手塚治虫のレビュー一覧

  • 平原太平記 ふしぎ旅行記 手塚治虫文庫全集

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    平原太平記:
    幕末の日本で荒れ地の開墾に生涯をささげた武士(須田紋左)(すったもんだ(笑))の一生を描いた、手塚治虫初の長編時代劇。全財産を投げ打って開墾を続ける須田紋左の姿にはかなり感動。ケン一が使用人のペク内として登場。近代化後のラスト一コマが良い味出しています。

    ふしぎ旅行記:
    冒頭で飛行機から落ちて水死してしまうケン一(衝撃!)が、幽霊となって人や動物に憑依しながらヒゲオヤジの世界一周を追いかける旅行記。上海、インド、エジプト、イタリア、フランス、アメリカと舞台は移り、最後は無事に生き返ります。めでたしめでたし。

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    2010年10月29日
  • ガラスの城の記録 手塚治虫文庫全集

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    ガラスの城の記憶」は、手塚作品にしては珍しく未完です。そしてこの時期(1970年代前半)の手塚作品に共通して見られるように、否定的かつ破滅的なお話です。冷凍睡眠⇒永遠の命というようなテーマ設定は『火の鳥』にもリンクしていて、実際『火の鳥:生命編』とほとんど同じ描写もあります。主人公一郎の歪んだ性格が怖い…。

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    2010年10月22日
  • 地底国の怪人 魔法屋敷 手塚治虫文庫全集

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    手塚治虫の描き下ろし長編単行本第3作にして、本格的ストーリーマンガの第1号と言われている作品。後に「アバンチュール21」としてリメイクされます。

    ウサギの耳男が人間になることを望みながら死んでいくラストシーンは悲しすぎ(アンハッピーエンドで締めくくるところも、発売当時超画期的で話題になったそうです)。名作です。

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    2010年10月22日
  • アラバスター 手塚治虫文庫全集

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    作者本人に嫌われていたことで有名な鬱作品。「バンパイヤ」(ロックが悪役で登場するところも同じ)や「MW」同様、徹底的に人間の悪の部分に迫り、誰も救われない暗い作品に仕上がっています。

    一部透明になった人間や動物のグロテスクな描写は気持ち悪いの一言。それに加えて、ロックの超ナルシストっぷりも相当に気持ち悪いです。

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    2010年10月22日
  • ルードウィヒ・B 手塚治虫文庫全集

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    ベートーヴェンの生涯をたどる伝記作品。最晩年の作、そして『グリンゴ』、『ネオ・ファウスト』と並ぶ未完の絶筆ながら、漫画における新しい取り組み(音楽の表現方法等)が成されていて、まるで若さが溢れているようです。「手塚先生、いつまでも成長していたんだな~」と何だかしんみりきちゃいます。

    個人的には、貴族フランツのどうしようもなく歪んだ心がユリシーズの出現によって今後どう変化していくのかが楽しみでした。

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    2010年10月22日
  • W3 手塚治虫文庫全集(2)

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    古き良きSFファンタジー。ラストのオチが秀逸。馬場のぼるをモチーフにした馬場先生は、他の手塚作品に顔を出す馬場さんとは全然違い、素敵な人生訓を連発する重要キャラです(そして文庫本の馬場さんの解説も味があります)。

    W3ことボッコ、プッコ、ノッコの3人は、幻の週刊少年マガジン版では隊長、ガーコ、ノンコという名前だったそうな。

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    2010年10月22日
  • W3 手塚治虫文庫全集(1)

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    古き良きSFファンタジー。ラストのオチが秀逸。馬場のぼるをモチーフにした馬場先生は、他の手塚作品に顔を出す馬場さんとは全然違い、素敵な人生訓を連発する重要キャラです(そして文庫本の馬場さんの解説も味があります)。

    W3ことボッコ、プッコ、ノッコの3人は、幻の週刊少年マガジン版では隊長、ガーコ、ノンコという名前だったそうな。

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    2010年10月22日
  • 鉄腕アトム 手塚治虫文庫全集(8)

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    手塚 治虫は、かかされたみたいに言ってるけど、この一連の流れは、けっこう名作です。

    まあ、最後のアトムの変化が若干唐突なんですが。

    このロボットにも人権をという流れ自体は、前巻あたりから、もう出てきているし、物語としてはじめから内包されていたもののような気かします。

    そして、こういう善悪とはなにかという哲学的な話になると、天馬博士という複雑な人物は、本当に輝いてきます。
    昔は、なんで、かつて捨てたアトムにこんなに執着するのかがさっぱりわからなかったのですが、その複雑な愛憎が魅力的にキャラを立たせています。

    そして、人間的な正しさは、その人の能力とは何の関係もないのだという、強烈なメッセ

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    2010年10月13日
  • シュマリ 手塚治虫文庫全集(2)

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    落盤事故から生き延びたシュマリは、牧場へ帰った。だが、そこにはアイヌの財宝を狙う野盗団との血戦が待ちかまえていた! 困難の中を一人で生き抜くシュマリにも文明開化の波がおしよせる! ひたすら時代に逆らうシュマリの末路は!? 大型ロマン大作、堂々の完結編!

