高星麻子のレビュー一覧

  • 伯爵と妖精 オーロラの護りを胸に

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    プリンスを封じる為記憶を失ってしまっているエドガー。その為ロンドンにすぐ戻るわけにはいかない。リディアの仮病を使い、ある老姉妹と執事夫妻が住む館へ滞在することになったのだけど……リディアが妊娠?? 本当に!?

    記憶を失ってても、友人だと思っていても、リディアへの想いがついえることがないエドガーにただただきゅんとしました。やっぱ恋の記憶ってーのは(別に生々しい意味でなく)体が覚えているもんなのよ… 体の方が覚えているという説は結構好き、といいますか、何度忘れようとも、書き変えようとも、覚えている記憶っていうのはやっぱり絶対あると思うわけです。というわけでもう一回プロポーズしてくれたエドガーに本

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    2012年06月28日
  • 伯爵と妖精 恋人は幽霊

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    ネタバレ

    やっとエドガーがリディアとレイブンやアーミンなどの仲間とは違うことを認識した回
    遅いですよ、全く でもここから上辺だけじゃなくなるから、更にリディアは翻弄されちゃうんだよね
    でもリディアが迷いながら、戸惑いながら少しずつエドガーを受け入れていくのもここからかな?

    そしてアーミン再登場&ユリシス初登場
    アーミンがシルキーになって戻ってくるのも、オスカーがユリシスなのも丸っと忘れて読んでた
    アーミンって最初からシルキーじゃなかったっけ?位だった

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    2012年06月26日
  • 伯爵と妖精 あまい罠には気をつけて

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    ネタバレ

    リディアがまたしてもエドガーにだまされながら事件に巻き込まれてしまって・・・いつまで騙されるんだっけ?とか思いながら読んでしまった

    エドガーの様々な外側の面に惑わされながらも、その裏に隠された内側を感じ取ったり、エドガーの本当の一面を考えたりするリディアは、やっぱりただのお人好しじゃなくて、純粋に優しいというか、人の内側までちゃんとみる人ってことよね

    エドガーを放っておけないリディアと、今までにない距離感と関係性に戸惑うエドガーと これって実は今でもある気がする

    そして、二人が相手をどの位想うかは変わっても、根本が意外と変わってないことに気付いた

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    2012年06月26日
  • 伯爵と妖精 あいつは優雅な大悪党

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    ネタバレ

    留学中に読みたくてウズウズしてたから、久々に1巻から読んでみることにした!

    二人の出会い編
    まさかのアーミンが1冊目から居なくなってたとは思わず
    もっと先だと思ってたよ

    エドガーとリディアはやっぱり最初からどことなくお互いに微妙に惹かれつつあるね

    ここから妖精とそれに関わる謎解きをしながら2人の関係、相手に対せる印象が変わっていくのが好き・・・
    だけど、今回(あと今後数回あったと思う)知識がない上にその場に読み手である自分が(当然)居ないがために、大して何も謎について考えられない上に、意外とテンポ良く終盤で謎が解けていくから、拍子抜けしないでもない


    結構内容とか忘れてるところがあるか

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    2012年06月26日
  • 伯爵と妖精 月なき夜は鏡の国でつかまえて

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    リディアとエドガーのすれ違いが楽しめました。

    近くにいるようで、心は離れているというシチュエーションが好きでした。

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    2012年06月24日
  • 不器用な策略

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    ★4.5
    えらい遠回りをしてくっつく二人のお話でした(笑)二人とも言葉が足りな過ぎるし、勘違いしてすれ違い過ぎる(苦笑)でも、そのじれっぷりが読んでてもだもだたまらなかったwwすっごい面白かったです!やっぱり椎崎さんの書かれるこういう話大好きーっv一基の親友・神がまたいいキャラしてる!(笑)全部わかっててのあの言動とか、にやにやが止まらないww最後の三人で飲みに行ったその後がどうなったのかめちゃめちゃ気になる〜〜読みたいーー!
    書きたいことが色々ありすぎてこれ以上纏まらない^^;

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    2012年06月24日
  • 伯爵と妖精 魔都に誘われた新婚旅行

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    そして新婚旅行です。
    二人の仲を深める側面とは別に、伯爵夫人としての初社交。
    それを通じて、ロンドンの社交界ではどれだけ守られていたかを実感するリディア。
    その騒動に関連して、女性としての自分に自信を失い、せめてファアリードクターとして役に立とうとする彼女とエドガーのすれ違い。

    さすがにここまで来ると、今まで同じことでぐるぐるしているんじゃないかなーと思ったりも。
    まあ、その時々でちっょとばかり違うのですが、とにかく二人で話し合おうよ!と思うこともしばしば。
    そうすることで解決することは多いよー。

