な詩歌の方が共感できるカンジがするのよね
    テクニックを駆使していないところがいい
    (2025-07-26)(2025-08-31)(2025-09-24)(2025-10-14)(2025-12-12L)

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    2026年01月02日
  • 言葉の虫めがね

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    最初ら辺の「人の為にならず」の話を読んで面白そうだったから、この本を読み始めました。
    とか弁とか、超とかは(とかって使ってる笑)面白かったんですけど、短歌になってくると難しくて所々しか読んでいません、
    俵万智さんの言葉への愛を感じられる作品でした。
    2025.6.30

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    2025年06月30日
  • ホスト万葉集 文庫スペシャル

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    ホストが姫目線で詠んでいる句もある。半分くらい読んだところで気づいた。
    コロナ禍の話、こんなこともあったな~くらいの気持ちになってしまった。当時読んでたらまた違ったのかも。
    マスクの下ってギャンブルだよね、分からないね。
    ホストには行ったことない。怖いから。

    「七夕に会いに行くね。と姫が言う
    年イチじゃなくて毎日来いや」

    「あなたからうつったんなら別にいい
    むしろシェアしてなんかエロくね?」

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    2025年04月25日
  • 愛する源氏物語

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    ネタバレ

    源氏物語の和歌に焦点をあて、登場人物の心情を歌人の俵万智さんが読み解いている本です。

    平安時代は対面で交流というのは少なかったでしょうから、和歌(手紙)が気持ちを伝える有効な手段でした。その和歌の出来次第でモテ度も違っていたでしょうね。

    女三の宮の和歌が上手くなったのは柏木との密通に悩んだからだという話は、なるほどと思いました。意に染まず平和な日常が壊された女三の宮の苦悩と柏木との温度差がなんとも…。

    宇治十帖を読むのはストレスが溜まるという俵さんには共感します。

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    2025年01月04日
  • たんぽぽの日々 ~俵万智の子育て歌集~

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    友人からいただいた本。1時間程度で読み切れる内容。読み終わった時にはなんだか気持ちがほんのり温かくなるような、ほっこりするような感覚になった。また、同じ子を持つ親として激しく共感する部分も多く読んでて自分の気持ちを代弁してくれているような気にもなれた。

    この本の中で好きな短歌は

    「たんぽぽの綿毛を吹いて見せてやる いつかお前も飛んでゆくから」

    我が子よ、いつかお前も親元を離れて風に乗ってどこか遠くに行くのだろう。それまでは親子楽しく、共に豊かに生きていこうじゃないか。
    と、今隣で寝ている2歳の我が子に語りかける。

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    2024年08月16日
  • ホスト万葉集 巻の二 コロナかもだから会わない好きだから コロナ時代の愛なんてクソ

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    前作同様手塚マキ氏の音頭のもと80人のホストたちが詠んだ短歌。

    あなたからうつったんなら別にいいむしろシェアしてなんかエロくね   三継大貴

    ほか、いかにもホスト〜ってのもあれば、マジな恋心の短歌、ホストやってるっす親に言えない辛さなど様々なリアル。

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    2024年08月14日
  • 牧水の恋

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    私ずっと俵万智さんのこと誤解していたかもしれない。恋の歌専門の感情120%、現代の与謝野晶子だと思っていたけれど、とんでもない。やはりプロですね。知識量が途方もない。

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    2024年02月18日
  • 愛する源氏物語

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    歌人である俵万智さんならではの解釈や考察もあり、現代誤訳の源氏物語としても読みやすく、登場人物の心象を分かりやすく表現されていていた。
    紫式部時点での考察も随所に書かれているので、源氏物語の考察を深める点でも読んで良かったと感じた。
    瀬戸内寂聴さんとの対談のエピソードもあり、登場人物で誰が1番好きかの話題が面白かった。

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    2023年12月10日