俵万智のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
⚫︎まずは好きだった作品
乱雑に並んだ靴と消し忘れの
明かりに一つため息をつく
あの人はそんなんじゃない
と言う君も言われるアイツも素敵なんだね
気まぐれでぶっきらぼうな俺やけど
貴方のことは好きでありたい
君の来ない夜にトイレで聞いている
あいつの席のシャンパンコール
リツイートされてた貴方のその笑顔
直接君から知りたかったな
夜行バス窓を見つめて文字を書く
誰かに伝わるそんな気がして
おめでとうこの一言に詰まってた
ありがとうやごめんなさいが
⚫︎座談会を読んで
ホストはただチャラチャラした存在だと思っていたが、本当に売れている人たちは、絶妙なラインでの恋愛をお客様に提供す -
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Posted by ブクログ
単行本が出たのが1987年。多分小学生くらいの時に『サラダ記念日』の短歌を教科書で知り、詩集として読んだのは今回が初めてか、初めてでなくても忘れてて30年ぶりくらい読んだ。あとがきに「20〜24歳頃に書いた詩」とあり、凄いなと思うとともに自分も何か書き残しておけば良かったなとも思う。
『「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ』
『7・2・3 から 7・2・4 に変わるデジタルの時計見ながら快速を待つ』
『思い出はミックスベジタブルのよう けれど解凍してはいけない』
『もうそこにサヨナラという語があって一問一答式の夕暮れ』 -
Posted by ブクログ
ネタバレ年初の初読み。味気ない言葉の氾濫で言葉に飢えている人が多いのだろう。『生きる言葉』というタイトル、巧緻な表現の極意をさらす俵万智に引き寄せられたのか、すでに13万部に乗せているという。全体に興味深い章立てで一気に読んでしまった。
まず養育論から入り、子どもは「基本野放し」という村長の主張を支持する。そこにコミュ力が醸成されるという。“言葉の輪郭をあいまいにする「も」”の使い方についても視点がいい。メディアがタイトルなどで安易に使う「も」については辟易している。ホストグループの歌会も興味深い。AI短歌についての考察にも引き込まれた。内容については程々にするとして、挿入の短歌はどれも面白く、サビの