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    2010年09月26日
  • ライオンブックス 手塚治虫文庫全集(1)

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    多分、題名が「ライオン」だったので、「ジャングル大帝」みたいなお話かと思っていましたが、全然、違っていました。

    けっこう、意欲的な短篇集。短編の傑作集とかで、読んだことがある話も見られました。

    お話があふれる人なので、同一のキャラクターでシリーズかくよりも、こんな短編の方がむいていたのかもしれないとも思います。

    長編が、おもしろくないわけではないのですが。スターシステムとも、関係しているのかも。

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    2010年09月21日
  • 双子の騎士 手塚治虫文庫全集

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    『リボンの騎士』(少女クラブ版)の続編。サファイア姫とフランツの子どもである双子の兄妹(デージィ王子とビオレッタ姫)が活躍する物語です。主人公は、陰謀による兄の失踪によって、母と同じ運命を背負ってしまうビオレッタ姫=2代目リボンの騎士。

    全16章でリズミカルな話の展開も、ビオレッタ姫の目の中の星も、最後のハッピーエンドも素敵です。それにしても黒の王子は最初から最後まで嫌な奴だった…。『リボンの騎士』同様、物語の元凶を作って無責任に天に帰って行く天使のチンクはさすがです。

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    2010年09月20日
  • 海のトリトン 手塚治虫文庫全集(1)

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    これも、テレビ版しか見たこと無かったと思います。

    割と、基本的な設定は、ふまえながらも、しかし、ストーリー自体は、テレビ版は、富野監督暴走状態でした。
    むかしは、その富野監督暴走も好きだったのですが、大人になってから考えてよく見てみるに、もしかすると、こっちのマンが版の方が、ストーリーとしてはおもしろいかも。

    というか、やっぱり、まったく別物だということがわかりました。

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    2010年08月30日
  • 手塚治虫の旧約聖書物語 1 天地創造

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    あとがきに、第四話のバベルの塔の本来のシノプシスが載せられています。そこでは、親しかった狐と少年の言葉が通わなくなってしまうという展開が描かれていました。
    個人的にはこちらの物語の方が好きなのですが、聖書の意味するところに沿わせる形で現在の形になったのだそうです。
    手塚治虫が描きたかった事は、本来の聖書の意図とは少し違う視点にあったのでしょうか。
    その辺りがとても気になりました。

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    2010年08月01日
  • 鉄腕アトム 手塚治虫文庫全集(7)

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    比較的長編の傑作が3作。「地上最大のロボット」もこの巻に。
    うーん、「PLUTO」読んでも、イマイチ理解出来はないはずだ。まったくもって、覚えていない。割とおもしろいと思うんだけど。

    ロボットが人間の言うことを聞かなければならないが故におこってしまう悲劇があって、とっても、ペーソスあふれるお話ばかりです。

    そして、この話から、アトムは100万馬力に……。パワーのインフレって、この時代からあったんだ。数字だけの問題なんですけどね。

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    2010年07月29日
  • ユニコ 手塚治虫文庫全集

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    今でも、

    「サンリオ、愛のメルヘン」

    というナレーションと、最後の

    「ユーニコー!!」

    という最後の呼び声を覚えている、ユニコです。テレビの宣伝でしか見たことないですが。

    ということで、コマーシャルだけが、印象に残っている「ユニコ」です。
    コミックは、今回、はじめて読みました。

    けっこう、深い話で、しかも、けっこう残酷です。サンリオ、これでよかったのか?

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    2010年07月19日
  • どろろ 手塚治虫文庫全集(2)

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    後半は、かなり権力との戦いがメインテーマになってきています。
    そう考えると、「どろろ梵」は、そのあたりは、ちょっと続編として弱いか。

    これは、白土 三平の忍者ものなんかが、けっこう影響している気がしますが、その影響をうけながらも、ちゃんと、全然別な手塚 治虫の世界が展開されているのが、けっこうすごいです。

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    2010年06月19日
  • ロストワールド メトロポリス 手塚治虫文庫全集

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    手塚 治虫の初期作品には、なんともいえない色っぽさがあります。

    それは、題名の「ロストワールド」や、「メトロポリス」であったり、植物人間のあやめや、人造人間のミッチイあったりするのでが。
    これは、この時代、子ども向けのマンガではない、ヤング向けのマンガを生み出したいと思っていた手塚 治虫の思い入れが、かなり入っているんだなぁと思いました。

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    2010年06月19日
  • 人間ども集まれ! 手塚治虫文庫全集

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     幼少のみぎりに、父親の書棚にあったので読んで、「これが手塚治虫なの!!」とビックリした一冊。堂々復刊。全集では前からあったのかもしれませんが、知りません。

     男でも女でもない「第三の性」を生み出すことができる特殊な精子を持った男、天下太平を中心に、戦争とは何か、人間の生死とは何かを問うた作品、というとまるで「アドルフに告ぐ」みたいですが、読んでみると漫画サンデーに連載されていただけあって、第三の性(無性人間)や女性の裸はぼんぼん出てくるし、人(といってもほとんどが無性人間)はばんばん死ぬし、一般的な手塚作品とはだいぶ毛色が異なります。

     しかし、軽薄そうな絵の中で淡々と殺されていく無性人

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    2010年05月31日
  • ジャングル魔境 手塚治虫文庫全集

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    『ジャングル魔境』 MT138『ジャングル魔境』収録

    『シャリ河の秘密基地』 MT138『ジャングル魔境』収録

    『有尾人』 MT254『有尾人』収録

    『拳銃天使』 MT324『拳銃天使』収録

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    2010年05月26日
  • 鉄腕アトム 手塚治虫文庫全集(9)

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    『宇宙放送の巻』

    『人面岩の巻』

    『顔のないロボットの巻』

    『一億年前の犯罪の巻』 

    MT238『鉄腕アトム』17巻収録


    『ゾロモンの宝石の巻』

    『火星から帰ってきた男の巻』

     MT238『鉄腕アトム』18巻収録

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    2010年05月22日