高星麻子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ読んだつもりになってましたが、その前で止まっていましたねw
プリンスの組織を内部から壊滅させるため、エドガーは単身組織へ。リディアは彼のいない伯爵家を取り仕切り、残った仲間と共にエドガーを探しつつ、妖精国を目指します。互いが離れても、必ず気持ちが通じ合っていると、信じている姿が描かれます。
エドガー、本当に人間的になりましたね。虚無的だったところがずいぶん変わったと思います。
組織も黙っているわけではなく、前の巻で、ナックラヴィーを放ったテランはリディアを狙って、彼女たちが船に刺客とも言うべき妖精を送り込み、リディア達が仲間割れして殺し合うよう罠をはります。
一方ユリシスもエドガーと接触して張り合っているテランを排除しようと目論むのですが…。
リディアが伯爵夫人としてみんなの精神的な支柱になっているのが彼女の成長を感じさせます。
クライマックス、船上で再会したエドガーとの場面では、思わずホッとするほど幸せそうな様子が。事態は緊迫しているにもかかわらず嬉しくなっちゃいます。
レイヴンにはケリー ロタとポール そしてアーミンにはケルピー。それぞれに恋の気配があっていい感じ。
切迫した状態の中でも、リディアの回りはどこか明るさがあって穏やかな風が吹いているよう。早く妖精国が見つかるといいね。 -
Posted by ブクログ
プリンスを封じる為に13歳からの記憶を失ったエドガー。もう一度恋に落ちる……と言ってはいたけれど。。。読み切り「ラストダンスはあなたと」「しあわせのまほう」も収録。
リディアが記憶喪失っていうのは以前もあったけど、ヒロインの方が記憶喪失っていうのはよくあるパターンだけど、タラシの恋人の方が記憶を失うっていうのは、こ、これは予想以上に萌えだった……! 記憶なんかじゃなくて(決していやらしい意味で無く)体が覚えているんだろうなあ、二人が惹かれあったということを。「恋よりもおだやかに」とタイトルにあるように、より深くて揺るぎない「愛」を感じてじーんとしました。続きどうなるんだろうなあ。
読み切りの方は記憶を失ってないのでらぶらぶしてる二人。ここでも、容姿に惑わされないで惹かれあった二人の絆が描かれてます。そしてかわゆい。「しあわせのまほう」はアウローラママのお話です。オチにエドガーてめえ^^ってなったけどw -
Posted by ブクログ
文庫は旅行用、と取っておいた挙句、一年も放置してしまった…。
物語もいよいよ佳境です。
ブリンスを装い、組織に身を投じたエドガーとは、もうある程度の決着がつかないと会えないんじゃないかと思っていただけに、ちょっと驚きの展開。
それぞれの恋の行く末も、何となく見えてきた感じですが、徐々にアイテム(アイテムゆーな)も増えてきたことですし、ラストへ向かっているな、と感じました。
仔犬のエピソードは心温まりましたね。
それを拠り所にするエドガーが切ない。
それだけに、余計に仔犬の存在が引き立っていますが。
最後の最後に、プリンスとの戦いに臨むエドガー。
これ以上まだ苦しい展開が、と思うと結構しんどいわ…。
そんな主人公夫妻の苦難とは別に、ポールとロタがいい雰囲気。
ポールはもう自覚しているんですねえ。
ロタは無自覚なようだけど。
レイヴンとニコとケリーのトリオも可愛いです。
今のニコには、本当にレイヴンはなくてはならない存在。
そんな人に彼がなったと知ったら、エドカーは本当に喜ぶだろうな。
勿論アーミンも。 -
Posted by ブクログ
テランの手を逃れ、再び一緒に妖精国を目指し始めたリディアとエドガー。時折自分のなかで暴れ出すプリンスを意志の力で抑えようと苦しむエドガーを、リディアは傍で必死に支える。スワンの船を降りボートに乗り込んだリディアたちは、カテーナの道しるべを目印に妖精国へと漕ぎ出す。そして念願だった妖精国上陸を遂に果たすのだが、青騎士伯爵が不在だった妖精国は崩壊の危機にあった。妖精国を救い、エドガーのプリンスとしての力を封印するため、二人はある決断をする。
伯妖も短編を含めればこれで26作目。ここまでずいぶん長かった・・・。初期の初々しいエドリディの掛け合いはあまり見られないけれど、その分互いの存在の愛おしさや大切さをかみしめながら歩んでいる感じがします。エドガーが進むべき道を悩みつつも決断を下したことで、ある意味の区切りなのかなと。でもまさかの再び離別コースとか・・・内心どこまでこの二人には苦しみがのしかかるのかと思いますが、最後には妖精国を救って二人が幸せになれると信じています。ロタとポールも、ニコとレイヴンもホントかわいいなあ。シリアスな展開の中で度々癒されました。ダネルが本当は強くて優しい人で、泣けた。もうすぐ最後ということで続きが待ちきれません。