文藝春秋のレビュー一覧

  • 平成の東京 12の貌

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    竹中平蔵を炙り出した佐々木実とか、『豊田章男が愛したテストドライバー』の著書稲泉連ほか、豪華な顔ぶれ。東京を切り取ったノンフィクション、ルポ。タワマン、保育園建設反対の現場、児童相談所、東大女子、リトルインド、はとバスなど。題材多くあっさりした読み応えで週刊誌みたいだが、流石、そのカメラワークならぬ、エッセイストのトリミングの上手さ。

    タワマンのせいでゴジラの迫力が無くなって、やむなく初期設定を変更し、ゴジラがサイズアップしているという話は面白いと思った。確かに、ビルに比べて小柄なゴジラは滑稽だ。

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    2022年09月28日
  • 文春ムック 西村京太郎の推理世界

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    永久保存版と銘打つだけあって
    なんとデビュー作が掲載されているし
    最後は647冊!の著作リストもついている。
    (死後出版されるだろうから、まだ増えそう)

    旅に出る前に気分を味わいたいときに
    十津川警部ものを選ぶ…というのは
    私だけではないようで。
    でも初期の『名探偵が多すぎる』とかも
    遊び心があって大好き。
    600冊もあるなら全巻制覇の道は遠いなぁ。

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    2022年09月10日
  • 阿川佐和子のこの棋士に会いたい(文春ムック)

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    週刊文春に掲載されてた棋士達との対談集。新しいものから過去の対談に遡っていくのだけど、一番古いのが渡辺名人の結婚直後のものでかなり昔からやってたのだと。私が将棋を全然見てなかった時の事がいろんな棋士の口から語られて面白い。今の時代に同じように聞いてもなかなかしゃべってくれないようなこともあり、おおらかな時代を感じた。

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    2022年06月18日
  • 月刊文藝春秋特別編集 コロナと日本人 私たちはどう生きるか(文春ムック)

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    ・コロナは、リスク以上クライシス未満の危機。だから楽観と悲観が同居する。
    ・なくてもいいこと、なくてもいい人、なくてもいい空間が露呈した。
    ・平時の老中、有事の大老
    ・皆で協力する仕事に集中すべき

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    2022年04月13日
  • 永久保存版 「知の巨人」 立花隆のすべて(文春ムック)

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    立花隆さんの幅広い興味分野(のほんの一部)に触れることができる。ファンにはたまらない一冊となるだろう。「本を最後まで読まなければならないという考えはバカげている」という言葉には勇気づけられる。本の内容には関係ないけれど、どうにもこのムック本という形態は苦手。1ページの文字数が多すぎて頭に入ってこない。

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    2021年12月05日
  • 文春将棋 読む将棋2021(文春ムック)

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    時代が変わり、ここまでソフトによる影響が大きくなってしまったことに驚きを感じました。
    人間味のある将棋も良いと思いますので、今後の更なる進化を楽しみにしたいです。

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    2021年11月09日
  • 太平洋戦争の肉声(4)テロと陰謀の昭和史

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     満州事変から五・一五、二・二六事件など勉強不足分野ばかりだったので、文字を追うだけでちんぷんかんぷんな章も。柳家小さん師匠の話や日支青年座談会、東京裁判で乱心された民間人のA級戦犯の章などが面白かった。
     真実がどうなのかはわからないが、排日を煽られた民間中国人や、ニ・二六事件の首謀者に陥れられた真崎大将など、誰かを袋叩きにしている時は何か裏があるということを覚えておかなければならない。
     もうそろそろ殺伐とした読後感に疲れたし、現代の文体が恋しい。

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    2021年08月28日
  • 太平洋戦争の肉声(3)特攻と原爆

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     特攻隊員のエピソードや原爆、沖縄戦、硫黄島など重い話が多かった3巻。「天皇陛下、万歳」なんて心の底から思っていないだろうに。宮城事件は「日本のいちばん長い日」を先に読んでいたこともあり、読みやすかった。

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    2021年08月28日
  • 太平洋戦争の肉声(2)悲風の大決戦

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     1巻とは異なり、2巻からはガダルカナル島やサイパン、インパールなど惨敗した作戦が多数載せられているので内容も熾烈なものになっていく。“撤退”を“転進”、“全滅”を“玉砕”と言い換えあたかも勝ち進んでいるかのように見せる大本営には、呆れを通り越してむしろ感心しえしまった。
     ケネディのエピソードはまったく知らなかったので、とても印象に残った。自分の乗っていた艇を撃った日本兵と戦後手紙のやり取りをしたり、ケネディの人となりをまったく知らないが人格者だったことが伺える。

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    2021年08月28日
  • 2014文藝春秋電子書籍ベスト100【文春e-Books】

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    便利なカタログです。

    同社刊行の様々な分野の電子書籍の紹介文を纏めた一種のカタログです。読みたい本を探すのには重宝しそうで、中々に便利です。

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    2021年02月28日
  • 八咫烏シリーズファンブック

