第8回小学館ライトノベル大賞ルルル文庫部門優秀賞&読者賞受賞作。
明咲トウルさんのイラストだったので買ってみました。
カバーイラストの阿仙〈あせん〉をすっごいもふもふしたい!!
と思いました、まる。
笑
中華風ファンタジーで、公主さまと武人の結婚から始まる恋愛――とうのがだいたいのお話。
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それだけだと私、最後まで読めないので、つまりそういうことです(苦笑)
ただのラブロマンスではなく、謀略あり、おてんばあり、ギャグありで、とてもおもしろい作品でした。
感想垢でも、読んだの記録でも書いたけれど、藍爺〈らんじい〉と阿仙のやりとりに爆笑したwww
すごいいいコンビになりそうだwww
藍爺もすっごく厳格で頑固モノなのかと思っていたら、そんなことなくって。
お茶目なおじいちゃんって感じでした。
明咲さんのイラストでもお堅い感じだったですし。
藍爺、小さいころの珂宛〈かえん〉のイタズラとかでも振り回されてそうだなあ。
笑
読みはじめは「男性視点か、珍しいな……」と思ってました。
かつては別の国で王族だった巴煬〈はよう〉だけれど、大燕国に攻め滅ぼされて。
生き残った民たちと従兄弟の命と、名誉ある死を秤にかけて、生き延びることを選んだ巴煬。
仇の国の将軍となり、故国のように滅ぼす身となるわけです。
結果もきちんと出しているしね。
そんな彼に褒美として与えられたのが、第三公主である琳玲〈りんれい〉。
お姫さまなのに兵法書を読むのが好きで。
阿仙だけを伴ってさっさと巴煬のところにきちゃうんだもんなあ。
そりゃあ巴煬もびっくりですよwww
仇の国の公主をお嫁さんにもらった巴煬だけれど、最初はなかなか打ち解けられずにいて。
まあそうだよなあ。
複雑な乙mじゃない、男心ですん。
苦笑
それでも琳玲の人となりに屋敷の人たちも、そして巴煬も徐々に心を許すようになって。
そんな平和な時間を壊すかのように、事件はふとした拍子に姿を現すのです。
最後まで楽しく読めました。
なかなかおもしろかったです。
ただ血なまぐさい系がなく、ちょっと「うーん……」とうなってしまう事柄があるので、好き嫌いは分かれそう。
あとなんだか続きが出そうな感じも……しなくはない。
ちょっともやっと感がなきにしもあらず。
私が当事者だったなら、やはり処罰は下すだろうな、って。
そうじゃなきゃ示しがつかんわな、って。
ああでも――
阿仙の体に飛びついてもふもふしたいです(*´Д`)ハアハア
もふもふもふもふ
笑