島田雅彦のレビュー一覧
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Hmmmm、「おもしろかった!」という気持ちと「うーむ...」という気持ちがちょうど半々。☆2寄りかもしれない。
まず「おもしろかった!」部分は設定。異世界転生系はSFあるあるで、最近は漫画でもよく見る陳腐な設定だけれども、一方向的ではなく双方向的な転生ストーリーに仕上げており、さらに多重的な設定は新鮮だった。新奇でありながらも、起こり得そうなリアリティ。なんで思いつかなかったのか、と感じるクリエイターもいそう。
「うーむ...」という部分は、設定ありきになっていたというか、新奇性と他の調和が不十分になっていたというか、なんだか不完全燃焼感があった点。新規性が設定に完全依拠し、なんだかスト -
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秦の中華統一後、敗北した国の民が生きるために、生き残るためにどう行動したのか、がテーマなのかなと思う「アンセスターズ」の物語。
張良のように復讐に身を焦がす人物もいたし、陳勝のように反乱をしてしまった人物もいた。主人公の二人であろう無量と童平、彼らの人生がどのような道を歩むのか。
徐福伝説と大いに関わってゆくであろうことは言及されているので、亡国の遺民たちが日本、この頃は倭でもなくただの東海の果ての島か、にたどり着いて国家建設に至るのかなぁ。楚姫が呪術使いであることも、後々の卑弥呼につながってゆくのかなぁ、と思っています。
とりあえず、無料が見る「孔」の多さが、集合体恐怖症の気がある自分には -
無料版購入済み
試し読み範囲だけだと…
まだ事件らしい事件も発生していない導入部なので、なんともいえないです。
始皇帝が出てきたので舞台は分かりますが、マンガアプリでもあまり公開されていない作品です。 -
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巷にあふれる「転生モノ」
というか
「異世界転生モノ」
どれもなんか
転生が自分に都合がいい感じに
おこなわれてるな〜
と思っていたけど
今作ではちゃんと?SFな感じで
しくみもふわっとはしてなくて
転生がいいとこどりではないのがよかった
とはいえ
文系の頭にはちょっとついてけないところもあり
何週間もかかってしまった
しかし
マンガみたいに
前世の記憶が残ってることは
そう幸せでもないんだな〜
どころか
ずっと残ってたら多重人格じゃんか!
しかも同時進行で他の次元でも
まだ生きてるみたいなことになったら
もう自分てなに!?
生きてるけど生きてない
意識があるようでないのと同じ
マル -
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誇張無しで重鎮と呼べるベテラン作家が世に送り出した「パターン化したご都合主義ではないなろう系」としての純文学。つまらなくはないがそんなに面白くもない。痛烈な転生もの批評にはなっていないし、若い読者の分析としても平凡で、非常に肩透かしだった。全体的に象牙の塔の中でだけ盛り上がる内輪ネタって感じだ。
本格SFとあるけれど、ありがちな量子論という便利ワード一本で説明しておいてどこが本格SFなのか。それこそアニメや漫画が安直に使うネタでしょ、もはや。
そもそも『空想に逃げ込まないで現実に生きろ』みたいな凡庸な説教をこんな厚い小説一冊使って読まされても怠いし、およそ想定された『なろう系読者』に刺 -
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ネタバレやけに評価が真っ二つなので気になって購入
異世界転生を現実にあり得る物理現象と捉えて、そこから起こりうる諸問題に対処するゴリゴリのSFだった
所謂異世界モノを求めた人にはなんじゃこりゃになるのは仕方がない
読み心地としては宇宙戦争モノに近い
杜子春の肉体の消滅にて話は終わったが、二階堂らの暗躍との闘いは道半ばでは…?榎本の解脱で全て解決というわけにはなっていないだろうよ
転生自由化の後の世界をもう少し見せて欲しかった
モニカは何度も転生しているけど、杜子春のような精神分裂は起こしていないわけで、毎度死にたての人に転生してる?
暗殺者が送り込まれるほど、何年も前から榎本は暗躍していたか?転移装 -
Posted by ブクログ
独特な構成の本。
前半・後半でかなりトーンが異なる。前半は人類にとっていかに散歩することが重要かが、様々な角度から語られる。随所に過去の名著が引用されていたりと硬めの内容。後半は打って変わって著者自身の放浪記で、軽いエッセイ的なもの。他の本でもよく出てくる地形散歩の名著らしい「アースダイバー」はやはり読まなければ!
前半で特に感じたが、一つ一つの話は面白いのだが、全体的にやや散漫というか、結論一直線というよりも、話があっちにいったりこっちにいったり。だが、それこそがまさに筆者のいう、目的もあちこちの路地を散策しながらとめどない思索に耽る「散歩哲学」なのかもしれない。