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ローマ帝国を滅ぼしたのは難民と格差だった、イスラームはなぜ台頭できたのか、明朝を揺るがした日本の火縄銃、イギリス料理がまずい理由とは──知っているようで知らない世界史のエッセンスを凝縮した一冊。激動の時代を生き抜くには、歴史を学び直す必要がある。世界史の教養をこの新書一冊で身につけることができる!
日本を代表する23人の論者による世界史入門。テーマ別ブックガイドも収録。
カエサル暗殺の理由とは 佐々木毅
なぜ釈迦は仏教を開いたのか 呉智英
ムハマンドのリーダーシップ 山内昌之
モンゴル帝国支配力の秘密 杉山正明
イギリスで産業革命が始まったわけ 中野剛志
ルネサンス期は魔術の最盛期だった 樺山紘一
史上「最も幸せな国」はどこ? 出口治明
世界史から何を学ぶか 野田宣雄 ほか
Posted by ブクログ 2021年07月19日
数年ぶりに読み返したが、世界史本としては広範囲を網羅しつつ、新しい視点を提供してくれる本として重宝できる。高校世界史で学んだ知識が驚くべき方向から繋ぎ合わさる感覚は学び直しの醍醐味だろう。中にはややわかりづらかったり、興味が湧かなかったりする話もあるが、そういった部分を読み飛ばしても十分満足できる一...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年09月05日
これは、期待通りおもしろかった。
モンゴル帝国はめっちゃダイバーシティが進んでおり、かつ、イスラム商人とかを経由して、あの国はめっちゃ強い、反抗したらやばい、というブランドイメージを世界に吹聴したからこそあの強さを実現できた、とか。
ムハンマドは、厳格な宗教者であったわけではなく、最低限のルール...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年04月24日
出口治明さんをはじめとする歴史家のひとたちが、古代ローマや中国、ヨーロッパなどの国々の歴史について触れる。
ゲルマン民族の大移動の様に、ひとの移動によって国が滅び、生まれ変わる。ヨーロッパよりもペルシャ文化が栄えた時代もある。それぞれの文化が影響しあうことで世界は発展していく。鎖国以前の日本は、戦...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年04月13日
学者、著名人のダイジェスト版というべき内容。
著者毎の作品や論文を一冊づつ読むと途方もない時間とお金を浪費するが、この一冊でお買い得な作品。
教科書では触れない新しい視野を与えてくれる。
ただ、著者毎に読みやすさや専門性に濃淡があるのは編集本ならではの問題がある。
後、海外の人の文章も欲しかった...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年09月19日
オムニバスで世界史の新常識を取り上げるという企画。当然、成功している部分(面白い部分)もあれば、「ん?」となる部分もある。個人的にはやはり近現代のパートが興味深いが、中世末、近世初頭の話では柳谷晃先生の「戦争と疫病がニュートン、ライプニッツを生んだ」のローマ教会の対応が実に面白い。理論モデルがあって...続きを読む
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