島田雅彦のレビュー一覧

  • 小説作法ABC(新潮選書)

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     小説を書くとは、なぜ書くのかとは。書くときの基本事項とそのためのトレーニング法。

     今年は年間200冊本を読むぞ!との目標中。いつかは何かを書きたいなぁ、とモヤモヤするものはある。

     ビルマに戦争いってマラリアかかっても帰国したじいちゃんのこととか、
     就活でボコボコにされた時のことも忘れたくないし、
      
     いつか書きたい、さていつか。

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    2011年07月01日
  • 退廃姉妹

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    ネタバレ

    戦後、両親をなくしたため自力で生きていかなくてはならなくなった姉妹が徐々に気位をなくしつつも生きていく話。
    姉と妹のキャラ設定はありがちなものの、どんどん落ちていくさまがうつくしい。

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    2011年05月28日
  • 一度死んでみますか? 漫談・メメントモリ

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    実力派作家と人気漫画家による異色のバラエティー対談。
    「メメントモリ」(死を忘れるな)という思いを基調に、ざっくばらんに世相を斬る。
    日本人の良識が壊れて、親殺し、子殺しがニュースに流れ続ける現在、私たちはどのように未来を考えればいいのだろうか?
    ケータイ、病気、子育て、ニート、韓流ブーム、セクハラ、ボランティア、お金、名誉、徳、さらには政治家、戦争、ナショナリズム…身近なモノ、コトに対する二人の温かくも冷徹な言葉が、思わぬところで視野を広げてくれる。

    [ 目次 ]
    第1章 生と死のちょっと真面目なアンサンブル(青木ヶ原で死に場所探し;俺たち流の「メメントモリ」;死後はどうしま

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    2011年04月23日
  • 佳人の奇遇

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    オペラ「ドンジョバンニ」をBGMにいろいろな恋愛の形が描き出される。

    一途な愛
    ひそかに想う恋
    いろいろな人に目移りする愛
    突然気付く恋

    人生に音楽と恋愛は欠かせない。


    小気味いいテンポで話が進み、すごく読みやすく、ひとつひとつのストーリーも面白い。

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    2011年03月31日
  • 小説作法ABC(新潮選書)

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    小説の書き方の基本を、具体例を引用しつつ
    わかりやすく解説してある一冊。

    大学の講義テキストを編集しただけあって
    基礎からわかりやすく書かれていた。

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    2010年09月30日
  • 小説作法ABC(新潮選書)

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    島田雅彦の法政大学における講義がもと。かなり実践的な内容で、練習問題なんかもあり、読むと早速書いてみたくなる本。島田雅彦のひねくれた感じが面白くて、私は好き

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    2010年08月18日
  • 小説作法ABC(新潮選書)

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    大学の講義を再録・加筆・編集して作ってあるため、極めて実践的な小説を書くための指南書。ただ、読むための作法として、または文学論として読んでもよい。村上龍は青春小説、春樹は老人小説。実況と回想の違いを指摘してて、ウマイなーと思った。

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    2009年10月04日
  • 美しい魂―無限カノン2―(新潮文庫)

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    後半すらすら読めたのは、面白いけど中身があまりないからだとは私も思います。でも読み物として面白いことに変わりはないです。小説なんて、読み物として面白くてなんぼなので(もちろん、そうじゃないのもあるけども。ヘッセとかね。)やっぱ島田さんいいなあって思います。どうしても私の中の想像上のカオルは島田さんの容姿になってしまいます。

    「いってみれば、女を慰めるのが男の仕事で、男を慰めるのが女の仕事だ。それ以外の仕事は全てメランコリーと退屈をやり過ごすためにやっている。」P157

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    2009年10月07日
  • 一度死んでみますか? 漫談・メメントモリ

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    珍しい組み合わせだなあと思って購入。
    メメントモリについて考える二人を期待するならば読まないほうがいい。
    けど面白い。

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    2009年10月04日
  • 彗星の住人―無限カノン1―(新潮文庫)

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    一八九四年長崎、蝶々さんと呼ばれた芸者の悲恋から全てが始まった。息子JBは母の幻を追い、米国、満州、焼跡の日本を彷徨う。三代目蔵人はマッカーサーの愛人に魂を奪われる。そして、四代目カヲルは運命の女・麻川不二子と出会った刹那、禁断の恋に呪われ、歴史の闇に葬られる。恋の遺伝子に導かれ、血族四代の世紀を越えた欲望の行方を描き出す画期的力篇「無限カノン」第一部。

