高星麻子のレビュー一覧
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ネタバレ主人公の速水有理は、母親が入院中のため、父親と3人で生活をしていた。
ところが、母親の入院費など、徐々に生活費に困るようになり、やがて3人は、父親の友人である高宮の家に身を寄せることになる。
そこには、有理と同い年の怜人という息子がいた。
怜人には怜人の複雑な事情があり、二人は互いに惹かれ合っていく。
けれど、有理の母親が息を引き取ったことで、その歪な同居生活も終わりを告げる。
突然、父親に「引っ越す」と言われ、その裏にある事情までも知ってしまった有理は、まだ子供の自分ではどうすることもできず、父の言うなりになるしかなかった。
それから五年が過ぎ、有理は弟の学と2人で生活をしていたけれど、ひょんなことから怜人と再会してしまう……という話でした。
なんというか、重い。
重いけど、いい話だったんですけど、なんというか、ちょっとキャラがぶれてる人がいたりもしたので、素直にこれはすごい!! といえる作品でもなかったかなあ……と辛口めで。
まず第一に、怜人のおじさんが、自分はあんなに奔放なのに、怜人と有理の関係を勝手に判断して、勝手に割こうとするのが理解できない。
あれだけ強行にするからには何らかの感情的裏づけがあったらもうちょっと物語に深みが出るんだろうな……とちょっともったいない気がするのと。
高宮さんは、ずっと有理の父親が好きだったの? それとも途中から?? という過去の部分がイマイチよくわからない。ずっと好きだったんなら、何で結婚したんだろうって思うんだけど、それより何より、怜人がそのことで自分の存在意義について悩まないことが不思議。
これって結構アイデンティティに関わる大事な問題だと思うんだけどなあ……と。
それから、有理の父親があっさり有理と学を追いてっちゃったのも無責任だし、何よりも、何でわざわざ有理が「大学に入ったら東京に行く」と決めてたことを簡単に実行できてしまったのか、微妙に納得ができない。
有理はさておき、学に友達とかいなかったのかなあ……と。
五年も暮らしていれば、そこにそれなりに根をはっちゃうものだと思うんだけど、そういうのあっさりおいていけちゃったんだなあ……と。
全体的にはすごくいい小説だったと思うんですけど、そういう細かいところで気配りが足りないあたりがもったいないなあ……と思います。
細かいことって言い出すとキリがないんですが、そういうことに配慮した一文があるかないかではまったく違うので、大事にしてもらえたら嬉しいな、と思います。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ世界的に有名なメゾンからも引く手あまたのトップモデル琥藍とアパレルメーカーでパタンナーを務める椎名は幼なじみ。モデルとしてだけでなく覆面デザイナーとしても活躍する琥藍の専属パタンナーを任されている。多忙を極める琥藍がデザインを提供する条件は、デザインの仕事の間は24時間椎名を独占すること。そもそもすべては椎名のためのデザインだから。
けれど、ふたりは体だけの割りきった関係。ずっと密かに琥藍を想い続けている椎名にはそれが時々すごく切ない。うっかりそんな感情を知られてしまったら、きっと琥藍のそばにいられなくなる。
一見、幼なじみの一方通行切な愛的展開かと思いきや、気持ちを打ち明けたら壊れてしまうような関係の危うさは全然なくて、むしろ当事者達がどう解釈しようが、琥藍の揺るぎないド執着と独占欲は両想い丸わかりなので、何が起ころうが、どこかたかをくくってww 安心して読んでいられた。
生い立ちに問題があったせいで、情緒が欠落気味の琥藍。愛なんて知らない。椎名を好きなわけじゃない。愛してない。ただの友だちっていくら口では言っても、会うたび時間を惜しむように体を重ねて、どんだけ好きなんだよ‼てくらいねちっこ~いエチしてたら全然説得力ないよな~ww
作者の方が後書きに書かれていたとおり、『無自覚なメロメロ』が『自覚ありのメロメロ』に変わるまで…
まさにそれに尽きる。 -
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「王の守護者の〜」は未読。舞台は同じで主人公が違うらしい。
可愛らしいお話は、さすが宇津田さん。読みやすかったです。けど主人公にはまったく共感できず…。いや、悪い子ではないんですけど。(そもそもこの主人公で共感とか、狙ってないかな?)
作風が安定している作家さんなので期待してたのですが、今回はドンピシャとはいかなくてちょっと残念でした。あくまで個人的な、好みの問題なので、次の作品はストライクだといいなぁ。
高星さんのイラストはすごくいいです。表紙とかかなり好み。女の子の描き方が、以前より女の子らしいというか…可愛らしさが増した気がします。 -
Posted by ブクログ
雪代毬絵さん、初読み。
独特の世界観な学園ものだけど、その独特さが悪い方向に特出しない筆致が好感触。健気受が得意な作者さんらしいですが、こちらは健気というより傷を負っているため自ら閉じているような受で、その受が攻によって少しずつ学園に馴染んでいくというのが新鮮でした。攻も強引ながらも押し付けがましくなく、それでいて受の窮地には必ず救いの手を差し伸べるというかっこよさ。これなんか懐かしい…なんだろうと考えて、コバルト文庫とかあの辺だ!と思いあたる。TLというよりはコバルト寄り。Hはあるけど肉欲は後からついてくる感じ。
そんな感じで主人公に次々と起こるアクシデント、かばってくれる先輩、ルームメイトとの友情、と話は面白かったが、ラストはちょっと消化不良気味。小羊事件での結末や攻がやや屈折してる理由も明かされないまま。今はいいけど三年生の攻が卒業しちゃったらどうするのかなど、不安要素も残っている。続編ありきの終わり方なので仕方ないかもしれませんが、ちゃんと結の部分を読みたかったな。 -
購入済み
ツッコミどころは多々。。
ですがサクサクっと読めました。殺し屋なんつーダークな設定のわりに血なまぐささはローレベル、コミカルな文章でノリも割と軽い。ハードボイルドさのない裏稼業モノって感じです(笑)。描写がない分クロコの微妙にしっくりこない行動や発言もあったり結局「何者」であるかは謎なまま、それでいいのかっ?と気にはなりますが、、まあ良いんでしょう(笑)。ハードさは置いといても甘さがもぉ少しあってももっと良かったかもね。。。