高星麻子のレビュー一覧
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事後承諾のように貰ったクリスマス休暇をスコットランドで過ごしていたリディアが、エドガーとの関係を考えつつも、伯爵家のフェアリードクターとして動く話。
久々にメロウの島、マナーン島の登場。
そして相変わらずのエドガー…(笑)
でも、一番二人の心が揺らいでいる巻だと思います。
リディアは本当に恋をしていいのかどうか、
エドガーは自分の心のままに危険が伴う位置に彼女を置いていいものかどうか。
これからの二人である為に必要な試練の巻。
こういうのがあるからこそ、そののちの二人の選択が納得いくものになるんだろうな。
ポールとバンシーの関係もとても可愛らしかった。
基本、こういうカップルが好きなのですが、でもロタとうまく行って欲しいとも思っているのだけれど。 -
Posted by ブクログ
初の短編集。
最初の話は、まだエドガーと出会う前のリディアの淡い恋物語かと思っていたら、まだ「伯爵と妖精」の構想が固まる前のお話だったと知ってビックリ。
なるほど~。
この辺からダネルさんのイメージとか来ているんでしょうか。バイオリニストだし。
そしてずっと知りたいと思っていたケルピーとリディアの出会いのシーンが。
ケルピー弟と人間の女性の恋がこういうものだとは思わなかったけど、とても幸せになって欲しい二人です。
にしてもこの頃のケルピーから考えると、彼も変わったよなぁ。
うん、弟ほどじゃなくても、彼も充分変わり者のケルピーです。
そして残り二編はエドガーとリディアのお話ですが、ラストの話の甘さには、本編がまだまだという感じなのでなるほどなぁと思いました。
夢の中、と思えるような再会に、少しだけ素直になったリディアと恐れを抱きつつも彼女を欲しいと思うエドガー。
こうした素地があるからこそ、クリスマ休暇が終わった後に、あんなにも二人が揺らいだのだし、次の「女神に捧ぐ~」の二人の決意になったのかしら。
再読な割にごく一部しか覚えていなかったので(笑)初読のように楽しみました(笑) -
Posted by ブクログ
ネタバレ記憶が度々欠落する主人公視点で書かれているため、話も突然場面が飛び、相当混乱します。
読めそうで分からない先に興味が沸いて一気に読み切りましたが、軽く読みたい人はすぐに断念してしまいそうな難解さでした。
もう一度読み直したくなるという点ではミステリーに近い作り。
BLでここまで頭を使いながら読まされる作品は珍しく…賛否が分かれそうだなと思います。
個人的には雰囲気やキャラクターが気に入って好きな作品に入りますが、人に勧めるのは躊躇します。
穂積は記憶どころか性格も浮世離れしていてどうにも感情が掴みにくいのですが、挿絵効果かミステリアスさが良いのか、可もなく不可もなくという感じで嫌いにはなれません。
結末も穂積視点で描かれると分かりづらいですが、タネ明かしされる行動の理由に納得がいくのとビジュアルで好きになり…二人の行く末が気になって読んだ部分も大きいです。
最後の最後まで、もしかして夢オチか結が幽霊なんじゃないかと疑っていたので(ありえないと思いながら、そう思わせる書き方だったので)、そうじゃなくて本当に良かったです。
もう少し早い段階での種明かしがあれば、もっと読みやすかったのではないでしょうか。
終始映画を観ているような気持ちになったので、実際に映画や漫画でやった方が面白い作品なのかなと言うのが一番の感想です。 -
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アーミン再登場。
セルキーとなった彼女に、複雑な心境はありますが、どこか人としての感覚が希薄になった彼女に、彼女の為にもちっょとだけ安心している部分もあったり。
しかしアーミンがこんなにもリディアを買っていたんだなー。
ちょっとばかりオカルト色が強い一冊でした。
交霊とかとはまた別に。
ユリシスやジミーのせいかもしれないけど。
本編でその二人の行く末と絆を知ってしまった今となっては、いろいろと複雑。
それとは逆に、少しずつ人らしくなっていくレイヴンがすごく嬉しいです。
にしても毎度命の危機に瀕するリディア。
盛り上がり的には正しいけど、続けて読むと、ちと異常と思う。
自ら危険に飛び込むエドガーより多いて。 -
Posted by ブクログ
ポール初登場。
そして「朱い月」とエドガーが協力体制になる話です。
エドガーを救う為に、ケルピーと共に妖精界へ行くことを了承するリディア。
そのリディアを取る戻す為のエドガーの方法がらしかったです。
いやいやいや、エドガーですなぁ。
しかしケルピーが美形であることを久々に思い出しました。
最近そう言う描写がなかったので、すっかり忘れておりました。
ビジュアルだけだったら、エドガーよりケルピーが好み。
そういう人は案外多いと思う。
王子タイプより、アウトサイダーに惹かれるタイプよね。
とにかく、バタバタの結果の婚約成立です。
相変わらずさくさく読めました。 -
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続けて再読。
登場人物もちょっぴり増えましたが、まだまだと言う感じ。
この頃からエドガーの過去の片鱗がリディアにも分かってきたりして、シリーズが始まった、という感じですね。
妖精とのvsもあったりして、基本的なシリーズのスタイルが出来上がっている感じ。
レイヴンがまだ自分の感情をどう処理したらいいのか分からない感じが、懐かしい。
にしても18歳て…!
