【感想・ネタバレ】チョコレート語訳 みだれ髪のレビュー

あらすじ

晶子以来の天才歌人、『サラダ記念日』の俵万智が、恋する女なら誰もが心に秘めている、甘くてほろ苦い“チョコレート語”で甦らせる、百年の恋の陶酔。

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Posted by ブクログ

じつはとてつもなく情熱的でかつ「若い」。
与謝野晶子の元の歌と、俵万智による訳が並置されており、比べつつ読み進める構成になっている。訳は口語に改められており、やはり読みやすい。

文語で書かれた元の歌は、この歌集がいちばん刺さる若く恋する人たちの使う言葉から、やはり距離がある。その距離を埋めて、でも晶子の世界に寄り添ってもいる絶妙な訳。
楽しく読むにしても教材にするにしても、いい本だなぁ

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2025年08月20日

Posted by ブクログ

俵万智の本気。
★★★★★
百年以上前の与謝野晶子の情熱の歌集「みだれ髪」を俵万智が一首一首、現代風に翻訳していく。そのアレンジが面白すぎる。サラダ記念日では、セロリやサザンなどのカタカナを用いて従来の型を破り、センセーショナルを巻き起こした。漫才界でいうと「笑い飯」に似ている。そのパロディーセンスは今回もいかんなく発揮され、ページが進むごとにこれでもかと加速する。中学二年生の遠足の短歌で与謝野晶子賞を受賞し、さらにこの度「サラダ記念日」を読み解いた姪っ子にぴったりの本。少し難しいけど、ぜひ挑戦してもらいたい。(大阪府・男性)

というレビューを添えて、中学校二年生の姪っ子に贈った。2016.02。

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2016年02月26日

Posted by ブクログ

“チョコレート語訳”とは?
その不思議な語訳+「みだれ髪」で迷わずレジへ…

百年前の情熱的な愛の歌集を、
俵万智さんが現代的な感情と語り口で訳す。
これがチョコレート語訳。
訳された与謝野晶子の句達は
一層、私達の心に情熱的に語りかける。

難色を示す方もいるかもしれない。
でも、それはそれでいいと思う。
新感覚!ビックリしたけれど、私はアリだと思う。

この時代の作品に苦手意識を待たれる方にこそ、
手に取っていただきたい一冊。

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2010年10月13日

Posted by ブクログ

与謝野晶子「みだれ髪」を俵万智が現代語訳。
対訳なので、2人の短歌を比較するのも面白い。

与謝野晶子の短歌の瑞々しさも、俵万智の訳の清々しさも楽しめる。

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2009年10月25日

Posted by ブクログ

与謝野晶子の「みだれ髪」を歌人・俵万智が詠み直すということでつくられた歌集。与謝野晶子の匂いや息遣いをそっくり大事にしながら、感じることができた。

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2022年01月01日

Posted by ブクログ

確か年始ごろに、りょうが与謝野晶子を演じていてそれがかっこよかったもんだから、興味をもった。
俵さんの訳短歌もぴったりでよかった。

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2016年11月16日

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