市瀬まゆのレビュー一覧
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ネタバレタイトルが微妙だったので、ずいぶん積読になってましたけど、読んでみたら面白かったです。
最初は羊飼いとして暮らしていた王女メリエルが、他の親族がみんな死んじゃって、強制的に王宮に戻され、しかも勝手に王配まで決められちゃってるって、メリエルにしたらジェットコースター並な生活の変化に戸惑ってましたけど、彼女なりに考え、よい政治をしようと努力してるのが、ただのふわふわヒロインでなくて好感が持てました。
トラヴィスもメリエルに対して、最初はぞんざいな扱いをしてましたけど、だんだん惹かれていってますし、2人の心情の変化が想像できて、ちょっとニヤニヤ。
王太子はたぶん死んでないだろうなって思って、後 -
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ネタバレ幼い頃に宮廷から追放され田舎で羊飼いをしながら育ったメリエル。そんな彼女を女王にし自らがメリエルの夫になるために都から侯爵トラヴィスが迎えに来る。しぶしぶ王宮へ入るが宮廷では家臣に舐められ女王反対派には命を狙われる始末。けれどトラヴィスはそんなメリエルを時に厳しく時に優しく見守り、命がけで守ってくれる。彼に徐々に心が惹かれていくメリエル。そして少しずつ政務のことが分かるようになったメリエルは庶民の気持ちが分かる女王になりたいと願うようになる。
最初はどうかな~と思いながら読み始めましたが、なかなか面白かった。主人公のメリエルも羊のようにフワフワした田舎娘かと思いきや、なかなかにしっかりしてい -
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第8回小学館ライトノベル大賞ルルル文庫部門優秀賞&読者賞受賞作。
明咲トウルさんのイラストだったので買ってみました。
カバーイラストの阿仙〈あせん〉をすっごいもふもふしたい!!
と思いました、まる。
笑
中華風ファンタジーで、公主さまと武人の結婚から始まる恋愛――とうのがだいたいのお話。
それだけだと私、最後まで読めないので、つまりそういうことです(苦笑)
ただのラブロマンスではなく、謀略あり、おてんばあり、ギャグありで、とてもおもしろい作品でした。
感想垢でも、読んだの記録でも書いたけれど、藍爺〈らんじい〉と阿仙のやりとりに爆笑したwww
すごいいいコンビになりそうだwww -
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ネタバレ偶然と悪意が重なって、隣国で悪女として有名になってしまっていた貧乏小国の王女ユディが、その評判を買われて、期間限定、離婚前提で隣国の王妃として迎えられるってところから始まるお話。
最初は離婚前提だったのに、お互いに惹かれはじめて、最後はリシャールの心変わりで離婚はなし。結末も悪役も予想は付いてしまう状態でしたが、まあ、ハッピーエンドだからいいかな。
惜しいのは、ユディが小国の王女でもやればできるところを見せたいって感じだったのに、結局そこの描写はなくて、イサドラはユディがいい人ってのは分かったみたいなんですが、その他大勢の貴族達や長老なんかは、結局ユディを認めたのか不明。リシャールの政務を -
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設定とジャケ買い。
貧乏王国の王女が大国の王様と契約結婚。しかも、離婚を前提とした。どこかで読んだことがあるような設定ですね(笑)
リシャールのS気質はなかなか良かったですが、ユディが明らかに罠だろうと思うような場面に1人で乗り込んでいき、そしてリシャールに助けられるという展開がちょっと多すぎ?とか思いました。リシャールじゃないけど、もうちょっと警戒心と危機感を持とうよ!と思ったり。
序盤が良かっただけにラストへの持って行き方がいまひとつで盛り上がりに欠けた感じがあったので、ちょっと残念でした。でもハッピーエンドだし、まぁ良かったと思います。