高星麻子のレビュー一覧
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妖精と話ができるリディアは、口説き魔でいわくつきの過去をもつ伯爵エドガーに雇われる妖精博士。ある日、彼女のもとに野の花の妖精が現れ、青騎士伯爵のエドガーを妖精女王の花婿として迎えに来たと言う。ところがエドガーに渡すはずだった”月”を盗まれてしまう。同じ頃、スコットランドからは獰猛な妖精ケルピーが、リディアを連れ戻すためにやってくる。彼にプロポーズされ断ったという過去をもつリディアは慌てるが・・・。”朱い月”の正体を掴んだエドガーは画家のポールと話をしようと敵陣の真っ只中に一人で向かう。敵の刃に倒れた彼を助けるため、リディアはあることを決心する。
「僕と結婚してくれ」・・・!!あぁストレートす -
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妖精と話ができる少女リディアは、いわくつきの過去をもつ若き伯爵エドガーに雇われる妖精博士。わけあって形ばかりの婚約をした二人だが、エドガーは低級紙を賑わすほどの女たらしで、リディアは振り回されてばかり。ある夜、エドガーの知人を名乗る霊媒師が降霊会を行なった。宿敵プリンスの罠だと知りながらあえて会に参加したエドガーの前に現れた霊媒師は、死んだはずの仲間アーミンにそっくりだった。エドガーは戸惑いながらも、霊媒師の正体を掴もうとする。ところがその矢先、リディアがプリンスの手下ユリシスに連れ去られてしまい・・・。
リディアがやっとエドガーに甘え始めたような気がします。そして、エドガーの口説き文句への -
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青騎士伯爵エドガーの顧問妖精博士で、エドガーの婚約者ということになっているリディアは、領地で妖精が人間の赤ん坊を丸太や石、ときには妖精の赤ん坊と取り換えてしまう「取り換え子」が起きているらしいことを、依頼人マーサからの手紙で知る。リディアは一人で問題の領地へと向かおうとするが、船に乗った途端に海賊たちに連れ去られてしまう。実はその海賊たちは、エドガーのかつての悪友で・・・。仲間のベティが行方不明になっていると聞いたリディアたちは、村に入って調べようとするが、どうやら青騎士伯爵だと偽っている人物がいるらしく・・・。プリンスの企みなのか?エドガーたちは村長が何かを隠していると感じとる。
レイヴン -
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エドガーと共に、母アウローラのお墓参りにスコットランドへ里帰りしたリディアのもとに、兄と称する妖精のブライアンがやってくる。彼はフィル・チリースの一人で、妖精界へ帰る前に妹に会いに来たというが、リディアは自分がチェンジリングで人間界にきた妖精だと信じられない。その頃、マッキール家は予言者を復活させるために妖精の血をひくリディアを利用しようとしていた。妖精界に入ってしまったエドガーと離れ離れになり、リディア命を削ってでも彼を守ろうと決意する。そして結界の中の聖地にたどり着いたとき、そこにはエドガーがいた。彼がプリンスの記憶を受け継いでいることを知ったリディアは、それでも彼とともにいようとするが・
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フィル・チリースの刃の傷のせいで、マッキール家の島で3年間暮らさなければいけなくなったリディアだったが、エドガーのことをこれまで以上に恋しく思っていた。そんなとき、リディアは眠りに落ちた夢の中でエドガーに出会い、彼がリディアのために「あるじ」の眠る島からどんな病も治す秘薬を手に入れるのを止めようとする。ファーガスからの本気の想い、エドガーへの愛。迷うリディアは、ついにエドガーとの婚約を破棄することを決意する。一方プリンスの記憶を引き出すまいとするエドガーも悩んでいて・・・二人の未来はどうなるのか?!
リディアとエドガーの、お互いを想うがゆえのすれ違い、苦しみは読んでいてすごく苦しかったです。 -
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切なかった…。
こんなに切ないBL小説を読んだのは久々かもしれません。
ストーリー展開もそんなに無理な要素もなく、文章も読みやすい。
主人公の描写が細かくて、感情移入しやすかったです。
主人公の名前が有理でこの頃にプレイしてたゲームのキャラと
被っていたので、妙な親近感を覚えていました(笑)
それにしても有理はすごく苦労人というか…
母は病気、弟は身体が弱くて、父は失踪…無茶苦茶や!
