文藝春秋のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
1986年週刊文春誌上に発表されたミステリーオールタイムベストランキングをもとに編集されたもの。日本推理作家協会、SRの会、各大学のミステリー・クラブ、各地の読書会、国内外のミステリー通等々、総計795名が投票しています。国内外ベスト100他、103~200位のリスト、1985版「東西ミステリーベスト100」も収録されているので、指南書として格好の一冊だと思います。ただ、ミステリーといってもサスペンスものやらハードボイルドものまで幅広いので、自分で精査する必要があるかと思います。
また、本書は特別座談会が収録されていますが、ネタバレがあるので要注意です。せめて注釈を入れるべきだと思います。 -
Posted by ブクログ
藤井聡太人気にあやかって、これまでに行った棋士との対談を寄せ集めた本。
古くは1997年の谷川浩司さんから、 2021年の渡辺明&伊奈めぐみさんまでと、期間的に20年以上の幅がある。
対談相手は将棋界のそうそうたる人達。
出版のきっかけとなった藤井聡太さんとの対談はありません。
なにせ2002年生まれですから、学生の藤井くんとの対談は遠慮していたようです。
阿川佐和子さんが将棋を知らないこともあり、ざっくばらんな話題も聞けて面白かった。
つまり、将棋を知らない人でも楽しめる内容です。
対談者と対談時期を本書の掲載順に挙げておきます。
だんだんと過去にさかのぼっています。
杉本昌隆 -
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千葉雅也と三宅香帆の対談目当てに購入。
千葉雅也が書いた浅田彰の「構造と力」の解説文を読みたくなった。千葉雅也はとにかく、読者に親切だ。いい人なんだろうなと思う。
巻頭言スペシャル「べらぼう」についての対談、宮島未奈の文章などをサラッと読んで、さて、橘玲の「リバタリアンが世界を支配する」やマルクス・ガブリエルの「倫理資本主義」。楽しい話題ではない。どのみち未来は明るくなさそうだなと、再確認…。「倫理資本主義」って性善説ですね。
他に印象に残ったのは、木村草太の「選択的夫婦別姓」の論考(夫婦同姓はほんの少し前、明治の終わりからっだってこと、もっと周知してほしいです!)、金敬哲さんの韓国の「少 -
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ほとんど毎年最下位の東大野球部。たまに勝つと、それだけでニュースになる。文武両道になりきれない。その本質を「野球脳」というワーディングで端的に突いている。大学に入ってからでは遅い。小さいときから体に染みついた野球センス、一朝一夕では得られない。東大に入るための勉強に費やした体力の遅れを入学後に取り戻す。この感覚がすでに違うということを登場人物は喝破している。取り戻しても他大学に敵わないレベルでしかない。東大はその先へと進められない限り勝てない。最後に、新主将になる梅林氏が語っていた発言が、東大野球部の方向性を示唆している。彼曰く、東大生は受験勉強の方法論として、自分と向き合って課題を見つけ克服
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平成が終わることが決まった頃に編集された本。昭和から平成にかけて東京がどのように変わっていったかを12人の作家らがそれぞれ異なるテーマで描く。
選ばれているテーマは貨物列車、児童相談所、東大女子、介護に携わるフィリピン人など多彩。平和でノスタルジックな話が中心かと思いきや、「保育園反対を叫ぶ老人達」や、児童虐待など穏やかではない話題も。
12の短編ドキュメンタリーを読んでいるような感覚で、各テーマに出てくる人たちが懸命に働いている様子と共に、社会に横たわる課題や理不尽な規制など、問題提起がなされている。
どれも読みやすい。狭く凝縮された東京の中でも、ドラマはたくさん詰まっている。 -
購入済み
100円ほどであともう1品。以前ならば、旬の野菜やストック野菜に、乾物、ちくわ、豆腐、厚揚げ、豚こまなど。それにお醤油、砂糖、あれば片栗粉。
お馴染みの材料が並んでいますが、今はちくわも高くなりました。
給料日前のちくわのオンパレードで、もう一生分食べたような気がして、ちくわを見るのも嫌になった事もあります。
でもレシピはどれもおいしそう。100円めざして私もがんばります。最強はもやしプラスですね。
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