高星麻子のレビュー一覧
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プリンスを封じる為記憶を失ってしまっているエドガー。その為ロンドンにすぐ戻るわけにはいかない。リディアの仮病を使い、ある老姉妹と執事夫妻が住む館へ滞在することになったのだけど……リディアが妊娠?? 本当に!?
記憶を失ってても、友人だと思っていても、リディアへの想いがついえることがないエドガーにただただきゅんとしました。やっぱ恋の記憶ってーのは(別に生々しい意味でなく)体が覚えているもんなのよ… 体の方が覚えているという説は結構好き、といいますか、何度忘れようとも、書き変えようとも、覚えている記憶っていうのはやっぱり絶対あると思うわけです。というわけでもう一回プロポーズしてくれたエドガーに本 -
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ネタバレリディアがまたしてもエドガーにだまされながら事件に巻き込まれてしまって・・・いつまで騙されるんだっけ?とか思いながら読んでしまった
エドガーの様々な外側の面に惑わされながらも、その裏に隠された内側を感じ取ったり、エドガーの本当の一面を考えたりするリディアは、やっぱりただのお人好しじゃなくて、純粋に優しいというか、人の内側までちゃんとみる人ってことよね
エドガーを放っておけないリディアと、今までにない距離感と関係性に戸惑うエドガーと これって実は今でもある気がする
そして、二人が相手をどの位想うかは変わっても、根本が意外と変わってないことに気付いた -
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ネタバレ留学中に読みたくてウズウズしてたから、久々に1巻から読んでみることにした!
二人の出会い編
まさかのアーミンが1冊目から居なくなってたとは思わず
もっと先だと思ってたよ
エドガーとリディアはやっぱり最初からどことなくお互いに微妙に惹かれつつあるね
ここから妖精とそれに関わる謎解きをしながら2人の関係、相手に対せる印象が変わっていくのが好き・・・
だけど、今回(あと今後数回あったと思う)知識がない上にその場に読み手である自分が(当然)居ないがために、大して何も謎について考えられない上に、意外とテンポ良く終盤で謎が解けていくから、拍子抜けしないでもない
結構内容とか忘れてるところがあるか -
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短編集。
まだ婚約が正式でなかった頃の2編と、リディアの両親の駆け落ちエピソード。
リディアとエドガーの先が知りたい身としては、ここで両親エピソードとはなかなかやきもきさせられますが、次巻からの布石だらけの話でありました。
しかし母であるアウローラの性格が、想像していたのとは随分と違って。
それとニコがアウローラが先生と会うまでは、そんなに美人じゃなかったというのが、分かるエピソードで、女の子の恋の力ってすごいなぁと思いました。
彼女はちゃんと来るべき再会の為に(それがある可能性は限りなく低くても)努力していたってことだもんなぁ。
でも一番好きなのは、リディアとエドガーの間にティルがいた「コ -
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事後承諾のように貰ったクリスマス休暇をスコットランドで過ごしていたリディアが、エドガーとの関係を考えつつも、伯爵家のフェアリードクターとして動く話。
久々にメロウの島、マナーン島の登場。
そして相変わらずのエドガー…(笑)
でも、一番二人の心が揺らいでいる巻だと思います。
リディアは本当に恋をしていいのかどうか、
エドガーは自分の心のままに危険が伴う位置に彼女を置いていいものかどうか。
これからの二人である為に必要な試練の巻。
こういうのがあるからこそ、そののちの二人の選択が納得いくものになるんだろうな。
ポールとバンシーの関係もとても可愛らしかった。
基本、こういうカップルが好きなのですが -
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初の短編集。
最初の話は、まだエドガーと出会う前のリディアの淡い恋物語かと思っていたら、まだ「伯爵と妖精」の構想が固まる前のお話だったと知ってビックリ。