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    ちょこちょことした情報が楽しい

    つい最近このシリーズにハマり、一気読みした後にこのファンブックを見つけました。好き嫌いなどの基本的なプロフィールなどが書かれており、その中には番外編との関連を伺わせるものもあって、思わず「ふふふっ」となりました。キャラのことをより知りたい方にはおすすめです。
    反面、内容はTwitterのやり取りをそのままおさめたような形で、ファンブックというよりはツイートのまとめを読んでるような印象を受けました。また、物語の裏側、核心、キャラのその後、といった要素に対する質問は一貫して答えられていません。
    あくまでキャラの基本的なプロフィールが知りたいな、という方向けだと思います。

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    2020年09月19日
  • 世界史の新常識

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    オムニバスで世界史の新常識を取り上げるという企画。当然、成功している部分(面白い部分)もあれば、「ん?」となる部分もある。個人的にはやはり近現代のパートが興味深いが、中世末、近世初頭の話では柳谷晃先生の「戦争と疫病がニュートン、ライプニッツを生んだ」のローマ教会の対応が実に面白い。理論モデルがあって、それが実証(反証)され、モデル・チェンジがおこなわれるというプロセスの重要性が歴史の大きな曲がり角で非常に重要な役割を果たしていた。

    近代では、中野剛志氏の「保護貿易が産み出した産業資本主義」(pp.168-181)、竹森俊平先生の「世界大戦の負債が起こした大恐慌」(pp.208-221)や福田

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    2020年09月19日
  • 週刊文春 WOMAN vol.6 2020夏号

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    ジェーン・スーさんと中野先生ともうお一方の対談が読みたくて購入。
    中野先生は他にも2コーナー登場していたので、買ってよかった。

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    2020年07月03日
  • 日本史の新常識

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    トピックスがたくさん。けっこう楽しかった。もっと話を聞きたい、というテーマもあるんだけど、それはそちら方面の本をあたってくれ、ということだろう。幅広く知るという意味ではよかったんじゃないかな。冒頭の出口氏の通史も、古代の日本や中国の生産力という経済的指標での比較が面白かった。あぁ、そういう比較ができるんだねぇ、と。その出口氏が否定的な江戸期に高い評価を与える人の文章も面白かった。江戸期は人口は増えなかったというけど、むしろそれによって環境を守り、明治以降の近代化の下地になったのだ、と。どちらが正しいという話ではなく、いろんな見方ができてこそ、見識というのは養われるものだと思う。

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    2020年06月27日
  • 日本史の新常識

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    私の勤務するオフィスは2月の最終金曜日から在宅勤務が始まりましたが、その直前まで通勤電車で読んでいた本です。私が日本史を習ったのは高校生の頃なので、30年以上の前のこと。

    最近では当時習った内容と異なった新事実が多く出てきているようです。一部はニュースにもなり知っているものもありましがが、このように纏めた本で新事実を知ることができるのはとても嬉しいことです。

    以下は気になったポイントです。

    ・水田稲作、青銅器、鉄器などに代表される文明が、日本においてなぜ北九州なのか、朝鮮半島南部に鉄があり、鉄や先進文化を輸入し、鉄製の農機具で農作業を行い生産性をあげたから(p9)

    ・古代の日本は朝鮮半

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    2020年04月26日
  • 2016文藝春秋電子書籍ベスト100【文春e-Books】

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    2016年当時に売れた本を見て懐かしい思いに浸ってしまいました。昔に一度読んだ本を読み返してみるのもいいなと思いました。

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    2020年04月10日
  • Number Do(ナンバー・ドゥ)お腹凹ませ栄養学 美食で腹凹 (Sports Graphic Number PLUS(スポーツ・グラフィック ナンバー プラス))

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    お腹を凹ます栄養学。
    若い頃より太りやすくなる、これは年齢ではなく基礎代謝の問題。ワインは白ワイン、肉は赤身、とにかく水。
    そして、ナッツ。整腸作用、美容老化防止、間食することでダイエットに。
    最近身体が調子良いのは、お味噌汁をしっかりとってるからだろうか。長生き味噌汁なるものが注目されているという。赤白味噌に、玉ねぎ、リンゴ酢。
    また、サッカーに向けて身体をつくる。長友の特集がちょうどテンション上がる。ミネストローネ、スズキのカルパッチョ、豚肉のグリルサラダ、サーモンリゾット。心も体も癒される食事、ビジネスもスポーツも同じだと思う。

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    2019年09月03日
  • 日本史の新常識

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    日々研究によって変わっていく日本史。
    昔勉強したことがいろいろ変わっているのがわかって面白かった。

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    2019年06月22日
  • Number Do(ナンバー・ドゥ)おっさんずラン いくつになっても走りたい! (Sports Graphic Number PLUS(スポーツ・グラフィック ナンバー プラス))

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    おっさんずラン。
    結構すごいなと思うのが、50台、40台で走っている人がいるということ。東京に住んでから引越しを含めてもう7、8年になる。一方で、ランを続けているだけなら、運動を仕事にしている人なら別だが、ただただ走る。ただ、健康のために走るというような人はいないのがポイントだろうか。結果的に健康なのかもしれないが、無理せず、辛い時には歩く、そんなゆるさがいいのかなと思う。
    朝のジョギングが気持ちいい、距離より時間を、そんな意識を持っていたい。

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    2019年04月15日
  • 世界史一気読み 宗教改革から現代まで

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    ロシア革命
    雇用を優先し、前年度対比の計画が中心
    効率は度外視
    イノベーションには不向き
    これは現代にも通じる ex現代日本も同じ

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    2019年01月02日