俵万智のレビュー一覧
-
日常の一瞬の場面、一瞬の心の動きを31文字で切り取っていて、スローモーションの映像をたくさん見ている間隔。なんでもない一瞬をみずみずしい言葉で表していて、特別に感じられる。特に、君が出てくる時は愛しい気持ちが可愛らしく表現してあってこちらまで微笑ましく、苦しくなる。Posted by ブクログ
-
30年以上も前に出版されたこの本を
今でも愛おしく手に取る。
あの頃と変わらない自分がいるようで
空気感がとても心地イイ。
まだスマホの無い時代の恋愛模様。
僕らバブル世代はそんな時代の匂いに
キュンとくるのかもしれない。
今日もひとつ付箋を貼った。Posted by ブクログ -
俵万智さんの子育て歌集。
一つ一つの歌にその歌ができた背景がエッセイとして書かれています。
この歌集を読むと俵万智さんのとてもいいお母さんぶりがうかがえます。
その例として、歌はありませんが「あとがき」からお母さんぶりを引用します。
(前略)
「もしかしたら、幼稚園のお友だちとは、だんだん会わな...続きを読むPosted by ブクログ -
好きな彼が7/6はサラダ記念日と言っていて、俵万智さんの旦那さんの気持ちになりたいとか言っていたのを思い出して、振られた私は、彼との会話を思い出しながら俵万智さんの片想いの短歌とか失恋の短歌を読んで胸を熱くする、奇妙な爽快感でした。Posted by ブクログ
-
短歌の技術的な面が、かなり勉強になりました。
添削スタイルなのもわかりやすくて良かったです。
今すぐ真似できる技術ばかりなので、少しずつ意識して取り入れてみたいと思います。
短歌というのは、余分な部分を削って説明的にならないようにシンプルにして、感情の部分は読者に読み取ってもらうようにするんだなぁ...続きを読むPosted by ブクログ -
私は、世間に騒がれている本を読まない人である。何かの賞を取ったとか、著名人が誉めているとか勧めているとかそういう本は、えっ?本当かな?と疑う気持ちが先に来るのだ。けれど、この本は、単行本で出たばかりの時に購入して、衝撃を受けた!こんなに若い人が、こんなにみずみずしい若い人の感性で歌をうたっている!凄...続きを読む
-
大人の言葉には、摩擦を避けるための知恵や、自分を守るための方便や、相手を傷つけないためのあいまいさが、たっぷり含まれている。そういった言葉は、生きていくために必要なこともあるけれど、恋愛の中では使いたくない種類のものだ。Posted by ブクログ
-
「考える短歌」で私が試みてみたいのは、短歌を作るうえでの「言葉の技術」をどこまで伝えられるか、ということだ。そのためには抽象的な理屈を並べるのではなく、なるべく具体的な方法をとりたい。そこで「添削」ということを中心に据えることにした。ーはじめにより。
第一講
「も」があったら疑ってみる。
必然性...続きを読むPosted by ブクログ -
何度読み返しても泣いてしまう。
好きなのは、自分の時間をこの子と過ごすという詩。今しかない子どもたちとの日々を味わいつくそうと思いなおせる私のバイブルPosted by ブクログ