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    2009年10月04日
  • 退廃姉妹

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    戦後に生き抜くため、残された二人の姉妹が選んだ道は、
    悲しくもあり、逞しくもあり。
    好きな男に処女を捧げることができた姉と、
    自ら進駐軍のアメリカ人に身体を提供した妹。
    それぞれの想いは、姉妹にしかわからない次元で
    きっと悲しくシンクロしていたのだ。
    小説自体はフィクションでありながら、
    内容はノンフィクションなのだろうと思う。
    私たちの知らない戦後には、
    きっとこんな話が溢れていたに違いない。
    エピローグにしたためられた登場人物たちのその後の話は、
    読んでホッと安心できるもので良かった。

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    2009年10月04日
  • 天国が降ってくる

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    島田雅彦の小説の主人公(一人称)は、どれもこれもかっこよく見えてしまう。
    ぶっとんでる→かっこいい?
    かっこいいと思うかは人それぞれかもしれないけれど。
    マリオのキャラの強烈さったらない。

    かっこいい。

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    2009年10月04日
  • エトロフの恋―無限カノン3―(新潮文庫)

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    本の舞台にここまでマッチする場所ってあるのか(ないだろう、みたいな。)
    ほんとに。ほんとにエトロフじゃないといけなかったんだろうなぁ。
    住んでるのか死んでるのか、いや繰り返しているのか、それこそ無限ループ。
    私は一生都会に生きたい。

    そして3部作通して。
    遺伝てこえー。

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    2009年10月04日
  • 美しい魂―無限カノン2―(新潮文庫)

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    島田雅彦氏の作品です。
    3つの小説ですが、無限カノン三部作として副題が与えられています。


    『蝶々(ちょうちょう)夫人』をご存知でしょうか。
    蝶々夫人はマダムバタフライの邦訳タイトルです。『マダムバタフライ』という小説は弁護士
    ジョン・ルーサー・ロングが1898年にアメリカで発表した作品。
    とゆらはこの作品に触れるまで、『蝶々夫人』の名前を聞いたことがあるという程度でした。
    この小説『蝶々夫人』は後に、プッチーニによって2幕もののオペラとして発表されますから
    こちらでご存知の方の方が圧倒的に多いことでしょう。

    この『蝶々夫人』のストーリーは長崎が舞台です。
    没落藩士令嬢の蝶々さんとアメリカ

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    2009年10月04日
  • 彗星の住人―無限カノン1―(新潮文庫)

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    春樹の『ねじまき鳥クロニクル』と並行して読んでいたアンチ春樹の島田雅彦による三部作の第一部。

    あとがきに、「考えられる限り、もっとも危険で、甘美で、それを描くことが難しい恋」を描いたと作者自身が語るように、国家レベルの非常に壮大なスケールで壮大なスケールの「恋」が描かれる。

    恋愛ってこんなに真剣で、非情で、苦しくて、でも結局美しいんだってヒシヒシと伝わってくる。

    また、作者は「ほかの誰にも書き得ない小説」を書きたかったともあとがきで述べており、その意気込みも充分に伝わってくる。

    2部作に期待。

    ヨーロッパ行きの時間がたっぷりある機内で読み始めちゃいます。

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    2012年08月26日
  • エトロフの恋―無限カノン3―(新潮文庫)

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    無限カノン3だけど、これだけ別モノとしても読めるな。エトロフはまさにグレーのイメージそこに、細い細ーい希望がある、のかな?何があってここに来たか、とかこのさきどうなる とか は付け足しか?

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    2011年09月29日
  • 美しい魂―無限カノン2―(新潮文庫)

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    いろんな恋や偶然が絡み合う不思議。謎が明らかに、なったり、ならなかったり。人の気持ちとは、こんなに単純で複雑なものかとか、思ったりして。

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    2011年09月29日
  • 彗星の住人―無限カノン1―(新潮文庫)

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    あんなに、人や時代が入り混じっているのにぜんぜん混乱しない!すごいなぁ「恋」っていうと甘酸っぱいかわいいイメージなんだけどここでいう「恋」はぜんぜん違う。続きが楽しみです!

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    2011年09月29日
  • 彗星の住人―無限カノン1―(新潮文庫)

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    島田雅彦の小説は、ストーリー性を楽しむものではない、という思い込みを覆させられた1冊。
    読み終わった際に「春の雪だ・・・」と呟いた人は多い筈。

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    2009年10月04日
  • 散歩哲学 よく歩き、よく考える

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    タイトルから手に取ったが、白井聡とのyoutubeの共演者という印象くらいしかなかった。
    前半部はそれらしき思索と、エッセイ的な語り。後半部はグルメ探訪に過ぎないがファンには嬉しい身の上話か。

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    2025年06月14日