俵万智のレビュー一覧

  • 生きる言葉(新潮新書)

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    素直、誠実、まっすぐ、温かい、丁寧、そのような印象を受ける文章。すっとここの奥まで届くような、ずっと隣りにいてほしいような言葉がたくさんありました。

    私もこんなふうに言葉を使いたいと自然と思える一冊です。日本語を愛しているんだなぁというのが伝わります。

    気持ちをニュートラルに整えたいときに読み直したい本。

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    2025年12月03日
  • 生きる言葉(新潮新書)

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    上手に言葉を使いたいと普段から思っているものの、なかなか納得のいく言葉が出てこなくてモヤモヤすることしょっちゅう。この本は目から鱗がたくさん。こんなふうに言葉が紡げたらなあ。

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    2025年12月01日
  • 生きる言葉(新潮新書)

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    序盤は、こどもの教育環境を充実させたことへの自慢か?!!と僻みの感情が出てきてしまったけど、言葉の面白さをわかりやすく伝えてくれる本だった。言葉と向き合いたくなり、詩をかいてみたくなった。

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    2025年12月01日
  • 生きる言葉(新潮新書)

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    子育てに関するお話がいくつかあり、お子さんを自然に近い場へと送り出したことや、ラップに関する知識や動画、仕事にまつわることを親子でお互いに伝え合ったりと、こんな親子の関係って良いなあと思うエピソードでした。

    「デジタルになるべく触れさせないことが1番の英才教育」といったことを本書で述べられており、私は妻にも「俵万智さんが言ってたよ!」と伝えて自分の未就園児の息子たちにも見せるのを控えるようになりました(もともと良くないなとは思ってはいたのですが、これを機に)。これが私にとってこの本から得た「生きる言葉」かもしれません。

    別のところでWHOが2歳までの子に見せても良いテレビ等の時間は0時間だ

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    2025年11月26日
  • 生きる言葉(新潮新書)

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    サラダ記念日
    名前は知っていましたが、読んだことないなと思いながら手にした俵万智さんの一冊

    一人息子とのやりとりが、なかなか出来た息子さんだなと思うし、俵万智さん自身も息子の言葉に感動したり。子供って、発見の連続なのでしょうね。

    SNSなどで言葉が簡単に発信できる時代だからこそ、相手への想像力は大切だと思うし、AIには出来ない世界

    子どもの問いに答える中に、勉強が嫌いという話しがあったけど、戦中や戦前の大人にとって、勉強が好きなだけできて羨ましいとか。立場が変われば味方や考え方も変わる物だなと。普通の人はテストで100点だと嬉しいかもしれないけど、著者のお父さんは自分の知っていることしか

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    2025年11月24日
  • 生きる言葉(新潮新書)

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    10章のAIに短歌を詠ませてみる話と、11章の言葉を贅沢に使うというテーマが特に面白かった。6章くらいまでは、言葉と同じくらい、息子についての話が多いなあと思ったが、最後の谷川さんの言葉を知って納得した。俵万智の中では言葉を語るうえで息子の話は欠かせないんだなーー母になったことのない私にはわからない感覚だけど。
    短歌と離れた日常的なトピックから言葉を語るピースを拾い上げていくような語りは、心の揺れを見逃さない俵の作風に通ずるところがあって、この話から飛躍するの?みたいな新鮮さに恐れ入ったりもした。あと、クソリプ分類みたいなことを真面目にやってくれる作家は、俵万智くらいだと思う。


    p67 ラ

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    2025年11月23日
  • 生きる言葉(新潮新書)

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    分かりやすくシンプルで、頭にスルスルと入ってくる文章。クソリプの分類や、子どもたちからの問いに答える章などは、すっきりと言語化できない気持ちをスカッとさせてくれた。
    特に息子さんとのコミュニケーションからはたっぷりの愛情が感じられたし、お二人の言葉のやり取りは本当に楽しく時にじーんとくる。

    最後とは
    知らぬ最後が過ぎてゆく
    その連続と思う子育て

    胸がギュッとなる。
    言葉も瞬間も大切にしたい

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    2025年11月22日
  • 生きる言葉(新潮新書)

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    もしも、身の回りで起こること全てを、流行り言葉に流されずに、自分の言葉で言い表せることができたなら、もっともっと世の中を見たくなるのかもしれない。あなたの隣にいる人へ、あなたが見ている世界を見せることだってできるのかもしれない。
    こんなステキな事はない。
    文学とは、そういうものなのかもしれないなあ、と
    思える本です。

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    2025年11月22日
  • 生きる言葉(新潮新書)

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    久しぶりに短歌に触れた気がする。
    短歌を読み解く読者に正解はなく様々な捉え方があることが面白く、そして言葉の持つ力に驚かされる。
    私もメールなどの文章を考えるとき、フワッとしたニュアンスを使い、相手に強く伝わらないように気を付けることが多々ある。とても頷いてしまい、現代人って生きにくいなと本当に感じる。言葉は凶器にもなり、受けとる側のバックグラウンドによってかなり形を変えるもの。
    だからこそ『言葉の力』は偉大なのだなと改めて考えさせられた。