高宮の家に身を寄せている間の怜人と有理の恋愛に発展するまでのくだりは
くすぐったくて幼くて、必死な二人がとても可愛かった。
母親が死んだ後に容赦なく切り捨てるように高宮の家を去った速水一家。
その後の怜人父の -
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春人(受)は七歳のときに両親を失い和久井家に引き取られた。春人はそれから十年、五人兄弟の次男として育つ。兄弟仲良く暮らした十年だが、同時に春人は兄の航平(攻)への恋慕を募らせていった。弟なのに好きになってしまった、そんな思いで苦しむ春人だがある日勢いで航平に告白してしまう。
甘酸っぱい恋というのが相応しいです。弟としてこの行動は変じゃないかとか悩む春人君が切なかったです。途中感情移入し過ぎて泣きそうになりました。
読み終わった結果、この小説の中で一番いい男なのは大河だということが判明しました。男前過ぎるよ大河!将来絶対に航平を抜くことでしょう。
花の名前がいっぱい出てくるのですがほとんどわか -
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なんていうか・・・・・・エドガーを今ものすごく殴りたい気分に駆られています。何でこう男ってバカなんですかね!!!
シルヴァンフォードのことが気になるのはわかる。
けど、リディアを蔑ろにしてまで思うことじゃないだろう!!!
あと、キャスリーン最悪。いくらプリンス側の計画だとしても、リディアが傷つくのは嫌。
基本的に私はリディアが好きなので、リディアに傾倒してしまうけれども。
最近の伯妖はエドガーにもやっとする。この煮え切らない感じが何とも・・・・・。
でも、今回は最後の最後で何があってもリディアを選ぶと決断していたので、今回はこれで良しかな??
・・・・・・・エドガーの半裸にウホッwwwww -
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ここで短編集のターンって空気読んでるのか読んでないのか。みっつお話収録。多分、クライマックスに向けて少し心を落ち着けるための短編集なのだと思ってみる。
ロタとポールっていつかくっつくんだろうかとか思ってみたりする。レイヴンの話もよかった。本当に彼もだいぶやわらかくなったなあ。赤い糸でのニコへのきくばりがよかった。
最後の話は長いですがそれなりに面白かった。そうか、ナイトウェアはデコってはいけないのか…それを知らなかったけど少しでも可愛く仕立てようとするリディアこそが可愛いとか思ってみる。下着と言い張るレイヴンにはふいたw なんか若干、華鬼4のおまけ小説を彷彿としたのは内緒です。あれはえろ面白い -
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なんだかかんだか急展開。リディアの兄と名乗る妖精が出てきたりユリシスが再登場したりしょっぱなから雲行きあやしかった。ニコもリディアが結婚するならもういなくなろうかなんていうそぶりを見せるし、レイヴンと仲良くなってきたこともあってなんか寂しかった。。。そんで、リディアが怪我をしたため離れ離れにならざるをえない状況。ラスト付近のリディアはうんと積極的になってたけど、なんだか生き急いでいるようで、まるで死ににいくようで、読んでて辛かった。まあ、ちょっと積極的過ぎるなと不自然にも感じたけど。
結婚式まであと三巻も持つのか? と思ったら、次の巻は短編集だったよ! なぜこのタイミングで短編集を入れたし! -
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ふたたび短編集。といいながら半分くらいはリディアのパパママ・カールトン教授とアウローラの話。なるほど、アウローラはチェンジリングだったのか。ということは、リディアは妖精と人間のハーフってことでいいのかしら。二人の話を読んでいたら、どうやらこれからはリディアを巡る話が多くなってくるのではー、と思った。今まではエドガー編だったけどこれからはリディア編ですよという風に。
二人の話以外はふたつお話があって、どれもロンドン橋に〜以前の話なのでまだリディアはつんつんしてますけど、やっぱり微笑ましいなあと思います。特にコウノトリの話なんかは。私は疑似家族や夫婦な話が好きなんですよ。もっとシアワセなエドリディ -
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やっと両想い編(そんなんあるのか?)スタート。リディアが典型的ないじめに合うのが可哀想で今までで一番ヒロインな感じがしましたw んでもエドガーに泣きついたりしないし、彼に見合う立派な女性になろうと頑張る彼女の姿がやっぱりいつも通り素敵でした。まあ勿論、大半は落ち込んでるんだけど。そんでもってエドガーは結構取りみだしたりしてたけど。あとレイヴンがニコを友達と思っているんだがその想い強固過ぎるw すげえ可愛い。
最後に出てきた貴婦人は私もえーーー!?ってくらいびっくりした。英国は英国でも、架空だからいいのかな?
次回はこれまた短編集。それ読んだらいったん普通の読書に戻りますー -