私、14歳くらいだと思っていたよ。
じゃあアーミンて20歳くらい?
エドガーは23歳くらいなのかな。
…いや、20歳そこそこだろう。
リディアはまだ10代だろうし。
一番の衝撃はそこでした。
あれ?続けて読んだからハッキリしないけど、1巻のネタだった?2巻?(オイコラ) -
Posted by ブクログ
つい勢いで再読中(笑)
どーすんだよ、現在未完で26巻まであるのに…(笑)
ということで、クライマックス直前の展開に、最初の頃のリディアとエドガーがどんな感じだったっけと思って再読中です。
読み返してみて思うのは、アーミンってここで死んでたっけ!?ということでした。
もうちょっと先、何巻か進んだイメージでした。
そしてエドガーとリディア、両方のキャラに、16巻まで進んでブレがないこと。
うーん…キャラは最初から相当固まっていたんだろうなぁ、素晴らしい!
私は「魔女の結婚」から谷さんに嵌っていたので、「魔女の結婚」の後半のさまざまな伏線の回収などなどに目を奪られた口。
その上、世界観も非常に好きだったので、本来好きなヴィクトリア王朝周辺の物語にも、今一つうーんと言った印象でした。
その前作のイメージから捉われた自分を脱却して読んだ物語は、シンプルで分かりやすくて、すごく読みやすかったです。
で、印象が違ったもうひとつは、エドガーが割と最初からリディアを気に入っていたこと。
これも結構経ってからのイメージだった。
あと、リディアが口で言うほどエドガーを嫌っていないことも。
何だ~最初っから好きなんじゃん、とか読み返して思った(笑)
物語の序章としてはいいスタートだと思います。
しかしまさかここまで続こうとは…魔女の結婚も相当長いと思ったのに(笑) -
Posted by ブクログ
ついつい「天狗の嫁取り」と読み比べてしまったりして。こちらは狗神様ですが、ファンタジー色としてうっすら相似する部分があって、どっちが好みか比較するのも面白いです。
というわけで、神様×20歳の人間♂の婚姻譚。花嫁契約ものです。命を助けたことへの対価として、ハタチになったら迎えにいくと10年前に狗神から言い渡された約束が、話の発端です。神様、10歳の子のどこがよかったの??と思ったけど、神社の守りをしている家の息子だったのね…
ファンタジーで里山が主な舞台になっていますが、比呂の置かれていた環境はシビアで現実的です。彼が別世界に連れ去られて狗神相手に自分本位な正義を主張しているところは、自己中で子供っぽいなと感じさせられますが、生活がかかっている比呂にしてみれば必死だったわけなんですよね。
お祖母ちゃんも唯一の家族だから自分が頑張らなければと思っているのに、現実はままならない。そんな非力な自分の情けなさを狗神にぶつけても、まったく気持ちが通じない焦燥感がひしひしと伝わってきました。ま、相手は人間臭さがあっても「神様」なので、傲岸不遜です。一切比呂の話は通じません。偉そうだなと思ったのですが、よく考えたら神様なので当然なんですよね。
でも、比呂は物怖じせずに思ったことを全部狗神に言います。それは正しいことかもしれないけど、相手を傷つけているということになかなか気付かない。一方の狗神も、傲慢な態度を崩さないので反発しあって花嫁どころの状況じゃなく、前半は焦れ焦れさせられました。
でも、Hだけは、言う事聞かない比呂を神通力で操るってのが神様らしくて、おいしいエロ。
後半は盛り上がる展開でした。比呂が精神的に成長できていくのがいい。狗神の苦悩を理解しようと目覚めるところでは安堵しました。里山の危機や仇の八咫の神、鈴弥など障害を乗り越えて、やっと気がつくんですよね。そこまでの道のりが長い話でした。好きなんだと気付くのは、狗神と離れてから。泣ける場面でした。そして、比呂のかわいげはここからなので、受キャラとしての魅力が前半ちょっと弱かったのが残念。
その分、脇キャラは全員個性が強く、狗神と比呂を補うに充分な魅力がありました。
そして、お約束のもふもふ尻尾プレイもエロかわで満足。狗神ほんとにツンデレです。尻尾だけが正直にデレてた。