手塚治虫のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
手塚 治虫は、かかされたみたいに言ってるけど、この一連の流れは、けっこう名作です。
まあ、最後のアトムの変化が若干唐突なんですが。
このロボットにも人権をという流れ自体は、前巻あたりから、もう出てきているし、物語としてはじめから内包されていたもののような気かします。
そして、こういう善悪とはなにかという哲学的な話になると、天馬博士という複雑な人物は、本当に輝いてきます。
昔は、なんで、かつて捨てたアトムにこんなに執着するのかがさっぱりわからなかったのですが、その複雑な愛憎が魅力的にキャラを立たせています。
そして、人間的な正しさは、その人の能力とは何の関係もないのだという、強烈なメッセ -
Posted by ブクログ
幼少のみぎりに、父親の書棚にあったので読んで、「これが手塚治虫なの!!」とビックリした一冊。堂々復刊。全集では前からあったのかもしれませんが、知りません。
男でも女でもない「第三の性」を生み出すことができる特殊な精子を持った男、天下太平を中心に、戦争とは何か、人間の生死とは何かを問うた作品、というとまるで「アドルフに告ぐ」みたいですが、読んでみると漫画サンデーに連載されていただけあって、第三の性(無性人間)や女性の裸はぼんぼん出てくるし、人(といってもほとんどが無性人間)はばんばん死ぬし、一般的な手塚作品とはだいぶ毛色が異なります。
しかし、軽薄そうな絵の中で淡々と殺されていく無性人