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    2012年06月20日
  • 伯爵と妖精 紳士の射止めかた教えます

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    短編集。
    まだ婚約が正式でなかった頃の2編と、リディアの両親の駆け落ちエピソード。
    リディアとエドガーの先が知りたい身としては、ここで両親エピソードとはなかなかやきもきさせられますが、次巻からの布石だらけの話でありました。
    しかし母であるアウローラの性格が、想像していたのとは随分と違って。
    それとニコがアウローラが先生と会うまでは、そんなに美人じゃなかったというのが、分かるエピソードで、女の子の恋の力ってすごいなぁと思いました。
    彼女はちゃんと来るべき再会の為に(それがある可能性は限りなく低くても)努力していたってことだもんなぁ。

    でも一番好きなのは、リディアとエドガーの間にティルがいた「コ

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    2013年01月27日
  • 伯爵と妖精 涙の秘密をおしえて

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    事後承諾のように貰ったクリスマス休暇をスコットランドで過ごしていたリディアが、エドガーとの関係を考えつつも、伯爵家のフェアリードクターとして動く話。
    久々にメロウの島、マナーン島の登場。
    そして相変わらずのエドガー…(笑)
    でも、一番二人の心が揺らいでいる巻だと思います。
    リディアは本当に恋をしていいのかどうか、
    エドガーは自分の心のままに危険が伴う位置に彼女を置いていいものかどうか。
    これからの二人である為に必要な試練の巻。
    こういうのがあるからこそ、そののちの二人の選択が納得いくものになるんだろうな。

    ポールとバンシーの関係もとても可愛らしかった。
    基本、こういうカップルが好きなのですが

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    2012年06月08日
  • 伯爵と妖精 駆け落ちは月夜を待って

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    初の短編集。
    最初の話は、まだエドガーと出会う前のリディアの淡い恋物語かと思っていたら、まだ「伯爵と妖精」の構想が固まる前のお話だったと知ってビックリ。
    なるほど~。
    この辺からダネルさんのイメージとか来ているんでしょうか。バイオリニストだし。

    そしてずっと知りたいと思っていたケルピーとリディアの出会いのシーンが。
    ケルピー弟と人間の女性の恋がこういうものだとは思わなかったけど、とても幸せになって欲しい二人です。
    にしてもこの頃のケルピーから考えると、彼も変わったよなぁ。
    うん、弟ほどじゃなくても、彼も充分変わり者のケルピーです。

    そして残り二編はエドガーとリディアのお話ですが、ラストの話

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    2013年01月27日
  • Over The Rain

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    ネタバレ

    記憶が度々欠落する主人公視点で書かれているため、話も突然場面が飛び、相当混乱します。
    読めそうで分からない先に興味が沸いて一気に読み切りましたが、軽く読みたい人はすぐに断念してしまいそうな難解さでした。
    もう一度読み直したくなるという点ではミステリーに近い作り。
    BLでここまで頭を使いながら読まされる作品は珍しく…賛否が分かれそうだなと思います。
    個人的には雰囲気やキャラクターが気に入って好きな作品に入りますが、人に勧めるのは躊躇します。

    穂積は記憶どころか性格も浮世離れしていてどうにも感情が掴みにくいのですが、挿絵効果かミステリアスさが良いのか、可もなく不可もなくという感じで嫌いにはなれま

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    2012年06月06日
  • 不器用なテレパシー

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    久しぶりにこの人読んだけど、切なさ加減が良い感じ。
    心理描写も共感しやすい。
    文章のテンポも合うかな。

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    2012年06月02日
  • 伯爵と妖精 恋人は幽霊

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    アーミン再登場。
    セルキーとなった彼女に、複雑な心境はありますが、どこか人としての感覚が希薄になった彼女に、彼女の為にもちっょとだけ安心している部分もあったり。
    しかしアーミンがこんなにもリディアを買っていたんだなー。

    ちょっとばかりオカルト色が強い一冊でした。
    交霊とかとはまた別に。
    ユリシスやジミーのせいかもしれないけど。
    本編でその二人の行く末と絆を知ってしまった今となっては、いろいろと複雑。
    それとは逆に、少しずつ人らしくなっていくレイヴンがすごく嬉しいです。

    にしても毎度命の危機に瀕するリディア。
    盛り上がり的には正しいけど、続けて読むと、ちと異常と思う。
    自ら危険に飛び込むエド

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    2012年06月02日
  • 伯爵と妖精 プロポーズはお手やわらかに

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    ポール初登場。
    そして「朱い月」とエドガーが協力体制になる話です。