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    2025年11月17日
  • たんぽぽの日々 ~俵万智の子育て歌集~

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    よかったー!この時期にしか書けなかっただろうと思う。素敵な短歌が沢山、エッセイとともに掲載されていて、自分の子育て時期に読みたかった。
    ほんわかした人という印象だけど、やはり歌人なのだなぁ。短歌で綴る子育て日記なのね。
    読みながら思い出した事がたくさんあって、年配の人にも楽しめる本だと思った。

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    2025年11月15日
  • 生きる言葉(新潮新書)

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    句を詠む時、感性だけでなく語句の配置等、様々なことを考えているのだな、と思った。
    文章を書く時あまりこだわりを持ってこなかったが、何となくではいけないような、そんな気にもなった一冊。

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    2025年11月14日
  • チョコレート革命

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    ●2025年11月10日、Yahooフリマで本探し。キーワード「チョコレート」で検索して出てきた本。Yahooフリマで750円。

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    2025年11月10日
  • 生きる言葉(新潮新書)

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    万智さんの言葉オタクっぷりを堪能できる贅沢…思えばわたしも昔から言葉に強い関心を持つ人間で、言葉をどう扱えばいいのか、自分も他人も日々扱う言葉とどう向き合えばいいのか、そんなことばかり考えていた青春時代だったなあ。

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    2025年11月09日
  • 生きる言葉(新潮新書)

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    新書を買うというのは、当たりハズレが大きいという意味においてギャンブルに近い。

    本書は紛れもなく「当たり」であった。

    言葉のプロフェッショナルである俵万智さんの著書である。ホストの作る短歌、大河ドラマで取り上げられた和歌、演劇、ラップ、クソリプに及ぶまで、様々な分野において言葉がどのように使われ、どのように伝わり、どのような思いを乗せているのか、また、乗せられていないのか。一文字だけで伝わり方が大きく変わってしまうことなど、言葉や、言葉を使った芸術・文化の面白さ、難しさ、深さを感じることが出来る、これからの言葉への触れ方、使い方の目線が少し変わるような一冊でした。

    言葉遊び大好きで、言葉

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    2025年11月09日
  • サラダ記念日

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    初読。これまで短歌集は情報量が少ないと思って敬遠してましたが、俵万智さんの「生きる言葉」を読んだことをきっかけに手に取りました。
    短歌の情報量をナメてました。それぞれの歌から想起される映像だったり、感情だったり、31文字に込められたものはとても豊かで、余白があるからこそ情報量は無限大そんな印象を受けました。
    サラダ記念日以外にも素敵な歌がたくさん。

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    2025年11月09日
  • 生きる言葉(新潮新書)

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    さすがの俵万智だ。言葉について知り尽くしている。その興味は古今和歌集の時代の言葉からネットのクソリプに至るまで。そして、日々生まれ、生きて飛び交う言葉たちを追いかけ続けている。我が子が言葉を獲得するさまを愛おしみ、成長して、ラップにハマる息子からは、さらなる世界に連れて行ってもらう。だが、この本はちっとも難しくない。俵万智の興味関心に連れられて、サクサク読んでしまう。それもまた、言葉の探究者だからかもしれない。

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    2025年11月08日
  • 愛する源氏物語

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    ネタバレ

    ## 感想

    源氏物語は人によって見方が変わる不思議な物語だ。

    色々な本を読んできたけど、それぞれで見る角度が違って面白い。

    和歌は31文字の文字制限がある分、伝えたい気持ちが凝縮されるので、この和歌の中にこそ、キャラクターたちの本音が込められている。

    思えば、源氏物語にはたくさんの恋愛の形が描かれる。

    源氏物語が長く長く読まれているのは、誰もがキャラクターの誰かに感情移入できるからかもしれない。

    私は学生の頃学校で習ったときには正直「長いな〜」「すごい浮気するな〜」くらいに思っていた。

    しかし本を読むにつれ、色々な角度から見ることで、だんだんキャラクターたちの理解が深まっていった

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    2025年11月04日
  • 生きる言葉(新潮新書)

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    教科書に載っているほど有名な「サラダ記念日」でお馴染みの俵万智さん。日本語のスペシャリストのような方が描く言葉についての本なんて、、読みたいに決まってるやんと思って読んでみました。
    相手への伝え方、伝わり方や言葉一つ取っても様々な意味を持っている奥深さをとても丁寧に描いていて、たまに出る関西弁がお茶目で親近感がわいたりしながら面白く読めました。
    短歌はまだまだ私にはハードルが高いですが、少しずつ触れていきたいなと思いました。

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    2025年10月27日
  • 考える短歌―作る手ほどき、読む技術―

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    「も」を疑えとか、あいまいな「の」に気付けとか、体言止めは一つにとか、副詞に頼らない、とかいろいろ役立ちそうだ。易しく書いてくれているので、すぐに読めた。

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    2025年10月12日
  • サラダ記念日

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    大人の恋っていう感じでまだ共感できない部分もあったけど、年を重ねるごとに共感できる詩が増えてくるのかなと思うと凄く楽しみ。

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    2025年08月25日