高星麻子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
第一部完。といったところでしょうか。
前巻でリディアを守るためにケルピーに託したエドガーは、彼女を迎えにスコットランドへ。
リディアはケルピーの魔法にかかり、エドガーの事はメロウの剣を手に入れたマナーン島での出来事以降、ロンドンで伯爵家の妖精博士として働いていた記憶を失っていた…。
ロンドン橋に眠る乙女や、フレイアも出てきました。
大切なものを守るためにとんでもない爆弾を抱える事になったエドガーは、そして記憶を取り戻して伯爵家の一員となる事を決めたリディアは今後どうなるのか。
…改めて読み返すと、ここで例の『彼』の影が出てきてたんですねぇ…。全然気づかなかった…。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ前作でスコットランドで休暇という名目で戻ってしまったリディア。
そこで300年前ではなく、100年前に青騎士伯爵が英国に現れたらしいことを知る。
謎を解くために、人魚の棲むマナーン島へ向かう。
その頃ロンドンではポールの元に不思議な少女が表れて…ということで、青騎士伯爵家のバンシー登場。
『バンシーの(記憶のカギを握る)琥珀を探せ』
ユリシスの出自も今回ではっきりし、シルヴァンフォード侯爵家とアシェンバート伯爵家の過去の交流?も一部明らかに。
青騎士伯爵家傍流の血を引くユリシスに100年前の伯爵(グラディス)の『遺産』をバンシーは渡してしまうのか。
それとも、メロウの剣を手にしたエドガー -
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Posted by ブクログ
ネタバレポール、ケルピー、そして“朱い月”の関係者さんたち初登場するザ・シーズン(社交界の季節)のロンドンが舞台。
一応、最終巻まで読んだ後、まとめて読み返すとなんというか初々しいの限りで、そして口説き魔伯爵がリディアを追い詰める度、どこかの赤い魔性が彼曰くの『お気に入りの遊び相手』の反応を引き出すときの行動を連想させたりさせなかったりと、個人的になかなか愉快でした。
この話まで、エドガーはニコの事妖精認識してなかったんですねぇ…。
ケルピーからの求婚を断るためにはめた月長石の指輪からはじまるあれこれ。
ある意味、このお話がシリーズの「始まり」なんじゃないかな、という気がしてきました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレシリーズ3巻目。
巻を増すごとにケイトとイーノットの想いは通じ合っていくけれど、2人が一緒に過ごす時間は減ってきている気がします。ケイトが理由あって訪れた町に、偶然にもイーノット達も捜査に来ていてバッタリ再会!みたいな。そうなるとずっと一緒に行動するわけにもいきませんからね。ケイトも少佐も活動する場が違うから。その点、リオはケイトと一緒にいられる時間が多いから必然的に一緒に過ごすよね。もっと少佐にヤキモキしてもらいたい(笑)ケイトに翻弄されているらしいですけど(部下たち情報)、ケイトの前では始終落ち着いた大人の行動取ってるからなぁ。でも今回のケイトのひと言に少佐の理性が揺らいだ辺りとかは良かっ -
Posted by ブクログ
ネタバレ「女神と棺の手帳」シリーズの2巻目。
今度の舞台はどこだ?と思っていたら王立病院でした。しかも色々ときな臭い北部の。ケイトの実習先がその王立病院だったわけですが、南部が管轄のイーノットたちとは接点ないんじゃ・・・と思ってましたが違いました。主人公がいる場所で事件は起こる!って某推理アニメのようですが、ケイトたちにもそれは当てはまるのですね(笑)でもそうしないと物語が進まない。離れ離れでは面白味もないですしねww
2巻目では新キャラが登場します。リオくん、可愛いじゃないですか。最初はケイトを毛嫌いしつつも、一緒に実習するうちにだんだんと仲良くなってとうとうライバル兼友人に。大学でも一緒に行動す -
Posted by ブクログ
ネタバレ書棚に積んだまま、なかなか読んでなかったけれど、読み始めてみたらなかなか面白くてスイスイ読み終わってしまった。読みやすい話。
主人公は医師を目指し、最難関の王立大学の試験を受けようとするケイト。ケイトの暮らすウェスハバート王国では男性でも医師になるのは難しく、その上、女性医師は未だかつて存在してないという。女性の社会進出が厳しい中、親友と共に夢に向かって励んでいたケイトだが、試験日を前にして、その親友が謎の失踪をとげてしまう。不審に思うケイトは彼女を探し出そうとするが、逆に怪しげな者たちに襲われそうになり・・・。
軍の秘密事項が書かれた手帳を手に入れようとする革命派たちに襲われそうになるケ -
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