高星麻子のレビュー一覧
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伯爵と妖精の第二十巻。
無事に結婚できた二人ですが、まだまだ障害は多いようです。
結婚前にはマリッジブルーがあり、それを乗り切っていざ結婚できたとしても、今まで違う生活を送ってきた二人がいきなり上手くいくはずない。それは実際の世界でもエドガーとリディアでも同じなのかもしれません。
近くに居るからこそすれ違って、大切に思うからこそ素直になれなくて。なんだか結婚したのに今までとあんまり変わっていないような気もしますが(笑)、それでもラブラブ度はぐん、とアップしましたね。何だか読んでてによによ恥ずかしくなってしまいますw
ニコとレイヴンの友情も徐々に進んでいるようで、よきかなよきかななのですが、どんどんレイヴンがお笑い要員になっていってる気がwいや、可愛くていいんですけどね。
ロタとポールの関係も少し気になる感じですね。いたずらっ子な妹に振り回される優しいお兄ちゃん、みたいな雰囲気がたまらなく好きです。もうこの二人だけで一冊ぐらい番外編が出たっていいんじゃないかしら♪
ケルピーもエドガーを大分認めてきているようでこの二人も見ていてすごく面白いです。ポジション的にはニコに近くなってきている感じでしょうか。あくまで見守る、という立ち位置がかっこいいです。
そんなこんなで楽しめました。
ちょっとこれからのヒントも掴みましたし、そろそろシリアス展開?にも期待ですね☆ミ -
Posted by ブクログ
ネタバレ宇津田さんの新作。いつもながらさらっと読めました。
地方領主の娘マリアーヌは、好きな騎士の隣にいようと日々鍛錬してましたが、片思いの相手が自分と正反対の姉を選んだことで失恋。ちょうど叔父から王宮の王女様の話し相手の仕事が舞い込んだことで、乙女修行(?)で王宮に・・って感じで話が入ります。
乙女としてがんばるんだけど、長年身に染みこんだ騎士の体質は変えられなくて、周りにはマリアーヌを騎士のように見つめる目がどんどん増えていくのが不憫です(^^ゞ
アルナール王国も頭にお花が咲いている第一王子アルベルト、女癖は悪いけど、実はやればできる第二皇子ロベルト、王女様だけど、実はちょっと癖のあるミリエール、低姿勢だけど、実は計算して、マリアーヌに近づく虫をよけるカイルと、今回もなかなか魅力的なキャラで一杯です。
今回の敵は王宮に巣くう変な集団ディアボリ教でしたが、この教団の修行って・・・。300なんたらって、怪しすぎます。
前のシリーズのように、さらっと勧善懲悪かと思ったら、話は意外な方向に向かいました。マリアーヌを巡って一騒動起きそうな感じです。次巻も期待です。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「リディア、ずっと僕は、きみと離れなければならないことがあるかもしれないと覚悟してきた。地獄へは連れていけない、そこまできみを縛れないと思った。けれど、僕は貪欲な男だ。この呪われた人生に縛りつけて、地獄へ連れていくのかもしれない。それでももう、手放せないんだ」
内容紹介です。
甘い新婚生活を送る妖精博士のリディアと妖精国伯爵のエドガーだったが、不気味な猛獣・ナックラヴィーがリディアを狙ってきて!?
不吉な予言が影を落とすなか、リディアとエドガーたちはコーンウォールに向かう。ナックラヴィーを操るテランという男の正体は?その背後に見え隠れするアーミンの目論見とは?
リディアを救うため、二人の愛を守るため、エドガーはある決心をするのだが!?
最近、高星さんの描くリディアが大人っぽくなってきているように思います。
いやー、彼女もがっつり成長しますよね。
お互いがお互いを思い合うが故にすれ違い、なのに結局はお互いが大切だから失えない。
傷つく、というよりも傷つけてしまうけれど、それでも手を伸ばさずにはいられない。
最初の方のラブラブカポーっぷりはちょっとありませんが…だってストーリィがシリアス過ぎる。
ついでに最近あまりに単調過ぎて飽きかけてたんですが、ようやく動き出すようです。
先が読めますが、そしてこの巻ラストに「やっぱりか!」って思っちゃいましたけど、許す!
