【感想・ネタバレ】小説作法ABC(新潮選書)のレビュー

あらすじ

人は誰でもストーリーテラーになる。「物語る能力」を最大限に生かすための基本的技術とは何か? 一行目をどう書き始めるか、自分の無意識など信じるな、一〇〇字あらすじ企画書法、プロの証は原稿料……最前線の現役作家がすべてを投入して語り尽くした「小説の教科書」。蓮實重彦氏も「21世紀の『小説神髄』」と推薦!

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Posted by ブクログ

現在連載中の日本経済新聞「私の履歴書:篠原三代平」の中の大熊信行氏の話から、彼を調べて行くうち伊藤整氏に遭遇。「小説の方法」を読んでいる途中で本書に出会う。
氏の作品を読むのは「語らず、歌え」以来10数年ぶりであるが、楽しい時間が経過した。
本書中のマーケティング的な話などは「小説の方法」に通ずるところもあるのかしらん。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

 あの島田雅彦も年取ってずいぶん説教くさくなったものだな、という感想は措いて、かなり具体・実践的な「小説の書き方」指南書。特に創作への関心も意欲もない者にとっても、「小説の読み方」の参考になる。

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2018年07月14日

Posted by ブクログ

分類されているのでポイントが把握しやすい。
百科全書的小説の執筆を目指して、得意分野の知識をより深めようというのは面白い
なんかところどころ鼻につくがノウハウ本だしまあどうでもいいか。

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2016年10月05日

Posted by ブクログ

島田雅彦による小説の書き方指南書。小説の書き方や考え方を論理的に解説する。
普段はあまり小説を読まないので、小説技法については気にしたことがなかったが、これを読むと小説家はさまざまな技法を駆使し、緻密に設定しながら書いていることがよくわかる。小説をジャンル、構成、書かれる対象、語り手、対話、描写、視点、時間、言葉、書く目的等の要素別に解説しており、小説を書くためだけでなく、読む際にも参考になると思う。ただこの本に書かれている内容は、非常に緻密で、著者にとっては最低限のルールなのかもしれないが、これから小説を書きたいと思う初心者には、かなりハードルが高そうだ。著者は、小説家を目指すのであれば、このルールを踏まえたうえで更に個性を持たせることが必要と説く。各章の最後にトレーニングの課題があり、これを実践してみると自分の能力がよくわかる。(自分は小説家にはなれそうにないと自覚できます)
小説の読み手側としては、作者の力量を推測するのに役立ちそうだ。

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2016年05月29日

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ちょこちょこ出てくる村上春樹の分析が面白かった。
その他の参考文献も。
いやいや内容も勉強になった。
特に私小説は自分の一番知られたくないことを書け、というあたりとか。

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2014年04月18日

Posted by ブクログ

最近「書く」ということに興味を持ったので手に取りました。
このような小説の書き方みたいな本を読むのは初めてだったので興味深く読み進むことができました。
どのように語るか、どのように書き進めていくかということが分かりやすく書かれているように感じます。
これから小説を書こうという人が基礎の部分を学ぶために読むといいかもしれません。
また小説を書かない人でもこれを読めば小説を読むときに、小説がどのように書かれ、作者が何を思ったかを意識する手助けになるでしょう。

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2012年08月26日

Posted by ブクログ

 小説を書くとは、なぜ書くのかとは。書くときの基本事項とそのためのトレーニング法。

 今年は年間200冊本を読むぞ!との目標中。いつかは何かを書きたいなぁ、とモヤモヤするものはある。

 ビルマに戦争いってマラリアかかっても帰国したじいちゃんのこととか、
 就活でボコボコにされた時のことも忘れたくないし、
  
 いつか書きたい、さていつか。

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2011年07月01日

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小説の書き方の基本を、具体例を引用しつつ
わかりやすく解説してある一冊。

大学の講義テキストを編集しただけあって
基礎からわかりやすく書かれていた。

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2010年09月30日

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島田雅彦の法政大学における講義がもと。かなり実践的な内容で、練習問題なんかもあり、読むと早速書いてみたくなる本。島田雅彦のひねくれた感じが面白くて、私は好き

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2010年08月18日

Posted by ブクログ

大学の講義を再録・加筆・編集して作ってあるため、極めて実践的な小説を書くための指南書。ただ、読むための作法として、または文学論として読んでもよい。村上龍は青春小説、春樹は老人小説。実況と回想の違いを指摘してて、ウマイなーと思った。

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2009年10月04日

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ネタバレ

 身もふたもない言い方からはじめますと、小説のみならず、あらゆる表現活動を行おうとする際、自分の無意識のパワーなどというものを過信してはなりません。この〈特別な私〉が主体であれば、カメラのシャッターを切れば自意識が反映されたすばらしい写真が撮れ、舞台に立てば魂の叫びが観客の心を打つ演劇表現になる……などとは、ゆめゆめ思ってはならないのです。

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2016年05月27日

Posted by ブクログ

ためになる本

島田雅彦の書評はよくよむけど小説はよんだことないのでてにとってみます。関係ないけどかなり男前。

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2011年11月04日

Posted by ブクログ

小説を書く技術についての教科書。
新書じゃなくて選書だけど。ま、いっか。

小説の分類をし、そこで使われている様々な技法について述べられている。
事例(引用)も多く、その中の本で読みたい物もちらほら。

こんな風に考えて書いてる人っているのか〜?
・・・とか思いつつ、作者の美意識の高さを感じたので、人それぞれだな、というとこに結論。

このセオリーを全て盛り込んだ小説を読んでみたいものだ。
もちろん大ヒット間違いナシ!?

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2009年10月04日

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