なるほど~。
この辺からダネルさんのイメージとか来ているんでしょうか。バイオリニストだし。
そしてずっと知りたいと思っていたケルピーとリディアの出会いのシーンが。
ケルピー弟と人間の女性の恋がこういうものだとは思わなかったけど、とても幸せになって欲しい二人です。
にしてもこの頃のケルピーから考えると、彼も変わったよなぁ。
うん、弟ほどじゃなくても、彼も充分変わり者のケルピーです。
そして残り二編はエドガーとリディアのお話ですが、ラストの話 -
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ネタバレ記憶が度々欠落する主人公視点で書かれているため、話も突然場面が飛び、相当混乱します。
読めそうで分からない先に興味が沸いて一気に読み切りましたが、軽く読みたい人はすぐに断念してしまいそうな難解さでした。
もう一度読み直したくなるという点ではミステリーに近い作り。
BLでここまで頭を使いながら読まされる作品は珍しく…賛否が分かれそうだなと思います。
個人的には雰囲気やキャラクターが気に入って好きな作品に入りますが、人に勧めるのは躊躇します。
穂積は記憶どころか性格も浮世離れしていてどうにも感情が掴みにくいのですが、挿絵効果かミステリアスさが良いのか、可もなく不可もなくという感じで嫌いにはなれま -
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アーミン再登場。
セルキーとなった彼女に、複雑な心境はありますが、どこか人としての感覚が希薄になった彼女に、彼女の為にもちっょとだけ安心している部分もあったり。
しかしアーミンがこんなにもリディアを買っていたんだなー。
ちょっとばかりオカルト色が強い一冊でした。
交霊とかとはまた別に。
ユリシスやジミーのせいかもしれないけど。
本編でその二人の行く末と絆を知ってしまった今となっては、いろいろと複雑。
それとは逆に、少しずつ人らしくなっていくレイヴンがすごく嬉しいです。
にしても毎度命の危機に瀕するリディア。
盛り上がり的には正しいけど、続けて読むと、ちと異常と思う。
自ら危険に飛び込むエド -
Posted by ブクログ
ポール初登場。
そして「朱い月」とエドガーが協力体制になる話です。
エドガーを救う為に、ケルピーと共に妖精界へ行くことを了承するリディア。
そのリディアを取る戻す為のエドガーの方法がらしかったです。
いやいやいや、エドガーですなぁ。
しかしケルピーが美形であることを久々に思い出しました。
最近そう言う描写がなかったので、すっかり忘れておりました。
ビジュアルだけだったら、エドガーよりケルピーが好み。
そういう人は案外多いと思う。
王子タイプより、アウトサイダーに惹かれるタイプよね。
とにかく、バタバタの結果の婚約成立です。
相変わらずさくさく読めました。 -
Posted by ブクログ
続けて再読。
登場人物もちょっぴり増えましたが、まだまだと言う感じ。
この頃からエドガーの過去の片鱗がリディアにも分かってきたりして、シリーズが始まった、という感じですね。
妖精とのvsもあったりして、基本的なシリーズのスタイルが出来上がっている感じ。
レイヴンがまだ自分の感情をどう処理したらいいのか分からない感じが、懐かしい。
にしても18歳て…!
私、14歳くらいだと思っていたよ。
じゃあアーミンて20歳くらい?
エドガーは23歳くらいなのかな。
…いや、20歳そこそこだろう。
リディアはまだ10代だろうし。
一番の衝撃はそこでした。
あれ?続けて読んだからハッキリしないけど、1巻の -
Posted by ブクログ
つい勢いで再読中(笑)
どーすんだよ、現在未完で26巻まであるのに…(笑)
ということで、クライマックス直前の展開に、最初の頃のリディアとエドガーがどんな感じだったっけと思って再読中です。
読み返してみて思うのは、アーミンってここで死んでたっけ!?ということでした。
もうちょっと先、何巻か進んだイメージでした。
そしてエドガーとリディア、両方のキャラに、16巻まで進んでブレがないこと。
うーん…キャラは最初から相当固まっていたんだろうなぁ、素晴らしい!
私は「魔女の結婚」から谷さんに嵌っていたので、「魔女の結婚」の後半のさまざまな伏線の回収などなどに目を奪られた口。
その上、世界観も非常 -