    エドガーを救う為に、ケルピーと共に妖精界へ行くことを了承するリディア。
    そのリディアを取る戻す為のエドガーの方法がらしかったです。
    いやいやいや、エドガーですなぁ。

    しかしケルピーが美形であることを久々に思い出しました。
    最近そう言う描写がなかったので、すっかり忘れておりました。
    ビジュアルだけだったら、エドガーよりケルピーが好み。
    そういう人は案外多いと思う。
    王子タイプより、アウトサイダーに惹かれるタイプよね。

    とにかく、バタバタの結果の婚約成立です。
    相変わらずさくさく読めました。

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    2012年06月02日
  • 伯爵と妖精 あまい罠には気をつけて

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    続けて再読。
    登場人物もちょっぴり増えましたが、まだまだと言う感じ。
    この頃からエドガーの過去の片鱗がリディアにも分かってきたりして、シリーズが始まった、という感じですね。

    妖精とのvsもあったりして、基本的なシリーズのスタイルが出来上がっている感じ。

    レイヴンがまだ自分の感情をどう処理したらいいのか分からない感じが、懐かしい。
    にしても18歳て…!
    私、14歳くらいだと思っていたよ。
    じゃあアーミンて20歳くらい?
    エドガーは23歳くらいなのかな。
    …いや、20歳そこそこだろう。
    リディアはまだ10代だろうし。

    一番の衝撃はそこでした。
    あれ?続けて読んだからハッキリしないけど、1巻の

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    2012年05月26日
  • 伯爵と妖精 あいつは優雅な大悪党

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    つい勢いで再読中(笑)
    どーすんだよ、現在未完で26巻まであるのに…(笑)

    ということで、クライマックス直前の展開に、最初の頃のリディアとエドガーがどんな感じだったっけと思って再読中です。

    読み返してみて思うのは、アーミンってここで死んでたっけ!?ということでした。
    もうちょっと先、何巻か進んだイメージでした。
    そしてエドガーとリディア、両方のキャラに、16巻まで進んでブレがないこと。
    うーん…キャラは最初から相当固まっていたんだろうなぁ、素晴らしい!

    私は「魔女の結婚」から谷さんに嵌っていたので、「魔女の結婚」の後半のさまざまな伏線の回収などなどに目を奪られた口。
    その上、世界観も非常

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    2012年05月26日
  • 不器用なテレパシー

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    泣いちゃいました。寡黙な颯、健気な諒矢、いじらしいです。もうどちらも愛おしいキャラでした。表面的に傷ついたのは諒矢なんだろうけれど、温かい人達に囲まれて元気を取り戻すことが出来た諒矢より、意図的に傷つけたんだけれど、その奥深くの思いや離れていた2年の間の事を考えると颯の方が可哀相というか愛おしく思えました。すごく切なくて素敵な恋愛のお話でした。月村さん久しぶりのしっとりとしたお話でしたよね。颯が芸能界にいながらも誰にもなびかず諒矢一筋だったていうのがすごく素敵なエピソードでしたね。

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    2012年05月25日
  • 不器用なテレパシー

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    ネタバレ

    これまた盛大にすれ違ってしまったな~~~!!っていうパターン。テレパシーという言葉が必要だったかどうかがいまいち…。(なんか古い言葉になっちゃったから)幼馴染で、確かに通じ合っていたはずなのに(告白なし)、一緒に東京に出てきたのに、すれ違って、別れてしまう。そして、そのささいな誤解が解けて…という、よくあるパターンなのだけど、結構楽しく読みました。

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    2012年05月19日
  • 世界が終わるまできみと

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    ネタバレ

    とにかくこの作家さんの繊細な語り口が大好き。こんなにも不幸がたくさんつまっているのに、それはむしろ儚いような美しさをもった透明な世界。王子様みたいにかっこいい男の子ふたりがお互いを想いあって、大事に大事にしていく。どこか現実味がない、生々しさが全然ない世界観だけど、日々の微妙な心の揺れや感情の揺らぎは、誰でも経験したことがあるような、なつかしいもの。切なくて、やさしくて、ちょっとあたたかいお話。

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    2012年04月23日
  • 伯爵と妖精 恋よりもおだやかに見つめて

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    前巻の続きのエピソードがひとつと番外編が2本の構成でした。

    エドガーの記憶がないが故に寂しい思いをしながらも記憶が戻ってしまってはいけないというジレンマが切なかったです。早くふたりにハッピーエンドを!と思う反面シリーズの終わりは寂しかったり。

    アウローラのエピソードが個人的には一番楽しめました。
    本編はシリアスなのでこうして甘くほのぼのとしたものは癒しです…。

    エドガーとリディアがこれからどうなるのか、次巻が楽しみです。


    2012.04.14

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    2012年04月14日