リディアが可愛いから許す!
どっちかっていうと、エドガーに覚悟が足りなかったんですよね。
というか、上の台詞からすると、覚悟するところ間違ってますよね。
離れる覚悟じゃないだろ!とか突っ込みましたけど、ようやく正しく腹を括ってくれたようなので。
とか云いながら、二人、離れ離れですが。
早いところいろんな問題が解決して、初期の頃のような見てるこっちがむず痒くなるような甘甘っぷりを発揮してほしいものです。 -
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ネタバレどの作家さんも好きだったんで、買ってみました。
短編が3作品ありますが、割合としては、冬の蝶:愛玩王子―My Dear:青宮の華燭=5:2:3って感じです。表紙は、「愛玩王子―My Dear」の王子と比奈ちゃんですよね、たぶん。顔が違うんで最初分からなかったんですけどね。
<冬の蝶>
かなり面白かったです。
怪しい紙売りから綺姫と高季が半分ずつ買った薄様(紙)。綺姫が亡くなった両親に宛てた寂しい気持ちを綴ったら、高季が持つ薄様に文字が浮かび上がってきて、奇妙な文通?が始まります。
現在でいうところのメールやチャットみたいな感じでしょうか。
二人が交わした文章が、並ぶのですが、恋の駆け引き(高季の方だけですけど・・)の模様が、返事がすぐ来るという、平安時代にはあり得ない状況で、なかなか新鮮です。
綺姫と文章のやり取りを続けるうちに、高季は綺姫が気になって仕方がなくなり、綺姫の居所を探そうとしますが、親王家の姫としての身分を捨て、女房として生活をしている綺姫は、頑なに自分の居所は告げません。
それでも、本当の名前と女房としての名前は高季に告げ、薄様がなくなったあとは自分から高季に文を送ろうとまで思ったのに、高季の名前を聞いたあと、自分が使えている姫の縁談相手と知ったときの絶望感。高季という名前でなければ、他の誰でもいいのにと書き綴ったあと、紙を全て燃やしてしまうっていうのは、ほんとうに切ないです。
高季もいきなり別れを切り出されて、これから綺を探しに回るのかと思いきや、ちょうちょが出てきて、一気に終わってしまってのは、残念です。もし1巻すべてがこのお話だったら、きっと都中を探し回って、綺が使えていた姫のお屋敷を探し出して、親切にしてくれていた三条から居所を聞き出して・・・って流れになってたのかなぁ、なんて。
最後も高季の父が、綺の祖父である院から、綺を探すようにと頼まれごとをしたというシーンで終わってますが、こっちも続きを読みたかったです。
綺を見つけて、祖父と再会。高季とも身分が釣り合って無事結婚しました。めでたし、めでたしって感じで終わって欲しい。
ああ、妄想が膨らんでしまいます(T.T)
続き書いてくれないかなぁ、「桜嵐恋絵巻」が終わってからでいいんで。
<愛玩王子―My Dear>
すでに完結した本編の番外編みたいなものです。
比奈と魔界の王子の結婚式の様子なんですが、これはイマイチでした。
元々、本編も1作目は面白かったんですけど、そのあとがちょっとでしたんで、結婚式と言っても、あんまり代わり映えしなかったです。これまでに出てきたキャラも出てきますが、すでにどんな話で出てきてたのか、記憶にないです。年ですかね?
<青宮の華燭>
前作「女王家の華燭」の数十年後の夜冗国のお話でしたが、前作に劣らず、話がまとまってて、面白かったです。
日々、後宮でなんの面白みもなく暮らしていた夜冗国の太子遼月は、自分に対し、アピールばんばんの女より、書が上手で、正しいことを正しい、悪いことは悪いと言ってくれる水連に惹かれていきます。遼月は、これまで事なかれ主義で生きていたのに、水連と出会うことで、民のことを考えるようになっていき、王道ではありますが、違和感は感じませんでした。
それに比べて、王様はよくいる妃にうつつを抜かしている感じですが、水連の書を本物と判断したり、水連と遼月の結婚を認めたりと、意外にもちゃんとしてるのは意外でした。
この作家さんの作品は、安心して読めますね。
次回作も期待しています。