俵万智のレビュー一覧
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俵万智さんが源氏物語の和歌部分を口語短歌に訳し解説をしている本。登場人物の和歌の上手い下手や、紫式部がなぜそういう設定にしたのか、などの考察もあり面白い。
これまで源氏物語を訳してきた与謝野晶子、谷崎潤一郎、瀬戸内寂聴などがどのように訳したのかも記されており、和歌については注釈をつけたり散文に読み替えるに留め、訳すことはあまりされていなかったとのこと。谷崎潤一郎の『和歌は散文ではなく、意味にとらわれて調べを感じられないよりは、わけも分からず調に酔いしれたほうがずっといい』という言葉が印象的。
そんな中でも短歌を現代語版に詠み代えることは、俵万智さん本人も『やんちゃと思われるだろう』と書いてい -
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Posted by ブクログ
月一で開いた「出勤前歌会」から、コロナ禍の最中のZoom歌会まで。
歌舞伎町のホストたちが2年間で作った短歌900首から、300首を厳選。
歌舞伎町のホストさんたちが作った短歌を集めた歌集です。
300首も収録された歌集というと、さまざまな雰囲気の歌があるのを想像しますが、収録されている歌のほとんどのテーマが酒、女、金、夢や序列などで、退廃的な「繁華街の夜」のイメージが強いのが印象的です。
それでも、みなそれぞれ個性があって面白い。ホストクラブには行ったことはないですが、よまれた歌から、ああ、きっとこの人は売れてるんだろうなとか、まだ新人とかなのかなとか想像するのも面白いですし、最後にホス -
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ネタバレ■以下よかった短歌
泣くのなら 笑顔にさせよう ホストギス
パーリナイ 現実忘れて お酒飲む 今月お金 またたーりない
小鳥とも 鈴とも違う 私たち 飛べず鳴らぬが 言葉選べる
後悔は 先に立たずと 言うけれど 後からならもう 来なくていいよ
コロナ禍で 取り沙汰される 歌舞伎町 普通に生きれるのなら 喜んでそうしますけど?
人は言う しょせん夜の身 でも気付く 夜を学んだ 人の深みを
コロナかも だから合わない 好きだから コロナ時代の 愛なんてクソ
歩くのが 前より遅くなったのは 君の歩幅が 染みついたから
台風と かけて歌舞伎の 街と解く。 円の動きに目を離せない